sub2n05.htm

資料No.05:

ドイツ経済の後進性
1)多数の領邦国家に分かれていた
2)封建的色彩を強く残していた。農業の地主=農民関係は農奴的
3)民主主義の発達が遅れる
ドイツの経済発展の特徴
1)後進国ドイツはいかにして短期間に工業化に成功したか

2)またその工業化のプロセスの中には、矛盾、問題点は含まれていなかったのか
(イギリスでは17世紀にすでに清教徒革命、名誉革命が起こっていた。フランスでは1789年に革命が起こっていた)
後進性の克服のために何が行われたか
1)「上からの」改革。封建的勢力による近代化。農奴の解放。ユンカ?層の形成
(イギリスの農業革命は?フランスの農民解放は?)
2)関税同盟の結成ー国内市場の形成
3)国家による監督・干渉。営業の自由の推進。(イギリスは小さな政府を追求)
 

ドイツの産業革命の進展
1)鉄道の発達および関連産業の発達。機械、重化学工業。

2)混合企業として発展。垂直的統合
3)株式会社の導入

4)銀行の役割

ドイツ工業化過程における銀行の役割
1)特殊ドイツ型銀行の成立

2)長期・短期資金の取り扱い
(イギリスの銀行は商業銀行、フランスは投資銀行)
3)零細資金を集中し、大規模企業に貸付ける

4)次第に企業経営の内部に干渉

5)金融資本の成立
 

ドイツ産業の特徴
1)第2次産業革命を推進。重工業。

2)大規模であること。したがって大規模な資金が必要。

3)最先端の技術開発のために産学協同。(イギリスはどうか?)
4)IGファルベン、ジーメンスなどのケース

ドイツ帝国の成立
1)1871年普仏戦争に勝利し、ドイツ帝国の成立
2)ビスマルクによる強力な国家指導による経済の推進。軍需産業の推進。鉄道の国有化。
3)政府、官僚、民間が一体となった経済発展。銀行の中心的役割。ユンカ?の人的つながり。

第1次、第2次世界大戦
1)短期間に強力な国家指導による経済発展。列強の植民地支配。遅れて参入したドイツ。民主主義の未成熟。第1次世界大戦。
2)ワイマール共和国(1919-1933)ハイパー・インフレーションの進行。政治的、経済的、社会的不安。中小産業の不満。ヒットラーの登場。