講師紹介

飯島澄男博士

名城大学教授。1939年生まれ。電気通信大学卒、1968年、東北大で学位。東北大学科学計測研助手、アリゾナ州立大研究員を経て、新技術事業団グループリーダー、1987年、NEC基礎・環境研究所、1991年同主席研究員。1999年、名城大学教授。2001年よりNEC特別主席研究員。1991年、カーボンナノチューブを発見。その後多くのプロジェクトの研究代表者、プロジェクトリーダーを歴任、2004年からは、産業技術総合研究所ナノカーボン研究センターセンター長として研究の先頭に立っておられる。


D.ジェローム博士

フランスCNRS名誉主任研究員。1939年、パリ生まれ。1965年、アブラガム教授の下で学位。カリフォルニア大(La Jolla)、ハーバード大博士研究員を経て、1967年より、オルセー、パリ南大学固体物理学研究所でCNRS研究員。1980年から主任研究員。1979年、有機物質としてはじめての超伝導を発見したことをはじめ、有機導体、低次元電子系の物性研究において、常に世界的をリードする成果を挙げて来られた。数多くの賞を受賞されたほか、2005年、フランス科学アカデミーのメンバーに選ばれた。


白川英樹博士

筑波大学名誉教授。1936年東京生まれ。東京工業大学で学位(工学博士)。東京工業大学助手、アメリカペンシルバニア大学博士研究員を経て、1979年より、筑波大学助教授、1982年、同教授。2000年定年退官され、名誉教授。2000年12月、「導電性ポリマーの発見と開発」について、マクダイアミッド、ヒーガー両氏と共にノーベル化学賞を受賞された。2001年から2003年まで内閣府総合科学技術会議議員を務められた。