東アジア共創研究プロジェクト

共創研究プロジェクトについて

「東アジア学共創研究プロジェクト」は
2006年度より開始した公募型研究プロジェクトで、
東アジア研究を進める上で
生ずる様々な問題に対して既存の学問分野を越えて
学際的・国際的な研究をすすめ、
新たな「東アジア学」を学外の若手研究者とともに
共同で創り出すことを目的とするものです。

採用者は学習院大学客員研究員として、
本学専任教員受け入れのもとで共同研究を行います。
研究は単年度で完了するものとし、
5月発行の『学習院大学東洋文化研究所所報』
研究成果の概略を掲載、
また東洋文化研究所研究成果報告会において口頭発表を行い、
9月末には『東洋文化研究』へ論文を
投稿することが義務づけられています。

研究課題

年度氏名課題
平成22年度畑中 彩子日本古代の鉱山および官営工房の運営とその源流
─日韓の木簡の比較検討を通じて─
鐘江 宏之
大出 尚子日本の旧植民地における
歴史・考古学系博物館の持つ政治性に関する比較研究
─「満洲国」国立(中央)博物館および朝鮮総督府博物館を事例として─
中居 良文

過去の研究

年度氏名課題
平成18年度水越 知[元末明初期の世相と信仰]
武内 房司
菅野 恵美「墓葬装飾における祥瑞図の展開」
馬渕 昌也
平成19年度小幡 みちる「道教石刻からみた北魏道教について」
鶴間 和幸
牧野 元紀「19世紀前半、ベトナム北部におけるカトリックコミュニティの形成と変容
:パリ外国宣教会「南トンキン代牧区」設立の背景について」
武内 房司
平成20年度佐藤 賢「北魏後期における皇室の婚姻政策
―北魏の国家像解明にむけて―」
鶴間 和幸
豊田 周子「日本統治期台湾知識人の精神史―呉濁流『胡志明』論」
高柳 信夫
平成21年度武内 房司「清末民初の東チベット帰属問題におけるテゲ・ギャルポ(徳格士司)」
小林 亮介
馬渕 昌也「朝鮮王朝初期の抑仏政策についての研究
―韓国・慶尚道地域の事例を中心として―」
安田 純也