|
平成17年度 第一学期 |
|
今年度、図書委員会は前年度までと比べて体制が大きく変わりました。その代表的なものが、中等科と高等科の図書委員会を合同で行うことです。
これについては前年度の鳳櫻祭で、初の中・高等科図書委員会合同での発表・展示を行ったことから「図書委員会内中高図書委員会構造検討特別委員会」を設立したことに始まります。そして、既に中高合同を実践している女子部を訪問し、その活動を参考にしながら前年度から図書委員会内でも積極的に議論、検討をしてきました。その結果今年度から正式に中高合同で活動することとなりました。
具体的には、今まで別々だった委員会会議を合同で行うようになりました。中高の図書委員全員が入れる大きな教室が必要になり、現在は501教室を借りて毎週月曜に行っています。また前年度まで中等科は編集、選書・広報、総務・統計の3つの部署に分かれていたのですが、今後は編集、選書、広報、総務、統計の5つに分割され、また選書、総務、統計は高等科の部署と合同で活動していくことになりました。
このように図書委員会は中高合同の体制になりましたが、これにはデメリットもあります。例えば、合同の委員会だと人数が多くなりどうしても私語が多くなってしまうことや、各部署ごとの活動で中等科生と高等科生の仕事の分担に片寄りが出る可能性もあるなどが考えられます。また、中高図書委員会構造検討特別委員会が図書委員を対象に中高合同に関するアンケートをとるなども行いましたが、そのアンケートの回答の中には、「中高合同にしても利点がないと思う」などの意見もあり、まだまだ問題点は残っています。こうした意見も参考に、今後中高図書委員会のあり方などを検討し、よりよい図書委員会を作っていきたいと思います。 |
|
第1学期 図書委員会委員長 |
|
|
|
平成17年度 第二学期 |
|
今学期の図書委員会の最大の催しは鳳櫻祭での発表と展示でした。今回のテーマは、今年度で廃校になった八幡平松尾校舎についてと、その近隣の東北地方出身の著名な作家について調べて発表することに決まりました。中高合同の図書委員会としての発表は今年で二度目だったのですが、なかなか全員がまとまらず、本格的に活動が始まったのは夏休み明けになりました。こうして、二学期に入ってからが大変でしたが、皆の協力でなんとか発表できる状態にこぎつけられました。
鳳櫻祭当日は順調に見学の方々が来て下さり、最終的に五百人もの方がいらして下さいました。準備段階でスムーズに運ばず、反省点も多々ありましたが、見学者や先生からも好評で僕としては成功だったと思っています。
他にも十月と十一月に行われた入試説明会の手伝いをしました。僕達の役目は、受験生の父母の方々に図書館の案内や説明をすることでした。思ったより多数の方がいらっしゃったので大変でしたが、やりがいもありました。
また校内の活動として、これまで新着図書ニュースは廊下に貼り出すだけでしたが、今学期初めて、終業式に図書新聞とともに中等科生全員に配布することを試みました。廊下の掲示も続けながら、新着図書のあらすじを紹介することも含まれる今回の配布によって、もっと本に興味を持って図書館を利用する生徒が増えることを期待しています。
しかし、今学期は幾つかの問題も起きました。具体的には生徒数人が書架の間の通路に本を並べてドミノ倒しのようにして遊んでいたことや、検索用のパソコンで遊ぶ生徒がいたことなどです。現在、これらへの対策を委員会で検討中です。また委員会自身にも反省すべき問題が多くあり、改善を進めていきたいと思っています。
来学期はこれらをふまえてよりよく活動していきたいと思っています。 |
|
第2学期 図書委員会委員長 |
|
|
|
平成17年度 第三学期 |
|
今学期は日数が少なく、あまり大きな活動はできないと思っていましたが、二月十三日に文化フォーラムを行いました。
文化フォーラムとは、毎学期いろいろな学校が集まってその時々のテーマについて討議をするものです。今回のテーマは「憲法改正」に決まり、また開催校は毎回異なるのですが、今回は二年ぶりに学習院中・高等科が主催となって本校舎を使用して開催しました。テーマの憲法改正は、憲法九条、靖国神社参拝、男女平等、その他、の大きく四つに分けてそれぞれのテーマごとに資料集めを委員の中で割り当て、その資料を元にレジュメを作成しました。三学期は活動できる時間が少なく準備が大変でしたがなんとか間に合って、成功を収めることができました。
また、前学期に問題となった図書館の利用に関する検討課題に加えて、今学期は委員会内でも問題が起こってしまいました。それは、毎週の会議での私語が多いことや、カウンター当番の担当者以外の委員の司書室の出入りが多く騒がしくなることなどです。こうした問題への対処として、各自私語を慎むという自覚を促すことや当番以外の委員の司書室への立入を禁止することなどの措置をとりました。
最後に、今年度は体制が中高合同に変わってから初めての年であり、勝手が分からない僕が委員長をやらせて頂いて、後輩や司書の方、先生や高等科の先輩方に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。また、委員会会議中の私語が多いことなど、まだ解決していない問題は多々あり、来年度の課題として後輩にたくすという結果になってしまいました。しかし、今年度は図書委員会にとって大きな転機でありその転機に微力ながら貢献することができ、また自分の中でさまざまなことを学び経験した一年だったと思います。一年間本当にありがとうございました。 |
|
第3学期 図書委員会委員長 |
|
|