秋山 隆彦
あきやま たかひこ
Takahiko Akiyama
学習院大学理学部化学科教授
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専門: 有機合成化学
担当講義: 有機化学 2,有機化学4 有機化学実験
住所: 〒171-8588 豊島区目白 1-5-1 学習院大学理学部
電話: 03-3986-0221(内線 6472 or 6489)
fax: 03-5992-1029(理学部)
e-mail: takahiko.akiyama@gakushuin.ac.jp
学生へ一言
有機合成化学の世界へようこそ。
我々の研究室では、有機化学的手法により有機化合物を効率良く合成する反応の開発を目指しています。欲しい物だけを選択的に合成する有機合成反応の開発
が大きな課題です。有機反応はうまく制御しないと、多くの副生成物が生成してきます。欲しいものだけを作るということができれば、不要な廃棄物の生成も抑
えられると共に、石油資源の無駄な消費を抑えることが出来ます。我々もそのような立場に立ち、環境にやさしい合成反応の開発および、そのための基礎的研究
に取り組んでいます。
化学科の学生は、4年生になると卒業研究に入り、今まで修得した知識を元に毎日実験を行いながら、新しい反応の開発に取り組みます。実験三昧の日々であ
り、実験の好きな人であれば、まさに天国でしょう。しかし、その前の3年間は、基礎を身に付けるための重要な期間です。有機化学は、決して暗記課目ではあ
りません。理論をしっかり学べば、多くの有機反応を系統立てて理解することができるようになります。更に、3年次の有機化学実験において実験技術をしっか
りと身に付け、卒業研究に入ります。
卒業研究では、3年生までと異なり、各々新しいテ−マに取り組むことになります。新規な合成反応の開発も夢ではありません。さらに専門的なことを研究す
るためには、引き続き大学院に進学し、研究を続けることが必要でしょう。皆さんの開発した新規合成反応が、実際に会社の工場で企業化されることだって、夢
ではありませんよ。
研究テーマ
1)キラルブレンステッド酸触媒を用いた不斉合成反応の開発
(R)-ビナフトールから合成した新規なリン酸が不斉触媒として作用する事を初めて見いだした。このリン酸を用いる事により含
チッ素化合物が光学純度良く得られる事を明らかにした。これまで,不斉合成反応には金属ルイス酸触媒を用いるのが一般的であったが,キラルブレンステッド
酸が不斉触媒として有効に作用する事を見いだした。
2)キラル銅(I)触媒を用いた有機ケイ素,有機スズ化合物のエナンチオ選択的付加環化反応
銅触媒を用いる事により,アレニルシランなどの有機ケイ素化合物とイミンとが[3+2]型の付加環化反応を起こし,プロリン誘導
体が高い光学純度で得られる事を見いだした。
3)低原子価ニオブ化合物を用いた炭素ーフッ素結合,炭素ー水素結合の二重活性化によるフルオレンの新規合成反応
一般に炭素ーフッ素結合は安定であり,不活性である。五塩化ニオブより調製した低原子価ニオブ化合物を用いることにより,炭素ーフッ素結合,炭素ー水素結合の二重活性化により,フルオレン誘導体が得られること見いだした。
4)クロムカルベン錯体を用いる複素環化合物の合成法の開発
クロムカルベン錯体とイミンとの反応により,[3+2]型の付加環化反応が進行し,含チッ素五員環化合物が効率良く得られる事を
明らかにした。また,光学活性なクロムカルベン錯体を用いる事により,光学活性なピロリンが得られる事も見いだした。
主な発表論文
関連する web pages
日本化学会
アメリカ化学会
ACS Organic Chemistry Division
Last modified: April 08, 2006
秋山隆彦
学習院大学理学部化学科
Takahiko Akiyama
Department of Chemistry, Gakushuin Univeristy
Tokyo, Japan
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