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研究業績目録 2002・4・10 現在
安部 清哉
1 日本語資料研究
《共著》佐藤武義編『概説日本語の歴史』(1995)(担当:「第2章 日本語史の中
の資料」、平成7・10、朝倉書店、16〜41頁)
《共著》青葉ことばの会編『日本語研究法[古代語篇]』(1998a)(担当:「第6
章「『土佐日記』の形容詞語彙の特徴−平均使用度数と語の新旧の比較から−」、
おうふう)
《共著》『異文化交流と近代化〈京都国際セミナ−1996〉』(1998b)「『和英語
林集成』の口語形容詞−−J.C.ヘボンの見た近代日本語の文体差−−」(平成10・
4、大空社)
(論文)安部清哉(1996)「語彙・語法史から見る資料−−『篁物語』の成立時期を
めぐりて−−」(『国語学』184、平成8・3、14〜27頁)
(研究分担者)研究代表者築島裕『国語学研究文献のキ−ワ−ドによる検索システムの開
発』(平成3年度科学研究費補助金(試験研究(B)課題番号01810007)研究成果報
告書、平成4・3、私家版、担当部分抽出不可能)
(学会展望)「特集−昭和63年・平成元年における国語学会の展望−−語彙(史的研究)」
(『國語學』161(国語学会)、平成2・6、31〜40頁)
(学会展望)「平成5年国語国文学会の展望 国語学−古代(文章・文体)」(『文学・語
学』146、平成7・3、38〜39頁)
(協力者)国立国語研究所編『国定読本用語総覧4 第三期 あ〜て』(平成1・8、三
省堂)
(協力者)国立国語研究所編『国定読本用語総覧5 第三期 と〜ん』(平成3・ 、三
省堂)
(共著)「第3期国定読本の語彙表」(研究代表者飛田良文『光学文字読み取り装置によ
るコンコ−ダンス作成システムの開発』、昭和63年度科学研究費補助金一般研究(B)
研究成果報告書、平成1・3、私家版)
(解説)「文明本節用集」(69、8・5)「書言字考節用集」(78、9・6)「塵袋・ 蓋嚢抄・
塵添蓋嚢抄」(82、9・12)「物類称呼」(83、10・2)「下学集」(10・)(『新日本古典文学
大系月報』69・78・82・83・ )、平成8・5〜10・、岩波書店、各々3頁)
(辞書項目執筆)「塵袋」「蓋嚢抄」「塵添蓋嚢抄」「雅言集覧」「大言海」「東條操」
「歌語」「変体漢文」(『日本史大辞典1−6巻』、平成4・11−6・2、平凡社)
(「◆蓋」は土偏が付く文字)
(索引)安部清哉・国語学ゼミ学生編(1991)「『和泉式部日記』文体・位相別自立
語索引」(『玉藻』26、平成3・3、1〜62頁)
(文献目録)安部清哉・春木良且「日本語研究文献目録 1983〜1996(稿)−−形容詞篇
−−」(『フェリス女学院大学文学部紀要』34、平成11・3)
2 日本語史研究(文法史研究・語彙史研究・形容詞の計量的研究)
《単著》
安部清哉(1997)『日本語の起源−−日本語のルーツを探ったら(ことばの探検2)』
(飛田良文監修、平成9・4、アリス館、一般書第2巻、1〜142頁)
安部清哉(2001)『日本語の歴史地理的研究』(私家版)4月、pp.1−535
(1)日本語史一般、及び、文法・形態・構文研究
安部清哉(1997)「古代日本語の動詞重複形(reduplication)二種の語法と方言分
布及びその言語類型地理論的問題」(加藤正信編『日本語の歴史地理構造』、平成9・
7、明治書院、61〜71頁)
安部清哉(1997)「動作の併行表現の歴史−−上代 動詞終止形重複形・動詞連用形
重複形−−」(論集刊行会『渡辺実博士古稀記念論集 日本語文法−−体系と方法』、
ひつじ書房、平成9・10、133〜152頁)
澤登春仁・安部清哉・武井博美「19世紀欧州言語学のreduplication(重複形)に対する
言語学的解釈−−『英語重複語辞典』(1866)序文の翻訳−−」(『フェリス女学院
大学文学部紀要』34、平成11・3)
安部清哉(2000d)「日本語史研究の一視点−−方言国語史の視点から−−」『国語
論究8 国語史の新視点』、pp1〜38、明治書院)
安部清哉(2001)「国語の歴史にとって100年という時間」『日本語学』20−1、
1月号、平成13・1、pp6〜18、明治書院)
安部清哉(2001)「書評 迫野虔徳著『文献方言史研究』」『国語学』52−1、42−
48頁、3月)
(2)語彙史研究
安部清哉(1983)「こえ・おと・ね」(佐藤喜代治編『講座日本語の語彙10 語誌U』、
昭和58・4、明治書院、52〜63頁)
安部清哉(1984)「動詞ワカツ・ワク等の意味・用法と語彙史」(『国語学研究』24、
昭和59・12、35〜51頁)
安部清哉(1985)「温度形容語彙の歴史−−意味構造から見た語彙史の試み−−」
(『文藝研究』108、昭和60・1、39〜51頁)
安部清哉(1985)「国語語彙論の方法について」(『文芸研究』110、昭和60・9、65
〜77頁)
安部清哉(1985)「語の頻度と歴史性−−使用頻度順動詞語彙表より見たる中古語の
一性格−−」(『国語学研究』25、昭和60・12・28、28〜40頁)
安部清哉(1986)「類義語の使い分けから併合まで−−動詞ナム・ナラブを例として
−−」(『國語學』144、昭和61・3、15〜30頁)
安部清哉(1989)「〈太陽〉語彙考」(国語語彙史研究会編『国語語彙史の研究十』
平成1・12、、和泉書院、127〜168頁)
同 (2000)「和漢混淆の史的変遷における語の『意味負担領域』−−「とし」
「スミヤカ」「早し」の場合−−」(遠藤好英編『語から文章へ』、pp1〜15、平成
12・8、明治書院)
安部清哉(2000)「比較語彙研究の諸相と広がり」田島毓堂編『比較語彙研究の試み
6−−国際シンポジウム比較語彙研究U−−』、pp155〜164、名古屋大学大学院国際
開発研究科、平成12・12・16)
安部清哉(2002)「『源氏物語』ほか平安和文資料における「とし」「スミヤカ」
「早し」−−意味負担領域から見る和漢混淆史−−」三田村雅子編『『源氏物語』の
魅力を探る』翰林書房、予定
(協力者)佐藤喜代治編『講座日本語の語彙別巻 語彙研究文献語別目録』(昭和58・1、
明治書院)
(辞書項目執筆)赤祖父哲二・金文京・ジョン−ボチャラリ・林史典ほか編(2000)
『日・中・英言語文化詞典』(「あわれ」「うつくしい」「おかしい」など21項目)、
平成12、マクミランランゲージハウス)
(辞書項目執筆)石井久雄・鈴木泰・古橋信孝ほか『現古辞典』(30項目、平成 予定、
河出書房新社)
(辞書項目執筆)『新訂 日本国語大辞典』(2000)(基本語彙、語詞欄項目執筆)
(辞書項目執筆)『中辞林』(三省堂、数百項目、平成 予定)
(3)形容詞の語彙表の作成と計量的研究
《単著(研究成果報告書)》
安部清哉(1996)『日本語形容詞語彙史研究のための基礎的調査研究 T−語彙表
の作成とその活用−』(平成7年度文部省科学研究費補助金(奨励研究(A)課題番号
07851045、研究代表者:安部清哉)「日本語形容詞語彙年表デ−タベ−スの構築とそれに
基づく平安鎌倉作品の語彙論的研究」、平成8年3月、私家版、1〜152頁)
安部清哉(2001)『日本語形容詞語彙年表作成とその資料・語彙分析における活用法
に関する基礎的研究』(平成10〜12年度科学研究費(基盤研究(C)(2)、課題番号10
610414、代表者・安部)研究成果報告書、平成13年4月5日、pp.1-86,私家版)
〈語彙表〉
〈平安文学における形容詞〉
松浦照子・片岡信二・安部清哉(1991)「平安文学における形容詞対照語彙表」(
『フェリス女学院大学文学部紀要』26、平成3・3、51〜125頁)
片岡信二・松浦照子・安部清哉(1991)「平安文学における形容詞逆引き索引」(
『名古屋短期大学研究紀要』29、平成3・6、163〜178頁)
片岡信二・安部清哉(1994)「平安文学における形容詞対照語彙表〈資料U・W〉
−使用頻度順語彙表、作品共通語・作品特有語−」(『フェリス女学院大学文学
部紀要』29、平成6・3、1〜59頁)
〈八代集における形容詞〉
安部清哉(1996)「八代集における形容詞使用頻度順対照語彙表−−〈平安文学にお
ける形容詞 資料Y〉−−」(『フェリス女学院大学紀要』31、平成8・3、69〜94
頁)
安部清哉(1996)「八代集における形容詞対照語彙表−−〈平安文学における形容詞
資料X〉−−」(『玉藻』31、平成8・3、66〜79頁)
安部清哉(1996)「八代集における形容詞逆引き語彙表−−〈平安文学における形容
詞 資料Z〉−−」(『玉藻』32、平成8・11、1〜7頁)
〈中世における形容詞〉
安部清哉・ゼミ学生編(1993)「軍記物語五作品の形容詞用例数語彙表(稿)」(
『玉藻』29、平成5・6、77〜89頁)
同 (1995)「軍記物語五作品の形容詞使用頻度順対照語彙表−〈資料 中世
における形容詞 U〉−」(『フェリス女学院大学文学部紀要』30、平成7・3、29
〜57頁)
安部清哉(2000)「鎌倉時代十四文学作品の形容詞用例数語彙表」フェリス女学院大
学国文学会『玉藻』36、平成12・5、pp173〜215)
〈近代における形容詞〉
安部清哉・森 温子(1995)「J.C.ヘボン『和英語林集成』初版・再版・三版に
おける形容詞対照語彙表−−〈資料 近代における形容詞〉−−」(『フェリス女学
院大学国文学論叢』、平成7・6、フェリス女学院大学日本文学科、37〜88頁)
3 方言史研究
《共著》佐藤亮一監修(1991)『方言の読本』、平成3・8、小学館)
(担当箇所は、安部1991参照)
担当個所
○事項解説(「方言あれこれ」欄)
「方言周圏論」272、「方言と文学」280、
○小項目解説(「コラム」欄)
「三辺境分布」9、「漢語と方言」11、「四つがな弁」19、「分布パターンの類似」53、
「東国方言T」67、「東国方言U」69、「近世俳諧と方言」103、「『物類称呼』の方
言」109、「『片言』の指摘」111、「外来語と方言」145、「キリシタンの見た日本語」
163、「方言をめぐる慣用句」195、「江戸っ子(女性)と上方女の口喧嘩」243、
「類音牽引」257、
○言語地図解説
「旋風」8、「太陽」10、「旋毛」44、「顔」48、「眉毛」50、「目」52、「頬」56、
「唇」58、 「舌」60、 「唾」62、 「涎」64、「顎」66、「親指」68、
「人差指」70、「中指」72、「薬指」74、「小指」76、「数える」118、「庭」182、
「畦」190、「土竜」218、
安部清哉・工藤香寿美(2000)『秋田方言研究のための語彙表台帳−−市町村方言集
語彙対照表−−』(pp1〜85、安部清哉・工藤香寿美(2000b)の紀要論文を冊
子化したもの。平成11・3。私家版)
安部清哉(1986)「〈旋風〉の言語地理学的解釈−−複雑分布の処理を通して−−」
(『国語学研究』26、昭和61・12、24〜39頁)
同 (1987)「全国方言分布の成立過程における四つの層」(『国語学会昭和62
年秋季大会要旨集』(岐阜大学)、昭和62・10、61〜67頁)
同 (1988a)「〈旋風〉の変遷における方言分布の四つの層−−古代語彙の二
系列−−」(『フェリス女学院大学紀要』23、昭和63・3、57〜89頁)
同 (1988b)「〈庭〉の変遷における方言分布の四つの層」(『文化』51−3・
4、昭和63・3、1〜25頁)
同 (1989a)「『日本言語地図』三辺境分布・東西辺境分布=語形図集」(『フ
ェリス女学院大学紀要』24、平成1・3、1〜32頁)
同 (1989b)「古代語彙における併存する同(類)義語−−目・マナコ型の東
西分布−−」(『玉藻』24、平成1・3、195〜220頁)
同 (1989c)「〈太陽〉語彙考」(国語語彙史研究会編『国語語彙史の研究十』
、平成1・12、明治書院、127〜168頁)
同 (1990)「上代における日本語の二つの層(上)−−カゾフとヨムの場合−
−」(『玉藻』25、平成2・3、89〜97頁)
同 (1991)「三辺境分布」、「旋風」「太陽」「旋毛」「顔」「眉毛」「目」
「頬」「唇」「舌」「唾」「涎」「顎」「親指」「人差指」「中指」「薬指」「小指」
「数える」「庭」「畦」「土竜」、ほか(佐藤亮一監修『方言の読本』、平成3・8、小
学館)
同 (1993a)「語彙における伝播の中心地と伝播の範囲による方言分布成立過
程の解釈の問題−−「方言四層」の補説・修正として−−」(『フェリス女学院大学
文学部紀要』28、平成5・3、97〜137頁)
同 (1993b)「語の『動的運動』と音韻上の『静的作用』とによる方言分布の
二重構造の一側面」(『国語学会平成5年春季大会要旨集』、平成5・5、32〜38頁)
同 (1993c)「古い方言・新しい方言」(『言語』22−9、平成5・9、60〜
67頁)
同 (1994a)「古代語と方言−−方言の分布と中央語の地理的広がり−−」
(古橋信孝・三浦佑之・森朝男編『古代文学講座七』、平成6・11、勉誠社、136〜
154頁)
同 (1994b)「方言周圏論は万能か」「方言にはどのくらい古い言葉が残って
いるか」(『国文学解釈と教材の研究』39−14、平成6・12、110頁、111頁)
同 (1996a)「古い方言と新しい方言の問題[付注版]」(『玉藻』31、平成
8・3、4〜15頁、安部1993cに参考文献を付し、補注を加えたもの。)
同 (1996b)「〈禿頭〉の語史と方言分布−−上方出自語同士が江戸語・上方
語の対立をなす背景−−」(『国語語彙史の研究十五』、平成8・5、和泉書院、
113〜140頁)
同 (1997a)「『日本言語地図』偏在分布=語形地図集−−西日本分布・東西
対立分布・三地域鼎立分布−−」(『フェリス女学院大学文学部紀要』32、平成9・3、
77〜105頁)
同 (1997b)「〈禿頭〉の言語地理学的解釈と地方方言史の対照」(『国語論
究6−−近代語の諸相』、平成9・7、明治書院、350〜370頁)
同 (1997c)「もう一つの東西対立境界線“関東・越後線群”−−『外日本=
中日本対立分布』=地図集」(『玉藻』33、平成9・8、113〜133頁)
ABE Seiya(1997・7・28) ‘Several Strata in the Histrical Formation of Japanese
Dialects',(Proceedings of 2nd International Congress of Dialectologists &
Giolinguists,1997・7・28〜8・1,in Amsterdam;The International Society for
Dialectology and Giolinguistics,(国際方言学地理言語学会 第2回国際大会発表
原稿集)
安部清哉(1998a)「日本列島上の歴史と文化におけるもう一つの東西対立境界線“
関東・越後線群”−−『広日本−中日本対立分布』=地図集(人類学・考古学・民俗
学篇)」(『フェリス女学院大学文学部紀要』33、平成10・3、1〜31頁)
同 (1998b)「日本語におけるもう一つの東西対立境界線“関東・越後線群”
−−『広日本−中日本対立分布』=地図集(言語篇2)−−」(『立正大学国語国
文』36、平成10・3、29〜37頁)
同 (1998c)「言語地理学から見た方言境界線“関東・越後線”と方言区画」
(『国語学会平成10年春季大会要旨集』、平成10・5・31)
同 (1998d)「日本列島上の歴史と文化における分布境界線”関東・越後線群
“−−人類学・考古学・民俗学・気候学篇=地図集U−−」(『玉藻』34、フェリス
女学院大学国文学会)、平成10・8、61〜95頁)
安部清哉(1999a)「古代語からみた『ひな』と『みやこ』−−王化の最前線として
の『あづま』−−』(『別冊歴史読本 古代史『王城と都市』の最前線』、平成11・
2、192〜201頁、新人物往来社、
同 (1999b)「東西方言の諸相と日本語史の課題」(『日本語学』18−5、
平成11・5、35〜46頁)
ABE Seiya(1999・8・5) ‘Cimate,Culture and Language',(cf. Proceedings & hand outs,
12th World Congress of Applied Linguistics (AILA '99 Tokyo),August 1~6,1999,
Waseda Univ.,Tokyo,Japan,(第12回国際応用言語学会世界大会 原稿集)
同 (1999c)「古代日本語における古い語彙・音韻と新しい語彙・音韻の言語
類型論的比較研究の可能性」(佐藤武義編『語彙・語法の新研究』、平成11・9、明
治書院、1〜17頁)
同 (1999d)「日本列島におけるもう一つの方言分布境界線“気候線”」(
『玉藻』35、平成11・9、フェリス女学院大学国文学会)
同 (2000a)「方言分布と日本語史」(『国文学解釈と鑑賞』824、平成12・
1、至文堂)
安部清哉・工藤香寿美(2000b)「秋田方言調査のための語彙表台帳−−市町村方言
集語彙対照表−−」(『フェリス女学院大学文学部紀要』35、pp25〜114、平成11・
3)
安部清哉(2000c)「既発表拙論の補足説明と誤植訂正」(『フェリス女学院大学文
学部紀要』35、平成11・3、安部・工藤(2000b)に付載)
安部清哉(2000d)「日本語史研究の視点−−方言国語史の視点」(国語学会『国語
学会平成12年度春季大会要旨集』、2000・5・27、国語学会、於・専修大学生田校舎)
安部清哉(2000e)「日本語史研究の一視点−−方言国語史の視点から−−」(『国
語論究8 国語史の新視点』、pp1〜38、11月、明治書院)
安部清哉(2000)「方言国語史の視点」『国語学』51−3、12月
安部清哉(2001)「東アジア(日本語・韓国語・中国語)の河川地形名の偏在と方
言分布・気候との相関」『韓國日本學會(KAJA)第63回學術大會Proceedings』
pp.81−84
安部清哉(2001)「東アジア(日本語・韓国語・中国語)の河川地形名の偏在と方言
分布・気候との相関 配布地図・補論」『玉藻』37、11月、横pp.1−11
安部清哉(2002)「日本語訳 韓国方言学会編『国語方言学』第1章」『フェリス女
学院大学文学部紀要』37、pp.16−68、3月
安部清哉(2002)「方言地理学から見た日本語の成立−−第3の言語史モデル理論と
しての“Stratification Model”−−」『グロータース神父記念論集 言地理学の
課題』明治書院、pp.236−250
4 日本語教育・国語問題
【日本語教育】
《共編》安部清哉・新居田純野(1999)『フェリス日本語テキスト 文法と会話』
(私家版)
春木良且・安部清哉(1996)「HTMLの拡張による電子文書の添削の試み」、名古
屋工業大学情報処理教育センター『平成8年度 情報処理教育研究集会講演論文集』、
779−782頁、平成8・11、パソコンを利用した日本語教育における文章添削の方法)
【国語問題】
安部清哉(1989)「常用漢字の送り仮名」(佐藤喜代治編『漢字講座11 漢字と国語
問題』、平成1・6、明治書院、65〜98頁)
安部清哉(1996)「資料 送り仮名の付け方」(佐藤喜代治編『漢字百科大事典』、
平成8・12、明治書院、1367〜1390頁)
5 公的機関における活動
(1)所属学会
昭和57・4〜 現在に至る 国語学会
昭和57・4〜 現在に至る 日本文芸研究会
昭和57・4〜 平成元・3 東北大学文学会
昭和59・4〜 現在に至る 訓点語学会
昭和61・6〜 現在に至る 萬葉学会
平成元・4〜 現在に至る 日本言語学会
平成2・4〜 現在に至る 計量国語学会
平成5・6〜 平成7・6 全国大学国語国文学会(編集委員)
平成7・7〜 現在に至る International Society for Dialectology and
Geolinguistics
平成13・6〜 現在に至る 韓国日本学会
(2)役員・委員ほか
昭和59・6〜 昭和61・6 日本文芸研究会 委員
61・6〜 61・2 日本文芸研究会 会計
62・5〜 平成4・3 国語学会『国語学研究文献総索引』作成委員会キーワード
委員会専門委員(国語問題)
63・5〜 平成4・3 国語学会『国語学研究文献総索引』公開形態検討委員会出
版部会(部会長 金田一春彦)事務局員
平成1・10〜 平成4・3 『同上』作成委員会 総務委員会事務局員
2・4〜 4・3 『同上』公開形態検討部門 出版形態検討委員会委員
4・4〜 6・3 『同上』完成委員会公開事業部国語史篇出版担当事務主任
5・6〜 7・6 全国大学国語国文学会『文学・語学』編集委員(国語学)
平成12・6〜 15・6 国語学会 機関誌『国語学』編集委員
平成12・10・1〜12・12・31 名古屋大学大学院 国際開発研究科 講師(3カ月)
(国内客員研究員・研究課題「日本語語彙史について」)
平成12・5・27 国語学会公開シンポジウム「日本語研究の新世紀」A分科
科会パネリスト、専修大学、安部清哉(2000・5・27)「日
本語史研究の視点−−方言国語史の視点」
平成13 国立国語研究所『日本語科学』 投稿原稿査読(1本)
(3)その他の社会における活動
平成5・6〜 現在に至る 朝日カルチャーセンター(新宿)日本語教師養成講座講師
平成7・3〜 現在に至る アルク社 日本語教師養成公開スクーリング講師
平成11/平成12 朝日カルチャーセンター(横浜)教養講座講師
6 公的機関より受けた研究費
(1)文部省・日本学術振興会 科学研究費補助金
@平成元年度 試験研究(課題番号01810007、27000万円) 研究分担者
研究代表者:築島裕「国語学研究文献のキ−ワードによる検索システムの開発」
A平成元年度 奨励研究(課題番号01710233、90万円) 研究代表者
研究代表者:安部清哉「キリシタン資料による古典対照語彙表の作成とそれに基づく室
町時代語の語彙論的研究」
B平成7年度 奨励研究(課題番号07851045、90万円)
研究代表者:安部清哉「日本語形容詞語彙年表データベースの構築とそれに基づく平安
鎌倉作品の語彙論的研究」
C平成10・11・12年度 基盤研究(C)(2)(課題番号10610414、総額250万円)
研究代表者:安部清哉「日本語形容詞語彙年表作成とその資料・語彙分析における活用
法に関する基礎的研究」(研究分担者:春木良且)
D日本学術振興会 平成13・14年度科学研究費補助金 基盤研究(C)(2)
「日本語の方言分布境界線(関越線・気候線)による方言の重層性に関する基礎的研究」
(課題番号13610492、代表者:安部清哉、総額180万円)
(2)フェリス女学院大学共同研究費(平成10年まで名称は大学院共同研究費)
@平成8年度 大学院共同研究費(100万円) 研究代表者(ほか研究分担者3名)
研究代表者:安部清哉「言語情報処理による日本語形容詞語彙表データベースの構築と
語学・文学研究への活用法の研究」
A平成9年度 大学院共同研究費(100万円) 研究代表者(ほか研究分担者3名)
研究代表者:安部清哉「Reduplication に関する言語類型論的研究のための基礎的調査
研究」
B平成10年度 大学院共同研究費(100万円) 研究代表者(ほか研究分担者3名)
研究代表者:安部清哉「Reduplication に関する言語類型論的研究のための基礎的調査
研究(継続)」
C平成11年度 大学共同研究費(150万円) 研究代表者(ほか研究分担者3名)
研究代表者:安部清哉「異文化との接触における言語・コミュニケーションの受容と変
容に関する文化論的研究」
D平成13年度 大学共同研究費(120万円) 研究代表者(ほか研究分担者4名)
研究代表者:安部清哉「東アジアにおける異文化接触と文化・言語・コミュニケーショ
ンの受容・変容に関する基礎的研究」
7 海外などにおける国際学会発表
ABE Seiya(1997・7・28) ‘Several Strata in the Histrical Formation of Japanese
Dialects'(cf.Proceedings & hand outs),2nd International Congress of
Dialectologists & Giolinguists, 1997・7・28〜8・1,The International Society for
Dialectology and Giolinguistics,in Amsterdam,Holland(国際方言学地理言語学会
口頭発表)
ABE Seiya(1999・8・5) 'Cimate,Culture and Language‘,(cf.Proceedings & hand outs),
12th World Congress of Applied Linguistics (AILA '99 Tokyo),August 1-6,1999,
Waseda Univ.,Tokyo,Japan,(第12回国際応用言語学会世界大会 口頭発表)
安部清哉(2001・8・18)「東アジア(日本語・韓国語・中国語)の河川地形名の偏在と方
言分布・気候との相関」韓國日本學會(KAJA)第63回學術大會口頭発表、大韓民国
(大邱市)・釜慶大学校
8 口頭発表・講演など(主要なもののみ)
安部清哉(1984・10・21)「動詞ワカツ・ワク等の意味・用法と語彙史」(国語学会 昭和
59年度秋季大会)
同 (1985・10・27)「類義語の使い分けから併合まで−−動詞ナラブ・ナムを例とし
て−−」(国語学会 平成60秋季大会)
同 (1986・9・20)「〈つむじ風〉の方言分布と文献語史−−中央語彙史による再構
成−−(日本文芸研究会)
同 (1987・10・25)「全国方言分布の成立家庭における四つの層」(国語学会 昭和
62年度秋季大会)
同 (1989・11・4)(講演)「外来語と方言」(横浜市社会人大学講座、横浜市教育
委員会・フェリス女学院大学)
同 (1993・5・23)「語の『動的運動』と音韻上の『静的作用』とによる方言分布の
二重構造の一側面」(国語学会 平成5年度春季大会)
同 (1994・4・23)「〈禿頭〉の語史と方言分布−−上方出自語同士が江戸語・上方
語の対立を成すまで−−」(第46回国語語彙史研究会)
同 (1995・5・28)「語彙・語法から見た『篁物語』」(国語学会 平成7春季大会)
同 (1995・10・28)(講演)「形容詞語彙と平安文学作品」(中華民国・輔仁大學日
本語文学系主催、台北市・輔仁大学)
同 (1995・12・2)(講演)「“国語”から“日本語”へ」(横浜市社会人大学講座、
横浜市教育委員会・フェリス女学院大学)
同 (1997・11・29)「日本語と日本文化におけるもう一つの東西対立境界線“関東・
越後線群”」(日本文芸研究会 平成9年度第2回研究発表会 共立女子大学)
同 (1998・1・17)「日本列島上の言語と文化におけるもう一つの東西対立境界線“
関東・越後線群”」(青葉ことばの会 第70回研究発表会 共立女子大学)
同 (1998・5・31)「言語地理学から見た方言境界線“関東・越後線”と方言区画論」
(国語学会 平成10年度春季大会 白百合女子大学)
安部清哉(2000・5・27)「日本語史研究の視点−−方言国語史の視点」(国語学会公開シ
ンポジウム「日本語研究の新世紀」A分科会パネリスト、『国語学会平成12年度春季
大会要旨集』参照、国語学会、於・専修大学生田校舎)
安部清哉(2000・12・16)「比較語彙研究の諸相と広がり」(名古屋大学大学院国際開発
研究科第2回国際シンポジウム比較語彙研究U・名古屋ことばの会第225回共催、名
古屋大学大学院国際開発研究科多目的ホール)
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[方言関係]
安部清哉(1986)「〈旋風〉の言語地理学的解釈ーー複雑分布の処理を通してーー」
(『国語学研究』26、昭和61・12)
同 (1987)「全国方言分布の成立過程における四つの層」(『国語学会昭和62
年秋季大会要旨集』(岐阜大学)、昭和62・10)
同 (1988a)「〈旋風〉の変遷における方言分布の四つの層ーー古代語彙の二
系列ーー」(『フェリス女学院大学紀要』23、昭和63・3)
同 (1988b)「〈庭〉の変遷における方言分布の四つの層」(『文化』51ー3・
4、昭和63・3)
同 (1989a)「『日本言語地図』三辺境分布・東西辺境分布=語形図集」(『フ
ェリス女学院大学紀要』24、平成1・3)
同 (1989b)「古代語彙における併存する同(類)義語ーー目・マナコ型の東
西分布ーー」(『玉藻』24、平成1・3)
同 (1989c)「〈太陽〉語彙考」(国語語彙史研究会編『国語語彙史の研究十』
、平成1・12、明治書院)
同 (1990)「上代における日本語の二つの層(上)ーーカゾフとヨムの場合ー
ー」(『玉藻』25、平成2・3)
同 (1991)「三辺境分布」、「旋風」「太陽」「旋毛」「顔」「眉毛」「目」
「頬」「唇」「舌」「唾」「涎」「顎」「親指」「人差指」「中指」「薬指」「小指」
「数える」「庭」「畦」「土竜」(佐藤亮一監修『方言の読本』、平成3・8、小学館)
(いずれも監修者の手が若干入っている。)
同 (1993a)「語彙における伝播の中心地と伝播の範囲による方言分布成立過
程の解釈の問題ーー「方言四層」の補説・修正としてーー」(『フェリス女学院大学
文学部紀要』28、平成5・3)
同 (1993b)「語の『動的運動』と音韻上の『静的作用』とによる方言分布の
二重構造の一側面」(『国語学会平成5年春季大会要旨集』、平成5・5)
同 (1993c)「古い方言・新しい方言」(『言語』22ー9、平成5・9)
同 (1994)「方言周圏論は万能か」(『国文学解釈と教材の研究』39−14、平
成6・12)
同 (1994)「古代語と方言ーー方言の分布と中央語の地理的広がりーー」(古
橋信孝・三浦佑之・森朝男編『古代文学講座七』、平成6・11、勉誠社)
同 (1996a)「古い方言と新しい方言の問題[付注版]」(『玉藻』31、平成
8・3、安部1993cに参考文献を付し、補注を加えたもの。)
同 (1996b)「〈禿頭〉の語史と方言分布−−上方出自語同士が江戸語・上方
語の対立をなす背景−−」(『国語語彙史の研究十五』、平成8・5、和泉書院)
同 (1997a)「『日本言語地図』偏在分布=語形地図集」(『フェリス女学院
大学文学部紀要』32、平成9・3)
同 (1997b)「〈禿頭〉の言語地理学的解釈と地方方言史の対照」(『国語論
究6−−近代語の諸相』、平成9・7、明治書院)
同 (1997c)「古代日本語の動詞重複形(reduplication)二種の語法と方言
分布及びその言語類型地理論的問題」(加藤正信編『方言・ことばの新研究』、平成
9・7、明治書院)
同 (1997d)「もう一つの東西対立境界線“関東・越後線群”−−『外日本=
中日本対立分布』=地図集」(『玉藻』33、平成9・8、113〜133頁)
同 (1997e)「動作の併行表現の歴史−−上代 動詞終止形重複形・動詞連用
形重複形−−」(『渡辺実博士古稀記念論集 日本語文法−−体系と方法』、平成9・
10、ひつじ書房)
同 (1998a)「日本列島上の歴史と文化におけるもう一つの東西対立境界線“
関東・越後線群”−−『広日本−中日本対立分布』=地図集(人類学・考古学・民俗
学篇)」(『フェリス女学院大学文学部紀要』33、平成10・3、1〜31頁)
同 (1998b)「日本語におけるもう一つの東西対立境界線“関東・越後線群”
−−『広日本−中日本対立分布』=地図集(言語篇2)−−」(『立正大学国語国文』
36、平成10・3、 〜 頁)
同 (1998c)「日本列島上の歴史と文化における分布境界線”関東・越後線群
“−−人類学・考古学・民俗学・気候学篇=地図集U−−」(『玉藻』34(フェリス
女学院大学国文学会)、平成10・8、61〜95頁)
同 (1999a)「古代語からみた『ひな』と『みやこ』−−王化の最前線として
の『あづま』−−』(『別冊歴史読本 古代史『王城と都市』の最前線』、平成11・
2、192〜201頁、新人物往来社、
同 (1999b)「東西方言の諸相と日本語史の課題」(『日本語学』18−5、
平成11・5、35〜46頁)
同 (1999c)「古代日本語における古い語彙・音韻と新しい語彙・音韻の言語
類型論的比較研究の可能性」(佐藤武義編『語彙語法の新研究』、平成11・9予定、
明治書院、 〜 頁)
安部清哉(2000)「方言分布と日本語史」(『国文学解釈と鑑賞』824、平成12・1、
至文堂)安部清哉・工藤香寿美(2000)『秋田方言研究のための語彙表台帳−−
市町村方言集
語彙対照表−−』(pp1〜85、平成11・3,私家版)
安部清哉(2000)「日本語史研究の視点−−方言国語史の視点」(国語学会『国語
学会平成12年度春季大会要旨集』、2000・5・27、国語学会、於・専修大学生田校舎)
安部清哉(2000)「日本語史研究の一視点−−方言国語史の視点から−−」『国語
論究8 国語史の新視点』pp1〜38、11月、明治書院)
安部清哉(2000)「方言国語史の視点」『国語学』51−3、12月
安部清哉(2001)『日本語の歴史地理的研究』(私家版)4月、pp.1−535
安部清哉(2001)「書評 迫野虔徳著『文献方言史研究』」『国語学』52−1、pp42
−48、3月)
安部清哉(2001)「東アジア(日本語・韓国語・中国語)の河川地形名の偏在と方
言分布・気候との相関」『韓國日本學會(KAJA)第63回學術大會Proceedings』
pp.81−84
安部清哉(2001)「東アジア(日本語・韓国語・中国語)の河川地形名の偏在と方言
分布・気候との相関 配布地図・補説」『玉藻』37、11月、横pp.1−11
安部清哉(2002)「日本語訳 韓国方言学会編『国語方言学』第1章」『フェリス女
学院大学文学部紀要』37、pp.16−68、3月
安部清哉(2002)「方言地理学から見た日本語の成立−−第3の言語史モデル理論と
しての“Stratification Model”−−」『グロータース神父記念論集 言地理学の
課題』明治書院、pp.236−250
ABE Seiya(1997・7・28) ‘Several Strata in the Histrical Formation of Japanese
Dialects'(cf.Proceedings & hand outs),2nd International Congress of
Dialectologists & Giolinguists, 1997・7・28〜8・1,The International Society for
Dialectology and Giolinguistics,in Amsterdam,Holland(国際方言学地理言語学会
口頭発表)
ABE Seiya(1999・8・5) 'Cimate,Culture and Language‘,(cf.Proceedings & hand outs),
12th World Congress of Applied Linguistics (AILA '99 Tokyo),August 1-6,1999,
Waseda Univ.,Tokyo,Japan,(第12回国際応用言語学会世界大会 口頭発表)
ABE Seiya(2000・7・24)‘On the Historical Formation of the Japanese Language
and Its Dialects',Proceedings of 3nd International Congress of
Dialectologists & Giolinguists,2000・7・24〜7・29,in Lublin ;The International
Society for Dialectology and Giolinguistics,(国際方言学地理言語学会第3回国
際大会発表原稿集)
安部清哉(2001・8・18)「東アジア(日本語・韓国語・中国語)の河川地形名の偏在と方
言分布・気候との相関」韓國日本學會(KAJA)第63回學術大會口頭発表、大韓民国
(大邱市)・釜慶大学校
あべせいや(1997)『日本語の起源−−日本語のルーツを探ったら』(飛田良文監修、
平成9・4、アリス館)
平成13 国立国語研究所『日本語科学』 投稿原稿査読(1本)
国語学会公開シンポジウム「日本語研究の新世紀」A分科会パネリスト、専修大学
安部清哉(2000・5・27)「日本語史研究の視点−−方言国語史の視点」参照
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