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中島ゼミ2006年度の年間授業予定の紹介
平成17年度 学習院大学文学部シラバスより抜粋(P195)

生成文法理論は、言語研究に革命をもたらし、今なお認知哲学を牽引し続けている。
これまで生成文法は言語研究にどのような足跡を残し、どのような思考法や分析方法が今後の言語研究に引き継がれていくのであろうか。こうした問題を対極的な観点から、しかも具体的分析に即して見ていく。



■授業内容■

 01.生成文法理論とその革命制
 02.生成理論の目標、変遷、現状
 03.抽象的な統語構造(1
 04.抽象的な統語構造(2
 05.基底構造と派生(1)
 06.基底構造と派生(2)
 07.空範疇の意義(1)
 08.空範疇の意義(2)
 09.非顕在的操作の意義(1)
 10.非顕在的操作の意義(2)
 11.言語運用と言語能力(1)
 12.言語運用と言語能力(2)
 13.普遍文法と言語記述(1)
 14.普遍文法と言語記述(2)
 15.無限を有限にする有限体系(1)
 16.無限を有限にする有限体系(2)
 17.予測可能性(1)
 18.予測可能性(2)
 19.言語獲得と原理・パラメーターのアプローチ(1)
 20.言語獲得と原理・パラメーターのアプローチ(2)
 21.簡潔性と余剰性の排除(1)
 22.簡潔性と余剰性の排除(2)
 23.極小主義と言語進化(1)
 24.極小主義と言語進化(2)
 25.まとめと総括
 26.〜28.予備日


■教科書■
中島平三・池内正幸『明日に掛ける生成文法』開拓社、2005年


■参考文献■
中村・金子・菊地『生成文法の新展開』研究社、
中島平三『最新英語構文事典』大修館、2001年



■授業方法■
最初の1、2回は中島教授が講義。それ以降、担当を決めて発表形式で進める。授業に関連した論文を随時指定。


■評価の方法■
それぞれの学期の終わりにタームペーパーを提出する。4年生は卒論のテーマに沿って、3年生は授業のテーマまたは卒論を視野に入れたテーマを選ぶ。発表や授業への貢献などを総合的に評価。継続的に出席することが求められる。


■その他■
言語の理論的研究を通して、考える力、科学する姿勢を育んでもらいたい。
質問があるときはメイルでアポイントメントをとって下さい。