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旅を気軽に楽しもう

これで安心 計画の立て方
上手に使おう 代理店利用術
いざ実践!湯沢への旅
極貧旅行のススメ―史上最大の作戦―



■ これで安心 計画の立て方

 春休みだし、みんなで旅行したい。でも、自分たちで計画をたてるにも、いざやってみたら分かりづらいことが多いのが現状。そこで、計画を立てる方法から、実際の旅行中の注意点まで、旅行に必要な情報をまとめてみた。これを参考にして、充実した旅行を楽しんで欲しい。

 では、基本となる計画のノウハウをおさらいしてみよう。まず、旅行の目的や行き先を選ぶ。ちなみに、春休みの場合は温泉やスキーのツアーが豊富だ。雑誌などで特集を組んでいるので、それを見ながら検討してみてはいかがだろう。日程を定める場合、金・土曜など休日の前日や、長期休業となる時期は、一般客が集中するために予約を取りにくい。料金が値上がりする可能性もあるので、それらの点を留意して決めよう。

 宿や交通手段に関しては、独自に調べる場合と代理店に頼む場合があり、内容によって方法が異なってくる。いずれの場合も、出発日の1ヶ月ほど前から受付を始めるところが多い。予約が埋まる前に申し込もう。特に繁忙期の場合は、なかなか予約が取れないので注意が必要だ。また、ツアーの場合は、それ自体の締め切りがあるので、それを意識して計画を進めること。この時点で、宿泊先に送迎サービスがあるかどうか確認しておこう。個人で移動手段を考えずに済めば、かなり楽になる。自分で決める場合は、目的地や宿泊地への所要時間も考えて、少しでも余裕ができるパターンを選びたい。

 最後に、当たり前のことだが、具体的な内容が決まったら、必要な持ち物を早めに準備しておこう。団体で行く場合は、共同で使う持ち物を分担しておく。出発日の集合時間もこの段階で話し合って決めよう。後は体調を整えて、当日を待つのみ! 

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■ 上手に使おう 代理店利用術


 旅行計画を立てる時に忘れずに利用したいのが、旅行代理店の存在だ。どのような目的の旅行であっても、対応したツアーを組むことができる。一つのパッケージツアーにしても、予算や人数に合わせて調整ができ、バリエーションは豊富。セットになっている分、お得な旅を楽しむことができる。

だが、実際に活用する場合、他の手段とどのような違いがあるのかは気になるところだ。そこで、旅行代理店に話を聞いてみた。

「学生に限らず、パックツアーを利用するお客さんは多いですね。手軽さというよりは、安さが決め手でしょう」

代理店に頼めば、面倒な手続きをしてくれる代わりに、個人の計画と比べて割高になるイメージがある。だが、実際の代理店の利点は、その安さにあるのだ。

「宿泊費や移動費に関して言えば、料金の差は微々たるものです。しかし、様々なサービスを利用することによって、結果としてかなりお得になります」

スキーに関していえば、レンタルスキーやレンタルウェア、リフト券までもが特典としてつく。あくまでサービスなので、自前のスキー板やウェアを使いたい人は、それを持っていけばいい。

一方で、新聞や中刷り広告などを利用して予約する場合にも、サービスは付属する。それらとパックツアーの違いはどうなっているのか。

「ツアー会社は、多方面にメディア展開していますからね。どの宣伝のサービスが抜きん出ている、ということはありません。身近なものを利用するのが一番でしょうね」

また、便利といえば、最近はインターネット上でも、旅行情報の収集が容易になってきたため、活用する人が増えてきている。

「確かに便利ではありますが、不安定な部分はまだまだあります。部屋にいながら振込みができるようになっても、そのシステムを利用しないお客さんは多いのです」

特に、金銭面でのトラブルには、慎重になっている。予約にだけインターネットを使い、支払いと受け取りを代理店で、というケースも多い。

それらとは別に、代理店ならではの特色もある。

「金額的にお得なパックツアーもそうですが、代理店は宿との長いつきあいがあります。宿泊状況を把握できますし、代理店を通しているのならば、宿側も安心して迎えてくれるというわけです」

事前に相談することで、より快適な旅を楽しむことができる。代理店を使う利点は様々だ。

また、学生にしてみれば、飲み会など夜間に起こる不測のトラブルに対する関心も高いだろう。

「学生を受け入れているようなところは、対策を講じていますよ。旅行に行けばハメを外すのは当たり前ですから、ケガや病気になった時に対応できるように」

とはいえ、ハメの外し方には注意が必要だ。

旅行代理店こそ、旅のプロフェッショナルといえる。行きたい場所があるのなら、代理店に足を運んでみてはどうだろうか。

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■ いざ実践!湯沢への旅


 春休みと言っても、大学が休みに入るのは冬真っ盛りの2月。都心からわずか1時間強で白銀の世界が広がるのだから、ウィンタースポーツ好きにはたまらない季節だ。それなら、ちょっと遠くへスキーに行ってみてはどうか。それに、スキー場に温泉はつきもの。日頃の喧騒から離れてゆっくり休むこともできる。人気スポットは、マイカーでも電車でもアクセス良好なスキー場が多く、温泉どころで宿泊施設も充実している、上越エリアだ。

 試しに、越後湯沢へのスキー旅行プランを練ってみよう。越後湯沢へは、上野から上越新幹線「とき」で約1時間。片道5,120円(自由席・学割使用)とやや高いが、時は金なり。車で行っても2時間の距離だ。宿を探してみると、さすがに「スキー銀座」の異名を誇る激戦区なだけに、ホテルの料金は割高。伝統の温泉宿も多く、くつろぎを重視するなら、素泊まりでも7、8,000円はかかる。しかし、朝から晩までスキー三昧という学生を相手にした安い宿もたくさんあり、多種多様。立地も良く、割引リフト券でお得に滑れて、近くに外湯温泉露天風呂もあって、朝食付き、2泊3日で6,000円というリーズナブルなものもある。レンタルグッズやリフトの割引券を特典としてつけている宿も多い。そう考えると、パックツアーではなく、新聞や広告、インターネットなどを使い、個人で企画しても安く済む。また、スキー場近くにある宿の中には、学割料金の設定、駅までの送迎バス等、学生向けのサービスを行っているところもある。

 しかし、ウェアやスキー板等をレンタルするのなら、断然パックツアーがお得になる。中でもバスで行くツアーは、2月の平日はかなりお得だ。上越国際スキー場へ行く、とあるパックツアー。2泊3日でバス代、宿泊費の他に、リフト券、レンタルスキーもしくはボードまでついて22,000円。必要最低限のものさえ持っていけばよい身軽さにも惹かれる。そして何より安い。もちろん、朝晩食事付きの温泉宿でゆっくりしたい人には、少し値段は張るが、高級旅館で過ごすのんびり2泊3日、といったパックツアーもある。安さが決め手の学生にはバスツアーが一番人気だが、目的によって様々なパックツアーが存在する。

 種類は豊富なものの、型通りにしか進められないパックツアーに比べ、個人で計画する場合は、自分の望むように行動できるのが魅力だ。同じ内容であればパックツアーの方が安くて楽だが、個人で企画しても、工夫次第でいくらでも安くできる。

 同じ場所へ行くにしても、目的や行く相手によって、全く違うプランが出来上がる。パンフレットを持ち寄り、プランを練るのも楽しいだろう。

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■ 極貧旅行のススメ―史上最大の作戦―


 旅をしてみたいけれど、金銭的な余裕がない。また、せっかく旅に出るのだから、観光に予算を費やして、その他の出費を抑えたいという人もいるはず。そんな要望を満たす、「極貧旅行のススメ」をお送りする。

 まず、移動手段を紹介しよう。数あるお得な切符の中でも、特に時間のある学生に嬉しい「青春18きっぷ」を取り上げる。この切符は5枚つづりの券になっていて、JR全線の普通列車と快速列車の自由席が乗り放題になる。その間、何度でも乗り降りができるから、移動しながら観光名所を見て回ることも可能。5枚つづりの内訳は、一人で5回使ってもいいし、5人グループで1回使ってもいい。相当に便利なこの切符が、なんと11,500円で購入できる。1回にすれば、2,300円だというから驚きだ。長い間電車に乗ることが苦にならなければ、長距離を移動するのにこれほど低コストな手段は他にないだろう。実際、上手に乗り継いでいけば、一日で九州に上陸することもできる。時間はあるがお金はない、学生ならではの旅を満喫することができるだろう。

 次に、旅には欠かせない宿だ。安い宿を探すのなら、ユースホステル(以下YH)を利用するのはいかがだろうか。YHとは、世界規模で展開している宿泊施設のこと。YH協会に会員登録することで、日本を含め世界中に点在する全てのYHに宿泊することができる。料金は2,000〜3,000円程度。寝室が空いていれば飛び入りも可能だが、事前に予約する方が確実だ。寝室は4人または8人の相部屋が主となる。泊まり合わせた人同士で親睦を深めることもYHの醍醐味。宿代を抑えつつも、旅の仲間と出会うことができるのだ。また、YHは日本だけで350軒もある。いきなり旅に出て、宿は見当たらないし宿代も工面できない。なんて時には大いに役立ってくれる。

 ここまででもかなり節約できているが、さらに削りたいのであれば、寝袋やテントを張り野宿をするという手もある。もちろん、夏しか使えない手ではあるが、宿代を丸ごと浮かせられる点は大きい。男性限定と見られがちだが、野宿で旅をする女性2人組に出会ったこともある。当然ながら、物取りには細心の注意が必要だが、雨や虫もかなりの強敵だ。YHほどではないが、同好の志と巡りあうこともできる。背に腹を代えられない時の手段としては、有効だろう。

 極貧であっても、目的地にさえ行ければいい。できる限り多くの場所を回れるように、削れる費用はぎりぎりまで削りたい。そう考えるのであれば、終電まで乗り継いで、着いた先の公園で寝、朝日と共に活動を開始するような、極限的な旅行を楽しむのも一興ではないだろうか。(閃)

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