「現代物理学」2009年度
対称性の自発的破れをめぐって
レポート採点結果について
今回のレポートは、問題がまとまり過ぎていて、先に進んで色々とやる余地が少なかったと思います。
そういう意味では「マニア」のみなさんには物足りなかったかも知れません。申し訳ありません。
90 点以上の得点がついている場合、答案には基本的に文句のつけようがなかったということです。
要求した以上のことを考えてくださったごく一部の人には、90 点よりも高い点をつけました。
全般的にきわめて良い出来でした。
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問1 任意定数は二つです。一年生には少しむずかしかったか?
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問2 互いに交換しない行列 A, B を書くだけではダメです。交換しなくても、たまたま exp(A+B)=exp(A) exp(B) が成り立ってしまうような行列はあります(今回、その例を作ってくれた人もいました)。
なお、既にお知らせしたことですが、「一部でも丸写しの可能性が高い答案、丸写しに荷担した可能性の高い人の答案」には 0 点をつけようという方針で臨みました。
補充ノート
レポートについて
表紙を用意しました。ここからダウンロードして印刷して使ってください。
もちろん、ご自分で印刷してもいいですが、その場合にはこれと同じように採点欄などを作ってください。
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これはレポートだけで採点する科目です。
レポートは、必ず自力で考え計算して作ってください。
他の人たちと議論したり協力し合ったりするのはかまいません(むしろ歓迎します)。
しかし、最終的には自分で手を動かして計算し、自分の責任で、自分の理解したことを書いてください。
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当たり前のことですが、いわゆる「丸写し」のレポートを発見した場合には不正行為とみなして厳粛に対応することになります。そういうことは全くしたくないので、どうかそういう状況を作らないよう強くお願いします。
また、他人に自分のレポートを「丸写し」させた人も不正行為を手助けしたとみなします。
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提出していただいたレポートは慎重に扱いますが、紛失等の事故がおきる可能性はゼロではありません。
作ったレポートはかならずコピーを取って(少なくとも成績が出るまでは)手元に保管しておいてください。
(なお、手書きのオリジナルを自分で保管してコピーを提出した人が過去にいましたが、無用な誤解を避けるためにも、オリジナルを提出してください。)
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レポートはコンピューターで作っていただいてもいいですが、手書きでまったくかまいません。
ただし、ちゃんと清書してください。
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レポートは原則として A4 の紙に書き、表紙を一番上にして、左上をホッチキスでとじてください。
とじるときは問題が順番に並ぶようにしてください。
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レポートの表紙の採点欄には何も書かないでください。
ただし、問題を解いていない場合は、採点欄を斜線で消してください。
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もちろん解答以外に講義への感想やコメントや提案などを書いてくださるのは大歓迎です。採点とは関係ありませんが。
言うまでもないことかもしれませんが、私の書いたページの内容に興味を持って下さった方がご自分のページから私のページのいずれかへリンクして下さる際には、特に私にお断りいただく必要はありません。
田崎晴明
学習院大学理学部物理学教室
田崎晴明ホームページ
hal.tasaki@gakushuin.ac.jp