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旧・新着情報

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2013年12月29日  Tawadas essayistisches Tagebuch „Kotoba-to Aruku Nikki“ erschienen (am 20.12.2013)

多和田葉子『言葉と歩く日記』(12/20発売)に見る「エクソフォニー」
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2013年12月20日に岩波新書から多和田葉子氏の『言葉と歩く日記』(新赤版 1465)が発売されました。 2012年10月17日発売の『エクソフォニー ―― 母語の外へ出る旅 (岩波現代文庫) 』 に続くエッセイ集です。多和田葉子氏が「エクソフォニー」と名づけたのは、 「自分を包んでいる(縛っている)母語の響きからちょっと外に出てみる」こと。 今回のエッセイは、旅をしながらの「自分の観察日記」ということで、 多和田氏がどのように言葉と格闘しているのかを追体験することができます。
 ちなみに、exophorisch は、『小学館大独和辞典』には 「他方代応的な、他指的な(代名詞などが文脈中の前後の語句を指示しない→deiktisch)」と説明されています。 言語学で使われる「前方照応的」(anaphorisch)とか、 「直示的」(deiktisch)という用語の親戚です。
 <外国語を学習して自分の一部にする>とはどのようなことなのか、 <母語ではなく、外国語を通して何が見えるのか>、 <外国語を使っている自分は、母語を使っている自分とは違うのか>など、 いろいろなことを考えさせるエッセイです(もちろん、ドイツ語が分かる方がより楽しむことができます)。

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2013年12月23日  A. Schnitzlers „Spiel in Morgengrauen“ wurde ins Japanisch übersetzt und veröffentlicht.

シュニッツラーの『夜明けのゲーム』、川島氏によって翻訳出版される
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A. シュニッツラー(Arthur Schnitzler;1862-1931)の最後の作品『夜明けのゲーム』(Spiel in Morgengrauen)が、 川島淳夫氏(獨協大学名誉教授)によって翻訳され、この12月に 近代文藝社 から出版されました。 川島淳夫氏は、2009年には同学社 から、 ゲオルク・フォン・デァガーベレンツ(Georg von der Gabelentz:1840-1893)の大著 『言語学 - その課題、方法、及びこれまでの研究成果』 (Die Sprachwissenschaft - ihre Aufgaben, Methoden und bisherigen Ergebnisse. (1901[1969]) を翻訳して出版したことでも話題となっていました(同学社では、すでに品切れ、Amazon では2013年12月23日時点でかろうじて1冊あるもよう)。

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2013年12月18日  Ein Buch über historische Quellenforschungen hinter den Kulissen erschienen.

大森洋平『考証要集』(12/10発売)に見る風俗習慣・言語変化史
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12月10日に発売された大森洋平『考証要集 秘伝!NHK時代考証資料』(文春文庫 お-64-1)は、 いわゆる時代劇を作るにあたってその時代の風俗習慣、 そして言葉を検証する仕事をする時代考証担当の大森洋平氏が、 これまでの考証結果をまとめたものの一部です。例えば、江戸時代に「あんみつ」はあったのだろうか、とか、 江戸時代の武士が「大山鳴動鼠一匹」と言ってもいいのかどうか、とか、質問された時にさまざまな歴史資料にあたって、 正しい答えを出したり適切な助言を与えたりすることが必要になります。 1つだけ種明かしをすると、「大山鳴動鼠一匹」は、いかにも古典的な言い回しのようですが、元は 「ラテン語の詩句を訳したもので、明治以降に広まった」ので「時代劇での使用不可」とか(同書 P.189-190)。 それならばと、『小学館大独和辞典』電子版で、 BergMaus をキーワードにして例文を検索をすると、 Der Berg (kreißt und) gebiert eine Maus 「((諺))大山鳴動してねずみ一匹(山が苦しんで生みだしたのは一匹のねずみだけ」 が見つかります。
このように、歴史的な風俗習慣や言葉を記録として検証するのは並大抵のことではないのですが、 大森洋平氏は、ラテン語、古典ギリシャ語、ドイツ語、オランダ語、英語などさまざまな言語を学びながら、 雑学的知識を大切にして情報収集をしているようです。意外なところにドイツ語やオランダ語が出てきたりします。 もちろん、歴史が好きな人にはおすすめです(上のリンクから、「立ち読み」ができます)。

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2013年12月15日  Beim 44. Deutschen Redewettbewerb (Amano-Pokal an der Dokkyo-Uni) hat Frau Yuri Yoshikawa den ersten Platz belegt.

本学科の吉川侑里さん、第44回天野杯ドイツ語弁論大会で一位に
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去る12月14日(土)、第44回天野杯ドイツ語弁論大会で、吉川侑里さん(学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科)が、 天野杯ドイツ語弁論大会で一位を獲得しました。出場した第3部の天野杯部門は、制限時間5分以内で自作のスピーチを行い、 スピーチ終了後に内容に関する質疑応答をドイツ語で行うものです。今回の与えられた大枠のテーマは、「文化でつなぐ国と国」。 吉川さんのスピーチのタイトルは、Was kann uns die fremdkulturelle Erfahrung bringen? でした。

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2013年12月14日  Das Wort des Jahres 2013 ist „GroKo“. (Gesellschaft für deutsche Sprache (GfdS))

2013年、ドイツの今年の言葉は、GroKo(グローコ)(ドイツ語協会12/13)
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例年発表される今年の言葉。日本では、今年2013年の漢字が「輪」だということでしたが、 ドイツでは、12月13日にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache (GfdS)) が例年通り発表しました。第1位は、GroKo(グローコ)。これは、一部のマスコミで使われた言葉なので、 本当に今年の言葉なのか(アンケート結果でも頻度調査でもないので)、 という批判もありましたが、Große Koalition(大連立)の頭文字を3つ、2つ取って くっつけた略語です(Große Koalition)。 音としては Krokodil (クロコディル亜科のワニ)みたいだ、 という意見もあり、一般の人達に訊いても知らない人が多いとか。 いろいろと批判が多くなりつつある「今年の語」ですが、10位までを仮の訳語とともにあげておきます。
1位 GroKo「グローコ(大連立)」、 2位 Protz-Bischof「おもいあがり司教」、 3位 Armutseinwanderung「貧困移住」、 4位 Zinsschmelze「利子融解」、 5位 Big Data「ビッグデータ」、 6位 Ausschließeritis「排除病」、 7位 Generation Sandsack「砂袋世代」、 8位 Ausländermaut「外国人用通行料」、 9位 falsche Neun「間違った9」、 10位 »Freund hört mit«「友達が盗み聞きしている」。 詳細の説明は、Pressemitteilung vom 13. Dezember 2013 (GfdS) のプレス発表の説明をご覧ください。なお、同時に、それぞれの語に対するイメージ写真を、 [zur Bildergalerie] (GfdS) で10位から見ることができます(weiter をクリックして上位の語へ移動します)。
なお、2013年のドイツの若者語は、 Jugendwort: eine Initiative von Langenscheidt | Jugendwort des Jahres にあるように、 1位 Babo: トルコ語から来た「ボス、指導者」の意味の名詞、 2位 fame: 形容詞として「人気がある」ことを示す、 3位 gediegen: super, cool, lässig とほぼ同じ意味、 4位 In your face: " dir hab ich's gegeben!"とほぼ同じ意味、 5位 Hakuna Matata: "kein Problem, alles klar!"とほぼ同じ意味 (『ライオンキング』に出てくるスワヒリ語ですね)のような表現が選ばれています。 こちらは、投票で選ばれたものですので、ドイツ語協会のやり方とは異なります。
ちなみに、オーストリアでも今年の語 2013 は選ばれていて、 Österreichisches Wort des Jahres 2013 から見ることができます。さて、みなさんには今年どんな言葉が印象的でしたか? 「今でしょ」とか「梨汁ブシャー」とか…。

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2013年12月6日  20. Workshop von GLT findet am 14.12.2013 an der Sophia-Uni statt.

第20回(通算153回)ドイツ言語理論研究会(GLT)が12/14日(土)に開催
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第20回(通算153回)ドイツ言語理論研究会(GLT)が、 2013年12月14日(土)15:00 ~ 17:00 に、上智大学四谷キャンパス 2号館6階 ドイツ語学科会議室(2-615a) で開催されます。いつもとはことなる場所での開催ですので、お気をつけ下さい。場所は、 四谷キャンパスマップ | 上智大学 をご参照下さい。
発表者は、嶋崎 啓氏(東北大学文学研究科)で、タイトルは、 「ドイツ語現在完了形の通時的意味転換の構図」です。関心の有る方なら、どなたでも参加できます。

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2013年12月1日  Ab 30. November 2013 ist „Almanya-Willkommen in Deutschland“ auch in Japan zu sehen.

『おじいちゃんの里帰り』11月30日からロードショー始まる
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「ドイツ映画特集2012」 で2012年1月5日に紹介した映画が、 2013年11月30日からヒューマントラストシネマ有楽町 でロードショーです。   ヤセミン・サムデレリ(Yasemin Samdereli)監督作品 のこの映画は、Almanya –Willkommen in Deutschland というのがドイツ語の原題でしたが、日本に入ってきて『おじいちゃんの里帰り』 という分かりやすい名前(?)になりました。
ヨーロッパで7ヶ月のロングラン、ということで、気がつくとこんなにも多くの賞を取ったのか、とびっくり。 第47回シカゴ国際映画祭観客賞、第61回ドイツアカデミー賞銀賞・最優秀脚本賞、第57回ドイツ映画批評家協会賞、最優秀新人監督賞・最優秀脚本賞、 第61回ミュンヘン映画祭最優秀子役賞、第16回ニューヨーク Stony Brook 映画祭特別賞、第35回ポートランド国際映画祭最優秀作品賞。
お話の一部をパンフレットから引用すると: 「ドイツに移り住み、がむしゃらに働きつづけて50年。イルマス家の主フセインも年齢を重ねて今や70代、孫もいる大家族のおじいちゃんとなった。 [...] そんなある日、おじいちゃんが突然『故郷トルコの村に皆で行こう!』と言い出した!これには家族の誰もが大反対。しかし、 "里帰り"に寄せるおじいちゃんの強い思いに負けて渋々行くことに。」ということで、家族の皆が、それぞれの思いを抱き、 おんぼろバスで「里帰り」大冒険。トルコとドイツの間に挟まれた家族の、「涙あり、笑いあり、感動あり」のドラマです。
トルコ航空から、「東京⇔イスタンブール往復航空券」が1組2名様にプレゼントされるとか。こちらの方は、競争率が高そうです。

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2013年11月28日  42. Workshop: Medien und Sprache, am 7. Dezember 2013

第42回メディアとことば研究会, 12月7日(土)15時〜17時
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第42回メディアとことば研究会が、12月7日(土)15時から17時にひらかれます。 今回の開催場所は、早稲田大学11号館の812号室 (参照:早稲田大学キャンパスマップ)。
今回の発表者は、 Peter Backhaus氏(早稲田大学教育学部 准教授)で、 タイトルは、「今夜にでも会えませんか♪」:逆援スパムメールにおける言葉と性です。

概要:本研究は、日本語のスパムメールを対象として、特に男性相手との肉体的関係を求め ている女性のふりをした、いわゆる「逆援メール」に注目する。2009年から2012年 にかけて、2000通以上のスパムメールを収集し、電子検索可能のコーパスを作った。 発表では、逆援メールの基本的な特質を描き出した上、次の3質問に取り組むことにする。

1.性的タブーは、どのように表現されるか
2.送り手の(偽)女性性は、言葉によってどのように作り出されるのか
3.受信者にメールを開かせる・読ませる・返信させる仕組は何か

全体の目的として、日常的なメディアの一種になってきたスパムメールに対する理解 を深めて、そこに潜む言葉と性の「特別な関係」をより明確にしたい。
参加費、無料。参加希望者は、メディアとことば研究会事務局(medialalala**gmail.com)(**の ところを@に変えて送信)に、a)お名前、b)ご所属、c)懇親会参加の可否を知らせることになっています。
スケジュール: 15:00-15:05 会の紹介、 15:05-15:20 出席者自己紹介・発表者ご紹介、 15:20-16: 00 Peter Backhaus氏 ご発表(簡単な質疑応答含む)、 16:00-16:10 休憩、 16:10-16:50 全体ディスカッション、 16:50-17:00 お知らせ(今後の日程、研究会発表者、企画募集など)閉会、 17:30- 発表者を囲んでの懇親会(早稲田大学周辺)

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2013年11月22日  Tragbare, beruflich benutzte Musikinstrumente seien einfuhrabgabenfrei, ab 21.11. 2013.

携行する職業上用いられる楽器は、輸入税がかからないことに(11/21)
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日本経済新聞11月21日、コラム「文化往来」に『バイオリン差し押さえ問題、EUが規則改定』という記事が 掲載されていました。2012年8月16日、ベルギー在住のヴァイオリニスト堀米ゆず子氏(YUZUKO HORIGOME・堀米ゆず子)が 名器「グァルネリ」(Guarneri)を携えてフランクフルト空港を降りる際に、 19万ユーロの輸入売上税を請求され、没収されてしまったというニュースには驚きでした (さらに罰金19万ユーロが課された)。また、ドイツ在住のヴァイオリニスト、 有希・マヌエラ・ヤンケ氏(Yuki Manuela Janke) が2012年9月28日にドイツに帰国した際に、同じようにフランクフルト空港でストラディバリウス(Stradivari)を没収されてしまいました。 こちらは、600万ユーロとも言われているヴァイオリンで、150万ユーロの輸入税を払わないと返さないと言われたとか。 最終的には、Zöllner streiten mit Schäuble wegen Stradivari - Süddeutsche.de (8. Oktober 2012 17:52) に伝えられているように、ドイツ財務省の指示で楽器は無償で返却されました。
日本経済新聞11月21日のコラムによれば「従来は430ユーロ(約5万8千円)を超える物品をEU域内に持ち込む場合、静観への申告が必要だったが、 プロの音楽家らが職業用具として一時的に携行する場合は免除されることになる。21日から施行される。」とのこと。
さっそく調べてみると、 Zoll online - Reisegepäck の中に、「!」マークと共に以下のような注意書き(Hinweis)がありました。

Tragbare Musikinstrumente, die Sie beruflich nutzen und dadurch vorübergehend ein- und ausführen, sind einfuhrabgabenfrei.
これで、演奏家の方々は一安心でしょう。 でも、個人で使用している「430ユーロ(約5万8千円)を超える物品」にはノートパソコンなども入ってしまうので、 ドイツへ入国する際にきちんと申告すべきかどうか、相変わらず迷ってしまいます。

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2013年11月13日  25 Bilder aus dem Gurlitt-Fundus werden im Internet veröffentlicht.

再発見された「退廃芸術」作品、25点がインターネットで公開される(12.Nov.)
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2013年11月3日の Focus の記事から大騒ぎになった「退廃芸術」作品が、 インターネットで公開され始めました。まずは、25作品です。 Lost Art Internet Database - Offizielle deutsche Datenbank zur Dokumentation von Raub- und Beutekunst で公開され始めると、あっというまにアクセスが集中してつながらない状況になっています。 そのかわりに、例えば Spiegel online の、 Münchner Kunstschatz: Behörden veröffentlichen verdächtige Werke aus Gurlitt-Fundus で、公開された作品を見ることができます。 この中には、シャガールやロダンなども含まれています。
簡単に今回の公開に至った経緯を説明しておきます。 コーネリウス・グルリット(Cornelius Gurlitt)がミュンヘンの住居に 1406点の作品を隠し持っていたのですが、 ことの発端は、2010年9月22日、コーネリウス・グルリット(当時76歳)がチューリッヒからミュンヘンへ向かう急行列車の中で、税関職員の検問にかかり、 不審者として捜査されました。2012年2月28日に、ミュンヘン・シュヴァービングにある彼の住居の捜索が行われたところ、 およそ1500点の絵画が発見され、それがナチス時代に「退廃芸術」と烙印を押されて「没収」?、「押収」?、「略奪」?されたものではないか、 と推測されています。それが、今日に至るまで公開されていないことが、雑誌 Focus の記事で明らかになり、 いったいなぜ公開されないのか、という議論が世界的にうずまく結果になりました。政府とバイエルン州では、急遽、特別チームを作り、 今回の公開に至りました。いろいろと不明な点が多い事件ですが、合計1406 点あると言われている作品が何なのか、 大いに気になるところです。今後も、ネットで公開されていくことを期待しましょう。

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2013年11月12日  Bürger sagen „Nein“ zu Winterolympiade 2022 in München.

市民が2022年冬季オリンピックへの立候補にNO
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2022年冬のオリンピックにミュンヘンを中心とした地域が立候補するか否かが市民投票で決定する(Bürgerentscheid) ことになっていましたが、 11月10日の投票の結果、住民は「冬季オリンピック立候補に反対」という意思を示す結果になりました。 今回の立候補は、ミュンヘン (München) と、その周辺地域 3 箇所、 ガルミッシュ・パルテンキルヒェン(Garmisch-Partenkirchen)、 トラウンシュタイン郡 (Landeskreis Traunstein)、 ベルヒテスガーデン郡 (Landeskreis Berchtesgaden) をまとめて、冬季オリンピック開催地として立候補するという案でした。 政党では、唯一、緑の党だけが反対、スポーツ界も多くは賛成という状況でしたが、 合計130万人の地元住民は、立候補反対の意思を示したことになりました。
その内訳は、 ミュンヘン (München) が 52.1%反対ガルミッシュ・パルテンキルヒェン (Garmisch-Partenkirchen) が 51.56%反対, トラウンシュタイン郡 (Landeskreis Traunstein)が 59,67%反対ベルヒテスガーデン郡 (Landeskreis Berchtesgaden) 54%反対ということで、 全体では 4 対 0 で開催地立候補反対、となったわけです。
賛成派が、OlympiJa、反対派が NOlympia という団体を立ち上げ論戦を繰り広げました。 反対派の勝利ということになりましたが、必ずしも地元のためにならないオリンピック、商業主義に陥っているオリンピックに反対、 自然破壊が心配、多額の経済的負担などが反対の理由となったという分析がされています。 (DIE ZEITBürgerentscheid: Olympia in München fällt bei Bürgern durch. を参照しました。)そう言えば、東京がオリンピックに立候補する時には、住民投票なんてなかったですねぇ。

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2013年11月7日  Glücksatlas 2013: Wo wohnen die glücklichsten Menschen Deutschlands?

幸福の地図2013「ドイツで一番幸せな人達はどこにいる?」
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11月5日、ベルリンで発表された「幸福の地図2013」(Glücksatlas 2013) は、 ドイツ郵便(Die Deutsche Post)が専門家の協力を得て行った調査で、 ヨーロッパとドイツ国内で「生活満足度」(Lebenszufriedenheit) を調べたものです(0 から 10 までの尺度での指標で結果を表示)。 今回の調査では、 まずヨーロッパ(方面)30カ国の中で、ドイツでの「生活満足度」は 7.0 で第 8 位 (平均は 6.3、第 1 位はデンマーク(8.9)、第 2 位がスウェーデン(8.2)、 第 3 位がオランダ(8.0)、最下位がギリシャ(3.4))。
そして気になるドイツ国内の調査結果は予想外でした。ドイツ北西部(im Nordwesten Deutschland) で、「生活満足度」が高かったそうです。最も「幸福感」を感じている人々が暮らしている場所は、19 の地域の中で シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州(Schleswig-Holstein)、ハンブルク(Hamburg)、 ニーダーザクセン州(Niedersachsen) でした。最下位のあたりにランクづけられたのは、 ブランデンブルク州(Brandenburg)、ザクセン・アンハルト州(Sachsen-Anhalt)、 テューリンゲン州(Thüringen)でした。
「それにしてもなんでシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州なんだろう」、という疑問とその答えがいろいろなところでささやかれました。 また、ドイツに移民してきた人達の「生活満足度」も調査されています。
「幸福の地図2013」のオフィシャルサイトは、Deutsche Post Glücksatlas 2013 です。 自分で地域を選択すると、その地域の「生活満足度」の指標、ランキングを「満足度の高原」(Zufriedenheitsplateau)で 知ることができます。 専門家が関与しているとのことですが、果たしてどの程度信頼できるものなのかは分かりません。

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2013年11月1日  Vortrag von San'yu-tei Ryuraku (Rakugo-ka), am 15.11.2013, an der Gakushuin Uni.

三遊亭竜楽講演会「日本の笑いが世界を駆ける―三遊亭竜楽 ヨーロッパ落語道中」
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学習院大学ドイツ文学会主催、 学習院大学ドイツ語圏文化学科と学習院大学文学会共催で、 来る11月15日(金)に講演会が開催されます。 入場は無料で、予約も不要です。
講演者 三遊亭竜楽
講演題名 「日本の笑いが世界を駆ける―三遊亭竜楽 ヨーロッパ落語道中」
日時:2013年11月15日(金) 18時10分 - 19時30分
会場:学習院大学 西2号館501教室
詳細は、講演会「日本の笑いが世界を駆ける ― 三遊亭竜楽 ヨーロッパ落語道中」(PDF)をご覧ください。

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2013年10月29日  Nach Gender Gap Report 2013 von WEF bleiben die Schweiz (9), Deutschland (14) und Österreich (19) in den Top 20.

WEF「世界男女格差報告2013」発表、ドイツ語圏3国は20位以内にとどまる
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2013年10月25日、世界経済フォーラム(The World Economic Forum)は、 2006年以来行なっている「男女格差報告」(Gender Gap Index) の2013年版を公表しました。 すでに10月27日には、日本の一部の新聞でも取りあげられているように、対象国 136か国の中で、日本は前年度(101位)よりもさらにランクを下げ、105位でした。 一方、ドイツは、2012年が13位だったものが14位と一歩後退、オーストリアは20位から19位、スイスは10位から9位と一歩前進という結果で、 トップ20の中にとどまりました。
The World Economic Forum のサイト内の、 The Global Gender Gap Report 2013 のページから WEF_GenderGap_Report_2013.pdf(397ページ)をダウンロードして確認できます。
ハフィントンポスト「男女格差、日本は過去最低の105位 世界経済フォーラムが発表」 という記事で説明されているように、このレポートは、 「性別による格差の大きさ、範囲を示し、各国の経済・政治・教育・健康の男女格差を評価。 地域、所得層、経年による比較ができる。この報告に使用される変数14のうち13は、国際労働機関や世界保険機関といった国際機関から入手した、 信頼できるデータである。」ということで、そのデータの根拠はかなりしっかりしたものです。
2013年のランキング:1. アイスランド, 2. フィンランド, 3. ノルウェー, 4. スウェーデン, 5. フィリピン, 6. アイルランド, 7. ニュージーランド, 8. デンマーク, 9. スイス, 10. ニカラグア, 11. ベルギー, 12. ラトビア, 13. オランダ, 14. ドイツ, 15. キューバ, 16. レソト, 17. 南アフリカ, 18. イギリス, 19. オーストリア, 20. カナダ

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2013年10月19日  Der 2. Open-Campus der Gakushuin-Uni findet am 26. Oktober statt.

10月26日は、2013年第2回学習院大学オープンキャンパスの日
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2013年学習院大学オープンキャンパス(秋)は、10月26日(土)に開催されます。 ドイツ語圏文化学科は、西2号館5階503教室で、次のようなタイムテーブルで行われます。
14:45〜15:25 学科説明会、15:25〜15:30 休憩、15:30〜16:15 模擬講義、
10月26日(土)の模擬講義は、担当:高田博行、講義題名:「プロパガンダとは何か?」です。
以下は、模擬講義の説明文のさわりの部分です。
10月26日(土), 講義題名:「プロパガンダとは何か?」、担当:高田 博行
【われわれは日常生活の中で広告や政治宣伝などによってプロパガンダにさらされて、その情報戦略に知らず知らずのうちに大きな影響を受けていることが少なくない。プロパガンダが試みられるとき、送り手は受けての注意を惹くために、抽象的な観念を避けて感情に訴え、印象強さと受け入れやすさを追求する。送り手は、...】
続きは、学ぶ「WELCOME TO 学習院大学!」2013オープンキャンパスに行ってみよう! から、お探し下さい。タイムテーブルだけでなく、ダウンロードできるパンフレットもあります。

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2013年10月15日  Lesung von Yoko Tawada mit Klavierspiel von Aki Takase am 17. November 2013, Theater Χ (Ryogoku)

多和田葉子+高瀬アキ『晩秋のカバレット2013 ベルリンから気まぐれて』(11/17)
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シアター Χ(東京両国の演劇芸術を中心とした劇場)(両国シティコア内)では、 11月17日(日)に、毎年恒例の晩秋のカヴァレット『晩秋のカバレット2013 ベルリンから気まぐれて』が多和田葉子+高瀬アキによって行われます。 全席自由で、1000円です。詳細は、シアターΧ(カイ)|多和田葉子+高瀬アキ『魔の山』 をご覧ください。
なお、シアター Χ では、 東京ノーヴイ・レパートリーシアター との共同企画で、 ベルトルト・ブレヒト作『コーカサスの白墨の輪』も2013年10月から10ヶ月間、毎月上演されるそうです。11月は15日(金)、12月は9日(月)が予定されています。

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2013年10月8日  Der Film „Hannah Arendt“ kommt ins Kino in Japan. Ab 26.10.2013 auch in Iwanami-Hall.

映画『ハンナ・アーレント』10/26より岩波ホールなどでロードショー
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ハンナ・アーレント(Hannah Arendt; 1906-75)は、第2次世界大戦中にナチスの強制収容所から脱出し、アメリカへ亡命した有名な哲学者。 この映画は、ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンの裁判に立ち会ったハンナ・アーレントが、 ザ・ニューヨーカー誌にレポートを発表した当時の状況を実話に基づき映画化したものです。 そのレポートの内容は大方の予想に反し衝撃的なもので、世間から激しい非難を浴びてしまいます。 「アイヒマンの<悪の凡庸さ>を主張し続けたアーレント。歴史にその名を刻み、波乱に満ちた人生を実話に基づいて映画化、 半世紀を超えてアーレントが本当に伝えたかった<真実>が、今明かされる─。」(オフィシャルサイトより)
監督・脚本は、ニュー・ジャーマン・シネマを牽引する有名な女性監督、マルガレーテ・フォン・トロッタ(Margarethe von Trotta)、 ハンナ・アーレント役は、バルバラ・スコヴァ(Barbara Sukowa)。迫力のあるリアルな演技に釘付けになってしまいます。
詳細は、映画「ハンナ・アーレント」オフィシャルサイトをご覧ください。
なお、ドイツでのオフィシャルサイトは、 HANNAH ARENDT - Offizielle Website zum Film です。 ドイツ語ですべて聞きたい人は、こちらをどうぞ。

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2013年10月2日  11. bis 14. Oktober findet Deutschlandfest 2013 in Toritsu-Aoyama Park statt.

今年も「ドイツフェスティバル」10/11-14, 都立青山公園にて
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日独交流150周年を迎えた2011年のクロージングイベントとして2011年10月23日に行われたのが、「ドイツフェスティバル~絆をつなごう ドイツと日本」。 この日独交流フェスティバルを継続させようと、昨年に続き今年も「ドイツフェスティバル」(Deutschlandfest)が開催されます。 名称は、「ドイツフェスティバル 2013」、主催:ドイツ連邦共和国大使館、後援:外務省、東京都、港区、協賛:ドイツ銀行グループ / Deutsche Bank Group ルフトハンザ ドイツ航空会社、ブリタジャパン、コーボルト ジャパン株式会社、ドイツ観光局、協力:公益財団法人 日独協会、Goethe-Institut Tokyo(東京ドイツ文化センター) という堂々たる顔ぶれ。制作は「ドイツフェスティバル実行委員会」
日時: 2013年10月11日(金) ~14日(月・祝), 11:00~21:00 ※11日は17:00~21:00
会場: 都立青山公園 東京都港区六本木七丁目23
入場:無料(ただし飲食は有料)
オフィシャルサイトは、http://www.deutschlandfest.com/。 Facebook は https://www.facebook.com/Deutschlandfest、 Twitter でつぶやきたい人は doitsufestival へどうぞ。
ドイツフェスティバル 2013 出店一覧 を見ると、パンやソーセージだけでなく、花や台所用品、雑貨など、 非常に多くの出店があることが分かります。覗いてみるだけでも楽しそうですね。 「日本とドイツ双方の架け橋になるような、また広がりのあるようなイベント」としての「ドイツフェスティバル」、 ぜひ定着して欲しいものです。

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2013年9月26日  Dokken(=Diplom Deutsch in Japan): Anmeldetermin bis 11. Oktober 2013.

2013年独検秋の試験(11/23)の締め切り迫る:10月11日(金)まで
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2013年秋の独検の願書受付締切は、10月11日(金)(消印有効)です。 ただし、書店・生協での払込みは10月10日(木)まで。 秋の試験は、午前が5級、3級、準1級、午後が4級、2級、1級です。 特に、準1級と1級は秋にしか受験できませんので、このチャンスを逃さないようにしましょう。
となり合せの級は併願ができます(割引は申し込みの際に「併願」を選択した時のみの適用)。 5級+4級は、6,000円、4級+3級は、8,500円、3級+2級は11,000円、2級+準1級は12,500円、準1級+1級は15,000円とお得です。
詳細は、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2013年9月21日  Der 90. Workshop von Arbeitskreis für deutsche Grammatik (an der Universität Hokkaido)

9月29日、ドイツ文法理論研究会第90回研究会(北海道大学にて)
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2013年9月29日(日)、北海道大学高等教育推進機構(旧教養部)3階 E304講義室にて、 第90回ドイツ文法理論研究会が開催されます。
プログラムは以下の通り。
13:15〜14:45  講演 高橋英光氏(北海道大学教授)「英語の命令文 — 量的分析と質的分析」
14:45-15:00  休憩
15:00-16:00  研究発表 熊坂 亮氏(北海学園大学)「スイスドイツ語チューリヒ方言における動詞群の語順について」
なお、講演ならびに研究発表の要旨については、 2013年秋の研究発表会(ドイツ文法理論研究会) をご覧ください。会員で無い方も参加できます。

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2013年9月19日  Deutschlands bekanntester Literaturkritiker Marcel Reich-Ranicki ist am 18. September 2013 tot.

マルツェル・ライヒ=ラニツキ、9月18日に93歳にて死す
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ドイツで最も著名な文芸評論家、 マルツェル・ライヒ=ラニツキ(Marcel Reich-Ranicki)が、9月18日に93歳で亡くなりました。 マルツェル・ライヒ=ラニツキは、今年に入って南ドイツ新聞の報道で((Süddeutsche Zeitung, am 4. März 2013) 癌を煩っていることが確認されていました。
グルッペ47(Gruppe 47)の一人としても知られ、近年では、2012年連邦議会でのスピーチが話題になっていました。 また、ツァイト紙 (DIE ZEIT) や フランクフルター・アルゲマイネ紙 (Frankfurter Allgemeine Zeitung) での 文芸批評や ZDF の番組 Das literarische Quartett では、 明快で辛辣な批評が常に評判になっていました。ライヒ=ラニツキは、人の心に残る数多くの言葉を残しています。
なお、同日、 フランクフルター・アルゲマイネ紙では、編集部のフランク・シルマッハー(Frank Schirrmacher) による 追悼文(Nachruf auf Marcel Reich-Ranicki)を掲載しています。

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2013年9月13日  INTERNATIONALE TAGUNG an der Gakushuin Universität Tokyo 2013 Grenzen der Lesbarkeit von Kulturen : Kulturkontakt-Modelle, am 14. und 15. September 2013.

国際会議「文化の可読性とその境界 ― 文化接触モデル」9/13-9/14 学習院大学にて
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9月14日、15日の両日、学習院大学北2号館10階にて、国際会議「文化の可読性とその境界 ― 文化接触モデル」 (Grenzen der Lesbarkeit von Kulturen : Kulturkontakt-Modelle, INTERNATIONALE TAGUNG an der Gakushuin Universität Tokyo 2013)が開催されます。 「モーリッツ・バースラー教授、ウーヴェ・ヴィルト教授をはじめ、ドイツならびに韓国からも発表者を迎え」て開催されるますが、 参加にあたっての事前登録は不要です。プログラムならびに発表要旨は、 国際会議「文化の可読性とその境界 ― 文化接触モデル」 をご参照ください。
主催:平成25年度科学研究費補助金(基盤研究C 23520394)代表者: Thomas Pekar(学習院大学), 連絡先:thomas.pekar_AT_gakushuin.ac.jp (_AT_は@)
共催:学習院大学文学会
当日のポスター(PDF)は、上記の URL からダウンロードできますが、以下にもリンクしました。 Programm der Tagung(PDF)

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2013年 9月 6日  Germanistische Linguistik in Tokyo (GLT) kündigt das nächste Treffen an: am 10. September 2013, 16:00-17:30. Vortrag von Prof. Dr. Stefan Müller (FU Berlin)

9月10日、ドイツ言語理論研究会(GLT)開催(東大駒場)
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ドイツ言語理論研究会(GLT)が、2013年9月10日(火)16:00 ~ 17:30に開催されます。 場所は、東京大学駒場 Ⅰキャンパス 18 号館 4 階 コラボレーションルーム 4 です。開始時刻が定例とは異なりますのでご注意ください。
内容:Prof. Dr. Stefan Müller (FU Berlin)
De­pik­tive Sekundärprädikate im Deutschen und En­glischen. (ドイツ語で行われます。)

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2013年8月26日  Berliner Tierpark: Am 23. August zeigt sich Wolodja zum ersten Mal in der Öffentlichkeit.

8月23日、ホッキョクグマのヴォロージャお目見え(ベルリン)
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ベルリンの動物園(Tierpark Berlin Friedrichsfelde)に、新たなホッキョクグマがお目見えです。 ロシアからやって来たヴォロージャ君(Wolodja)は、8月9日にベルリンに到着、8月23日(金)にいよいよお目見えしました。 同動物園には、すでにモスクワの動物園から来たトーニャ嬢(Tonja)もいるので、 この2頭の間にクヌート(Knut)のような可愛い子供が生まれるのが期待されています。
http://www.stern.de/Neuer Berliner Eisbär Wolodja stellt sich vor, 23. August 2013, 14:26 Uhr DPA を参考にしました。写真を見たい方は、Wolodja Tierpark Berlin を検索語として画像検索をしてみましょう。動物園を訪れた人達の撮った写真が、すでにたくさんアップロードされています。

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2013年8月19日  K. Mishima empfiehlt drei Bücher über Weimarer Reichsverfassung, in der Asahi-Zeitung am 18.08.2013.

三島憲一氏『民主主義は意外と脆い』(ニュースの本棚、朝日新聞,8/18)
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2013年8月18日(日)、朝日新聞「ニュースの本棚」で、三島憲一氏(大阪大学名誉教授)は『民主主義は意外と脆い』 というタイトルでワイマール憲法に関して書いています。もとはと言えば、麻生財務省のナチス発言に事実誤認がある、 というところから始まり、3つの本を紹介しています。
○ H.A.ヴィンクラー 『自由と統一への長い道 I・II』(昭和堂・各8400円)の第I巻は、ワイマール憲法(正式には Verfassung des Deutschen Reichs)の詳細な紹介として挙げられています。 [Winkler, Heinrich August (2002) Der lange Weg nach Westen: Deutsche Geschichte vom Ende des Alten Reiches bis zum Untergang der Weimarer Republik, C.H.Beck.]
○ ハンス・モムゼン 『ヴァイマール共和国史』(水声社・7350円)は、現代ドイツ史の専門家の本として、 憲法の問題点とその分析で紹介されています。 [Mommsen, Hans (1990) Die verspielte Freiheit. Der Weg der Republik von Weimar in den Untergang. 1918 bis 1933. Ullstein.]
○ K.D.ブラッハー 『ドイツの独裁 I・II』(岩波モダンクラシックス) (岩波書店・I: 5040円、II: 4830円)は、 特にワイマール共和国末期の理解に関する分析として推薦されています。 [Bracher, Karl-Dietrich (1997) Die deutsche Diktatur. 7. Auflage, Taschenbuch. Ullstein.]
和書は、おそらく多くの図書館で所蔵しているはずです。 どうしても購入して読みたい方には、オリジナルのドイツ語版のペーパーバック(中古)をお勧めします。なお、 ワイマール憲法(Verfassung des Deutschen Reichs)は、例えば、 ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches Museum)の Dokument: Verfassung: Deutsches Reich, 11.8.1919 で読むことができます。さらに、麻生財務省の発言は、板垣 英憲氏(政治評論家)による yahooニュースの記事 麻生太郎副総理はワイマール憲法改正が間違いで、... に引用されています。きちんと歴史から学ぶことは大切ですね。

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2013年8月6日  Die Grünen wollen nach der Bundestagswahl einen Veggie-Day in Kantinen einführen.

ドイツの緑の党「菜食の日」(Veggie Day)導入を提案(8/5)
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ドイツの総選挙(2013年9月22日)が迫っていますが、ドイツの緑の党は、 社員食堂(Kantine)で週に一回の「菜食の日」(Veggie Day) の導入を提案しました (8月5日、Bild-Zeitung の記事、緑の党代表 Renate Künastの発言)。 背景には例えば、ドイツ人は、 ドイツ栄養連盟(DGE: Deutsche Gesellschaft für Ernährung e.V.)が推薦するよりも3倍も多くの肉を食べており、 これによって肥満、心筋梗塞、癌の危険性が増しているという指摘があります。この他にも、環境保護、動物保護、安定した食料供給などの理由もあります。 ただし、これはドイツの緑の党が総選挙に勝った場合に、このような日をドイツ全体で導入したい、という話。
実際、ブレーメン(Bremen)や、マグデブルク(Magdeburg)を含む30の都市や いくつかの企業では Veggie Day がすでに導入済みとか(Spiegel-ONLINE: Fleischfreie Tage: Vegetarier missionieren Deutschlands Fleischesser (2013/02/28) )。 「木曜日は、菜食の日」(DONNERSTAG IST VEGGIETAG) をモットーに運動している団体 Donnerstag - Veggietag.de や、 VEGGIDAY - Klimaschutz, nachhaltige Esskultur, Gesundheit und Tierschutz は、勢いづいていますが、ドイツ緑の党は、肉食そのものを全面否定しているわけではありません。

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2013年7月31日  Der Open-Campus der Gakushuin-Uni findet dieses Jahr am 3. u. 4. August statt.

8月3日、4日は、学習院大学オープンキャンパスの日
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2013年学習院大学オープンキャンパス(夏)は、8月3日(土)、4日(日)に開催されます。 ドイツ語圏文化学科は、西5号館3階301教室で、次のようなタイムテーブルで行われます。
10:15〜10:55 学科説明会、10:55〜11:00 休憩、11:00〜11:45 模擬講義、
13:15〜13:55 学科説明会、13:55〜14:00 休憩、14:00〜14:45 模擬講義。
8月3日(土)の模擬講義は、担当:岡本 順治、講義題名:「ブレーツェルの謎」、 8月4日(日)の模擬講義は、担当:小林 和貴子、講義題名:「果てしない内面の世界へ―ドイツ・ロマン主義の諸相―」 です。
以下は、それぞれの模擬講義の説明文のさわりの部分です。
8月3日(土), 講義題名:「ブレーツェルの謎」、担当:岡本 順治
【日本のスナック菓子で「プリッツ」という製品があるが、よく見るとその商品の箱には、PRETZと書いてあることをご存知だろうか? 実はアメリカでは、Pretzel(プレッツェル)と呼ばれ、ドイツではBrezel(ブレーツェル)と呼ばれるパンがその原型である。 特にドイツ南部では、...】
8月4日(日), 講義題名:「果てしない内面の世界へ ― ドイツ・ロマン主義の諸相 ―」、担当:小林 和貴子
【真の芸術とは天才的な芸術家その人の内から流れ出るものの結晶 ― 今日まで続くこの芸術のイメージの基礎をなす考えは、 1800年頃のドイツに生まれました。この模擬講義では、絵画や音楽、文学をはじめとする様々な領域において個人の内面の世界に無限 の可能性を見出した、ドイツ・ロマン主義の芸術家たちの...】
続きは、学ぶ「WELCOME TO 学習院大学!」2013オープンキャンパスに行ってみよう! から、お探し下さい。

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2013年7月23日  Deutsche Filmwoche: Restrospektive - Berliner Schule, 17. bis 23. August 2013, Shibuya (Tokio)

ドイツ映画の一週間:「ベルリン派の作家たち」8/17-8/23, 渋谷アップリンク
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渋谷アップリンク では、8月17日(土)から8月23日(金)の7日間、 「ベルリン派の作家たち」を特集した映画を上映します。「21世紀に現れたドイツ映画の新しい波 ベルリン派と呼ばれる 映画作家たちの代表作10作品を特集」します。 主催は、東京ドイツ文化センターアップリンクアテネ・フランセ文化センターです。 全作品、日本語字幕付き(デジタル上映)、20日(この日だけは3本)を除き、 毎日4本上映。各回入れ替え制。一般は800円、アテネ・フランセ文化センター会員・アップリンク会員は600円です。
上映作品は、 Thomas Arslan (2000) Der schöne Tag, Ulrich Köhler (2002) Bungalow, Benjamin Heisenberg (2005) Schläfer, Christian Petzold (2005) Gespenster, Valeska Grisebach (2006) Sehnsucht, Matthias Luthardt (2006) Pingpong, Angela Schanelec (2007) Nachmittag, Thomas Arslan (2007) Ferien, Christian Petzold (2007) Yella, Thomas Arslan (2010) Im Schatten の10本です。
どの映画をいつやるかは、 特集 ベルリン派の作家たち Restrospektive - Berliner Schule| UPLINK でご確認下さい。

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2013年7月15日  Shinji Okazaki (27) unterschreibt einen Dreijahresvertrag bei FSV Mainz 05.

岡崎がマインツ(FSV Mainz 05)へ移籍
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2013年7月13日の共同電によると、岡崎慎司は、1部リーグ、シュツットガルトからマインツへ移籍し、7月13日に入団記者会見をしたそうです。 岡崎は、「『新しい環境でFWとして結果を出したい』と抱負を述べた」とのこと。 すでに、ドイツのサッカー専門誌 kicker に、6月25日付で、 Japaner unterschreibt Dreijahresvertrag: Okazaki wechselt nach Mainz (「日本人、3年契約にサイン:岡崎はマインツへ移籍」)という記事が出ていて話題になっていました。 移籍先は、FSV Mainz 05 で、ホームページは、 FSV Mainz 05 Bundesliga - Die offizielle Webseite です。 FSV Mainz 05 のトレーナー、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)は、 岡崎のことを、「チームプレーができ、攻撃では柔軟にプレーができ、ゴールを常に脅かすことができ、ゴール際に強い」と絶賛しています。 („Er spielt total mannschaftsdienlich, ist in der Offensive flexibel einsetzbar und dabei immer torgefährlich und abschlussstark.“) 3年契約ですが、新天地でも活躍を見たいものです。

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2013年7月8日  Andreas Gursky Ausstellung findet vom 3.07.2013 bis 16.09.2013 bei THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO statt.

アンドレアス・グルスキー展: 国立新美術館(7/3-9/16)
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2013年7月3日(水)から、国立新美術館 の企画展示室1Eにて 「アンドレアス・グルスキー展」が開催中です(9月16日(月・祝)まで)。 アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky)は、1955年ライプツィヒ生まれの写真家です。 その作品は、「まるで抽象絵画のような写真」と言われ、「すべてが等価に広がる独特の視覚世界を構築」しているとも評されます。 「近年ますますコンセプチュアルな様相を強め」ていると言われるグルスキーの作品の実物を見るチャンスです。
詳細は、公式サイト アンドレアス・グルスキー展 あるいは、 国立新美術館のアンドレアス・グルスキー展:国立新美術館 をご覧ください。

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2013年7月1日  Interuni-Seminar im Sommer 2013: „Stimmen der Bürger“ : Anmeldung bis 19. Juli 2013

夏のインターウニ・ゼミ:テーマは「市民の声」参加申し込みは7月19日まで
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夏のインターウニ・ゼミナールの締切が7月19日と迫ってきました。 インターウニ・ゼミナールは、ドイツ語を学んでいる日本全国の学生が自由に参加できるオープンなゼミです。 「ドイツ語を話す機会を持つ、ドイツ語を学ぶ、さまざまな人や考え方に出会い、ドイツ語をつかって考え、議論をする」ことを目指しています。
今年の夏のテーマは、「市民の声」(Stimmen der Bürger)です。 「公共的な言論空間(Öffentlichkeit)で私たち『市民』の一人ひとりが『声』をあげることにどんな意味があるのか、 改めて問い直してみたいと思います。変貌する『市民の声』のあり方を日独韓の間で比較しながら、 国家の中で私たちが『市民』として生きることの意味や責任について、ともに議論し考えてみましょう。」とのことです。
テーマに関する説明の詳細は、インターウニゼミナール をご覧ください。 ゼミの参加申し込みは、http://www.interuni.jp/anmeldung からできます。携帯からの申し込みは http://www.interuni.jp/keitai からどうぞ。

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2013年6月24日  Der Kasseler Bergpark Wilhelmshöhe ist Unesco-Weltkulturerbe.

カッセルのヴィルヘルムスヘーエ公園が世界文化遺産に登録される
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日本では、富士山が世界文化遺産になったということで盛り上がっていますが、 ドイツでは、ヴィルヘルムスヘーエ公園(Bergpark Wilhelmshöhe) が世界文化遺産になりました(ドイツでは38番目の世界遺産)。 カッセル(Kassel)というと、 ヴィルヘルムとヤーコブのグリム兄弟が活動した街として知られていますが、 今回、世界文化遺産に指定された公園は、丘陵に造られたヨーロッパで最も美しい公園として知られ、 総面積はおよそ240ヘクタールのイギリス風景式庭園です。 ここには、およそ300年前に作られ今だに動き続けている「仕掛け噴水」(Wasserspiel)や、 カールスベルク(Karlsberg)山頂に約300年立ち続けるヘラクレス像があることで有名です。公式サイトは、 Bergpark Wilhelmshöhe です。 これまでは、Wilhelmshöhe というと、ただ ICE の停まる駅と思っていた人も、 この際、認識を新たにして立ち寄ってみましょう。 fr-online (Frankfurter Rundschau) の、記事 unesco-welterbe-kassel--wir-sind-welterbe (am 22.06.2012) を参照しました。

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2013年6月22日  Ab 23. Juni wieder bei BS1: Darin ha gaikokujin Nr.2 („Mein Darling ist Ausländer“)

6月23日23時45分からBS1で5回「ダーリンは外国人」第2シリーズ始まる
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6月23日から、NHK BS1で5回「ダーリンは外国人:ベルリン生活はじめました 第2シリーズ」が放送されます (6/23, 24, 25, 27, 28)。23時45分から5分間のミニ番組です。公式サイト 「NHK ダーリンは外国人 ベルリン生活はじめました」 では、 5回のテーマと内容が紹介されています。第2シリーズは、6月26日(水)だけがなぜか抜けているので、5夜連続ではありません。 テーマだけ紹介しておきます。23日(日)が「魅力的なカフェがいっぱい」、24日(月)が「夫婦の住まい」、 25日(火)が「トニーの好きな黒いパン」、27日(木)が「日曜日の過ごし方」、28日(金)が「“世界一芸術家が暮らしやすい”街」です。
第1シリーズも何回か再放送がありましたので、第2シリーズも再放送を期待できそうです。

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2013年6月19日  Wetter-Wahnsinn: Hochwasser an der Elbe und dann die Hitze in Nordrhein-Westfalen!

ドイツではエルベ川の大水の後、今度は猛暑?
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この数週間、ドイツの東部での大水(Hochwasser)の被害は深刻さを増し、エルベ川(die Elbe)沿いに被害は北上。 ブランデンブルク、ニーダーザクセン、メクレンブルク・フォアポンメルン、シュレスヴヒ・ホルシュタインなど各州のエルベ川沿いの住民は、 深刻な状況にありましたが、ようやく徐々に水は引きつつあるようです( Bund und Länder ringen um Details der Fluthilfen (de.nachrichten.yahoo.com) )。
今度は、アフリカから熱波がやってきて、ノルトライン・ヴェストファーレン州を直撃。6月18日にデュッセルドルフは、摂氏36度を越えたとか。 常軌を逸した天気(Wetter-Wahnsinn)に、「暑気休み」(hitzefrei)を望む声が出ているそうです。 Wüsten-Hitze in NRW – 50 Grad in praller Sonne (Die Welt) という記事を参照しました。この記事の中では、炎天下で摂氏50度を越えると言っていますが、一方では、 Deutschland genießt die Hitze. (「ドイツは、熱さを楽しんでいる」)という動画も載せているあたり、熱さに対する感覚の違いを感じさせます。

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2013年6月10日  Gedenkveranstaltung für Professor Tatsuji Iwabuchi, am 07. Juli 2013.

7月7日、岩淵達治先生追悼『ブレヒト演劇の現在 ― ブチ氏のアンコール』
岩淵達治先生追悼『ブレヒト演劇の現在 ― ブチ氏のアンコール』 am 07.07.2013 ---
2013年7月7日(日)、学習院創立百周年記念会館 正堂にて、岩淵達治先生追悼『ブレヒト演劇の現在 ― ブチ氏のアンコール』 が開催されます。ロビー開場13時 開演14時、参加費不要です。
詳細は、素敵なホームページ 岩淵達治先生をしのぶ会 にありますので、ご参照下さい。

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2013年6月2日  Oktoberfest 2013 in Japan findet dreizehn Mal in 11 Orten statt!

日本のオクトーバーフェスト、今年は11会場で13回も!今は駒沢公園で
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オクトーバーフェストと言えば、ミュンヘンで大々的に開かれる「十月祭」。と言っても、9月後半から10月前半までで終わってしまいます。 今年2013年は、Oktoberfest 2013 München によると、 9月21日から10月6日まで。ところが近年、日本では春先から「オクトーバーフェスト」をやっているんです。しかも、どんどん開催する場所が増え、 今年は11会場で、13回も行われます。 現時点で公表されている情報では、1.お台場(春) 4.26-5.6、2.日比谷 5.17-5.26、3.駒沢 5.31-6.9、4.東北(仙台) 6.7-6.16、5.奈良 6.21-6.30、 6.豊洲 7月下旬、7.大井 7.29-8.2、8.立川 8月上旬、9.大井 8.12-8.16、10.芝 8.16-8.28、11.日比谷 9.6-9.16、 12.長崎 9.13-9.23、13.お台場 9.27-10.6 という予定。詳しくは、OKTOBERFEST 2013 日本公式サイト をご覧ください。
5月31日から6月9日の予定で、現在は駒沢オリンピック公園中央広場で開催中です。詳細は、 駒沢オクトーバーフェスト2013 をご覧ください。 ほとんど一年中「10月祭」と言われても困るなあ、と思いますが、ドイツのお祭りの雰囲気をちょっとだけでも体験できる機会が増えることは悪くありません。 ちなみに、ミュンヘンのオクトーバーフェストも日本のオクトーバーフェストも、10月6日に終わるところは同じようです。

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2013年5月26日  Laut BBC-Umfrage 2012-13 ist Deutschland das beliebteste Land der Welt.

世界で最も肯定的に見られている国(2012-13)はドイツ(BBC,5/23)
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世界で最も肯定的に見られている国(the most positively viewed nation in the world)を毎年調査しているBBCのランキング2012-13年版では、 「主に肯定的」(mainly positive)と答えた人の割合が59%(昨年に比べて3%アップ)でドイツがトップとなりました。 ドイツに対して、「主に否定的」(mainly negative)と答えた人の割合は15%(昨年に比べて1%ダウン)でした。 このBBCのアンケート調査は、 BBC poll: Germany most popular country in the world (23 May 2013 Last updated at 15:58 GMT) で見ることができますが、全部で16の国とEUが対象で、22カ国の26,000人を対象に、「主に肯定的」か「主に否定的」かを尋ねたものです (ただし、自国については尋ねないという方針ですので、21カ国の人に尋ねた結果が混じっています)。この結果は、ドイツのメディアでも AFP電/dpa電 で広く報道されました。
ちなみに、昨年2012年では、トップが日本でした。今回の結果で、日本に対して「主に肯定的」と答えた人の割合は51%(昨年に比べて7%ダウン)で4位、 「主に否定的」と答えた人の割合は27%(昨年に比べて6%アップ)でした。昨年、日本がトップだったときは、多くのメデイアが報道しましたが、 今年は4位に落ちたので、日本ではほとんど注目されていないようです。なお、ドイツ語の記事は、tagesspiegelLaut BBC-Umfrage Deutschland beliebtestes Land der Welt (23.05.2013 13:35 Uhr) を参照しました。

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2013年5月23日  Mit einem neuen Denkmal hat Leipzig am 22. Mai den 200. Geburtstag Richard Wagners gefeiert.

ライプチヒにリヒャルト・ヴァーグナーの記念碑が登場(5/22)
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今年は、ご存知のようにリヒャルト・ヴァーグナー(Wilhelm Richard Wagner:1813-1883)生誕200年の記念の年です。 ヴァーグナーと言えば、バイロイト(Bayreuth)、そしてバイロイト音楽祭を思い出しますが、 意外に知られていないのは、ヴァーグナーは1813年5月22日にライプチヒ(Leipzig) に生まれたということです。その生誕の日に、ライプチヒには、新たにリヒャルト・ヴァーグナーの記念碑が登場しました。 場所は、ブリュール(Brühl)にあるヴァーグナー生家の近くのプロメナーデンリング(Promenadenring)。 彫刻家シュテファン・バルケンホール(Stephan Balkenhol)によって制作されたもので、 http://www.wagner-denkmal.com/ でも、原型を見ることができます。 彩色された彫刻ですが、背後に黒い大きな影がついています。
Leipziger Volkszeitung Online には、昨日の様子が記事として掲載されていますし、 Stern.de では、彫刻家シュテファン・バルケンホールとのインタビューが載っています。 Die Welt には、5月15日付でWarum Leipzig sein Wagner-Denkmal nicht liebt という記事を掲載しています。

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2013年5月21日  Vortrag von Prof. Y. Birumachi an der Gakushuin-Uni: Ogai Mori in Müchen ... am 17.06.2013.

学習院大学人文科学研究所主催講演会, 美留町義雄氏「ミュンヘンの森鷗外 ...(6/17)
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学習院大学人文科学研究所主催で下記の講演会が開催されます。 奮ってご来場ください。講演会終了後、同所で懇親会が開催される予定です。
講師:美留町義雄(びるまち よしお) 大東文化大学・准教授
タイトル:「ミュンヘンの森鷗外 ―メイドカフェ、オクトーバーフェストそして『うたかたの記』―」
日時:2013年6月17日 午後5時00分~午後6時30分
場所:学習院大学(目白駅下車)北2号館10F1005号室   人文科学研究所会議室 (アクセスマップは、学習院大学目白キャンパス をご参照下さい。) また、学習院大学人文科学研究所のお知らせ には、ポスター・イメージ画像付き案内が掲載されています。

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2013年5月17日  Ein rosa Traumhaus ist auf dem Alexanderplatz in Berlin eröffnet.

ピンクの「バービー・ドリームハウス」がベルリンに誕生、しかし...
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2013年5月17日(金)9時15分配信の共同通信ニュースによると、フロリダ州につぎ 「ドイツの首都ベルリンに16日、女の子に人気のバービー人形の家『バービー・ドリームハウス』がオープンした。 [...中略...] 8月25日まで公開された後、解体され、欧州各地を巡回する。」そうです。 実は、3月26日にオープンの予定だった Barbie Dreamhouse が、 建築資材の輸送に手間取って開館が遅れていたとか。さらに、tagesspiegelJulia Prosinger による Dreamhouse eröffnet in Berlin-Mitte Barbies rosarote Lebenswelt(16.05.2013) という記事によれば、16日にオープンした当日には、抗議する人達が現れ、ど派手なピンクの館を訪れた家族ずれの見学者は、 思いのほか少なかったそうです。 大人15ユーロ、子供12ユーロ、3才以下無料だそうですが、アトラクションによっては、さらにお金を取られるとか。 Barbie The Dreamhouse Experience/Berlin.de Das offizielle Hauptstadtportal から、住所や開館時間はご確認下さい。 ピンクの「バービー・ドリームハウス」の迫力は、すでにネット上に多くの写真で確かめることができます。 オフィシャルサイトは、Barbie The Dreamhouse をご覧ください。

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2013年5月16日  Dokken(=Diplom Deutsch in Japan): Anmeldetermin bis 17. Mai 2013.

2013年独検春の試験(6/23):締め切りは5月17日(金)!
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2013年春の独検の願書受付締切は、5月17日(金)(消印有効)です。 ただし、書店・生協での払込みは5月16日(木)まで。 春の試験は、午前が5級と3級、午後が4級と2級となっています。となり合せの級は併願ができます(割引は申し込みの際に「併願」を選択した時のみの適用)。 5級+4級は、6,000円、4級+3級は、8,500円、3級+2級は11,000円とお得です。
詳細は、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2013年5月13日  In der Saison 2012/13 ist Yuki Ogimi (1. FFC Turbine Potsdam) Torschützenkönigin geworden.

大儀見優季(Ogimi, Yuki)、ドイツ1部リーグで得点王に!
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女子サッカーのドイツ1部リーグで活躍中の 大儀見 優季 (Ogimi Yuki) は、時事通信(5月13日0時7分配信)によると、 「...12日、各地で最終節が行われ、大儀見優季が所属するポツダムは、敵地でギュータースローに2―0で勝った。 後半に今季18点目を挙げた大儀見は同チーム移籍4季目で、初の得点王に輝いた。」そうです。 大儀見が活躍中のチームは、1. FFC Turbine Potsdam です。 Turbine というのは「タービン」のこと。なにやら迫力のある名前ですね。 Turbine Potsdam は、勝ち点49で2位となったので、欧州チャンピオンズリーグの出場権を確保しました。
ちなみに、得点王というのは、ドイツ語では、Torschützenkönig、 大儀見の場合は、女王になるので、Torschützenkönigin となります。 なお、歴代の女子サッカーのドイツ1部リーグの得点女王は、 Torschützenköniginnen_der_Frauen-Bundesliga (de.wikipedia.org) にあります。 もし、ベルリンへ行けるのなら、2013年5月14日(火)18時30分からベルリン日独センター (Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin) で、 大儀見優季&ピエール・リトバルスキーによる 「日独のサッカー事情-選手との交流を通じて得た貴重な経験」 という催し物(対話サロン)に参加するのも面白そうです。

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2013年5月12日  1500 Kumamon-Bären seien im Bruchteil einer Sekunde ausverkauft!

Steiff製クマモン1500体は、一瞬にして完売?
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2013年5月11日(土)に流れたニュースで、「『くまモン』テディベアに シュタイフ社製で限定1500体」(00:13, スポーツ報知) というものがありました。なんでも、ドイツのシュタイフ(Steiff) が限定1500体のクマモンを制作、「一体2万9400円。公式サイトで、5月12日午前0時から予約を受け付けるほか、東京などの一部百貨店でも取り扱う」 とのことでしたが、5月12日午前0時を待って日本の公式サイトhttp://www.steiff.co.jp/ にアクセスした有志によると、 つながった瞬間すでに「在庫切れ」の文字が表示されたとか。ドイツで制作され順次輸入されるそうですが、果たして増産されるのか否か、「東京などの一部百貨店」 とは、いったいどこなのか憶測が乱れ飛んています。それにしても一体2万9400円が一瞬で売れるなんて、信じられない加熱ぶりです。

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2013年5月9日  „Der Ampelmann“ taucht jetzt in Shibuya auf.

あっ、アンペルマンだ! こんどは渋谷に登場!
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Ampelmann, fotografiert in Leipzig am 11.03.2013 アンペルマン(Ampelmann)と言えば、東ドイツの歩行者用信号として登場し、 ドイツ統一後も、絶大な(?)人気を誇り、今でも歩行者用信号に用いられている「信号男」です。 ベルリンには、専門のお店もあり、いろいろなグッズを販売しているのですが、 今や日本にもアンペルマン・ショップがある時代となりました。 1号店は港区高輪に、そして、この4月24日には2号店が渋谷にオープン。 AMPELMANN JAPAN SITE [アンペルマン公式サイト] があります。アンペルマンのグッズ販売はもとより、関連した情報を流すブログや、アンペルマンにまつわる基本情報もあります。 いったい、この素朴な図柄のどこにそんなに魅力があるのでしょうか。不思議ですね(左の写真は、 2013年3月にライプツィヒで働く現役のアンペルマン様のお姿を撮影したものです)。

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2013年5月3日  UEFA Champions League: Am 25. Mai 2013 begegnet der BVB dem FC Bayern im Endspiel.

UEFAチャンピョンズリーグ、なんと決勝はドイツのクラブチーム同士
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UEFAチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League - UEFA.com)と言えば、 言わずと知れた、欧州サッカー連盟(UEFA)の主催のクラブチームによるサッカーの大陸選手権大会。 32クラブの中から、頂点を目指して毎年クラブチーム同士の壮絶な戦いが繰り広げられます。 今年は、なんとボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund (BVB))と FC バイエルン(FC Bayern)が、5月25日に ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開かれる決勝戦で対決することになりました(ドイツ勢同士での決勝は史上初)。 FC バイエルンは、2年連続10度目の決勝進出で、5度目の欧州制覇を目指します。 日本語なら、UEFAチャンピョンズリーグ UEFA.com、 ドイツ語なら、UEFA Champions League - UEFA.com からいろいろな情報を得ることができます。あなたはどちらを応援しますか?

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2013年4月27日  Salzburger Festspiele 2013 beginnen am 19. Juli. Dieses Jahr spielt die NHK Symphony Orchestra TŌRU TAKEMITSU, TOSHIO HOSOKAWA und HECTOR BERLIOZ im Rahmen von Salzburger contemporary.

ザルツブルク音楽祭2013、今年はNHK交響楽団も演奏
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バイロイト音楽祭と並んで有名なクラシック音楽の祭典と言えば、 オーストリアのザルツブルクで開かれるザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele) があります(PCのヴォリュームを上げてアクセスしましょう)。 今年、2013年のザルツブルク音楽祭は、7月19日から9月1日までで、 NHK交響楽団Salzburger contemporary という枠で、武満徹、細川俊夫、HECTOR BERLIOZの作品を演奏する予定です。まだ夏休みは遠い先だ、という方も多いとは思いますが、 コンサートのチケットは早めにおさえておきたいものです。ヨーロッパへお出かけの予定がある方は、 Salzburger Festspiele / Spielplan で日にちとプログラムを確認して、 予約を入れておくことができます。予定を見ると、もうチケットが売り切れている日もありますね。 ちなみに、NHK交響楽団は Salzburger Festspiele / Konzert/ NHK Symphony Orchestra, Tokyo のページで紹介されています。

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2013年4月24日  Bungakuza führt Brechts Leben des Galilei im Juni 2013 auf.

6月の文学座公演、ブレヒトの「ガリレイの生涯」
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ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht:1898-1956)作、 「ガリレイの生涯」(Leben des Galilei (1948)) を6月に 文学座 が高瀬久男氏の演出で上演します。 「ガリレイの生涯」は、岩淵達治氏(1927~2013)によって和訳されたものに基づいています。 公演は、東京メトロ有楽町線「東池袋駅」に直結するあうるすぽっと で、 2013年6月14日(金)~6月25日(火)の期間行われます。 前売・予約開始は、2013年4月25日(木)から。 入場料(全席指定・税込)は、一般 6,000円、夜割 4,000円(6月14・17・19日、夜の部のみ)、 ユースチケット 3,800円、中・高校生 2,500円、夫婦割 10,000円、 豊島区民割引 5,500円があります。 詳細は、6月の文学座公演「ガリレイの生涯」 をご覧ください。
以下は、文学座のサイト「ガリレイの生涯」のページからの引用です。

「もし科学者が権力者に脅迫され、知識のための知識だけで満足するようになったら、 科学はただ新たな苦しみを生みだすこととなり、なにか新しい成果を獲得したといってあげる歓喜の叫びは、恐怖の叫びによって答えられることになるだろう。」

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2013年04月22日  Germanistische Linguistik in Tokyo (GLT) kündigt das nächste Treffen an.

4月27日、ドイツ言語理論研究会(GLT)が開催されます(東大駒場)
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2013年4月27日(土)15:00 ~ 18:00に、ドイツ言語理論研究会(GLT)が、東京大学駒場Ⅰキャンパス18号館4階 (コラボレーションルーム4)で開催されます。 発表は、清野智昭氏(千葉大学)「動詞語彙のコーパス研究-心理動詞を中心に」、 読書報告は、阿部一哉氏(跡見学園女子大学)で、対象論文は、 Stefan Müller (2007) Qualitative Korpusanalyse für die Grammatiktheorie: Introspektion vs. Korpus. です。
開催場所に関しては、東京大学(駒場)キャンパスマップ をご参照下さい。 なお、詳細に関しては、日本独文学会の ドイツ言語理論研究会(GLT)開催のお知らせ もご参照下さい。

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2013年4月15日  5-tägige Serie bei BS1: Darin ha gaikokujin („Mein Darling ist Ausländer“): ab 23.45 Uhr.

4月15日23時45分からBS1で5夜連続「ダーリンは外国人」始まる
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4月15日から、NHK BS1で5夜連続「ダーリンは外国人:ベルリン生活はじめました」が放送されます (4/15, 16, 17, 18, 19)。23時45分から5分間のミニ番組です。公式サイト 「NHK ダーリンは外国人 ベルリン生活はじめました」 では、 5夜連続のお話のテーマも紹介されています。公式サイトでの紹介によると、 ベルリンで「人気漫画『ダーリンは外国人』の作者・漫画家の小栗左多里さんと漫画にも登場する"ダーリン"こと夫のトニー・ラズロさん、 そして小学生の愛息トニーニョくんが生活をスタート」する様子が描かれるそうです。期待できそうですね。

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2013年4月11日  Kulturseminar Nr.56 von JDG am 22. April 2013: Vortrag von Frau Emi Kawaguchi-Mahn „Deutschlands Wahl“

日独協会ドイツ語圏文化セミナー56 川口マーン惠美氏「ドイツの選択」
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公益財団法人 日独協会 では、2013年4月22日の19:00~21:00に、ドイツ語圏文化セミナーの一環で、 川口マーン惠美氏の講演「『ドイツの選択』~ 2013年 人気者メルケルに漂う暗雲 ~」が行われます(使用言語:日本語)。 川口マーン惠美氏は、『ドイツ料理万歳!』、『ベルリン物語』(平凡社新書)、『サービスできないドイツ人、主張できない日本人』(草思社)などでも知られていますが、 近年は、シュトゥットガルト通信 でも注目されています。 参加費は、日独協会会員 1,000円、一般 1,500円、参加にあたっては、事前予約(E-Mail, FAX oder 電話)が必要です。 詳細は、ドイツ語圏文化セミナー56「ドイツの選択」~ 2013年 人気者メルケルに漂う暗雲 ~をご覧ください。

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2013年4月5日  „Deutsche Sprachwissenschaft: Sprachgeschichte“ im Februar 2013 erschienen

講座ドイツ言語学 第2巻『ドイツ語の歴史論』発刊
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ひつじ書房 から、講座ドイツ言語学 第2巻『ドイツ語の歴史論』が発刊されました。 高田博行・新田春夫編で、 執筆者は、井出万秀(立教大学)、黒田享(筑波大学)、清水誠(北海道大学)、高田博行(学習院大学)、新田春夫(武蔵大学)、 藤井明彦(早稲田大学)、細川裕史(学習院大学)の7名。全体は2部構成になっており、 「第1部では完了形、受動構文、使役表現、機能動詞構造、語順、造語といった文法カテゴリーに関して体系的な通時的記述」、 「第2部では、15世紀から19世紀に至るドイツ語の歴史を、印刷工房、宗教改革、文法家、日常語、大衆新聞という切り口から社会とコミュニケーションと関連づけて、 過去におけるドイツ語話者の息づかいが聞こえてくるように描」かれているのが特徴。 一流の専門家がドイツ語の歴史を系統的・学術的に解説した今までにない歴史言語学の入門書です。
なお、講座ドイツ言語学は、3巻本として企画され、第1巻『ドイツ語の文法論』(岡本順治・吉田光演編)は2013年4月、 第3巻『ドイツ語の社会語用論』(渡辺学・山下仁編)は2014年2月に発売される予定です。 第2巻に関する詳細は、講座ドイツ言語学 第2巻 ドイツ語の歴史論(ひつじ書房) をご覧ください。(A5判上製,定価4,000円+税,ISBN978-4-89476-572-6)

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2013年4月2日  Ein neues Arbeitsbuch für die deutsche Ausspracheübung erschienen

『DVD & CDで学ぶ ドイツ語発音マスター』発売(4月5日)
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2013年4月5日に 第三書房 から、 新倉 真矢子 著『DVD & CDで学ぶ ドイツ語発音マスター』が発売になります。 音声の専門家による親切な図解による解説と、CDに収録された母語話者の発音、さらには、舌や口の動きを見て学べる DVDでの解説もあり、 これまでなかった発音練習を可能としています。定価は、本体2,400円+税、ISBN 9784808601553 です。

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2013年3月31日  Am 31. März 2013 beginnt die Sommerzeit in Mitteleuropa.

2013年は、3月31日午前2時からドイツは夏時間(Sommerzeit)!
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2013年3月31日(日)の午前2時に、中央ヨーロッパ時間(Mitteleuropäische Zeit:MEZ)の国々は、 中央ヨーロッパ夏時間(Mitteleuropäische Sommerzeit: MESZ)に移行しました。 2013年3月31日(日)の午前2時になった瞬間に時計を1時間進めて3時にするので、1時間1日の長さが減ってしまいます。 これによって、例えば、日本とドイツの時差は、7時間となりますのでご注意下さい。夏時間の終了は、2013年10月27日(日)の3時(現地時間)です。 http://wwp.greenwichmeantime.com/time-zone/europe/european-union/germany/(グリニッジ標準時)を参照しました。

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2013年3月26日  „Wie kommt es denn so? Französich aus der deutschen Sprache betrachtet“: Serienartikel von Prof. Seino beginnt in der Zeitschrift „Furansu“

連載「なんでそうなるの? ドイツ語から見たフランス語の不思議」始まる
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月刊誌『ふらんす』(毎月22日頃刊行) の4月号から、 連載「なんでそうなるの? ドイツ語から見たフランス語の不思議」が始まります。 担当は、清野智昭氏(ドイツ語)と治山純子氏(フランス語)というお二人の言語学者です。 ドイツ語を学んだ後にフランス語を学ぶと、 いろいろと不思議なことに気がつきます。「なんでそうなるの?」という疑問です。
第1回のテーマは、「場所を表す前置詞の不思議」。ドイツ語では、「存在の場所」と「移動」は、 前置詞の用法でもかなりきちんと区別されますが、フランス語では、「移動の着点」、「存在の場所」、 「活動の場所」が同じ前置詞で表されている、いったいなぜ、というお話です。
NHKラジオ講座や放送大学のドイツ語担当として有名な清野智昭氏が、 切り込みます。ドイツ語だけでなく、フランス語も学びたいという人にとって、 月刊誌『ふらんす』で<2度おいしい>この連載はうれしいですね。今後の記事にも期待しましょう。

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2013年3月24日  NHK Fernseh- und Radioprogramm für Deutsch: Neuer Start, ab 1. April 2013.

2013年4月からのNHKドイツ語、テレビとラジオは?
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NHKの教育テレビ(Eテレ)では、4月から「テレビでドイツ語」が新たに始まります。「五感+αでザクセン州を体感」という EURO24シリーズ。放送は、火曜午後10:25-10:50、再放送は翌週火曜日の午後0:00-0:25。 講師は、岡村りらさん(獨協大学専任講師)、ナビゲーターは高橋光臣さん。
NHKラジオ第2放送では、「まいにちドイツ語」という総合タイトルがついています。月曜日から水曜日までが入門編で 「月の光ソナタ ― ヒカリとあきら」(Mondscheinsonate) という題名。講師は、柿沼義孝さん(獨協大学教授)が担当。木・金は応用編。講師は、相澤啓一さん(筑波大学教授)で 「ドイツ語が見てきたNIPPON」(2011年4月〜9月「まいにちドイツ語」、2012年「アンコールまいにちドイツ語」の再放送)。 放送時間は、月曜から金曜までで、午前7:00-7:15、再放送は同日の15:15-15:30です。
「テレビでドイツ語」の講師の岡村りらさんは、学習院大学独文科出身で、ドイツ語圏文化学科でも現代地域事情で、 数年前から非常勤講師をされています。
なお、ラジオでは、昨年の番組を「アンコール まいにちドイツ語」というタイトルで、11:30-11:45に再放送しています。 月刊のテキストは、毎月18日頃に発売され税込で420円(!)ですが、今では、スマホでも読めるテキストの電子版(NHK出版, 昨年とはurlが変わっています)も電子書店で発売されます。また、NHK語学番組ホームページ では、パソコンで放送の翌週一週間、ラジオ講座を聴くこともできます。あの手この手でいろいろ学べるようになっていますので、 大いに活用しましょう。NHKのドイツ語講座のサイトを利用したり、 ゴガクル(NHKエデュケーショナル)で「おさらいフレーズ」の練習をしたりもできます。 月刊CDもNHKサービスセンターからダウンロード購入もできるとか。 ラジオを持っていなくても、NHKネットラジオ らじる★らじるでPCやスマホで聴くこともできます。

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2013年2月19日  Am 16. Feb. bekommt der rumänische Film „Pozitia Copilului“(Die Stellung des Kindes) den Goldenen Bären.

第63回ベルリン国際映画祭閉幕、金熊賞はルーマニア映画 „Pozitia Copilului“(Child's Pose) に
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2月16日、第63回ベルリン国際映画祭で、今年度の受賞作品等が発表されました。カリン・ペーター・ネッツァー監督(Calin Peter Netzer)による ルーマニア映画„Pozitia Copilului“(Die Stellung des Kindes)が 金熊賞(der Goldene Bär)を受賞しました。 37歳のカリン・ペーター・ネッツァー監督は、1983年からシュトゥットガルト(Stuttgart)で学校に通っていたそうで、1994年からルーマニアに戻りブカレストの映画アカデミー で勉強したそうです(Westdeutsche ZeitungCalin Peter Netzer: Der Preisträger - Kopf des Tages - Panorama - Home 参照)。
その他の受賞に関しては、 Preise der Internationalen Jury をご参照下さい。 なお、本賞とは別のエキュメニカル賞(Preise der Ökumenische Jury)のスペシャルメンションに 池谷薫監督の「先祖になる」が選ばれました。この作品は、「東日本大震災で被災し自宅を再建する男性を追ったドキュメンタリー作品」(ベルリン:2月16日ロイター)だそうです。

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2013年2月14日  Am 7. Februar 2013 ist Prof. em. Tatsuji Iwabuchi verstorben.

去る2月7日に岩淵達治先生、他界
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岩淵達治先生(ドイツ文学)が、去る2月7日(木)享年85歳で他界されました。 ここに謹んでご冥福をお祈りするとともにお知らせいたします。 なお、ご葬儀は近親者のみで2月12日(火)に執り行われました。

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2013年2月12日  21. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 9. März 2013)

第21回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(3月9日(土))
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会の第21回研究会が、来たる3月9日(土)、14:30〜17:45に開催されます。 興味、関心のある方は、奮ってご参加下さい。
場所: 学習院大学(キャンパス地図) (JR目白駅下車徒歩1分、地下鉄副都心線雑司が谷駅下車徒歩10分)
   中央教育研究棟507教室
 14:30- 細川裕史 (学習院大学): 「書きことばに取りこまれた「近いことば」の文構造 ― 書簡体小説『若きウェルテルの悩み』を一例として」
 16:00- 休憩
 16:15- Katharina Muelenz (Rikkyo Universität): Ein Forschungsprojekt zu Qualitativer Gesprächsforschung zweisprachiger Jugendkommunikation im Spiegel des aktuellen Forschungsstands
発表要旨は、 「社会と行為から見たドイツ語」研究会(日本独文学会新着情報)をご参照下さい。

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2013年2月8日  Die 63. Filmfestspiele in Berlin beginnen am 7. Feb. 2013.

第63回ベルリン国際映画祭が2月7日開幕
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第63回ベルリン国際映画祭が2月7日に開幕しました(2月17日まで)。この日は、Altweiberfastnacht でもありました。 公式ホームページは、http://www.berlinale.de/de/HomePage.html です。 オープニングに上映された作品は、ウォン・カーウァイ監督(長編コンペ部門の審査員長)のThe Grandmaster でした (euronews cinema - Kung-Fu-Film "The Grandmaster" wird die Berlinale eröffnen (YouTube))。 今回、日本作品は、短編部門で3本出品されています(川本直人監督の「渦汐」、津谷昌弘監督の「定常と非定常との狭間」、仲本拡史監督の「無言の乗客」)。 また、生誕100年を迎える木下惠介監督の5作品、小津安二郎監督の名作映画『東京物語』(1953)も上映されます。 Berlinale 2013 からいろいろなトレーラーを見ることもできますし、 Die 63. Berlinale - mit Yahoo Kino live bei der Berlinale 2013 のような特集サイトからも耳より情報を得ることができます。 金熊賞の発表は、2月16日(現地時間)の予定です。お楽しみ下さい。

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2013年2月1日  Die Aufführung des Tokyo Engeki Ensembles/Brechtraum Tokyo, 01.03. bis 10.03.2013

東京演劇アンサンブル『忘却のキス』公演(3/1-3/10)
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東京演劇アンサンブル は、「ブレヒトの芝居小屋」 にて、3月1日から3月10日に、 ボート・シュトラウス(Botho Strauß)原作の『忘却のキス』(Der Kuss des Vergessens) を上演します。 訳・構成(ドラマトゥルク)は大塚直、演出は公家義徳、 音楽はクロマチック・アコーディオンのかとうかなこという組み合わせです。 現代ドイツ語圏を代表する劇作家として知られるボート・シュトラウスのこの作品は、日本初演ということです。 関心のある方は、『忘却のキス』(東京演劇アンサンブル) や、 <東京演劇アンサンブル>『忘却のキス』公演のお知らせ(独文学会新着情報) も合わせてご覧ください。料金は、当日が4,500円、前売り(一般)が3,800円、前売り(学生)が3,000円となっています。 ロープライスデーや、割引もあるようです。

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2013年1月24日  Ein Buch über Forstwirtschaft in Deutschland und Wälder in Japan erregt Aufmerksamkeit!

岸 修司[著]『ドイツ林業と日本の森林』が話題に!
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2012年10月に、岸 修司 (著)『ドイツ林業と日本の森林』が 築地書館 が出版されました。 値段は、2,400円+税。執筆者の岸 修司氏は、2年間に渡り、ドイツのドイツの森林局、森林研究所、 フライブルク大学森林科学環境学部、ロッテンブルク専門大学営林学科で最新のドイツ森林学(Forstwissenschaft) を学んで帰国しました。この本は、ドイツで森がいかに大切にされ、管理され、愛されているかを伝えるものであるのと同時に、 日本の森がこれまでいかに扱われてきたかを克明に報告しています。 築地書館の紹介ページでは、 本書『ドイツ林業と日本の森林』の「目次」と「はじめに」を公開しています。 この本の魅力を垣間見ることができます。以下は、キャッチコピーの引用です。
「世界中から学生が集まる林学教育の先進性。」 「改革をせまられる日本林業への示唆に富むドイツ林業最新リポート。」 「ドイツ林業の骨格となる「ドイツ連邦森林法」「ラインラント・パルツ州森林法」を日本語で初めて収載。 自らの体験にもとづく、ドイツで林学を学ぶ人のための留学ガイドつき」
ということで、あなたも森林監督官(Förster)になれるかもしれません。

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2013年1月20日  Das Unwort des Jahres 2012 in Deutschland ist „Opfer-Abo“.

ドイツにおける 2012年の「粗悪語」は „Opfer-Abo“
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2012年の粗悪語(Unwort)が、2013年1月15日に http://www.unwortdesjahres.net/ によってプレス発表されました。第1位は、„Opfer-Abo“。 気象キャスターのイェルク・カヘルマン(Jörg Kachelmann)によって使われたこの言葉は、 直訳すれば、例えば「犠牲の予約購読」。 カヘルマンは、女性暴行の嫌疑がかけられ雑誌Spiegel などで2012年秋から多くのインタビューを受けていますが、 その際に、Frauen hätten ein "Opfer-Abo" in der Gesellschaft. (女性は社会の中で、Opfer-Abo (犠牲の予約購読)をしている)という趣旨の発言を繰り返したと言われています。 例えば、SPIEGEL-GESPRÄCH: Kollektiver Blutrausch (08.10.2012) を参照。 この言葉は、《女性たちをひとまとめにあつかい、さらに容認できないことだが、自らが犯人で性的暴力をでっちあげているという疑惑をもたらす》 (Das Wort „Opfer-Abo“ stellt in diesem Zusammenhang Frauen pauschal und in inakzeptabler Weise unter den Verdacht, sexuelle Gewalt zu erfinden und somit selbst Täterinnen zu sein.) というのが粗悪語である理由として挙げられました。
第2に挙げられたのは、Pleite-Griechen(「倒産したギリシャ人」)。 この概念は、《ある国民全体を不適切に、かつ認定不能なほど誹謗中傷するものだ。》 (Der Begriff "Pleite-Griechen" diffamiere ein ganzes Volk in "unangemessener und unqualifizierter Weise") と説明されています。さらに、Lebensleistungsrente(「人生給付年金」?) という言葉は、《非常に限定された条件の元で国のほんの少しの追加給付が与えられる計画に対して付けられた誤解を招くシニカルな名称》 (eine irreführende bis zynische Bezeichnung für ein Vorhaben, bei dem unter sehr restriktiven Bedingungen eine geringfügige Zusatzleistung des Staates versprochen wird.) であると説明されました。合成語として、Lebensleistung + Rente と考えると、 いったいこの追加年金が対象とする Lebensleistung とは何なんだ、という疑問が生じます。
ドイツ語による詳細な説明は、pressemitteilung_unwort2012.pdf をご覧ください。

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2013年1月9日  Ab 19. Januar 2013 kommt der Spielfilm „Barbara“ ins Kino in Tokio.

ペッツォルト監督作品『東ベルリンから来た女』が1/19から東京でも上映
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クリスティアン・ペッツォルト(Christian Petzold)監督作品『東ベルリンから来た女』(ドイツ語原題は"Barbara") が2013年1月19日から東京でも上映されます(Bunkamura ル・シネマ)。 日本の公式サイトは、『東ベルリンから来た女』。 ドイツでは2012年3月に公開され、公式サイトは、Barbara - Ein Film von Christian Petzold です。 2013年1月8日の東京新聞夕刊には、ペッツォルト監督のインタビュー記事「"忘れ去られた時代": 今こそ語るべき」が掲載されています。
物語は、1980年の夏、ベルリンの壁が崩壊する9年前の東ドイツの田舎町。主人公のバーバラ(Barbara) (ニーナ・ホス;Nina Hoss) は医者で左遷されてこの地に来ます。当時の東ドイツ社会をどのように描いているのか、主人公バーバラをめぐって、 どのような人間関係が構築され、最終的にバーバラはどうするのか、当時の日常を描こうとした作品として、今までとは一味違った東ドイツの日々を見せてくれる映画です。 東京以外での上映予定など詳細は、公式サイト『東ベルリンから来た女』 をご覧ください。 なお、Barbara という女性名は、公式サイトや映画の字幕では「バルバラ」となっていますが、 カタカナで書くならドイツ語の発音も「バーバラ」が普通で自然です。

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2012年12月31日  Das Wort des Jahres 2012: Rettungsroutine (am 14.12.2012 von der Gesellschaft für deutsche Sprache (GfdS))

ドイツの2012年の言葉は、Rettungsroutine「支援ルーティーン」
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2012年12月14日に、恒例となっているドイツの「今年の言葉」(Wort des Jahres)が、 ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache (GfdS) )で発表されました。 選定基準は頻度ではなく、簡単に言ってしまえばその年を象徴するような語ですが、 毎年のように「そんな言葉聞いたこともない」という批判が出ていますのでご注意下さい。 以下の紹介では、「」括弧内に試訳を載せますが定訳ではありませんし、使用実態がよく分からないものも和訳しています。
第1位は、Rettungsroutine「支援ルーティーン」です。 この語は、決して多く用いられた語ではありませんが、 気がつくとEUのギリシャ支援は、緊急支援というよりもルーティーン化してしまっていたという話です。
第2位は、Kanzlerpräsidentin(「首相大統領」;メルケル首相が大統領よりも目立っている?[使われた状況不明])、
第3位は、Bildungsabwendungsprämie(「教育転向報奨金」?[使われた状況不明])、
第4位は、Schlecker-Frauen(「シュレッカーの女性たち」; ドラッグストアのチェーン店Schlecker が倒産したのにともない、そこで働いていた女性たちを指して)、
第5位は、wulffen(大統領の名前を動詞化したもので、1. 怒りのメッセージを留守録に残す、2. 違法な不当利益を得る、3. 本当のことをしぶしぶ小出しにする、というような複数の意味で)、
第6位は、Netzhetze(「ネットでの誹謗」)、
第7位は、Gottesteilchen(「神の素粒子」;ヒッグス粒子(Higgs-Teilchen)発見のニュースから)、
第8位は、Punk-Gebet(「パンクの祈り」; 逮捕され裁判にかけられたパンクバンドPussy Riotを救い出そうとする運動から)、
第9位は、Fluch-Hafen(「呪いの空港」;ベルリンの未だに開港していないWilly Brandt空港)、
第10位は、ziemlich beste ...(2012年初頭に話題となった映画»Ziemlich beste Freunde« のタイトルから。「かなり最高の…」というのは、言葉の使い方としてもちろん変。2011年のフランス映画で、日本では『最強のふたり』というタイトル。)
ドイツ語での解説は、GfdS Pressemitteilungen, 14.12.2012 をご覧ください。

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2012年12月23日  Last-Minute zum Weihnachtsshopping 2012

クリスマスショッピングはお済みですか?
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クリスマス直前になってしまいました。ドイツ語圏では、クリスマス・マーケット(Weihnachtsmarkt) も昨日の土曜日で幕を降ろし、あとは静かなクリスマスを待つばかりとなっているはず。一方、日本では、 12月25日まで「ドイツクリスマスマーケット」を六本木や大阪梅田でやっています。そう、日本ではまだクリスマスショッピングのチャンスが残されています! クリスマスマーケット2012 - 六本木ヒルズ や、ドイツクリスマスマーケット大阪2012 をご参照下さい。また、羽田空港ターミナル BIG BIRDでも、 12月25日まで"Romantic Airport Xmas 2012 in BIG BIRD" を開催中です。 ご参考までに、ベルリンのクリスマス・マーケットとショッピングの雰囲気をちょっと知ることができるように、 Entspanntes Weihnachtsshopping in Berlin のページをリンクしておきます。

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2012年12月19日  Gadamers Wahrheit und Methode III wurde ins Japanische übersetzt.

ガダマーの『真理と方法 III』翻訳書出版される(2012月11月)
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法政大学出版局 から、H.-G. ガダマー(Hans-Georg Gadamer: 1900-2002)の 『真理と方法 III』の翻訳が出版されました。翻訳者は、轡田 收氏(学習院大学名誉教授)、三浦 國泰氏(成蹊大学文学部教授)、 巻田 悦郎氏(東京理科大学准教授)。 『真理と方法 III』(法政大学出版局) の説明によれば、「歴史解釈における経験の媒体であり存在論の地平でもある〈言語〉に光を当てた第三部に、「解釈学と歴史主義」論文 および「原著第三版あとがき」を併録」しているそうです。「テクストの理解および世界認識の方法を独自の解釈学として深化させた」 ガダマーを読む方にお勧めです。(定価:3,800円 + 税、ISBN978-4-588-00177-2 C1310)

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2012年12月10日  Laut Mercer-Studie 2012 nimmt Wien zum vierten Mal in Folge im internationalen Vergleich der Lebensqualität den ersten Platz ein.

ウィーンが4年連続で「生活の質」世界一の都市に選ばれる
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アメリカのコンサルタント会社マーサー(Mercer)は、 2012年12月4日、世界の221都市の「生活の質ランキング」 (Quality-of-living rankings by Mercer)を発表し、 オーストリアの首都ウィーン(Wien)を第1位に4年連続で選びました。 ここで「生活の質」(Lebensqualität)と呼ぶものは、 政治、社会、経済、環境、安全性、健康上や教育上の提供するもの、交通機関、 公共機関のサービスなど39の基準によって評価されているそうです。 なお、ウィーンは、国連の State Of The World Cities 2012/2013 という調査でも、世界70の都市の中で、最も成功した都市に選ばれています。 Politik und Verwaltung - wien.at では、 ドイツ語で今回のランキングに関する紹介を読むことができます。
アメリカのコンサルタント会社Mercer の「生活の質ランキング」では、 2位チューリヒ(Zürich)、3位オークランド(Auckland)、 4位ミュンヘン(München)、5位ヴァンクーヴァー(Vancouver)、 6位デュッセルドルフ(Düsseldorf)、7位フランクフルト(Frankfurt a.M.) とドイツ語圏の都市が7位までに5つもランクインしているのが目を引きます。

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2012年12月3日  20. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 14. Dezember 2012)

第20回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(12月14日(金))
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会の第20回研究会が、来たる12月14日(金)、15:00〜18:15に開催されます。 興味、関心のある方は、奮ってご参加下さい。
場所: 学習院大学(キャンパス地図) (JR目白駅下車徒歩1分、地下鉄副都心線雑司が谷駅下車徒歩10分)
   中央教育研究棟507教室
15:00- 渡辺学 (学習院大学):読書報告
    Inken Keim (1995): Sprachvariation und soziale Kategorisierung.
    Inken Keim (2002): Sozial-kulturelle Selbstdefinition und sozialer Stil.
16:30- 休憩
16:45- 小川敦(一橋大学特別研究員)「近年のルクセンブルクにおける言語使用と言語意識」
発表要旨は、 「社会と行為から見たドイツ語」研究会(日本独文学会新着情報)をご参照下さい。

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2012年11月4日  100 Lieder über Röslein werden am 18.11.2012 in Kita-Topia gesungen.

ドイツ歌曲『野ばら』が、11月18日、一日で100曲演奏される!
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ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe,1749〜1832)の詩にシューベルトやヴェルナーが作曲した 『野ばら』という歌曲は広く知られています。しかし、『野ばら』という歌曲は、 「野ばら×91〜91人に囲まれたゲーテ〜」 によると、 その数は「154曲」もあるのだそうです。上記のサイトによれば、 「残念な事に、[...] 現存する楽譜は91曲しかありません。 「しかありません…」とは言え、91曲もあります。そこで—「この91曲を一日で全て演奏してしまおう!」というのがこのプロジェクト」だそうです。
ドイツ歌曲『野ばら』91曲+9曲が演奏されるコンサートは、 北とぴあ国際音楽祭2012 で、 2012年11月18日(日)、開演13時(開場、及び当日券販売開始は12時30分から)、場所は、 北とぴあ、つつじホール で行われます。
プログラム(programm.pdf)によると、終了予定は、20時56分。全体は、7部構成。 詳細は、野ばら×91 〜 91人に囲まれたゲーテ〜 の説明をご覧ください。
主催:野ばら×91制作委員会/Ruhe Japan、後援:ドイツ連邦共和国大使館、東京藝術大学同声会、DAAD友の会、 共催:(公財)北区文化振興財団、東京都北区、Lieder Einladung 実行委員会です。

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2012年11月1日  Miyazaki Aoi spielt Empompie in der „Frosch-Reklame“.

宮崎あおい、ドイツの手遊び歌 Empompie に挑戦
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ドイツでエコな洗剤として有名な Frosch が、このたび日本でも旭化成から発売されることになり、 宮崎あおいが出演するテレビCMが作られたそうです。 時事ドットコム(2012/10/31)によると、「撮影はフロッシュが誕生したドイツで行われ、日本でいう「アルプス一万尺」や 「おちゃらかホイ」のような、ドイツの子どもたちが実際に遊んでいる「Empompie(エンポンピー)」という手遊び歌を、 少女と口ずさみながら遊んでいる内容となっている。」ということで、 興味のある方は、YouTube で、Frosch Empompie をキーワードにして探してみましょう。このような手をたたいて遊ぶものは、ドイツ語では、Klatschspiel と言い、今回のエンポンピーは、例えばhttp://www.kikisweb.de/Em pom pie に遊び方と言葉の説明があります。impompi は、7分05秒もありますが、 1分10秒あたりから見れば手の動きと言葉の対応はすぐわかります。
この他にも YouTube で、Empompie Klatschspiel を検索語にするといろいろなものが出てきます。 Bei Müller hat's gebrannt も、なかなか楽しい Klatschspiel です。 実は、エンポンピー、ヨーロッパのいろいろな地域、国々で遊ばれていて、ヴァリエーションもいっぱいあります。

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2012年10月28日  In der Nacht zum Sonntag werden die Uhren um 03.00 Uhr wieder um eine Stunde zurückgestellt.

2012年10月28日(日)、ドイツ、オーストリア、スイスなどは冬時間に
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2012年10月28日、日曜日の朝3時に、ドイツ、オーストリア、スイスなど(中央ヨーロッパ時間の国々)では時計を一時間戻します。 これによって、冬時間(Winterzeit) が始まります。日本の時間(JST)を基準に考えると、日本時間マイナス8時間(JST - 8)となります。
Bild am Sonntag の委託により行われたアンケートによると、 ドイツ人回答者の48%は、時間の切り替え(Zeitumstellung)を負担に感じているそうですが、 逆に52%の人たちは受け入れているとのこと。3年前のアンケートでは、55%の人たちが廃止を望み、41%の人たちが サマータイムをいいものと評価していたそうです。ということは、3年前に比べると、否定的に考えている人が減ったということ。 アンケート結果は、ドイツの東西の差、男女差、年齢層による差もあり、興味深いところもあります。詳細は、 Umfragen:Jeder Zweite fühlt sich genervt von Zeitumstellung (www.welt.de) 及び、 Am Sonntag wird umgestellt: Brauchen wir die Winterzeit wirklich? (www.bild.de) をご参照下さい。 時差が分からなくなった時には、例えば Time-j.net 世界時計 というサイトで、 ドイツの時差と現在時刻 を見るのが早道かもしれません。

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2012年10月24日  Vortrag und Konzert von Kitamura Genzou (Trompeter) zum 60. Jubiläum des Deutschen Seminars an der Gakushuin, am 15. Dezember 2012.

北村源三氏によるトランペット演奏とトーク(12月15日,学習院創立百周年記念会館にて)
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Vortrag und Konzert von Kitamura Genzou (Trompeter), am 15.12.2012, an der Gakushuin Uni 学習院大学 ドイツ文学科・ドイツ語圏文化学科 創立60周年記念を記念して、 来る12月15日に記念講演会を開催いたします。 入場は無料で、予約も不要です。 講演会では、元・NHK交響楽団トランペット奏者の北村源三氏に、 トランペット演奏と、ウィーンとのかかわりについてお話をしていただきます。
日時:2012年12月15日(土) 14時開演(13:30開場)
場所:学習院創立百周年記念会館 正堂 学習院大学アクセスマップ 及び、学習院大学キャンパスマップ をご参照下さい。)
北村源三氏「ウィーンと私」(オルガン:飯 靖子氏)
主催:学習院大学ドイツ語圏文化学科
共催:学習院大学ドイツ文学会、学習院大学文学会
詳細は、学習院大学 ドイツ文学科・ドイツ語圏文化学科 創立60周年記念講演会ポスター(PDF)をご覧ください。 みなさまのお越しをお待ちしております。

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2012年10月17日  Am 16.10. hat der Film „Die Vermessung der Welt“ Premiere gefeiert.

『世界の測量』のプレミア試写会、ベルリンで開かれる(10/16)
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37週もベストセラーのトップに君臨していたダニエル・ケールマン(Daniel Kehlmann)の『世界の測量』 (Die Vermessung der Welt)が映画化され、10月16日にベルリンでプレミア試写会が行われました。 ドイツの映画館に登場するのは、10月25日。監督は、Detlev Buck、ガウス役は、Florian David Fitz、 アレクサンダー・フォン・フンボルト役は Albrecht Abraham Schuch で、3Dの1時間30分の作品に仕上がっています。 トレイラーは、Die Vermessung der Welt (Warnerbros official site) でご覧ください。

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2012年10月13日  Der 88. Workshop von Arbeitskreis für deutsche Grammatik (an der Chuo Universität, Tama)

10月14日、ドイツ文法理論研究会第88回研究会(中央大学にて)
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2012年10月14日(日)13時15分から16時に、中央大学多摩キャンパス 3号館3208教室で第88回ドイツ文法理論研究会が開催されます。 今回は、13時15分から30分までが臨時総会です。
その後のプログラムは以下の通り。
13:30〜15:00  講演 藤原浩史氏(中央大学 文学部教授)
表題:『枕草子』の潜在的論理
15:10-16:00  研究発表 坂本 真一氏(中央大学大学院博士後期課程)
表題:ドイツ語の発話末のイントネーション—教材分析の視点から—(仮題)
なお、講演ならびに研究発表の要旨については、 2012年秋の研究発表会(ドイツ文法理論研究会) をご覧ください。会員で無い方も参加できます。

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2012年10月5日  Abstracts der Germanistentagung 2012 (Herbst) veröffentlicht

2012年日本独文学会秋季研究発表会要旨が公表される
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2012年10月13、14日に中央大学(多摩キャンパス)で開催される日本独文学会秋季研究発表会の要旨が公表されました(10/4)。 2012秋日本独文学会発表要旨(PDF) をダウンロードできます。大会プログラムは、 日本独文学会2012年秋季研究発表会プログラム(PDF) にあります。

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2012年10月2日  Klimts Atelier in Wien wird als Gedenkstätte der Öffentlichkeit zugänglich gemacht.

クリムトの ウィーンのアトリエ、9月30日より公開
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今年はグスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862-1918) の生誕150周年にあたります。 オーストリアのさまざまな美術館などで記念行事が行われていますが、晩年に使われたウィーン( Feldmühlgasse 11, 1130 Wien) のアトリエが復元され9月30日から一般公開されています。 ウィーンを訪れる際には、是非立ち寄ってみたい場所です。 詳細は、Aktuelles, News, Gustav Klimt Ausstellung, letztes Atelier や、 オンライン・ウィーンガイド または、 Der Online-Reiseführer für Wien をご覧ください。

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2012年9月26日  Dokken(=Diplom Deutsch in Japan): Anmeldetermin bis 12. Oktober 2012.

2012年独検秋の試験:締め切りは10月12日(金)まだ間に合う!
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2012年秋の独検の願書受付締切は、10月12日(金)(消印有効)です。 ただし、書店・生協での払込みは10月11日(木)まで。 秋の試験では、全級を受験することができます。午前が5級、3級、準1級、午後が4級、2級、1級です。となり合せの級は併願ができます(割引は申し込みの際に「併願」を選択した時のみの適用)。 5級+4級は、6,000円、4級+3級は、8,500円、3級+2級は11,000円、2級+準1級は12,500円、準1級+1級は15,000円とお得です。
詳細は、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2012年9月25日  Germanistische Linguistik in Tokyo (GLT) kündigt das nächste Treffen an.

ドイツ言語理論研究会、10月20日開催
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ドイツ言語理論研究会(GLT)が以下の予定で開催されます。
日時: 2012年10月20日(土)15:30 ~17:30
場所: 東京大学駒場Ⅰキャンパス18号館4階 コラボレーションルーム4(東京大学(駒場)キャンパスマップ参照)
発表者:大矢俊明(筑波大学大学院・人文社会科学研究科)
発表題目:「bekommen 受動 再考 - Reis (1985)の再検討を中心に -」
日本独文学会新着情報 もご参照下さい。

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2012年9月10日  Ein fleißiger Reiseführer in Deutschland „Baedeker“: Aus einer Kolumne in der Nikkei-Zeitung am 09.09.2012.

「独の勤勉な旅行本ベデカー」日本経済新聞(2012/9/9)
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2012年9月9日の日本経済新聞に「独の勤勉な旅行本ベデカー」というタイトルの樺山紘氏によるコラム記事が掲載されていました。 近年の日本の旅行本と言えば、地図、観光地紹介とならんで、おみやげ店とグルメ情報が中心です。でも、ここで紹介されているのは、 「ベデカー」(Baedeker)と呼ばれているドイツの旅行案内書です。 1827年にカール・ベデカー(Karl Baedeker)が出版社を創立して以来存在する旅行案内書(Reiseführer)で、 その信頼性は世界的に有名です。 赤表紙に金の文字というのが定番だったようですが、近年は赤い帯状の部分に国名・地名が入る形です。 その地域の歴史や地理に関する解説もあるために、ついつい真面目に読みふけってしまう人も多いとか。 Baedeker online がホームページです。 今度、どこかへ出かける時は、ベデカーで下調べをしてみてはいかがでしょうか。

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2012年9月4日  Ab 15. 09. 2012 kommt „Der ganze große Traum“ ins japanische Kino.

9月15日より『コッホ先生と僕らの革命』が日本でも上映
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セバスティアン・グローブラー(Sebastian Grobler)監督の映画 『コッホ先生と僕らの革命』 (Der ganz große Traum) が、9月15日よりTOHOシネマズシャンテ などで上映されます。 コッホ先生と呼ばれているのは、「ドイツ・サッカーの父」と 呼ばれれた1846年生まれの実在した人物 Konrad Koch のこと。19世紀末のドイツにサッカーを紹介し、 1875年には、ドイツ語で初めてサッカーのルールブックを出版したことでも知られています。 「あきれめることに慣れてしまった、すべての大人たちへ―」というキャッチコピーを見ても想像がつくように、 困難な状況に立ち向かう子供たちの純粋な思いを追体験できます。 「あきらめない」という姿勢は、重要ですね。
なお、目下開催中の豊洲オクトーバーフェスト(8/31-9/9) に行くと、 『コッホ先生と僕らの革命』特製うちわを配布しているそうです(個数限定)。

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2012年7月3日  Japanische Gesellschaft für Deutschstudien: Symposium „Entscheidung für den Atomausstieg in Deutschland“ am 7.7.2012 an der Uni Tokio (Komaba)

日本ドイツ学会 第28回総会・シンポジウム「ドイツ・脱原発の選択」(7/7)
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来る7月7日(土)に、日本ドイツ学会は、第28回総会及び、 シンポジウム「ドイツ・脱原発の選択」を東京大学大学院数理科学研究科大講義室(駒場キャンパス)で開催します。 シンポジウムは、共催 OAGドイツ東洋文化研究協会、FESフリードリヒ・エーベルト財団、東京ドイツ文化センターで、参加費 500円(当日受付可)です。
午前の部 10:20 -11:50
1 ドイツにおける核廃棄物問題・・・佐藤温子(リューネブルク大学)
2 ドイツ環境政策の複雑さを理解する ― 環境政策史的アプローチによる問題提起・・・喜多川進(山梨大学)
午後の部 13:00 - 17:30
3 基調講演(日本語) 〈核〉危機と政策転換‐福島後のドイツと日本・・・Miranda A. Schreurs(ミランダ・A. シュラーズ ベルリン自由大学)
4 脱原子力の運動と政治 ― 日独比較の観点から・・・本田宏(北海学園大学)
5 ドイツにおける原子力施設反対運動の担い手たち ― 人々はなぜ運動に身を投じてきたのか?・・・青木聡子(名古屋大学)
6 映画『イエロー・ケーキ~クリーンなエネルギーという嘘』 2005-2010
    監督:ヨアヒム・チルナー 抜粋上映
Beispiele zum Energieautarken Wohnbau in Japan(日本におけるエネルギー自給型住宅の例)・・・ Oskar Bartenstein (O. バルテンシュタイン IFCJ株エコライフラボ) 通訳つき、 司会:村山聡(香川大学)、藤原辰史(東京大学)
発表の概略等の詳細は、日本ドイツ学会 をご覧ください。

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2012年6月25日  Zwei Iwanami-Bücher (Iwanami-Shinsho) empfohlen: „Martin Luther“ und „Energie-Politik in Europa“

岩波新書(6/20発売)『マルティン・ルター ―ことばに生きた改革者』と『欧州のエネルギーシフト』
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6月20日発売の岩波新書の中に、徳善義和著『マルティン・ルター ―ことばに生きた改革者』(新赤版1372)と脇阪紀行著『欧州のエネルギーシフト』(新赤版1370)があります。これまでのルターに関する本とは一味違い、「ことば」に注目してルターという人間を描こうとしています。
もう一冊の本は、ヨーロッパにおけるエネルギー政策の変化を追ったもので、「現場を訪れ、政策担当者や企業関係者に取材してきた記者による最新報告」 です。多くの国がそれぞれの事情のもとに苦悩しながら、新たなエネルギー政策を模索している様子が描かれています。 詳細は、岩波新書編集部(2012年6月) をご覧ください。

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2012年6月14日  Europa Meisterschaft 2012 in Polen und der Ukraine

サッカー・ヨーロッパカップ、ドイツB組で2勝目(6/13)
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2014年ワールドカップ・ブラジル大会アジア最終予選が始まり、日本代表も順調な滑り出しを見せましたが、 ヨーロッパでは、6月9日からヨーロッパカップ(Europa-Meisterschaft)が始まり、 ドイツは、B組で、すでに2勝(勝ち点6)です。 日本時間で今朝行われた対オランダ戦では、バイエルンのフォワード、ゴメス(Mario Gomez) が2本のシュートを決め、相変わらずのスーパー・マリオ(Super-Mario)ぶりを見せています。
ドイツ語では、UEFA EURO - UEFA.com (de)、 日本語では、UEFA EURO - UEFA.com (jp) からほぼリアルタイムでの情報を得ることができます。 日本では、地上波で UEFA EURO2012|TBSテレビ が連日、熱戦を伝えています。ドイツチームにB組で残された試合は、6月17日の対デンマーク戦です。

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2012年6月9日  Ausstellung von Ernst Kreidolf im Bunkamura-Museum (Shibuya), 19.06. bis 29.07.2012.

画家クライドルフの日本で初めての回顧展、2012年6月19日から Bunkamura ザ・ミュージアムにて
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「子供のような無垢な眼差しと自由な想像力で、小さな生き物たちを主人公にした不思議な世界を詩情あふれる文章とともに生み出した絵本画家エルンスト・クライドル」 の展覧会が、6月19日から7月29日まで開催されます。 クライドルフ協会・財団(Verein Ernst Kreidolf, Stiftung Ernst Kreidolf)と、 ベルン美術館(Kunstmuseum Bern) の全面的に協力し、「スイスで育まれた画家クライドルフの作品世界を、絵本原画を中心とした約220点でたどる日本で初めての本格的な回顧展」です。
詳細は、Bunkamuraザ・ミュージアム、エルンスト・クライドルフ展 をご覧ください。エルンスト・クライドル(Ernst Kreidolf; 1863-1956)を知っている人は少ないかもしれませんが、 実際に見てみると、その独特な世界に納得できるはず。なお、Bunkamuraザ・ミュージアムでの展覧会の後、郡山市立美術館(福島、8/4-9/17)、 富山県立近代美術館(富山、11/10-12/27)、そごう美術館(横浜、2013/1/30-2/24)でも公開される予定です。

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2012年6月3日  Ausstellung der Staatlichen Museen zu Berlin beginnt am 13. Juni 2012.(The National Museum of Western Art)

「ベルリン国立美術館展」2012年6月13日から国立西洋美術館にて
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「ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年」が、2012年6月13日から9月17日までの予定で、 上野の 国立西洋美術館 で始まります。 オフィシャルサイトは、ベルリン国立美術館展 で、 すでに作品紹介、壁紙やスクリーンセーバー、動画などがアップされています。スペシャルコンテンツも近日公開予定。
今回は、ベルリン美術館群所蔵の作品107点が公開されますが、 日本初公開フェルメール《真珠の首飾りの少女》がなんといっても注目されています。その他にも、 クラーナハ(父)《マルティン・ルターの肖像》、ミケランジェロ《聖家族》、リーメンシュナイダーの木彫、フェルメール、レンブラント、ボッティチェッリ、 デッラ・ロッビアなど、「ヨーロッパ美術史における黄金の400年」を観ることができるそうです。 前売券は2012年6月12日まで販売中。なお、東京での公開の後、10月9日から12月2日までは、 福岡会場の 九州国立博物館 でも公開されます。

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2012年6月1日  11. Workshop vom Arbeitskreis für germanistische Linguistik, an der Uni Tokyo (Komaba I Campus, 18-4), 15.00 - 18.00 Uhr.

第11回ドイツ言語理論研究会、6月2日15時〜(東京大学駒場Iキャンパス)
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第11回ドイツ言語理論研究会が、東京大学駒場Iキャンパス18号館4階コラボレーションルーム4で開かれます。 場所は、東京大学駒場Iキャンパス、アクセスマップ をご参照下さい。
15:00 - 16時15分: 高 裕輔(東京大学大学院)<議論提題>「副詞節の主文性と従属性」
16時30分 - 18時: 保阪靖人(日本大学) <読書報告>
FRANK KELLER AND ANTONELLA SORACE: Gradient Auxiliary Selection and Impersonal Passivization in German: An Experimental Investigation
Journal of Linguistics 39:1, 57 - 108, 2003
当日は、18号館入り口が閉じられているとのことですので、コラボ4にお電話するのを忘れずに。 独文学会新着情報 もご参照ください。

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2012年5月28日  Am 19.05. 2012 hat Wakiko Kobayashi einen Preis von der Gesellschaft zur Förderung der Germanistik in Japan bekommen.

本学科の小林和貴子先生、ドイツ語学文学振興会奨励賞を受賞
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学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科の小林和貴子先生が、ドイツ語学文学振興会奨励賞を受賞しました。 おめでとうございます。 詳細は、学習院大学新着情報(2012年5月24日) をご覧ください。

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2012年5月26日  Noch zwei Tage bis zum Ende des Hibiya-Oktoberfests 2012, aber es gibt noch mehr Bierfeste ...

日比谷オクトーバーフェスト2012、残りあと2日。でも...
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5月18日から日比谷で始まった恒例の 「日比谷オクトーバーフェスト」は、今日5月26日(土)と5月27日(日)で終了です。 「ああ、しまった。今年は行きそびれた」と思っている人にとっては、朗報かもしれないのは、 OKTOBERFEST 2012 日本公式サイト を見れば分かるように、 なんと年に7回も日本では「オクトーバーフェスト」が開かれるのです。もちろん、本来は、「10月祭」という意味なので、とっても変なのですが。 日比谷の後は、仙台(6/10-6/17)、芝(8/17-8/26)、豊洲(8/31-9/9)、神戸(9/14-9/23)、長崎(9/14-9/23)と開催されます。 もちろん、最後は、ご本家の第179回のミュンヘンでのオクトーバーフェスト(9/22-10/7)ですね。 Oktoberfest: Die offizielle Wiesn Seite zum Oktoberfest 2012 in München をご覧ください。ハイライトを集めたビデオを見て、雰囲気を味わうこともできます。

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2012年5月20日  Dietrich Fischer-Dieskau, weltberühmter Bariton, ist tot. (am 18.05.2012)

ドイツリートの巨匠ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ逝く(5/18)
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2012年5月18日、ドイツリートの巨匠ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau) が86歳でこの世を去りました。1925年5月28日生まれでしたので、87歳の誕生日を迎える少し前でした。 ドイツリートのバリトン歌手として、特に、シューベルトの『冬の旅』(Winterreise)では独自の世界を築いたとされます。 1992年を最後に、歌手としての活動は休止していましたが、その後も指揮者として、また、教育者、作家、画家としても活躍していました。 すでにさまざまなサイトで、伝えられていますが、ここでは tagesschau の、 Trauer um "Jahrhundertsänger" Liedsänger Fischer-Dieskau ist tot をリンクしておきます。

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2012年5月15日  86. Workshop von Arbeitskreis für deutsche Grammatik, am 20.05. 2012 an der Sophia Universität.

ドイツ文法理論研究会、春の研究発表会、2012/05/20 上智大学にて
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2012年5月20日(日)13時15分から16時に上智大学で、ドイツ文法理論研究会は、第86回研究会を開催します。 プログラムは、以下の通りです。
13:15-13:30 総会
13:30-15:00 講演:福井直樹氏(上智大学教授)
    「言語間変異の本質について」
15:10-16:00 研究発表:柏原 与里子氏(上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻 博士後期課程)
    「ドイツ語の否定極性項目の分布」
講演並びに研究発表には、非会員の方も参加できます。 場所は、上智大学四谷キャンパス教室です。 講演・発表の概要に関しては、2012年春の研究発表会(ドイツ文法理論研究会) を ご参照ください。

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2012年5月14日  Germanistentagung an der Sophia Universität (am 19. u. 20. Mai 2012)

日本独文学会春季研究発表会、上智大学にて(5月19,20日)
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2012年5月19日(土),20日(日)に、上智大学(四谷キャンパス)にて、日本独文学会春季研究発表会が開催されます。 場所は、上智大学四谷キャンパスアクセスマップ です。 学会発表要旨は、2012春季研究発表会発表要旨.pdf は、 すでに4月30日にホームページにアップロードされています。

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2012年5月10日  Am 4. Mai ist Katzencafé „Neko“ in Wien eröffnet.

猫カフェ Neko がウィーンにオープン(4. Mai 2012)
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2012年5月4日にウィーン(Wien)に猫カフェ Neko がオープンしました。 ロイター発のYahoo 速報、「ウィーンで初の「猫カフェ」オープン、店主は日本人女性」 に写真もあります。店主は、ウィーン在住の石光貴子さん。Vienna Online でも、 Das ist das neue Katzencafé Neko (4. Mai 2012) として紹介されています。朝日新聞でも、5月8日に「中世の街にお出ましだニャー」という記事が出ています。 同記事によると、日本ではすでに約150店も猫カフェがあるそうですが、2000店以上のカフェのあるウィーンにも、これまで猫カフェはありませんでした。 出店のためのさまざまな許可を得るのに2年かかったとか。店内にいる5匹の猫は、動物保護施設から譲り受けたものだそうで、 名前は、Moritz, Luca, Haru, Momo, Sonia, Thomas。ホームページは、まだ始まったばかりで、これからの充実を期待しましょう。 5匹の猫の紹介がされています。Café Neko をご参照下さい。

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2012年5月2日  Der Große Krieg: Deutschland und Frankreich im Ersten Weltkrieg 1914-1918 wurde ins Japanische übersetzt und publiziert.

『仏独共同通史  第一次世界大戦』が2012年3月に発売される
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1914年6月の「サラエボ事件」がきっかけとなって始まったと言われる第一次世界大戦。今年は、2012年ですから、それから約100年が経過しました。 あの時、いったい何が起きたのか、という事実を羅列しただけでは歴史になりません。そもそも事実は何だったのか、ということ自体が、後の世代の人たちによる解釈 を免れないわけで、ドイツ語で歴史を Geschichte と呼ぶこともそのような観点と無縁ではありません。
今回、ご紹介するのは、 ジャン=ジャック・ベッケール(Jean-Jacques Becker),ゲルト・クルマイヒ(Gerd Krumeich)著、剣持久木,西山暁義訳 『仏独共同通史  第一次世界大戦』岩波書店)です。 第一次世界大戦中、フランスとドイツは敵対して戦いましたが、このような場合、それぞれの国の立場から見た歴史は異なるものです。 そのような溝を埋める試みとして出版されたのが本書です。 ドイツ語版は、2010年にすでにKlartext Verlagから発売になっており、 タイトルは、Der Große Krieg: Deutschland und Frankreich im Ersten Weltkrieg 1914-1918 で、価格は、24,95 € です。4月29日には、日本経済新聞の本の紹介コーナーに書評がありました。 これまでと違った歴史像が展開されているのかどうか、気になるところです。

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2012年4月30日  Dokken(=Diplom Deutsch in Japan): Anmeldetermin bis 18. Mai 2012.

2012年独検春の試験:締め切りは5月18日(金)
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2012年春の独検の願書受付締切は、5月18日(金)(消印有効)です。 ただし、書店・生協での払込みは5月17日(木)まで。 春の試験は、午前が5級と3級、午後が4級と2級となっています。となり合せの級は併願ができます(割引は申し込みの際に「併願」を選択した時のみの適用)。 5級+4級は、6,000円、4級+3級は、8,500円、3級+2級は11,000円とお得です。
詳細は、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2012年4月26日  Kulturseminar von JDG: Herr Sakayori, der Übersetzer des Romans „Verbrechen“, spricht von Ferdinand von Schirach und deutschen Krimis.

日独協会「ドイツ語圏文化セミナー49」:酒寄進一氏による<ドイツミステリが熱い!!>
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(公益財団法人)日独協会 は、5月21日(月)19:00~21:00に、「ドイツ語圏文化セミナー」の一環として 「ドイツミステリ翻訳事情 ~今、ドイツミステリが熱い!!~」を開催します。今回取り挙げられるのは、 「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2012年本屋大賞」 の翻訳小説部門で大賞に輝いた ドイツ人作家フェルディナント・フォン・シーラッハ(Ferdinand von Schirach) による作品『犯罪』Verbrechenです(ここでのリンクは、 刑事弁護人であり、作家でもあるシーラッハ自身のページです)。 日独協会による今回のセミナーでは、翻訳者である酒寄進一氏が登場。会場は、新宿文化センターです。 同セミナーに関する詳細な情報は、日独協会のドイツ語圏文化セミナー49 をご覧ください。参加には、事前申し込みが必要です。
なお、ドイツ語版のペーパーバックはPiper Verlag、 翻訳は東京創元社から出ています。 Ferdinand von Schirach: Verbrechen をご参照下さい。

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2012年4月12日  2012 feiert man 100-Jahr-Jubiläum der Jungfraubahn in der Schweiz.

2012年は「ユングフラウ鉄道」が全線開通して100周年
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2012年は、スイスの「ユングフラウ鉄道」(Jungfraubahn)が全線開通してから、100周年にあたります。 ユングフラウ鉄道は、アルプスを貫いてヨーロッパ最高地点の鉄道駅「ユングフラウヨッホ」 (Jungfraujoch,海抜3,500m) へと結ぶスイスを代表する登山鉄道(アプト式鉄道(Zahnradbahn))です。 この記念すべき年に合わせて、3月30日には、 すでに「アルパイン・センセーション」(Alpine Sensation)というアトラクションが、ユングフラウヨッホに作られ、オープンしています。 ここでは、「ユングフラウ鉄道とユングフラウ地方の歴史と魅力が新感覚のギャラリー・アトラクション」として紹介されているそうです。
スイスに行く機会があったら、訪れてみてはいかがでしょうか。 ユングフラウ鉄道100周年の年ということで、他にもいろいろなイベントが計画されているようです。 詳しくは、スイス政府観光局のサイトの ユングフラウ鉄道開通100周年スペシャル のページをご覧ください。

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2012年4月6日  Karfreitag ist heute: der 6. April 2012.

2012年は、今日(4/6)が「聖金曜日」(Karfreitag)
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2012年は、4月6日(金)が「聖金曜日」(Karfreitag)です。 ということは、次の日曜日、4月8日が復活祭[イースターの日曜日](Ostersonntag)、 4月9日がイースターの月曜日[復活祭の翌日](Ostermonntag)となります。 「聖金曜日」も「イースターの月曜日」もドイツではbundesweitに祝日です。
復活祭(Ostern)に関するドイツ語の説明で、比較的簡単に読めて情報量の多いサイト http://www.german-easter-holiday.com/ をリンクしておきます。Fröliche Ostern!

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2012年4月4日  Q-Cells hat am 3. April Insolvenzantrag gestellt.

太陽光パネルで急成長したQ-Cells社、4/3に破産申請
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「太陽光発電システム」を製造販売するQ-Cells社(日本支社は、Q-Cells Japan)が、 4月3日に破産申請を行いました。 1999年に創業され、急成長し、2007年には、ソーラー・セルの生産量で世界第1位となり、日本でも環境ビジネスで大成功を収めた企業として さまざまな番組で紹介されてきましたが、近年、ソーラー・セルの値段の値下がりと中国の企業の安価な製品の登場で、 数ヶ月前から経営危機がささやかれていました。dapd発のニュースによると、 2011年には 8億4600万ユーロ(846 Millionen Euro)の赤字だったそうです。 目下、国レベルで救済を行うか否かが議論されています。
例えば、AFP発の Debatte über Staatshilfen für Pleitefirma Q-Cells をご覧ください。

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2012年3月29日  Tischtennis-WM in Dortmund 2012 (25.03. bis 01.04.2012)

「世界卓球2012 ドルトムント」(3/25-4/1)は、連日熱い
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3月25日から始まった「世界卓球2012 ドルトムント」は、連日、テレビ東京で生中継されています。 もう残りわずかになりましたが、今日の時点で(3/29)、 日本女子チームは、Gruppe C: 5勝0敗、日本男子チームは、Gruppe D: 4勝1敗です。 ドイツ女子チームは、Gruppe C: 4勝1敗、ドイツ男子チームは、Gruppe B: 5勝0敗とこれも優秀な成績です。 決勝トーナメントの組み合わせが本日決まりましたが、男子も女子も日本とドイツが激突する可能性があります。 詳細は、テレビ東京の「世界卓球 2012 ドルトムント」 と、 Liebherr Team-WM 2012をご覧ください。

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2012年3月25日  Am 25. März 2012 beginnt die Sommerzeit in Mitteleuropa.

2012年は、3月25日からドイツは夏時間(Sommerzeit)!
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2012年3月25日(日)の2時に、中央ヨーロッパ時間(Mitteleuropäische Zeit:MEZ)の国々は、 中央ヨーロッパ夏時間(Mitteleuropäische Sommerzeit: MESZ)に移行します。 厳密には、2時になった瞬間に時計を1時間進めて3時にします(1時間減ってしまいます)。 これによって、例えば、日本とドイツの時差は、7時間となりますのでご注意下さい。夏時間の終了は、2012年10月28日(日)の3時です。 http://www.uhrzeit.org/Zeitumstellung 2012, Sommerzeit, Winterzeit auf einen Blick を参照しました。

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2012年3月24日  19. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 31. März 2012)

第19回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(3月31日)
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会の第19回研究会が、来たる3月31日(土)、14:40〜17:40に開催されます。 興味、関心のある方は、奮ってご参加下さい。
場所: 学習院大学(キャンパス地図) (JR目白駅下車徒歩1分、地下鉄副都心線雑司が谷駅下車徒歩10分)
   中央教育研究棟507教室
14:40- 芹澤円 (学習院大学大学院 博士課程前期): 「ドイツ最古の週刊新聞(1609年)の言語的特徴
             ― 口語性から文語性への進展」
16:00- 休憩
16:20- 板倉歌 (日本大学):「ドイツ語の話法の助動詞の意味分布について ― wollenとsollenの場合 ―」
発表要旨は、「社会と行為から見たドイツ語」研究会(日本独文学会新着情報)をご参照下さい。

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2012年3月19日  Joachim Gauck ist der 11. Präsident der Bundesrepublik Deutschland.

ヨアヒム・ガウク氏が、ドイツの第11代大統領に選出される(3/18)
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2012年3月18日、連邦集会(Bundesversammlung:連邦議会議員および16の州議会からそれぞれ選出される同数の代議員によって構成される)において、 1240票中991票(およそ80%)を第1回の投票で獲得し、第11代ドイツ連邦共和国大統領に選ばれました。ヨアヒム・ガウク氏は、東ドイツの人権運動家でもあった人物で、 選出後の会見では、「政治と市民の間にある隔たりを減らし」(die Kluft zwischen Politik und Bürgern zu verringern)たいと述べています。 すでに、ドイツ連邦大統領のサイトhttp://www.bundespraesident.de/ には、 今回の結果の速報が載っています。
ちなみに、3月18日という日は、1948年、ベルリンで「3月革命」が起きた日で、 さらに1990年、東ドイツ(正式名称はドイツ民主共和国: Deutsche Demokratische Republik)で、 初めて自由選挙が実施された日だったとのことです。

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2012年3月15日  NHK Fernseh- und Radioprogramm für Deutsch: Neuer Start, ab 3.April 2012.

2012年4月からのNHKドイツ語講座
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NHKの教育テレビ(Eテレ)では、4月3日から「テレビでドイツ語」が新たに始まります。「24の街あるきフレーズで、ハンブルクを体感」という EURO24シリーズ。放送は、火曜午後10:25-10:50、再放送は翌週火曜日の午後0:00-0:25。 講師は、岡村りらさん(獨協大学専任講師)、ナビゲーターは勝村政信さん。
NHKラジオ第2放送では、「まいにちドイツ語」という総合タイトルがついています。月曜日から水曜日までが入門編で 「きっと新しい私に出会える "大人な女"のひとり旅」(Mihos Traumreise) という題名。講師は、白井宏美さん(慶應義塾大学准教授)が担当。木・金はこれまでとはちょっと違った応用編で、 「言うが花のドイツ語」(Wer spricht, gewinnt.)という題名。 講師は、保阪良子さん(学習院大学准教授)が担当。放送時間は、月曜から金曜までで、午前7:00-7:15、 再放送は同日の15:15-15:30です。
「テレビでドイツ語」の講師の岡村りらさんは、学習院大学独文科出身で、ドイツ語圏文化学科でも現代地域事情を中心に、 数年前から非常勤講師をされています。また、「まいにちドイツ語」の担当の保阪良子さんは、ドイツ語圏文化学科の現職教員です。
なお、ラジオでは、昨年の番組を「アンコール まいにちドイツ語」というタイトルで、11:30-11:45に再放送しています。 月刊のテキストは、毎月18日頃に発売され税込で380円ですが、今では、スマホで読めるテキストの電子版(NHK出版) も電子書店で毎月25日頃に発売されています。また、NHK語学番組ホームページ では、パソコンで放送の翌週一週間、ラジオ講座を聴くこともできます。あの手この手でいろいろ学べるようになっていますので、 大いに活用しましょう。NHKのドイツ語講座のサイトを利用したり、 ゴガクル(NHKエデュケーショナル)で「おさらいフレーズ」の練習をしたりもできます。 月刊CDもNHKサービスセンターからダウンロード購入もできるとか。 ラジオを持っていなくても、NHKネットラジオ らじる★らじるでPCやスマホで聴くこともできます。

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2012年3月6日  „YELLOW CAKE - Die Lüge von der sauberen Energie“ ist noch im japanischen Kino zu sehen.

2010年ドイツで制作された映画『イエロー・ケーキ』上映中
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2010年にドイツで制作された『イエロー・ケーキ ─ クリーンなエネルギーという嘘』 (YELLOW CAKE - Die Lüge von der sauberen Energie)という映画が、目下、 渋谷アップリンク等で上映中です。この映画は、 「ウラン鉱石の粉末精製の裏に迫るドキュメンタリー」映画です。「イエロー・ケーキ」とは、 「ウラン化合物の黄色い粉末状の混合物」(ein gelbes, pulverförmiges Gemisch von Uranverbindungen)です (参照:Yellowcake (de.wikipedia.org))。 原子力発電によるエネルギーは、「二酸化炭素も出さず再利用も可能なのでクリーンなエネルギーだ」 と主張する人々がいます。果たして本当にクリーンなのでしょうか? この映画は、5年間にわたって世界各国のウラン採掘現場への取材(旧東ドイツ南部、ナミビアのロッシング鉱山、 カナダやオーストラリアなど)を元に作られています。日本でも、人形峠の放射能汚染が長年問題となっていますが、 世界中であまり知られていない採掘現場の現状が明らかにされています。
日本のオフィシャル・サイトは、『イエロー・ケーキ』(パンドラ映画)、 ドイツのオフィシャル・サイトは、YELLOW CAKE (www.yellowcake-derfilm.de) です。なお、渋谷アップリンクでは、ニコラウス・ゲイハルター監督作品『プリピャチ』も上映中です。

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2012年3月1日  Die teuerste Stadt der Welt ist Zürich?

世界一物価が高い街は、スイスのチューリヒ?
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The Economist onlineの2月13日の発表(Cost of living index, 2011年12月)によれば、 世界で一番物価の高い街は、東京を抜いてスイスのドイツ語圏の街チューリヒ(Zürich)だったそうです。 このランキングでは、 1位がZürich、 2位が東京、3位がOslo、4位がParis、 5位がSydneyとなっています。 6位以下は、Singapore, Frankfurt, London, Madrid, São Paulo の順。 フランクフルト(Frankfurt am Main)が7位に入っています。
詳しくは、 Daily chart, ZuRich (The cost of living across the globe,The Economist online) をご参照下さい。なお、タイトルのZuRichは、too rich をもじったものです。 マイン川沿いにあるフランクフルトは、アメリカのマンハッタンにかけて、Mainhattanとも呼ばれるとか。
このようなランキングは、さまざまな要素を考慮して行われまずが、毎年、為替レートの変動もありますので、 現実の生活実態を必ずしも反映していない可能性もあります。視点を変えると、チューリヒは、 2008年に公開された Focus onlineによる世界の街ランキングでは、 「最も住む価値のある街」(Die lebenswerteste Stadt der Welt)に選ばれ、ポジティブな評価を受けています。 詳細は、Städteranking: Die Top-Metropolen der Welt (Mittwoch, 27.08.2008) をご覧ください。

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2012年2月23日  In der Berlinale 2012 bekommen Paolo und Vittorio Taviani mit „Caesar Must Die“ den Goldenen Bären.

タビアーニ監督兄弟が "Caesar Must Die" で金熊賞受賞
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少し遅くなりましたが、第62回ベルリン映画祭(Internationale Filmfestspiele Berlin) は、2月18日に受賞作品を発表して終了しました。金熊賞品は、イタリアの80歳を越える監督兄弟 Paolo & Vittorio Taviani による"Caesar Must Die"が受賞しました。刑務所の囚人達がシェークスピアの「ジュリアス・シーザー」を演じるというこの映画は、 実はどちらかと言うとノンフィクションに分類され、「政治的解釈」がされうる作品として、金熊賞を受賞するとは予想されていなかったようです(dapd 19. Feb 2012)。 でも、もともとベルリン映画祭での受賞作品は、カンヌやベネチアの映画祭とは異なり、「興行的に成功する映画」(Leinwandhit) になることは希なようで、 だからこそ商業主義と離れたところで価値のある映画を見つける映画祭とも言えるのではないでしょうか。 ということで、この金熊賞受賞作品も、日本に入ってくるかどうかは分かりません。
銀熊賞には、審査員賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞、芸術貢献賞、最優秀脚本賞などがありますが、 銀熊賞(審査員賞)は、Bence Fliegauf監督の "Csak a szél" (Just The Wind)が、 また、銀熊賞(最優秀監督賞)には、Christian Petzold監督の„Barbara“が受賞。 "Just The Wind"も高い評価を受けていたようです。 „Barbara“は、1980年代初めに東独で生きた女医をめぐる話。
なお、和田淳監督のアニメ「グレートラビット」が短編映画部門で、銀熊賞(審査員賞)を獲得したのは、 すでに日本でもすぐに報道されていたとおりです。どれも見てみたい映画です。

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2012年2月18日  Am 17.02. 2012 gibt Christian Wulff das Präsidentenamt auf.

2月17日、ヴルフ大統領辞任
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クリスティアン・ヴルフ(Christian Wulff)氏がついに、2月17日、大統領を辞任しました。 昨年から、さまざまな過去の疑惑(「休暇の格安提供」、「貸付金スキャンダル」、「ポルシェ救済謝礼疑惑」、「自著の広告代金支払い」、「脅迫電話」) で窮地に追い込まれていましたが、結果的には、大統領在任期間598日という最短記録を作ってしまいました。 後任は、3月18日までに決定するという予定だそうです。たくさんの記事が出ていますが、例えば Rücktritt: Bundespräsident Christian Wulff legt sein Amt nieder (de.nachrichten.yahoo.com) をご参照下さい。

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2012年2月17日  Unser Nussknacker wurde aus dem Spielzeug-Krankenhaus entlassen.

くるみ割り人形、「国分寺おもちゃ病院」を無事退院(学習院大ローカル)
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Nussknacker, an der Gakushuin Uni 学習院大学ドイツ語圏文化学科の巨大な「くるみ割り人形」(Nussknacker)のマスコットは、 昨年、腕が取れてしまい無残な状況でしたが、このたび 国分寺おもちゃ病院 で治療をうけ、無事に退院してきました。2012年2月14日には、現役復帰を果たしました。 カルテによると、診断は「腕がもげている(ダボが細すぎ)、足首ぐらつき(固定不十分)、 腰のつなぎぐらぐらしている(ネジが効かない)、手の小道具外れている(ダボが細すぎ)」 ということで、単純にボンドで接着するのではなく、8ミリ、12ミリの丸棒や六角ネジで固定しなおし、 安定が悪いとのことで、より大きな台の上に再度固定し、色がはげている部分は着色していただきました。
国分寺おもちゃ病院には、本当にお世話になりました。この場を借りてあらためて感謝いたします。(退院した大きな「くるみ割人形」を見たい方は、 こちら。)

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2012年2月9日  Die 62. Berlinale beginnt heute. (09. bis 19. Februar 2012)

第62回ベルリン映画祭、本日開幕(2012/2/09-2/19)。
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第62回ベルリン映画祭(Internationale Filmfestspiele Berlin) が、本日、2012年2月9日から開幕します。コンペティション部門では、18本の映画が上映予定ですが、日本からの作品はありません。 フォーラム部門では、原発関係の3作品が上映されます。岩井俊二監督作品 friends after 3.11、 藤原敏史監督作品「無人地帯」(Mujin chitai:No Man's Zone)、 舩橋淳監督 Nuclear Nation です。「アラブの春」関係の映画と並んで、注目されています。

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2012年2月8日  In Deutschland ist es noch knackig kalt.

ドイツでは、まだ「カチンカチン」に寒い。
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今年のヨーロッパは、とても寒い冬になっています。 すでに、日本でも報道されているので、ご存じの方も多いと思いますが、 ドイツ北部では、氷点下20度なんていう気温も観測されています。 そんなドイツから、2つの話題を紹介します。
2月6日、ザールブリュッケン(Saarbrücken)からドレスデン(Dresden)へ向かうICE 1557 が、エアフルト(Erfurt)付近で立ち往生。乗客350人ほどを乗せ、 外気温が氷点下14度の中をおよそ3時間に渡って動かない状況に陥ってしまいました。 その後、代わりの IC が助けに駆り出され、乗客はその列車に乗り換え救出されました。 故障の原因は、まだ分かっていません。何しろ、knackig kalt(カチンカチンに寒い) な状況にあったので、その寒さに耐えられなかった機械/装置/部品があったのかもしれません。 ICE bei Erfurt mit technischem Defekt liegengeblieben (Thüringer Allgemeine) 参照。
このような寒さの中で、外でスマートフォンは使えるのか、というのが次の話題です。 Spiegel OnlineVideo をクリックし、Wintertipp Smartphone をキーワードにすると出てくる映像があります。 本当に寒い時、外でスマートフォンを取り出して指で画面をタッチするのは、辛いものがあります。 普通の手袋をはめて操作しようとしてもできません。そこで、最近は画面をタッチしてちゃんと操作できる手袋が販売されています。 しかし、このヴィデオの中で紹介されている奥の手とは、なんと、Wienerwürstchen。 これが、ちゃんと反応するんですね。興味のある方は、上記のヴィデオを検索してご覧下さい。

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2012年2月4日  Vom 25. Februar ist Wim Wenders „Pina“ auch in Japan zu sehen.

ヴィム・ヴェンダース監督の「Pina」2月25日より上映開始
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ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督の「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」 がいよいよ、2012年2月25日より上映開始となります。1月30日に発売された AERA の表紙に、 ヴィム・ヴェンダース監督の写真が載り、 P.5には、略歴とともに、インタビューが掲載されています。2011年10月に福島を訪れた時の感想も掲載されています。
さて、映画そのものの話ですが、キャッチコピーは、「名匠ヴィム・ヴェンダースが、アート系作品世界初の最新3Dに挑む。 すべての映画、観劇ファンの概念を覆す、五感の限界をぶち壊す映像革命!!」となっています。一足先に、特別試写会に行きたい人は、 「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」の最新情報にさまざまなリンクがありますので、 お急ぎ下さい。複数のところで、特別試写会が開催されますが、応募締切は、2月6日や2月8日となっています。 現在、まだ発売中の AERA 以外にも、ファッションプレス のサイト内の、 映画「ピナ・バウシュ」特別試写会チケットプレゼントにもインタビューが掲載されています。

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2012年1月27日  Thema des Interuni-Seminars 2012 ist „Medien und Gesellschaft“ : Anmeldung bis 6. Februar 2012

インターウニ・ゼミの参加締切迫る:今年のテーマは「メディアと社会」
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恒例のインターウニ・ゼミナールの締切が2月6日と迫っています。 インターウニ・ゼミナール(正式には「ドイツ語・ドイツ文化ゼミナール」, Interuniversitäres Seminar für deutsche und japanische Kultur)は、 全国からドイツ語を学んでいる1年生の学生から留学経験のある学生まで、さまざまなバックグラウンドをもった学生が 参加できるゼミで、教員も、日本人、ドイツ語話者、それぞれ10人近くの方が参加するオープンなゼミです。 「ドイツ語を話す機会を持つ、ドイツ語を学ぶ、さまざまな人や考え方に出会い、ドイツ語をつかって考え、議論をする」ことを目指しています。
今年のテーマは、「メディアと社会」(Medien und Gesellschaft)です。 「大量の情報が伝達される社会の中で、私たちは、どのようにメディアとつきあえばよいの」か、現代社会における大きなテーマです。 参加して、いろいろな大学の人達と議論してみませんか? 申し込みは、インターウニゼミナール からできます。 また、今回のゼミの詳細な情報は、Ausschreibung_jp_2012.pdf にもあります。

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2012年1月21日  Am 17.01. 2012 wurde der Entwurf für Knut-Denkmal vorgestellt.

1月17日、北極グマ「クヌートくん」の記念碑原型モデルが紹介される
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2006年12月に生まれ、2007年に動画で公開されて話題となった北極グマ「クヌート」(Knut)は、 2011年3月19日に池の中に落ちて溺死してしまいました(後になって、脳に障害があったことが判明)。 みんなに愛されたクヌートは、 Tierpark BerlinZoo Berlin 振興会によって、 記念碑として残されることが決定し、2012年1月17日、記念碑の原型モデルが紹介されました。
ブロンズと花崗岩で作られる記念碑は、1万5000ユーロの寄付金でZoo Berlin に建てられる予定ですが、 これまで1万ユーロの寄付金が集まっているとのこと。 今回発表された原型モデルは、ニュルンベルク在住の彫刻家 Josef Tabachnyk 氏によってデザインされたもの。 例えば、 Süddeutsche.deBerliner Zoo Eisbär Knut bekommt ein Denkmal で、その原型モデルを見ることができます。40もの候補の中から選ばれた作品、 「クヌート -- 夢見るクマさん」(Knut -- der Träumer)のイメージをよく捉えています。

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2012年1月18日  Das Unwort des Jahres 2011 ist „Döner-Morde“.

2012年1月17日、2011年の粗悪語(Unwort)が発表される: 1位は、„Döner-Morde“
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2011年の粗悪語(Unwort)が、2012年1月17日に発表されました。1991年から始められたこのアクションは、 1991年から94年までは、ドイツ語協会(GfdS)で選定されて発表されていましたが、 以後は中立的な選定者によって選ばれ、www.unwortdesjahres.net で発表されています。2011年は、„Döner-Morde“が選ばれました。 警察や一部マスコミによって使われたこの言葉は、直訳すれば「デナー殺人」。 Dönerとは、「ドネル・ケバブ」(Dönerkebab)の短縮形です。 意訳すれば「ケバブ殺人事件」ですが、このような語を作ってネオナチのケバブ屋さん襲撃事件を表現することにより、 「特定の人達全体を締め出し、犠牲者達を最大限に差別した」(ganze Bevölkerungsgruppe ausgegrenzt und die Opfer selbst in höchstem Maße diskriminiert)ということです。 昨年、この表現には、すでに多くの批判が寄せられていました。
第2位に選ばれたのは、„Gutmensch“。 「いい人」と直訳してしまうと悪くないように思えますが、 ネットのフォーラムで「他の考え方をする人達をひとくくりにし、彼らの議論を問題にせずに誹謗し、愚直だとけなすため」 (um Andersdenkende pauschal und ohne Ansehung ihrer Argumente zu diffamieren und als naiv abzu¬qualifizieren) に用いられたそうです。Duden Rechtschreibung (2006)には、すでにこの語は登録されていますが、 「(しばしば蔑)政治的な正しさに積極的に参加している人」 (oft abwertend für jmd., der sich besonders für Political Correctness engagiert)と説明しています。 今回の粗悪語としてのエントリーは、この意味の説明を超えて、「他の考え方をする人を誹謗する」ために用いられるという側面を指摘しています。 第3位は、„Marktkonforme Demokratie“(市場に一致した民主主義)。 メルケル首相の発言にさかのぼることができると言われるこの表現は、 経済の市場に民主主義の原理が左右されてしまうという「許容できない相対化」を示しているとのことです。
詳しくは、www.unwortdesjahres.net pressemitteilung_unwort2011.pdf をご参照下さい。

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2012年1月15日  1. Olympische Jugend-Winterspiele haben in Innsbruck begonnen. (13.01.-22.01.2012)

2012年1月13日、冬季ユース五輪第1回大会インスブルックで始まる
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オーストリアのインスブルック(Innsbruck)で、 第1回冬季ユース・オリンピック(1. Olympische Jugend-Winterspiele 2012)が始まりました。 現地時間では、2012年1月13日(日本時間では、1月13日)から1月22日までの予定です。 すでに、ジャンプ女子で高梨沙羅選手が金メダルを獲得したというニュースが入ってきています。
冬季ユース・オリンピックの公式サイトは、Youth Olympic Games - Innsbruck 2012 で、ドイツ語、英語、フランス語(右上のDE/EN/FRをクリック)で見ることができます。 インスブルックは、もともとイン川(Inn)にかけられた橋(Brücke) というところから来た名称です。オーストリアは、もちろんドイツ語圏の国ですが、語彙はドイツとはちょっと違っていることもあります。 Youth Olympic Games - Innsbruck 2012のサイトのドイツ語のページを見れば、 まず目に入ってくるのは、Jänner でしょう。1月という時に、Januarとは言わずに、 Jänner と言うんですね。冬季ユース五輪を、公式サイトのドイツ語で楽しんでみてはいかがでしょう。 冬季(ユース・)オリンピックでのオーストリアの選手、かなり強いです。

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2012年1月11日  Piratenpartei: Eine neue, moderne Art der politischen Partei?

「パイレーツ・オブ・ベルリン」:新しい現代的な政党の形?
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2012年1月6日の朝日新聞第一面に、「カオスの深淵:壊れる民主主義」というコラムに、「パイレーツ・オブ・ベルリン」 というタイトルが踊りました。このタイトルは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」(カリブの海賊)を思い起こさせるタイトルです。 海賊というと、ソマリア沖の海賊、OPなどが連想されますが、「ドイツ海賊党」(Piratenpartei Deutschland) は、2006年9月に作られ、asahi.com は2011年9月19日19時4分に 「ベルリン市議選で社会民主党勝利 連立与党の敗北続く」で、 「メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は23.4%で、連立与党の自由民主党(FDP)は議席獲得に必要な5%に満たない1.8%と惨敗した。一方、インターネットの自由を訴える新興政党・海賊党が8.9%と躍進し、州議会レベルで初めて議席を獲得した。」と伝えています。
「海賊党」という名称は物騒な名前ですが、(1)日常的にネットを使う若い世代が中心になって結成され、(2) 国家のインターネット規制反対(ネット上での自由な情報交換の保証) が主張の中心にあります。現在では、すでにヨーロッパ10カ国に「海賊党」が結成され、大きなうねりになっています。 2011年に起きた「アラブの春」や、各国の社会格差に反対するデモの背景にFACEBOOKなどによる情報交換があり、 ネットメディアで社会への働きかけが可能であることが明らかになってきました。1月6日の朝日新聞の記事では、 海賊党が実は「新しい民主主義」を目指しており、 「これからの政党は自分たちで政策を考えて住民に問うのではなく、住民が自由に討論できる場をネット上に作り、そこでのアイデアを受け入れる役割にかわるべきだという。」 と紹介しています。 「ドイツ海賊党、今年の政党大賞に決定!?」(www.net--election.com, 2011年12月7日 11:00) でも紹介されていますが、今後の動向に注目が集まっています。

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2012年1月5日  Deutsche Filmtage in Tokyo - Goethe-Institut Tokyo, 19.01. bis 21.01. 2012.

「ドイツ映画特集2012」: ドイツ文化会館ホール(1/19-1/21)
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2012年1月19日(木)~2012年1月21日(土)に、ドイツ文化会館ホール で、「ドイツ映画特集2012」が開かれます。 東京ドイツ文化センターとドイツ映画輸出公団が共催、ドイツの新しい映画4本が上映されます。
アンドレアス・ドレーゼン(Andreas Dresen)監督作品「どうする、人生真っただ中」 (Halt auf freier Strecke)、 ヤセミン・サムデレリ(Yasemin Samdereli)監督作品「アルマニヤ ドイツへようこそ」 (Almanya –Willkommen in Deutschland)、 マルクス・オットー・ミュラー(Marcus O. Rosenmüller)監督作品「若き天才音楽家たち」 (Wunderkinder)、 レアンダー・ハウスマン(Leander Haußmann)監督作品「ホテル・ルックス」 (Hotel Lux)。
なんといっても、ドイツ国内では140万人の観客を動員し、2011年のドイツ映画大賞に輝いた 「アルマニヤ ドイツへようこそ」は是非見てみたいものです。「ホテル・ルックス」は、 ミヒャエル・ヘルビヒ(Michael Herbig))とユルゲン・フォーゲルJürgen Vogel)が出演している喜劇なので、 これも必見です。「どうする、人生真っただ中」(これは、オリジナルのドイツ語のタイトルとは随分違いますが) はカンヌ国際映画祭で上映され、部門「ある視点」で最優秀賞を獲得した感動的な作品。 「若き天才音楽家たち」は、史実を踏まえた心を揺さぶる作品だそうです。 なおレアンダー・ハウスマン監督が、オープニング上映にあわせて来日予定。 ¥600(1上映)、¥1000(2回券)で、ドイツ語版・日本語字幕付きです。 詳しくは ドイツ文化センターの催し物案内 をご覧ください。

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2011年12月29日  „PIANOMANIA“ ab 12. Jan. 2012 ins japanische Kino.

「ピアノマニア」2012年1月21日からロードショー
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2009年に公開された映画PIANOMANIA(「ピアノマニア」)が、2012年1月21日から日本でも公開されます。 「崇高なる芸術の誕生と、その瞬間のためだけに我が身を捧げる"マニア"たちの途方もない格闘の軌跡!」 というキャッチコピーが語るように、ピアノ調律師のシュテファン・クニュプファー(Stefan Knüpfer) が一流ピアニストと共に/あるいは、対決して徹底的に音を作っていく様をドキュメンタリーとして撮った映画です。 クラシック・ファン、ピアノ・ファン、音にこだわる人なら必見です。ドイツ語のオフィシャル・サイトは、 http://pianomania.de/、日本のオフィシャル・サイトは、 http://www.piano-mania.com/ です。

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2011年12月17日  „Stresstest“ ist das UnwWort des Jahres 2011.

2011年ドイツの「粗悪今年の言葉」1位 Stresstest, 2位 hebeln、3位 Arabellion
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2011年12月16日に、 恒例となっているドイツの「粗悪今年の言葉」(UnwortWort des Jahres)が、 ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache (GfdS) )で発表されました。 (12/22 「粗悪語」から「今年の言葉」へ訂正)
第1位に輝いたのは、Stresstest(ストレス・テスト)です。この語は、医学用語としてもともと用いられていたもので、 気がつくと「銀行の財政」、「Stuttgart 21プロジェクト」、「バーデン・ヴュルテンベルク州の社民-緑の党連立政権」、「原発」など非常に多方面に 使われ、もう次のDuden Universalwörterbuchに収録されることが決まっているそうです。
第2位は、hebeln(「(経済的に)持ち上げる」;EUにおける財政危機に陥った国々を救い出そうとする試みに対して用いられた経済用語)、
第3位は、Arabellion(アラブの春に対して作られた造語)、
第4位は、Merkozy(「メルコジ」;ギリシャ問題に対してのメルケル&サルコジの連携が目だったので作られた語、 MerkelSarkozyの合成)、
第5位は、Fukushima(福島原発事故から有名になった地名で、気がつくと原発事故の符号となり、 ドイツのエネルギー政策に大きな影響を与えることになった語)、
第6位は、Burnout(「バーンアウト」;すでに長い間使われている語だが、スピードを求める現代社会の中で、非常に多く用いられたため)、
第7位は、guttenbergen(「グッテンベルクる」;ご存知Karl Theodor zu Guttenberg氏の博士論文剽窃問題から、 abschreibenの意味で用いられるようになった動詞)、
第8位は、Killersprossen(「殺人芽野菜」;腸管出血性大腸菌(EHEC)の原因となった芽野菜から)、
第9位は、Ab jetzt wird geliefert!(「今すぐ届けられます」;FDPの代表となったPhilipp Röslerの言葉で、 重要な問題に対する具体的解決策を提出する時に政治家が使う新しい言葉?として注目された)、
第10位は、Wir sind die 99%(「私たちは99%だ」;権力とお金の不平等な分配を象徴する言葉として、世界各地で起きたデモで用いられた)となっています。
ドイツ語での解説は、GfdS Pressemitteilungen, 16.12.2011 をご覧ください。

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2011年12月14日  Vortrag von Prof. Dr. Oya über Mittelkonstruktion im Deutschen und im Niederländischen, am 16. Dez. 2011, an der Sophia Universität, Tokio.

大矢俊明氏講演「結果構文・中間構文のシンタクスと意味」(12/16)上智大学
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大矢俊明氏(筑波大学人文社会系教授)が、2011年12月16日(金) 15:00〜16:30に、 上智大学 四谷キャンパス中央図書館8階 L-821において講演をします。 タイトルは、「結果構文・中間構文のシンタクスと意味 —英語とドイツ語・オランダ語の対照研究から— 」。 参加費無料 (事前申込不要)です。
詳細は大矢俊明氏講演(上智大学) をご参照下さい。

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2011年12月9日  „Die 4. Revolution“ jetzt in Japan

ドキュメンタリー映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」上映(12/17)
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「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」が、 2011年12月17日(土)に、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショーされます。 上記オフィシャル・サイトによると、

「ドイツを「脱原発」決定へと導いたのが、ドキュメンタリー映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」だ。 2010年にはドイツ全土で上映され、異例の13万人を動員。3.11後にはテレビ放映され、200万人が視聴し、 一気にドイツの再生可能へのエネルギーシフトを決断させることとなる。100%再生可能エネルギーシフトは可能だ!日本にいよいよ上陸。」

だそうです。貴重なドキュメンタリー映画ですので、是非見てみたいものです。なお、ドイツのサイトは、 Die 4. Revolution、あるいは、 Die 4. Revolution -- Energy Autonomyをご覧ください。

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2011年12月7日  DMS-Weihnachtsparty am 8. Dezember 2011.

クリスマスパーティー(12/8)、早稲田大DMSからのお誘い
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早稲田大学政経学部の学生主体のドイツ語クラブ(DMS)が、12月8日(木)19時から、染谷記念国際会館1階で クリスマスパーティーを開催するそうです。他大学の方も歓迎ということなので、ドイツ語を学んでいる大学生で、 興味がある方は是非どうぞ。参加費は、1000円、暖かい食事、飲み物が出る予定。申し込みは、dma_AT_list.waseda.jp まで。
場所は、早稲田マップ/染谷記念国際会館(PDF) を参照して下さい。

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2011年12月6日  Das Jugendwort des Jahres 2011 ist „Swag“

2011年のドイツ若者ことば、第1位は Swag
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2011年12月4日のWELT ONLINE によれば、Langenscheidt社が インターネット投票の形で実施した「2011年の若者ことば」(応募総数約4万)で、Swag が一位になったそうです。 上記の記事によれば、2010年末から有名になったオーストリアのラッパーMoney BoyYouTube にアップロードした „Dreh den Swag auf“ というヴィデオが、 1400万クリックを超える大反響を呼んだのがきっかけとなっているとか。その意味は、 beneidenswerte, lässig-coole Ausstrahlung(うらやましいくらいの、さりげないクールな魅力) とか、charismatisch-positive Aura(カリスマ的で肯定的なオーラ)と説明されているように、 非常に肯定的な意味のようですが、だからこそ皮肉にも用いられるとか。もとはと言えば、アメリカのラッパーSoulja Boy"Turn my swag on" という曲で広めたそうなので、 アメリカ英語からの流入のようです。
なお、「2011年の若者ことば」は、 2位Fail/ Epic Fail、3位guttenbergen、4位Körperklaus、 5位googeln となっています。詳細は、http://www.jugendwort.de/ Swag ist das Jugendwort des Jahres 2011(WELT ONLINE) をご覧ください。

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2011年12月1日  23. Internationales Dokkyo Forum 2011, am 2. u. 3. Dezember.
„150 Jahre japanisch-deutsche Beziehungen Gesellschaft, Kultur, Wissenschaft — Blick auf eine gemeinsame Zukunft.“

獨協インターナショナル・フォーラム「日独交流の歴史から未来を見据えて」
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1987年から続いている獨協インターナショナル・フォーラムは、今年で23回。 「1861年に締結された江戸幕府とプロイセン政府の修好条約から数えて、2011年は150周年」となる今年は、 12月2日(金)13:00〜と12月3日(土)10:00〜に、獨協大学天野貞祐記念館大講堂を会場にして行われます。 使用言語は日本語・ドイツ語(同時通訳あり)で入場無料です。 フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ連邦共和国大使の基調講演に始まり、 1日目は、第1部「歴史」、第2部「社会」、2日目は、第3部「文化・学問」、そして「最終討議」 へと進みます。日独交流のさまざまな側面を扱った専門家の発表がありますので、お勧めです。 詳細は、獨協インターナショナル・フォーラム をご覧ください。

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2011年11月26日  Ein öffentliches Symposium über „Zwerg“, am 17.12.2011 an der Toyo-Uni (Hakusan-Campus).

公開シンポジウム「『こびと』という異界」、東洋大で12月17日(土)に開催
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東洋大学人間科学総合研究所では、2011年12月17日(土)15:30~18:00に 公開シンポジウム:「こびと」という異界 -- 現代文化と自然との関わりから -- を開催します。 司会:石田 仁志氏(東洋大学文学部)、竹原威滋氏(奈良教育大学教育学部)コメンテーターですすめられ、
1.「異界」の意味領域 -言説史の観点から-
  池原陽斉氏(東洋大学大学院博士後期課程)
2.『借りぐらしのアリエッティ』にみる「こびと」像 -英国ファンタジーとジブリ映画のはざまで-
  信岡朝子氏(東洋大学文学部)
3.グリム童話『白雪姫』にみる「こびと」像 -北欧・ゲルマン神話とディズニー映画のはざまで-
  大野寿子氏(東洋大学文学部)
4.「小さ子」譚にみる日本の「こびと」像-御伽草子「一寸法師」と昔話研究を中心に-
  大村達郎氏((財)宮本記念財団研究員)
の発表があります。なお、事前申し込み不要、入退室自由だそうです。場所は、 東洋大学白山キャンパス 6号館3階6309教室です。

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2011年11月23日  35. Workshop: Medien und Sprache, am 17. Dezember 2011

第35回メディアとことば研究会, 12月17日(土)15時〜18時
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第35回メディアとことば研究会が、2011年12月17日(土)15時〜18時に開かれます。 場所は、〈東京会場〉が東洋大学白山キャンパス5号館2階 5201教室、 〈関西会場〉が武庫川女子大学研究所棟6階 I‒609 言語文化研究所です。 一般の参加費は、500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)です。
○ 発表者:村松麻里(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程)
  タイトル:絵本というメディア(仮)
  キーワード:絵本論、めくり、記号、メディアとことば、物語、遊び
○ 発表者:増田祥子(大阪府立大学大学院博士後期課程)
  タイトル:言葉遣いの実用書における敬語の扱いの変遷
  キーワード:規範意識、言葉遣いの実用書、敬語、男女差、変化
研究発表の内容に関する要旨は、 メディアとことば研究会のホームページをご覧ください。 研究会後には懇親会も予定されています。 なお、参加にあたっては、メディアとことば研究会のホームページの下の方に、 事前申し込みの仕方が書いてありますので、ご参照下さい。

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2011年11月21日  „Berlin Day“ heute!: Kulturtalk zum Thema „Kulturschaffende zwischen den Welten“

11月21日:ベルリンの文化とトークイベント「異文化と芸術活動」
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2011年11月21日(月)16:00から、東京都現代美術館 にて、ベルリンの文化のプレゼンテーション、トークイベント「異文化と芸術活動」(Kulturschaffende zwischen den Welten)、 デジタル・コンサート上映などが行われます。ドイツ語、日本語、英語(同時通訳)で行われ、入場無料ですが、事前申し込みが必要です(本来は、 美術館休館日なので入れません)。詳細は、ゲーテ・インスティテュート催し物カレンダー の情報をご覧ください。この催しは、ベルリン市首都キャンペーンbe Berlin と東京都現代美術館(MOT)共同主催の「ベルリン・デイ」の一環として行われます。 当日の進行予定は、ベルリン・イン・東京(PDF) に記載されています。http://www.be.berlin.de/ もご覧ください。

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2011年11月17日  Theatergruppe Uzume führt das Stück von Ágota Kristóf auf. Am 25.,26. 27. November 2011.

劇団<うずめ劇場>「エレベーターの鍵」をペーター・ゲスナーの演出で舞台化
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劇団『うずめ劇場』は、 2011年7月27日に逝去したアゴタ・クリストフ(Ágota Kristóf, 1935-2011)の戯曲 「エレベーターの鍵」(La clé de l'ascenseur)を ペーター・ゲスナー( Peter Gössner (linked:Wikipedia))の演出で舞台化し、 2011年11月25日(金)19:30、26日(土)14:00、19:30、27日(日)14:00 の計4回の公演を行います。 以下は、メールによる紹介文の引用です。
「グリム童話などに登場する『塔の美女伝説』をモチーフに、現代に生きる一人の女性の魂の叫びを、残酷なまでに美しく描き出す。 アゴタ・クリストフが、その生涯で追い求めた、"人間の魂の真実”。彼女の独特の文体から醸し出される世界を、 常に社会と対峙し、人と人のつながりと対立を描いてきたゲスナーが緊張感のある、スリルに満ちた演出で、舞台化します。」
◎会場は、レインボーコート参宮橋スタジオ (小田急線参宮橋駅より徒歩2分)、チケット料金は、一般3000円、学生2000円(前売・当日とも)となっています。 予約は、劇団『うずめ劇場』の<チケット>(TEL.0120-240-540) からできるようですが、すでに25日の分は完売のようです(11/17現在)。

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2011年11月10日  Der 11. November 2011! Der Karneval beginnt schon wieder.

2011年11月11日、今年もカーニバルシーズンへ突入!
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今年も、残すところわずか50日あまりになりました。 http://www.wetteronline.de/によると、 ドイツではすでに夜は摂氏1度から5度。本格的な冬が始まっています。11月11日というと、 昨年も紹介したように、ドイツ語圏の一部地域では、カーニバルシーズンの始まりです。 今年は、2011年ということで、「1」がさらに2つ加わり、Schnapszahl も一段と盛り上がっている(?)ようです。 ケルンのカーニバル(Kölner Karneval)は、 ことのほか有名ですが、カーニバルをやる地域は基本的に、カトリック地域です。 おでかけになる際は、Karneval, Fastnacht und Fasching im Internet のサイトであらかじめ情報収集しておくといいかもしれません。行かない人も、このサイトで雰囲気を味わうことができます。

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2011年10月30日  „Goethe!“ Ab 29. Okt. 2011 ins japanische Kino.

『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』10/29よりロードショー
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若き頃のゲーテを題材にした映画『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』 が、TOHOシネマズ シャンテ他でロードショーが始まりました。原題は、Goethe!、「!」が付いているところが映画のタイトルの特徴です。 2010年10月14日にドイツでは封切られたようなので、ほぼ1年して日本に登場。ゲーテというと古典、というイメージがありますが、 若き頃の天才ぶりをロマンスを交えて描いた作品。これを見ると、親近感が増すかもしれません。ドイツのサイトは、 Goethe! です。
「人気ドイツ料理店5店舗で、公開記念メニューを御注文のお客様に「ゲーテ」も愛した黒ビール“ケストリッツァー”をプレゼント!」 という企画も日本では進行中です(詳細は上記サイト参照)。 ケストリッツァーを見てみたい方は、KöstritzerJA を選択してみましょう。

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2011年10月27日  Dokumentarfilm „PRIPYAT“ von Nikolaus Geyrhalter wird am 3.12. und vom 6. bis 10.12. 2011 in Athénée Français (Tokyo) aufgeführt.

ニコラウス・ゲイハルター監督作品『プリピャチ』上映:12月3, 6-10日, アテネフランセで
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『いのちの食べかた』で日本でも有名になったニコラウス・ゲイハルター(Nikolaus Geyrhalter)監督が、 「ナレーションや音楽を排し、モノクロの映像で記録」したチェルノブイリ原発事故後の立入制限区域で生きる人々を撮ったドキュメンタリー映画が公開されます。 場所は、アテネ・フランセ文化センター。 ウクライナ北部の街「プリピャチ」(PRIPYAT)がタイトルになっています。 公開日は、2011年12月3日(土)、12月6日(火)ー12月10日(土)の合計6日間。ニコラウス・ゲイハルター監督も来日予定だとか。 詳細は、プリピャチ をご覧ください。 1999年の作品で、イスタンブール映画祭国際ドキュメンタリー賞、オディヴェーラス映画祭グランプリ、ニヨン映画祭審査員賞・観客賞、 ディアゴナーレ・オーストリア映画祭グランプリ、ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリを獲得したものです。
ニコラウス・ゲイハルター監督は、自分の制作会社 「ニコラウス・ゲイハルター・フィルム・プロダクション」(geyrhalterfilm - NGF)を持ち、 精力的に作品を生み出しているオーストリアの映画監督です。目下オーストリアで公開中の Michael も、 話題の映画で見てみたいですね。

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2011年10月25日  „Thomas Mann - Worte, Ironie, Widerstand“: Veranstaltung vom Goethe-Institut Tokyo und der Kobunsha Verlag, am 28. Oktober 2011.

「クルルの保守的な発言とトーマス・マンの政治的な立場」10/28日,東京ドイツ文化センター
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2011年10月28日(金)18時30分から、東京ドイツ文化センター図書館 にて、ドイツの古典図書を古典新訳文庫で読む第二回企画が始まります。 第1回は、「クルルの保守的な発言とトーマス・マンの政治的な立場」です。 トーマス・マン(Thomas Mann, 1875–1955))の小説 『詐欺師フェーリックス・クルルの告白』(Bekenntnisse des Hochstaplers Felix Krull)をめぐって、 翻訳者、岸美光氏が解説します(3回連続の講演と解説)。第2回は、11月25日「トーマス・マンのパロディーというスタイル」、 第3回は、12月16日「トーマス・マンのイロニーという視線」となっています。 入場無料ですが、参加希望者は、メールにて申し込みをすることになっています。
詳細は、催し物カレンダーをご覧ください。

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2011年10月22日  ROSAT stürzt ab, aber wann und wo?

ドイツの人工衛星ROSAT、日本時間10月23日午前3時から同午後9時に落下?
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ドイツ航空宇宙センター(DLR: Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt は、10月22日、ドイツのエックス線観測衛星(Röntgensatellit) ROSAT が、日本時間10月23日午前3時から同午後9時に 落下するとの見通しを発表しました。「日本を含む北緯53度から南緯53度までの広い地域に破片が落下する恐れがある」(読売新聞)との報道もあり、 目がはなせません。ROSAT の公式ホームページは、DLR の DLR PORTAL - ROSAT です。 日本では、USTREAM での追跡が German ROSAT Satellite Live Tracking Showで見れます(10/23に終了)。 といっても、どこに落ちるかは分からないようですが。できることと言えば、DLR の上記のサイトをいち早くドイツ語で読むしかなさそうです。 文部科学省では、DLR の情報をホームページや facebook を使って日本語に訳して発表しています。

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2011年10月17日  Deutschlandfest – An der Seite Japans –, am 23. Oktober in Arisugawa-Park (Minami-Azabu)

ドイツフェスティバル 「絆をつなごう ドイツと日本」10/23(有栖川宮記念公園)
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2011年10月23日(日)に、ドイツフェスティバル が在日ドイツ大使館、東京ドイツ文化センター、在日ドイツ商工会議所主催で開催されます。 会場は、有栖川宮記念公園と在日ドイツ大使館で、 時間は、11時~21時です。 11時に開幕し、有栖川宮記念公園内には、ドイツの料理や企業のスタンドが出て、アミューズメントやさまざまな展示も行われる予定。 当日は、ドイツ大使館の一部が一般に公開されます。その他にもいろいろな催し物(ステージプログラム、夜のプログラムなど)も 用意されています。もちろん入場は無料。
詳しくは、ドイツフェスティバル を参照してください。この催しに際して、 ドイツ連邦共和国大統領クリスティアン・ヴルフ(Bundespräsident Christian Wulff) も来日予定です。
なお、日独交流150周年関係の各種イベントの中には、 東日本大震災の影響で受け中止されたものもかなりあったことから、 「日独交流150周年」の閉幕は2011年12月31日ではなく、2012年の春頃まで延期することが決まったそうです。

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2011年10月11日  85. Workshop von Arbeitskreis für deutsche Grammatik, am 16. 10. 2011 in Kanazawa.

ドイツ文法理論研究会秋の研究発表会、2011/10/16 金沢大学にて
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2011年10月16日(日)13時15分から16時に金沢大学で、ドイツ文法理論研究会は、第85回研究会を開催します。 プログラムは、以下の通りです。
13:15-13:30 総会
13:30-15:00 講演:武居 渡氏(金沢大学 学校教育学類 准教授)
    「言語を作り出す力-ホームサイン研究から-」
15:10-16:00 研究発表:城本 春佳氏(東京大学大学院博士後期課程)
    「日本語連体修飾節構文とコト志向性-ドイツ語との対照を通して-」
講演並びに研究発表には、非会員の方も参加できます。 場所は、金沢大学角間キャンパス自然科学本館自然科学棟講義室 203教室です。 講演・発表の概要に関しては、ドイツ文法理論研究会 秋の研究発表会 を ご参照ください。

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2011年10月7日  Gedächtnis der Nation im Internet

ドイツの近代史を語るネットのサイト公開(Das Gedächtnis der Nation)
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ついにGedächtnis der Nationが公開されました。 YouTube には、トレーラーが、Gedächtnis der Nation Trailer がアップロードされていますが、肝心のサイトは、http://www.gedaechtnis-der-nation.de/ です。近代から現代にかけてのドイツ史の貴重な証言を見聞きできます。しばらくの間は、アクセス数が多くなることも予想されますが、まずはお試し下さい。

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2011年10月4日  Prof. Odoris Buch Geschichte der Schweiz ist im August 2011 erschienen.

踊 共二先生の『図説 スイスの歴史』出版される
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本学のドイツ語圏文化学科でもスイスに関する講義をして頂いてきた 踊 共二先生の『図説 スイスの歴史』 が出版されました。河出書房新社 の「図説シリーズ ふくろうの本」の中の1冊です。 スイスというと、「アルプスの山々、永世中立国、直接民主制、EUに加盟していない国」などが頭をよぎりますが、 意外にその実体は、日本では知られていません。過去から現代に至るまで、いったいどのような歴史があったのか、 さまざまな絵や地図、写真などをみながらイメージできる本です。
なお、『図説 ドイツの歴史』は、すでに2007年に出版されていますが、『図説 オーストリアの歴史』は、 2011年9月に発売になったばかりです。ウィーンやハプスブルク以外のオーストリアの話を日本語で調べるのが難しかったので、 これも大歓迎です。詳細は、「図説シリーズ ふくろうの本」 をご覧ください。

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2011年10月3日  Märchenstunde: Veranstaltung von Japanisch-Deutscher Gesellschaft e.V., Tokyo, am 13. Oktober 2011.

「Märchenstunde ドイツ物語を読みましょう」、日独協会にて(10月13日)
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(公益財団法人)日独協会 は、「Märchenstunde ドイツ物語を読みましょう」 というシリーズの催しを2011年10月13日から始めます。以下、 日独協会の Märchenstunde からの引用です。
「=> ドイツ人なら誰でも知っている短い物語を一緒に読みませんか。 桃太郎、花咲じじいなど、子供のころ読んだ物語は今でも覚えているでしょう。では、ドイツの物語はご存じですか。 ドイツは地方によって、食文化などはいろいろ違いますが、物語はほとんど一緒です。物語を通してドイツの文化が伝わってきます。 => 一回目の授業はトライアルですので、参加費は無料です。」
1回目に読む予定のお話は、グリム童話の中の Sterntaler だそうです(Stern は、「星」、Taler は、「(16〜18世紀に通用していた)ターレル銀貨」のこと)。 ご存知ですか?
時間は、14:00-15:30、場所は、日独協会セミナールームです。詳細は、 Märchenstunde ドイツ物語を読みましょう(日独協会) をご覧下さい。

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2011年9月29日  18. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 1. Oktober 2011)

第18回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(10月1日)
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会の第18回研究会が、来たる10月1日(土)、15:00〜18:00に開催されます。 興味、関心のある方は、奮ってご参加下さい。
場所: 学習院大学(キャンパス地図) (JR目白駅下車徒歩1分、地下鉄副都心線雑司が谷駅下車徒歩10分)
   中央教育研究棟507教室
15:00- 田中愼 (千葉大学):「日独言語学共同研究のためのミュンヘン大学サマーコースおよびワークショップについて」
16:20- 休憩
16:30- 山下仁(大阪大学),渡辺学(学習院大学),高田博行(学習院大学):「鼎談:『言語意識と社会』の現在」
発表要旨は、「社会と行為から見たドイツ語」研究会(日本独文学会新着情報)の下の方をご参照下さい。

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2011年9月24日  Ausstellung: Berlin 2000-2011 Playing among the Ruins, 23.9.2011 - 09.1.2012 (Museum of Contemporary Art Tokyo)

「ゼロ年代のベルリン―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展覧会
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東京都現代美術館(Museum of Contemporary Art Tokyo) では、 昨日、2011年9月23日から来年1月9日までの予定で、 「ゼロ年代のベルリン―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」という現代アートの展覧会が開かれています。 日独交流150周年を記念してドイツ文化センターとの共催で開催されている注目の催し物です。
ベルリンは、1989年の壁の崩壊後も、「政治、経済、文化の実験場」的な色彩を帯びた街。 そこでどんな現代アートが登場しているのかを目撃してみませんか。
詳細は、東京都現代美術館の ゼロ年代のベルリン ―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま) 展覧会概要 を、場所は、東京都現代美術館アクセスマップ をご参照下さい。
ヨン・ボック(John Bock)の「東京を舞台にした新作」や、 10月29日以降に出展される予定の空間実験研究所(Institut für Raumexperimente) (Olafur Eliasson設立)など、見ものがいっぱいです。

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2011年9月20日  „Pina“ kommt endlich ins japanische Kino.

話題の映画「Pina 3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」いよいよ上陸
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ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督作品で ピナ・バウシ(Pina Bausch, 1940-2009)の「軌跡を描いたダンスドキュメンタリー」3D映画、 Pina の日本上映開始日と日本語タイトルが9月15日に発表されました。上映開始予定日は、2012年2月25日、 日本語タイトルは、「Pina 3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」です。ドイツのサイトは、 Pina - Ein Film für PINA BAUSCH です。
まだ先だなあ、と思われる方は、10月21日(金)より開催される東京国際映画祭の 特別招待作品として上映されることが決定されていますので、その機会にどうぞ。なお、ドイツでは、2011年9月30日から、 DVDとBlu-Ray でも発売されます。

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2011年9月15日  Das 178. Oktoberfest beginnt am 17. September 2011, und am 15. September fängt das japanische Asahibier-Oktoberfest in Hibiya an.

ミュンヘンの「十月祭」まであと2日、「オクトーバーフェスト 日比谷」は9/15から
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ミュンヘンでの第178回「十月祭」(Oktoberfest)が、 9月17日から始まり、10月3日まで行われます。日本では、この時期、9月15日から18日までの4日間ですが、 『アサヒビール オクトーバーフェスト 日比谷 秋の収穫祭 2011』 が行われます。今回が第7回ですが、ヨーデルクイーン「ベロニカ・レンツ」と「Top 4 plus」が登場予定。 忙しい日々に、ちょっと気をやすめて雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

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2011年9月7日  Vortrag von Prof. Dr. Gabriele Diewald an der Sophia Uni, Tokyo: 15.00 -16.30 Uhr, am 10.Sept. 2011.

ディーヴァルト教授講演会、9月10日、上智大学にて
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来日中のガブリエレ・ディーヴァルト教授(Prof. Dr. Gabriele Diewald, ハノーファ大学)による講演会が、 9月10日(土)に、上智大学中央図書館8階 L-821で、15:00-16:30に開かれます。 タイトルは、„Probleme und Kontexte der Grammatikalisierungsforschung. “ (文法化の諸問題と文脈)で、講演はドイツ語で行われます。事前申し込み不要。 主催は、上智大学ヨーロッパ研究所です。 場所は、上智大学四谷キャンパスマップ をご参照下さい。

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2011年9月4日  „Mein bester Feind“: ab 10. September 2011 im Kino.

『ミケランジェロの暗号』2011年9月10日よりロードショー
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ヴォルフガング・ムルンベルガー(Wolfgang Murnberger)監督による『ミケランジェロの暗号』(2010年、オーストリア)が、 2011年9月10日より公開されます(TOHOシネマズシャンテ他)。 ドイツ語のオリジナルタイトルは、„Mein bester Feind“(「私の最も素晴らしい敵」)。 悲劇的要素の入ったコメディー(Tragikomödie)とも言われるこの作品は、 『ヒトラーの贋札』のスタッフが出演する<手に汗握る>歴史サスペンスでもあります。 ミケランジェロの絵画をめぐって、その絵を政治的に利用しようとするナチスと画商の駆け引きが見ものです。 日本での公式サイトは、映画『ミケランジェロの暗号』(http://code-m.jp/)、 オーストリアのサイトは、Mein bester Feind (http://www.meinbesterfeind.at/) です。

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2011年8月24日  34. Workshop: Medien und Sprache, am 16. September 2011

第34回メディアとことば研究会, 9月16日(金)
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第34回メディアとことば研究会が、2011年9月16日(金)15時〜18時20分に開かれます。 場所は、武庫川女子大学中央キャンパス 文学1号館 LI-505教室です。 一般の参加費は、500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)となっています。
○ 発表者:岸本千秋(武庫川女子大学言語文化研究所助手),佐竹秀雄(武庫川女子大学言語文化研究所教授)
  タイトル:「M&L研究の現状と将来—過去の研究をふまえて」
研究会後には参加自由の懇親会が予定されています。奮ってご参加下さい。発表内容の概要、および、参加事前申し込みに関しては、 メディアとことば研究会のホームページをご参照下さい。

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2011年8月17日  9 Dokumentarfilme von Harun Farocki werden vom 23. bis 27. August 2011 in Athénée Français (Tokyo) aufgeführt.

ハルーン・ファロッキ監督ドキュメント映画,アテネ・フランセ文化センターにて上映(8/23-27)
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ハルーン・ファロッキ監督(Harun Farocki)のドキュメント映画9作品が、 2011年8月23日(火)から8月27日(土)の期間、アテネ・フランセ文化センターにて上演されます。 ドイツ語・日本語字幕付き付きで、一般が800円、ドイツ文化センター学生、アテネ・フランセ文化センター会員が600円です。
詳細は、 ハルーン・ファロッキ監督特集:上映スケジュール および、 ハルーン・ファロッキ監督特集:作品解説 をご覧ください。
ハルーン・ファロッキ監督は、1944年に今日のチェコに生まれ、映画監督として90以上の作品を発表してきていますが、 四方幸子氏のアテネ・フランセ文化センターに寄せた解説によれば、「感情的な誘導もメタファーも特定のストーリーもなく、 あくまでも即物的に構成されたドキュメンタリー映像。重ねられる分析的なナレーション。各作品には、 ファロッキならではの技術や人間に対する根源的な批評——技術の進展と連動し発達した視覚および映像システム、 それによって促進された視る側と視られる側との非対称的関係への——が込められている。」そうです。 なお、8月26日(金)18:00から、四方幸子氏(キュレーター、批評家)による講演「ハルーン・ファロッキとその作品」が予定されています。
上演される映画のタイトル: 「消せない火(燃え尽きない火焔)」(Nicht löschbares Feuer), 「見ての通り(物の見え方)」(Wie man sieht), 「この世界を覗くー戦争の資料から(世界の映像と戦争の刻銘)」(Bilder der Welt und Inschrift des Krieges), 「ルーマニア革命ビデオグラム(ある革命のビデオグラム)」(Videogramme einer Revolution), 「労働者は工場を去って行く」(Arbeiter verlassen die Fabrik), 「静物」(Stilleben), 「監獄の情景」(Gefängnisbilder), 「隔てられた戦争(識別と追跡)」(Erkennen und Verfolgen), 「リスクへの挑戦」(Nicht ohne Risiko).

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2011年8月9日  Dokumentarfilm über U 864(Spiegel TV/Cream Productions 2007) in BS1 am 12. August 2011.

「Uボート ノルウェー沖の海戦〜日本を目指したU-864〜」BS1 8月12日
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2011年8月12日(金) 金曜深夜[土曜午前 0:00~0:50](時間変更!)に、 BS1 で「Uボート ノルウェー沖の海戦〜日本を目指したU-864〜」が放映されます。 このドキュメンタリーは、Spiegel TVCream Productions が2007年に共同制作したもので、 原題は、U-864: Hitler's Last Deadly Secret です。詳しい紹介は、 Uボート ノルウェー沖の海戦(BS1) にあります。「1945年2月、ドイツのUボートがドイツ占領下のノルウェー、 ベルゲン港から日本に向けて出航」していた、という話を知る人は少ないでしょう。このUボート(U-Boot)の使命とは何だったのか、 いったい何が積まれていたのか、撃沈されてしまっていたUボートの謎に迫ります。
なお、このUボート(U-864)に関しては、http://www.klammi.de/html/u864.html に詳細な情報があります。

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2011年7月30日  „Nanga Parbat“: Ab 06. August 2011 im japanischen Kino.

「ヒマラヤ 運命の山」2011/8/6からロードショー
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暑い夏、寒い雪山の映画はいかがでしょうか。ドイツ語の原題は、„Nanga Parbat“。 ナンガ・パルバット(標高8125m、世界で9番目の高さ)はヒマラヤ山脈の西に位置し(パキスタン)、 1970年6月、メスナー兄弟(Reinhold Messner, Günther Messner) が初登頂を果たした山です。2010年1月にドイツで公開されたこの映画は、ヨゼフ・フィルスマイアー監督(Joseph Vilsmaier) によるもので、極限の登山家(Extrembergsteiger)として知られる ラインホルト・メスナー氏(Reinhold Messner) の原作Der verzauberte Berg.(ISBN-13: 978-3835402270) に基づき、彼が全面的に映画制作に協力した映画です。 弟のギュンター・マイスナーは、ナンガ・パルバットの登山で帰らぬ人となってしまいましたが、この事故に関しては、 その後、裁判となり、いったい何が起きたのかに関しては、当時の登山チームからもさまざまな異論が出されています。 この映画は、ラインホルト・メスナー氏の視点で描かれているものです。日本での公式サイトは、 「ヒマラヤ 運命の山」(オフィシャル・サイト) でどうぞ。

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2011年7月10日  Im Viertelfinale der FIFA Frauen-WM hat Japan gewonnen.

準々決勝「日本対ドイツ」、日本の勝利
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FIFA 女子ワールドカップ・サッカー 2011(FIFA Frauen-Weltmeisterschaft 2011) 準々決勝、日本は前優勝国ドイツと激突。延長戦の末、なんと1:0 で勝利しました。アウェーで、しかも最強国のチームと戦ったのですから、 この結果はたいしたものです。準決勝も期待しましょう。

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2011年7月3日  Publikumsgespräch: Sachiko Hara über Sachiko Hara, am 10. Juli 2011(14 - 16Uhr, im Europa-Saal des Goethe-Instituts Tokyo)

ドイツで活躍する俳優 原 サチコ のトーク(7/10)
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2011年7月10日(日)14~16時に、ドイツ文化会館1階ホールで、現在、 ハノーファー州立劇場(Staatsschauspiel Hannover)専属の俳優として活躍中の 原サチコのトークが開催されます。聞き手は、伊達なつめ(演劇ジャーナリスト)、入場無料ですが、参加にあたっては申込みが必要です。 原サチコは、2001年にベルリンに拠点を移し、 クリストフ・シュリンゲンジーフ(Christoph Schlingensief)、 ニコラス・シュテーマン(Nicolas Stemann)、 ルネ・ポレシュ(René Pollesch)といった名だたる演出家の下で活躍してきました。 今回は、そんな彼女のここまでの「軌跡や、ドイツで生きる俳優としての日常、 これまで一緒に仕事をした演出家や俳優について、原サチコでなくては語れない貴重なエピソード」が聞けるそうです。 詳細は、催し物カレンダー Goethe Institut Tokyo をご覧ください。なお、本人のブログは、サチコのドイツ演劇ドタバタ記 です。

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2011年7月1日  Der deutsche Bundestag hat den Ausstieg aus der Atomkraft bis 2022 beschlossen.

ドイツ連邦議会、2022年末までに原発から撤退を決議(2011.6.30)
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2011年6月30日、ドイツ連邦議会(Bundestag)は、 2022年末までに脱原子力発電を達成することを決議しました。 詳細は、 Abstimmung über Atomausstieg und Energiewende をご覧ください。
スイスも脱原発に舵を切っています(2034年に最後の原発が停止予定)。 イタリアも国民投票の結果、原発の再稼動をストップしました。オーストリアは、憲法に原発を放棄することを明記したとか。 Atomkraft in Europa: ≪von niemals≫ bis ≪auf Dauer≫ (Deister- und Weserzeitung) には、 このような原子力発電に対する、さまざまな国の情報が、短くまとめられています。 もちろん、経済界からの反発や、現在、原子力発電に従事している人々からの反発はあります。 これから、本当に原発をやめ、再生可能エネルギー(erneuerbare Energie)へとシフトしていくことができるのかどうか、 世界の注目の集まるところです。

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2011年6月28日  Buchenwälder, Fagus-Werk in Alfeld und Prähistorische Pfahlbauten sind als Welterben anerkannt worden.

ドイツではブナの森、ファーグス工場、杭上家屋が新たに世界遺産に
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日本では、小笠原諸島と平泉が世界遺産に認定されたというニュースが流れていた時、ドイツでは、 世界自然遺産にブナの森(Buchenwälder)が認定され、世界文化遺産にファーグス工場(Fagus-Werk) と杭上家屋(コウジョウカオク:Pfahlbauten)が認定されていました。
ブナの木の森は、人類の定住と深く関わっているとされ、今回の世界自然遺産に登録されたドイツの森は、5箇所です (Grumsiner Forst in Brandenburg, Nationalpark Kellerwald-Edersee in Hessen, Nationalpark Jasmund auf Rügen, Müritz-Nationalpark in Mecklenburg-Vorpommern, der Nationalpark Hainich in Thüringen)
ファーグス工場(Fagus-Werk)は、ハノーファ郊外のアルフェルト(Alfeld)にある製靴工場で、 バウハウスの建築家として有名なW. グロピウス(Walter Gropius) とA. マイヤー(Adolf Meyer)によって設計されたものです。
杭上家屋とは、杭(クイ)を打って水面の上などに立てた家ですが、 今回世界文化遺産に指定されたものは、合計111箇所でアルプス周辺諸国(ドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリア、スロベニア)に点在する遺跡です。 古いもので紀元前5000年にも遡るとか。ドイツでは、ボーデン湖(Bodensee)周辺に9箇所、 オーバーシュバーベン(Oberschwaben)に6箇所、 シュタルンベルガー湖(Starnberger See)に3箇所。
最後に、2009年に世界自然遺産に登録された、ヴァッテンメア(Wattenmeer)は、 今回、ハンブルク周辺の地域まで拡大されました。
ユネスコの世界遺産の情報は、Welterbe - Deutsche UNESCO-Kommission 及び、 Welterbe in Deutschland (UNESCO) からも得ることができます。

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2011年6月29日  FIFA Frauen-Weltmeisterschaft 2011 hat am 26. Juni begonnen.

FIFA 女子ワールドカップ・サッカー 2011がドイツで6月26日に始まる
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FIFA 女子ワールドカップ・サッカー 2011がドイツで6月26日に始まりました。 ドイツ語のFIFAの公式ページは、FIFA Frauen-Weltmeisterschaft 2011 です。日本サッカー協会もFIFA女子ワールドカップ ドイツ 2011 特設ページ を立ち上げています。初日は、すでに伝えられているように、ドイツ対カナダは、2:1でドイツ、ナイジェリア対フランスは、0:1でフランスが勝利。 今日6月27日現地時間15時(日本時間22時)には、ナデシコ・ジャパン(1次リーグB組)がボッフム(Bochum)でニュージーランドと対戦します。 テレビ中継は、NHK-BS1で、6月27日(月)21:50~0:00に生中継が予定されています。
もう一方では、ご信託タコのパウル君の2世の座を狙って、8匹のタコが オーバーハウゼンの水族館(Sealife Aquarium in Oberhausen)で後継者争いをしています。 第一戦のドイツ戦を占ったところ、3匹が的中させたとか。これからが大変そうです。

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2011年6月21日  Verborgene, traurige Geschichten in Deutschland: Ein neues, japanisches Buch über die deutsche Geschichite.

菊池良生著『哀しいドイツ歴史物語』6/10発売
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ちくま文庫(筑摩書房)から、 菊池良生著『哀しいドイツ歴史物語ー歴史の闇に消えた九人の男たち』が6月10日に発売になりました。 実は、この本は、2000年11月に小学館から発売になった『犬死ー歴史から消えた8人の生贄』という本を改題、文庫本化したものです。 ドイツの15世紀から19世紀にかけて登場する人々で、「華やかな歴史群雄の底に埋もれてしまうような人物」が中心に描かれていますが、 歴史好きな人々にとっては、おもしろいことうけあいです。全体は8章から構成され、「お人好しな太鼓叩き」、「叩き上げ傭兵隊長」、 「哀しい官僚」などが登場。文庫本化にともない、医師・作家の鎌田實氏の解説が付きました。小学校3年生からの友人なんだそうで、 筆者の意外な側面が語られています。なお、菊池良生氏は、同じ ちくま文庫から、 『ハプスブルク家の光芒』も出しています。

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2011年6月13日  Die Website des Deutschen Wetterdienstes erregt öffentliche Aufmerksamkeit in Japan. Infos zur möglichen Ausbreitung radioaktiv belasteter Luft werden mit Grafiken gezeigt.

ドイツ気象庁のサイト、日本でも有名に:放射能に汚染された大気の流れは このサイトで
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ドイツの気象庁(Deutscher Wetterdienst)のサイトが、日本の放射能に汚染された大気の流れに関する予想を発信していることが、 日本でも話題になっています(日本の気象庁はやっていないので)。 当初は、時々情報が更新される程度でしたが、5月31日からは、Ausbreitung Japan というバナーがトップページ の右側にでき、定期的に更新されるようになっています。この予想は、高度250mにおける放射能に汚染された大気がその時の気象状況に応じてどのように流れるか、 というシュミレーションを6時間おきに地図上で示したものです。ただし、注意書きにもあるように、放射能物質の放出の度合いは分からないので、 示されている値に関しては、あくまでも相対的な分布と拡散に基づいているので正確ではなく、結果から原因を推論すること(Rückschluss) は不可能です、と書かれていますのでご注意。
さらに、同ページには、ドイツの環境省 (本当は、「環境・自然保護・発電所の安全のための連邦省」 Bundesministerium fuer Umwelt, Naturschutz und Reaktorsicherheit という) へのリンクがあり、ここでも、REAKTORKATASTROPHE IN JAPAN(日本における発電所崩壊)という窓が右側に用意されています。 この政府のサイトでは、さらに Fukushima-Informationsportal (福島情報ポータル)というサイトへのリンクがあり、 より詳細なデータが公表されています(正確には、 Informationen zur Lage in den japanischen Kernkraftwerken Fukushima, Onagawa und Tokai/ GRS - Fukushima-Informationsportal という名前のページです)。日本では手に入らない情報が、こういうサイトから手に入ることもあります。

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2011年6月8日  33. Workshop: Medien und Sprache, am 18. Juni 2011

第33回メディアとことば研究会, 6月18日(土)
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第33回メディアとことば研究会が、2011年6月18日(土)15時〜18時に開かれます。 場所は、〈東京会場〉が東洋大学白山キャンパス5号館2階5201教室(訂正になりました)、 〈関西会場〉が武庫川女子大学研究所棟6階 I‒609 言語文化研究所です。 一般の参加費は、500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)となっています。
○ 発表者:布尾勝一郎(財団法人海外技術者研修協会(AOTS)AOTS日本語教育センター(JLTC))
  タイトル:「メディアとことば」研究における分析対象としての新聞—その位置付けと特徴(仮題)
○ 発表者:古川敏明(大阪大学大学院言語文化研究科講師)
  タイトル:多声的な言説行為としてのユーモア—ハワイのローカル・コメディー
研究会後には参加自由の懇親会があり、さらに詳しい話を訊けるようです。 参加にあたっては、メディアとことば研究会のホームページにあるように、 事前に申し込みをする必要があります。

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2011年6月6日  Sprosse als EHEC-Infektionsquelle?: Nach Angabe des niedersächsischen Verbraucherschutzministeriums am 05. Juni 2011

芽野菜が腸管出血性大腸菌(EHEC)の原因か?
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6月5日のニーダーザクセン州(Niedersachsen)消費者保護庁の広報官ゲルト・ハーネGert Hahneによれば、 腸管出血性大腸菌(EHEC: Enterohämorrhagische Escherichia coli)が原因と考えられる大きな感染源で共通に生で食べられていたものとして、 芽野菜(Sprosse)があることを発表しました(情報源:dapd: EHEC-Welle soll auf rohe Sprossen zurückgehen)。 Mungbohnen(リョクトウ)や、Sojabohnen(ダイズ) から作られていたモヤシを生で食べたこととの関係性が疑われています。
日本では、腸管出血性大腸菌として O-157 が有名で、最近も立て続けに被害者が出ていますが、今回のヨーロッパ、特にドイツを騒がせているのは、 O-104:H4 だと言われています。6月5日の段階で、世界12カ国で1700人を超える人々が感染し、ドイツでは死者21名、感染者は1526名、 O-104が原因とされる溶血性尿毒症症侯群(HUS: Hämolytisch-urämisches Syndrom)にかかっている人が627名にのぼるそうです。 引き続き、キュウリ、トマト、サラダ野菜を生で食べないようにと呼びかけられています。 ドイツでの現状分析は、Robert Koch Institut をご参照下さい。 また、日本の外務省でも「海外安全ホームページ:スポット情報」として、6月2日付けで ドイツ:腸管出血性大腸菌による感染症の発生 についての注意を呼びかけました。従来は、この大腸菌で感染して重症化するのは幼い子供が中心だったそうですが、 今回は成人、特に女性の感染者が多いというのが特徴、そしてやっかいなことに抗生物質が効きにくい、というのも大きな問題です。

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2011年5月31日  Meisterwerke von Werner Herzog, 11. bis 24. Juni 2011, Theater Image-Forum in Shibuya

ヘルツォーク傑作選2011, 6/11 - 6/24 シアター・イメージフォーラムにて
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6月11日(土)〜24日(金)に、あの強烈な個性のドイツ人映画監督 Werner Herzog の8作品が上映されます。 今回は、日本未公開作品として、My Son, My Son, What Have Ye Done (2009)と、 The Wild Blue Yonder(2005)が上映予定です。「人並みの人生などヘルツォークには用がない。」 とか、「ヘルツォークは誰も見ていない世界を見るために映画を作る。」(柳下毅一郎) とか、さまざまな形容がされるヘルツォーク作品、 この機会に是非どうぞ。当日一般 1,500円、学生1,200円、シニア会員1,000円、特別鑑賞券1,300円、3回券3,300円となっており、お得な買い方もできます。 詳細は、ヘルツォーク傑作選2011 をご覧ください。

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2011年5月28日  Einladung zum Symposium am 05. Juni 2011: Das Rahmenthema „Einladung zur Ikai(Grenzen zur anderen Welt)“

シンポジウム:「異界」へのいざない, 2011年6月5日13時より
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2011年6月5日(日)午後1時から3時半まで、聖徳大学 言語文化研究所の主催で、松戸駅東口の同大学生涯学習社会貢献センターにおいて、 「『異界』へのいざないードイツ、日本、中国の文学・音楽からー」というテーマでシンポジウム(公開研究発表会)が開催されます。 「異界」をテーマに比較文学文化という視点からドイツ文学文化をみつめてみる。 現代にいきる我々日本人にとっての「異界」の在り方をともに多角的な視点で考えていく催しです。 事前申し込み不要、入退場は自由です。
詳細は、東洋大学の 「異界」へのいざない―ドイツ、日本、中国の文学・音楽から― Event Guide あるいは、「異界」へのいざない(日本独文学会サイトでの紹介) をご参照下さい。聖徳大学のサイトには、パンフレット(pdf) もあります。

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2011年5月25日  Das 6. Hibiya-Oktoberfest findet in Hibiya-Park vom 20. bis 29. Mai statt.

「日比谷オクトーバーフェスト 2011」は5月29日まで開催中
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今年で第6回になる日比谷オクトーバーフェスト。今年も5月20日から日比谷公園・噴水広場で開催されています。 今年は2種類の樽生ビールが登場するそうです。
日時: 2011年5月20日〜5月29日
月〜金:12:00〜21:30, 土日:11:00〜21:30
(20日のみ17:00オープンで、ラストオーダーは、各日終了の30分前)
入場料は無料(ただし飲食は有料)、ステージでは、ドイツ音楽の演奏が行われ、さまざまなグッズの販売も予定されています(オリジナルコースターもあり)。 なお、東北復興支援として東北地方の地酒を販売する「東北SAKEフェスタ」も同時開催されます。 詳細は、日比谷オクトーバーフェスト 2011 をご参照下さい。

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2011年5月18日  Am 16. Mai 2011 ist Kiyoshi Kodama gestorben.

児玉 清氏、5月16日に他界
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俳優でありテレビ司会者としても活躍した児玉清氏が、5月16日に他界しました。詳細は、 児玉清さんが死去(MSN産経ニュース) 等をご覧ください。児玉清氏は、学習院大学ドイツ文学科を卒業され、学習院でもたびたび講演を行って頂いていました。 心からご冥福をお祈りいたします。

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2011年5月17日  „The Red Baron“ kommt ins japanische Kino, am 21. Mai 2011.

2011年5月21日、映画「レッドバロン」公開
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2011年5月21日から、丸の内ルーブルなどでドイツ映画「レッドバロン」が公開されます。 日本で「レッドバロン」というと、同名の「新車・中古のバイク販売の店名」を思い出しますが、 実は、第一次世界大戦時の実在のドイツ空軍エース・パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン(Manfred von Richthofen) のこと。この映画の日本の公式サイトは、レッドバロン で、 ドイツで2008年に公開されたこの映画の公式ページは、 Der Rote Baron です。 ドイツ映画なのに、原語は英語ですので、日本で公開されるこの映画も英語です(ドイツでは、ドイツ語に吹き替えられて公開されました)。
この映画のドイツでの評判は、Pressespiegel zum Thema Film & KinoDer Rote Baron (www.film-zeit.de) にまとまっていますので、概観できます。

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2011年5月13日  Dokken(=Diplom Deutsch in Japan): Anmeldetermin bis 20. Mai 2011.

2011年独検春の試験:締め切りは5月20日(金)
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2011年春の独検の願書受付締切は、5月20日(金)(消印有効)です。 ただし、書店・生協での払込みは5月19日(木)まで。 春の試験は、午前が5級と3級、午後が4級と2級となっています。となり合せの級は併願ができます。 5級+4級は、6,000円、4級+3級は、8,500円、3級+2級は11,000円とお得です。
詳細は、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2011年5月9日  Am 2. Mai ist „Baltic 1“ in Betrieb gegangen. Der neue Wind weht.

5月2日、「バルティック 1」稼働。新しい風がふく。
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2011年5月2日、バルト海(Ostsee)では初めての商業風力発電施設が稼働しました。民間企業が全額出資する洋上風力発電施設で、 「再生可能エネルギー国際経済フォーラム」(IWR - Internationales Wirtschaftsforum Regenerative Energien) によれば、21基の風力発電機(Windräder)を備え、1基当たり2,3 MW(メガワット)、総発電容量は48.3MWとのこと。 この民間会社のサイトは、EnBW AG です。原子力発電所の見直しが盛んに議論されるドイツですが、 再生可能エネルギーへの取り組みは、同時進行で進んでいる様子が見えます。
もう一方では、バーデン・ヴュルテンベルク州(Baden-Württemberg)や、ラインランド・プファルツ州(Rheinland--Pfalz) では、緑の党(Die Grünen)と社会民主党(SPD)の連立政権が誕生します。 これらの動きは、福島第一原子力発電所の事故とも関連していると言われています。どうやらエコな風が強まっているようです。 今回は、 IWREnBW: Merkel weiht Baltic 1 offiziell ein. と、 faz.net„Baltic 1“ In der Ostsee drehen sich die ersten Windräder. というタイトルの記事を参考にしました。

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2011年4月29日  Ab 30. April 2011 läuft „Mahler auf der Couch“ im Kino.

「マーラー 君に捧げるアダージョ」4月30日より上映
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グスタフ・マーラー(Gustav Mahler, 1860-1911) というと、後期ロマン派の著明な作曲家で、かつ指揮者として有名ですが、 そんなマーラーの結婚生活の危機とフロイトとの出会い等を描いた映画「マーラー 君に捧げるアダージョ」が4月30日から公開されます。 日本の公式サイトは、「マーラー 君に捧げるアダージョ」 で、 パーシー・アドロン(Percy Adlon)監督とフェリックス・アドロン(Felix Adlon)監督のドイツ・オーストリア合作作品です。 ドイツ語の公式サイトは、Mahler auf der Couch で、どちらのサイトでもドイツ語の予告編を見ることができます。
19世紀末の雰囲気の中で、フロイトやクリムトがどのように描かれているのかも気になります。上記のドイツ語サイトでは、 この映画に関してのドイツの新聞記事の論評もPDF版で提供されていますので、興味のあるかたはどうぞ。

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2011年4月25日  Zwei neue Bücher zur Erweiterung deutscher Ausdrücksmöglichkeiten für Japaner

ドイツ語の表現力をつける2冊の新刊紹介:<きちんと書く>か<考える>か?
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今日(2011年4月25日)は、イースターの月曜日(Ostermontag)で、ほとんどのヨーロッパの国々ではお休みです。 日本では、通常通りの blauer Montag ですが、今日は2冊の4月の新刊本の紹介です。
1冊目は、『ドイツ語できちんと書いてみる:中級ドイツ語文法と作文』 という 三修社 から出された本で、副題が示すように、ドイツ語学習の初級を終えた後で、 中級文法を意識して基本的なドイツ語の文を書くための手引き書・練習帳的な性格を持っています。執筆は、高田博行・飯田道子・平井敏雄の学習院大トリオ。
もう1冊は、白水社 の新しいシリーズ ≪日本語から考える!≫ の1冊として出版された『日本語から考える! ドイツ語の表現』。 執筆者は、日本語学専門の山田敏宏(岐阜大学)とドイツ語学専門の清野智昭(千葉大)。 日本語の簡単な表現が、文法的にどのような特徴を持っているかが解説され、その中のいくつかの単文がドイツ語ではどのように表現されるかが詳しい解説付きで載っています。 レベル的には、中級以上の学習者でしょうが、ドイツ語の細かいニュアンスや、言語の分析に興味のある人達にとっては、 興味深い読み物になっています。1つだけ簡単な例をあげます。「(田中さんに向かって)これ、田中さんに差し上げます。」(P.18)は、 ドイツ語で何と言ったら適切でしょうか?

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2011年4月21日  Ab 1. Mai 2011 dürfen die Osteuropäer, deren Staaten 2004 der EU beigetreten sind, frei in Deutschland arbeiten, aber ...

ドイツでは、5月1日から一部の東欧の労働者が自由に働けるようになるが、...
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2011年4月17日の FAZ NET に、 Deutscher Arbeitsmarkt: Gastarbeiter dringend gesucht (「ドイツの労働市場:外国人労働者急募」) という記事が掲載され、その中で、2011年5月1日から、2004年にEU に加盟した東ヨーロッパの国々 (ポーランド、チェコ、スロヴァキア、スロベニア、ユーゴスラビア、バルト諸国)の人達が、ドイツで自由に働けるようになることが紹介されていました。 従来は、近隣の国々からの「外国人労働者」(Gastarbeiter)が、ドイツ人の職を奪うということが心配されていましたが、 今回の労働市場の自由化は、実はあまり変化をもたらさないのではないか、と言われています。
まず、他のヨーロッパの多くの国々と同様に、ドイツでも専門職(医者、看護師、技術者、手工業者など)の人材は大量に不足しています。 イギリス、アイルランド、スウェーデンなどは、すでに2004年に労働市場を解放しています。2006年には、スペイン、ポルトガル、 フィンランド、ギリシャ、イタリアが労働市場を解放。そんな流れから取り残されていたのがドイツとオーストリアだった、 という訳です。今回の自由化により、ライン・ヴェストファーレン経済研究所(Rheinisch-Westfälisches Institut für Wirtschaftsforschung)の所長 Christoph Schmidt 氏は、新たに東欧から入ってくる年間の労働者を10万人と予想。 労働市場・職業研究所(Institut für Arbeitsmarkt- und Berufsforschung (IAB))は、最も多くの労働者が入ってくる場合でも、 13.4万人と予想しています。もうすでに優秀な労働者は、ヨーロッパのより良い職についているのではないか、という観測が背後にはあります。 さて、どうなるでしょうか?

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2011年4月17日  Angela Merkel und die Ministerpräsidenten der Länder wollten schnellstmöglich aus der Kernenergie aussteigen. (15.04.2011)

メルケル首相と州大統領、核エネルギーからできるだけ早く撤退することを宣言(4/15/2011)
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2011年3月11日以前は、現存する原子力発電所(Atomkraftwerke)をより長く使おうという計画があったドイツですが、 2011年3月11日以降、現在稼働中の原子力発電所の安全点検を始め、さらに4月15日には、メルケル首相は、各州の大統領と会談し、ついに、 「原子力エネルギーからできるだけ早く撤退し、再生可能エネルギーへ乗り換えたい」 (Wir alle wollen schnellstmöglich aus der Kernenergie aussteigen und in die Versorgung mit erneuerbaren Energien ein- und umsteigen.) と発表しました。これで、ドイツは、脱原発路線に明確に回帰したことになり、今後、実行に移すにあたり各種の法整備や具体的な計画を建てることになります。
さまざまなメディアで、すでに伝えられていますが、例えば、WELT ONLINEEinig und eilig will Deutschland den Atomausstieg をご参照ください。

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2011年4月14日  Am 11. April 2011 ist Prof. em. Tsunekazu Murata verstorben.

去る4月11日に村田經和先生、他界
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村田經和先生(ドイツ文学)が、去る4月11日(月)享年80歳で他界されました。ここに謹んでご冥福をお祈りするとともにお知らせいたします。 なお、ご葬儀はご親族のみで執り行われます。

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2011年4月12日  NHK Fernseh- und Radiokurse Deutsch 2011

2011年のNHK テレビ、ラジオのドイツ語講座
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紹介が遅れましたが、2011年3月28日から新年度のNHK語学講座が始まっています。 テレビでは、火曜日午後11:25〜11:50(再放送は、翌週火曜日午後1:30〜1:55)に放送中。 Euro24 というコラボ企画の中で、 ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語で24の動詞に注目して進行します。 「テレビでドイツ語」では、<シュヴァルツヴァルト 黒い森に癒される>というタイトルで進行、講師は吉満たか子(広島大)、 ナビゲーターは、内田恭子、レポーターはLena Fritsch、パートナーは、 Daniel Kern, Kerstin Haring, Julian Ando の3名です。
ラジオは、「まいにちドイツ語」というタイトル。 放送は、午前7:00〜7:15(再放送は、同日の午後3:15〜3:30)で、月曜日〜水曜日が入門編でタイトルは「ゾフィーのドイツ語教室」。 講師は渡部重美(獨協大)、 パートナーは、Dr. Angelika Werner(獨協大), Thomas Meyer の2名。 木曜日と金曜日は、講師が相澤啓一(筑波大)と Reinhard Zöllner(ボン大学)による「ドイツ語が見てきたNIPPON」というテーマ。 ラジオ講座は、放送の翌週1週間は、NHK語学番組のホームページ から聞くことができます。 また、NHKの番組と連動した無料の語学学習サイト ゴガクル もぜひご利用下さい。 学習のペースを作るのに、NHKの語学放送はもってこいです。どんどん利用しましょう。

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2011年4月4日  Putzmeister schickt noch 4 Riesen-Pumpen nach Japan.

プッツマイスター社、あと4台の巨大ポンプ車を日本へ送ることに
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4月2日(土)に来日したドイツの外務大臣グイード・ヴェスターヴェレ氏(Guido Westerwelle (FDP)) は日独外相会談で、「危機的状況が安定した後の日本の経済的復興に向け『民主的な価値観を共有するパートナーとして支援していきたい』と表明」し、 さらに、 「既に原発冷却に使われている自国製コンクリートポンプ車(通称キリン)を同日、追加で1台投入し、 さらに3台を後日送る意向を伝え」たそうです(毎日新聞、4月2日)。
ここで話題になっているのは、プッツマイスター社(Putzmeister)のポンプ車。最初に投入されたのは、 Putzmeister M58Welt-Online (参照記事は、Deutsche-Putzmeister-Pumpe-soll-Atomruine-kuehlen, 3月31日)によれば、 今度は、Putzmeister M626 が、すでに木曜日にシュトゥットガルト空港で ロシア製の輸送機Antonow 124に積み込まれたそうですが、その重量はおよそ80トン。 通常は、分解して輸送し現地で組み立てるのだそうですが、今回のような緊急の場合は、それでは間に合わないということから、分解せずに輸送されるとか。 前回のものに比べ、「テレスコープ腕は4メートル高く(62m)、1時間に16万リットル」放水できるそうで、今後投入される3台とともに活躍が期待されています。
福島原子力発電所の事故は、連日のように世界に報道されていますが、一日も早く安全な状態になることを祈ってやみません。 なお、ドイツ語での報道では、super-GAU という表現が目立ちますが、もともとGAU とは、 größter anzunehmender Unfall(想定可能な最大規模の事故)のことで、特に原子力発電所の事故に対して使われる言葉です。

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2011年3月15日  Wegen des katastrophalen Erdbebens mit Tsunamis am 11. März 2011 werden viele Vortäge, Seminare und Veranstaltungen abgesagt.

東北地方太平洋沖地震の影響で、各種講演会、ゼミなどが中止に
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2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震および大津波のために、東北地方を中心として甚大な被害が出ています。 被災者の皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
なお、このような大災害にあたり、多くの各種講演会、ゼミ、研究会などが中止になっています。 当新着情報で扱っているものでも、中止になっているものがありますので、元情報をご確認下さるようお願いします。
第32回メディアとことば研究会(3月18日)も中止になりました。
さらに、第16回ドイツ語教授法ゼミナール(3月18日〜3月21日)、 東京、神戸、札幌の計4大学で開催予定だったAguado教授講演会、 第53回文化ゼミナール(3月20日〜3月26日)、各地開催予定のGilcher-Holtey教授講演会、 第18回「社会と行為から見たドイツ語」研究会(3/31)も中止となっています。

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2011年3月11日  Filmvorführung „Wholetrain“ + Podiumsdiskussion mit Florian Gaag und Taboo1 + live „Sprühen“: am 18. März 2011, Goethe-Institut Tokio

WHOLETRAIN上映:ガーク監督とTABOO1を招いてのライブ・ペインティング、トーク
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2011年3月18日、ドイツ文化会館ホールで、 フロリアン・ガーク監督(Florian Gaag)の映画 WHOLETRAIN (2006年公開、89分、日本語字幕付き)が上映されます。今回のイベントは、 ミュンヘンのグラフィティを代表するライターでもあるガーク監督が、日本のグラフィティ・ライター、TABOO1 と語り合い、さらには、グラフィティ製作の実演も行うというところが見ものです。最初に、ライブ・ペインティングが行われ、その後に、映画上映と なる予定のようです。
17:00 〜 ライブ・ペインティング(フロリアン・ガーク&TABOO1による実演)
18:00 〜18:30  開場、19:00-  WHOLETRAIN 上映
20:30 〜   トーク:フロリアン・ガークと日本のライターTABOO1を迎えて (日本語・ドイツ語逐次通訳付き)
21:20 〜   グラフィティ・パーティー(ホワイエ)
参加は無料ですが、メールで申し込みが必要です。詳細は、 ゲーテ・インスティテュート東京、催し物カレンダー をご覧ください。

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2011年3月9日  18. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 31. März 2011)

第18回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(3月31日)中止!
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会の第18回研究会が、来たる3月31日(木)、14:30〜17:45に開催されます。 興味、関心のある方は、奮ってご参加下さい。
場所: 学習院大学(キャンパス地図)西2号館-506教室
プログラム (要旨に関しては、日本独文学会新着情報をご参照下さい)
14:30- 板倉歌(日本大学):ドイツ語話法助動詞の意味分布についての一考察 ― 英語との比較において
15:30- 休憩
15:45- 山下仁(大阪大学)、渡辺学(学習院大学)、高田博行(学習院大学):鼎談:「言語意識と社会」の現在

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2011年3月8日  Beliebte Pappkameraden im Rosenmontagszug 2011?

2011年のバラの月曜日、誰が人気の張り子になったか?
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2011年のバラの月曜日(Rosenmontag)は、3月7日でした。ドイツ語圏でのカーニバルの最も盛り上がる日ですが、 特に有名なのがケルン(Köln)、 マインツ(Mainz)、 デュッセルドルフ(Düsseldorf)、そして エッシヴァイラー(Eschweiler) です。 バラの月曜日の仮装行列(Rosenmontagszug)というと、毎年、話題になる人達が張り子(Pappkamerad) になって登場するのですが、今年は、何と言っても3月1日に防衛大臣を辞任したばかりの カール・テオドーア・ツー・グッテンベルク氏(Karl-Theodor zu Guttenberg)だったようです。 その他に、グッテンベルク氏の処遇で困っているアンギー(Angie)が、Angies Voodoo Lounge として登場したり、 昨年、『ドイツは自滅する』(Deutschland schafft sich ab.) という本で一大議論を巻き起こしたティロ・ザラツィン(Thilo )などが登場。 3月9日が、灰の水曜日(Aschermittwoch)で、もうカーニバルは終わってしまいますが、 今年の仮装行列の様子は、いろいろなサイトにあがっていますので、ネットでも楽しむことができます。 WELT ONLINEVoodoo-Merkel, Guttenberg und die Jecken でも16枚の写真を見ることができます。

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2011年3月6日  Einladung zum 13. DaF-Workshop, am 26. März 2011 an der Ryutsu Kagaku Uni

第13回ドイツ語教授法ワークショップ, 3/26, 流通科学大学(神戸)
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第13回ドイツ語教授法ワークショップが、神戸の流通科学大学で開催されます。今回は、 カッセル大学(Universität Kassel)の Prof. Dr. Karin Aguado 氏が第16回教授法ゼミナールに招聘され来日するのを機に、 Evaluation mündlicher Leistungen im Fremdsprachenunterricht: Kriterien, Verfahren, Probleme というテーマで ワークショップが開催されます。詳細問い合わせ、参加申し込みは、Mmayumi_Itayama Klammeraffe red.umds.ac.jp まで(Klammeraffeは、アットマークに読み替えて下さい)。

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2011年3月5日  32. Workshop: Medien und Sprache, am 18. März 2011

第32回メディアとことば研究会, 2011年3月18日(金)開催中止になりました(3/15)
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第32回メディアとことば研究会が、2011年3月18日(金)に以下の要領で開かれます。 会員でない方も500円の参加費で参加できます(会員は無料。ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)。関心のある方は、奮ってご参加下さい。
日時:2011年3月18日(金)15時〜18時
場所:東洋大学白山キャンパス,5号館1階 5101教室
発表1:村松麻里(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程1年)
タイトル:絵本というメディア
キーワード:絵本論、めくり、物語、記号、表象、メディア論
発表2:三宅和子(東洋大学文学部日本文学文化学科教授)
タイトル:メディア時代のウチ・ソト・ヨソ
キーワード:対人把握、ウチ・ソト・ヨソ、電子メディア、選択的・部分的人間関係、コミュニケーションのゆらぎ
発表の概要、参加申し込み等の詳細は、メディアとことば研究会 をご参照下さい。

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2011年2月28日  Am 17. Feb. 2011 ist Ken'ichi Mishima mit der Ehrendoktorwürde der FU Berlin ausgezeichnet worden.

三島憲一氏、ベルリン自由大学から名誉博士号を授与される(2/17)
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2011年2月17日、哲学者の三島憲一氏は、ベルリン自由大学(Freie Universität Berlin) から名誉博士号(Ehrendoktorwürde)を授与されました。そのもようは、 „Ein Mann des wahrhaft kritischen Denkens“ (「本当に批判的思考を持つ人」)として紹介されています。なお、授与式当日は、あのユルゲン・ハーバーマス(Jürgen Habermas, Link:de.wikipedia.org) が、三島憲一氏を讃えるスピーチ(Laudatio)を行いましたが、そのスピーチは、FAZ.NETJürgen Habermas über Kenichi Mishima: Er zeigt auf unseren blinden Fleck. で読むことができます。

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2011年2月26日  „Sprachbewusstsein und Gesellschaft: Deutsche und japanische Perspektive“ ist am 15. Feb. erschienen.

『言語意識と社会:ドイツの視点・日本の視点』2月15日に発売
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「言語を意識するとは、どういうことなのだろうか? 意識は、どのように、言語化されるのだろうか? 言語と意識は、社会とどのように取り結ばれているのだろうか?」 そんな問いかけをする本が 三元社 から2月15日に発売されました(上記の文章は、同書の帯からの引用)。 『言語意識と社会:ドイツの視点・日本の視点』 に詳細な目次が掲載されて紹介されていますが、 日本とドイツの言語研究者、合計10名による論集となっています。「言語と社会」というテーマに関心がある人、さらには、 従来のいわゆる「欧米」との比較にいささか不満をもっている人、より詳細な事実に裏付けられた現状を把握したい人などにおすすめです。 定価 3700円+税。編集は、山下仁(大阪大学大学院)+渡辺学(学習院大学ドイツ語圏文化学科)+高田博行(学習院大学ドイツ語圏文化学科)の3人です。

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2011年2月21日  Berlinale endet am 20.Feb. 2011: Jodaeiye Nader az Simin (Nader And Simin, A Separation) von Asghar Farhadi erhielt den Goldenen Bären.

ベルリン国際映画祭終了:金熊賞は、イランのファルハディ監督作品に
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2月20日に閉幕した第61回ベルリン国際映画祭 (Berlinale)。 金熊賞は、イランのアスガー・ファルハディ監督 (Asghar Farhadi) の 『ナデール・アンド・シミン、ア・セパレーション(英題)』(Jodaeiye Nader az Simin (Nader And Simin, A Separation)) が受賞。瀬々敬久監督の大作『ヘヴンズ ストーリー』 (Heaven's Story)は、 国際批評家連盟(Fédération Internationale de la Presse Cinématographique)によるフォーラム部門賞 (Preis für einen Film der Sektion Forum)と最優秀アジア映画賞(NETPAC-Preis)を受賞しました。 ドイツからの作品では、ウルリヒ・ケーラー監督(Ulrich Köhler)が、『眠り病』( Schlafkrankheit) で、最優秀監督賞の銀熊賞(SILBERNER BÄR FÜR DIE BESTE REGIE)を獲得しています。

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2011年2月14日  61. Internationale Filmfestspiele Berlin: 10. bis 20. Feb. 2011

第61回ベルリン国際映画祭(2011年2月10日〜2月20日)開催中
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第61回ベルリン国際映画祭が2月10日から始まっています。  日本からは、瀬々敬久監督の4時間38分の大作 『ヘヴンズ ストーリー』、 深川栄洋監督の『白夜行』 などが上演されています。 『ヘヴンズ ストーリー』は切符が売り切れたとか、『白夜行』の主演悪女役の堀北真希がサイン攻めにあったとか、日本にも情報がパラパラと入ってきています。 この2つは、かなりの注目度のある社会派映画です。その他にも、さまざまなジャンルの面白い映画がありますが、注目映画を発見するには、 公式サイト Internationale Filmfestspiele Berlin (Berlinale) をこまめにチェックするしかありません。 多くの映画は、それぞれカタログもダウンロードできるようになっていますので、それを見て概略をつかむこともできます。もちろん、 ベルリンで実際に見るのが一番なんですが。

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2011年2月10日  Nichimandoku: Nichi(JAPAN)+Man(Manga)+Doku(Deutschland). Ein Versuch, in dem eine japanische Mangaka und ein deutscher Comickünstler zusammen eine Geschichte zeichnen, ohne sich je getroffen zu haben.

「日マン独」=「日本+マンガ+ドイツ」の実験!
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一度も会ったことがない日本人マンガ家とドイツ人のマンガ家が、一緒に1つのマンガを描いたらどうなるでしょう。 そんな実験的なサイトが http://www.nichimandoku.jp/ です。 日本人マンガ家としては、まつおか・わか、 ドイツ人マンガ家としては、ディルク・シュヴィーガー(Dirk Schwieger (Webseite des eigen•verlags)) が、この実験的な企画に取り組んでいます。どのようにからんでくるのかは、これからのお楽しみですが、 ドイツ側には、クリスティーナ・プラカ(Christina Plaka)も参加する模様。 すでに、1回目が1月24日、2回目が1月31日、3回目が2月7日にアップされています。(マンガをクリックして大きくして読めます。) 思いもよらないブレイクを期待したいところです。

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2011年2月7日  Gastvortrag von Prof. Dr. Bernd Müller-Jacquier (Universität Bayreuth, Gastforscher an der Gakushuin Universität)

ベルント ミュラー・ジェキ教授講演会「非直接性:多義的な解釈可能性の再構築」(3月4日)
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2011年3月4日(金)、学習院大学人文科学研究所主催で、バイロイト大学(Universität Bayreuth)教授、 学習院大学客員研究員であるベルント ミュラー・ジェキ氏 (Prof. Dr. Bernd Müller-Jacquier) による講演会が開かれます。 演題は、Indirektheit: Rekonstruktionen mehrdeutiger Interpretationsvorlagen(非直接性:多義的な解釈可能性の再構築)。 ベルント ミュラー・ジェキ氏は、異文化間コミュニケーション、異文化間ゲルマニスティクの分野で著明、 著書には、『異国でのドイツ人』(Deutsche in der Fremde Assimiliation – Abgrenzung – Integration, 2007)、 『異文化間コミュニケーション:間文化性』(Interkulturelle Kommunikation – Interkulturalität, 2008)などがあります。
講演は、ドイツ語で行われますが、日本語要旨配布予定です。予約不要、参加費無料。詳細は、 日本独文学会新着情報をご覧ください。
日時:2011年3月4日(金)午後5時半〜午後7時ごろ
場所:学習院大学(JR目白駅、地下鉄副都心線雑司が谷駅下車)北2号館10階、人文科学研究所会議室

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2011年2月1日  Einladung zum Arbeitskreis für deutsche Sprachforschung, am 19. Feb. 2011

ドイツ言語理論研究会(2011年2月19日)のご案内
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ドイツ言語理論研究会では、2011年2月19日(土)2時半より、 秋葉原ダイビル12階(1202室)会議室A(駅前の大きなビル)にて例会を開きます。 今回は、
読書報告:黒田 享(筑波大学):Christopher Schmidt: "Kulturtheoretische Dimensionen: Überwindung eines überkommenen Paradigmas" In: M. Szurawitzki/Ch. Schmidt (eds.): Interdisziplinäre Germanistik im Schnittpunkt der Kulturen. (2008) S. 305-315.
と、その論文の執筆者であるフィンランド、オーボアカデミー大学(Åbo Akademi)の Christopher Schmidt 氏による研究発表 "Wie kann man Unternehmensidentitäten durch kognitionslinguistische Bild-Schematik kommunizieren? Das Beispiel Hitachi" が予定されています。関心のある方は、どなたでも参加できます。奮ってご参加下さい。 詳細は、ドイツ言語理論研究会 (新サイトに移行)をご覧ください。

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2011年1月27日  Tôru Kumagais Buch über Deutschland (erschienen im Jan. 2011)

熊谷徹『あっぱれ技術大国ドイツ』(2011年1月)
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在独20年のジャーナリストで、『住まなきゃわからないドイツ』、『ドイツ病に学べ』、『ドイツは過去とどう向かい合ってきたか』などで知られる 熊谷徹氏が新潮文庫(く-23-3)から『あっぱれ技術大国ドイツ』を出しました。 「中規模企業」(Mittelstand), 「テュフテルン」(tüfteln), 「シュヴァーベン人」(Schwabe) などをキーワードに現代ドイツの<もの作り>の世界をみることができます。 ドイツに住み、実際にさまざまな企業や研究所の取材から最新のドイツの動向を観察している熊谷徹氏の分析は、 とても興味深いものです。日本にほとんど知られていないドイツ製品・ドイツ企業の話が盛り沢山。2つだけ例をあげれば、 アウグスブルク(Augsburg) にある BÖWE SYSTEC 社の「自動封入・封緘機」(Kurvertierautomat)、 Fischerwerke 社の「デューベル」(Dübel) をご存知ですか? 438円+税で手に入る驚きの最新ドイツ事情です。

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2011年1月22日  Das Unwort des Jahres 2010 ist „alternativlos“

2010年ドイツの粗悪語(Unwort)は、„alternativlos“(対案なし)
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2011年1月18日に発表された2010年度の「粗悪語」(Unwort)は、„alternativlos“(対案なし)でした。 審査委員長のホルスト・ディーター・シュロッサー氏(Horst Dieter Schlosser)は、その語の選択理由を、 「不適切にも、最初から決断を下す過程で対案がなく、だから議論の必要性がないということを暗示している」と説明しています。 アンゲラ・メルケル首相がギリシャ支援の関係で使ったり、健康保険制度改正、「シュトゥットガルト21」プロジェクト、 フランクフルト空港の改修問題でも使われたと言われています。
例年のことですが、2010年を特徴づけるもっと「適切な」粗悪語があったという指摘もあり、皮肉まじりに「対案はなかったのか?」と疑問視する向きもあります。 同時に、「融和拒否者」(Integrationsverweigerer)と、 「目下のおしゃべり」(das Geschwätz des Augenblicks)も粗悪語として付け加えられられました。 注意しなければならないのは、これらの言葉の粗悪性が「誰がどのような文脈で使ったかによる」ということです。「融和拒否者」は、移民問題に関して内務大臣が使い、 「目下のおしゃべり」は、主席枢機卿がカトリック教会に対する非難をかわす文脈で使ったとのことです。詳細は、 "Alternativlos" ist Unwort des Jahres (tagesschau.de) をご覧ください。なお、シュロッサー氏の発表時の音声も聞ける AudioUnwort des Jahres: "alternativlos" (tagesschau.de) もあります。

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2011年1月20日  Sechsteilige Vortragsreihe: Gen Nakayama spricht von Kant, ab 28. Jan. 2011 im Bibliothek des Goethe-Instituts, Tokyo.

中山元氏による全6回連続講演『自由の哲学者、カント』第一章 1月28日
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中山元氏による全6回連続講演『自由の哲学者、カント』が、2011年01月28日(金)18:00からスタートします。 場所は、東京ドイツ文化センター(Goethe-Institut Tokyo)図書館。 中山元氏は、第一線で活躍されている哲学者ですが、 近年は、光文社古典新訳文庫 で、全7巻になると予告されている 『純粋理性批判』 (Kritik der reinen Vernunft)の新しい翻訳でも知られています(2011年1月現在、4巻まで刊行)。 「これまでの『カントは難解』との常識をくつがえす、非常にわかりやい」翻訳と、「丁寧な解説」が話題となっています。
例えば、中山元氏の『純粋理性批判1』(光文社古典新訳文庫)は、422ページの内、244ページが翻訳部分、その後22ページの訳注があり、 その後、150ページにわたる解説がついています。例えば、Vorstellung という語は、日本では「表象」という定訳が使われてきましたが、 中山元氏は、あえて「像」と「観念」に訳し分けています(この理由に関しては、前掲書247ページ以降を参照)。
「その中山元氏が講師となり、この『純粋理性批判』の新訳を軸としながら、それをさらに展開し、 「自由」の概念に着目してカント哲学全体の核の部分を探」る今回の講演。参加費無料ですが、事前申し込みをメールで登録する必要があります。 詳細は、催し物カレンダー(Goethe-Institut, Tokyo) をご覧ください。 今年は、カントに挑戦してみませんか?

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2011年1月17日  Opossum Heidi in Leipzig ist schon weltberühmt?!

ライプツィヒのハイディ(オポッサム)は、もう世界的に有名?!
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2011年1月16日の日本経済新聞に、ライプツィヒ動物園のオポッサム(フクロネズミ;有袋類)が有名になっているという話が掲載されていました。 さっそくその情報源を追ってみると、まず、詳細は情報は ZOO LEIPZIG の、 Einige Fakten zum Opossum Heidi から得られます。2010年5月5日にライプツィヒ動物園に3匹のオポッサム(Opossum)やってきたそうで、 その内の2匹は姉妹。その姉妹の片方がハイディ(Heidi)、もう片方がナイラ(Naira)。 現在、2歳半のこの姉妹は、アメリカのノースカロライナ州で捨てられていたところを保護され、一旦はデンマークの動物園にいたもの。
まだ一般公開されていない(2011年7月1日に「熱帯体験ワールド・ゴンドワナ大陸」(Tropenerlebniswelt Gondwanaland)で公開予定) ハイディがなぜこんなにネットで人気を得て、すでに歌までできているのか、定かなことは言えませんが、2010年末にルポルタージュが作成されたこと、 雑誌 Der Spiegel (07.01. 2011) が写真付きで紹介したのがきっかけだったとの情報もあります。 ハイディのチャームポイントは、まんまるな、かわいい「より目」。ドイツ語では、das schielende Opossum Heidi と呼ばれています。ナイラとともに、なぜより目なのかはっきりした原因は分かっていませんが、推測するところ、 「アメリカで飼育されていた時のエサ」か、「眼球の裏側に脂肪が溜まっていること」に関係するのではないか、とのこと。 すでに、YouTube には、ハイディ関連の動画が多数アップロードされています。 [Opossum Heidi] をキーワードに検索してみて下さい。Knut君、 Paul君に続くHeidiちゃん、ちまたではもう大ヒットの予想があり、 ざまざまなグッズが企画されているそうです。

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2011年1月14日  Ein Tanker gekentert, am 13. Jan. 2011. Und das hat mit ihrem Singen die Lore-Ley getan?

ローレライの岩の近くでタンカーが沈没:歌が聞こえたか?(2011年1月13日)
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2011年1月13日、ライン川(der Rhein)のあのローレライ(Loreley)の岩の近くで、 硫酸(Schwefelsäure)2400トンを積んでいたタンカーが転覆してしまいました。 場所は、ザンクト・ゴアハウゼン(St. Goarshausen)付近。 DerWesten: Das Portal der WAZ Mediengruppe の記事によれば、 4名の乗組員の内、1月13日の段階では2名が行方不明。 Stern の記事によれば、少量の硫酸が流れ出たもよう。ただし今のところ多量の硫酸がさらに流れ出る危険性は少ない、 という見方がマインツ(Mainz)の環境省から発表されているそうです。
このニュース、もちろん、船の転覆が、ローレライ伝説と関係するのか、なんていう憶測が流れてしまいます。 転覆現場の目撃者はいないようなので裏付けできませんが、歌声は聞こえなかった模様。その場の写真は、 新聞 Die Welt のサイトの、 Tanker-nahe-der-Loreley-gekentert (Welt Online) で見ることができます。

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2011年1月9日  Einladung zum Film „Die Feuerzangenbowle“ vom Goethe-Institut, Tokio (am 14. Jan. 2011)

東京ドイツ文化センターで『フォイヤーツァンゲンボウレ』上映会(2011/1/14)
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フォイヤーツァンゲンボウレ (Feuerzangenbowle) をご存知ですか? 『独和大辞典』(小学館)には、「ラムを浸した砂糖棒に点火しボウルの上にしたたらせて作る飲料」となっていますが、 ドイツでは特に、寒い冬、クリスマスから大晦日に飲まれたり、大学での新年に飲まれたりするものです。 〖Feuerzange(火ばさみ)とBowle (鉢;パンチ)を足しても、作れません。〗 詳しくは、Feuerzangenbowle (de.wikipedia.org) に写真と作り方が載っています。
今回上映される映画は、ハインリヒ・シュペルル (Heinrich Spoerl) とハンス・ライマン (Hans Reimann) 原作の同名の小説をヘルムート・ヴァイス(Helmut Weiss) 監督が1944年に映画化したもので、 東京ドイツ文化センターの案内文には、「映画の主人公はハンス・ファイファーという若い作家で、彼は仲間とこのカクテルを飲むうちに、 自分が経験できなかった学校生活と青春を取り戻したいと思い、学生に扮するところから物語は始まります。 他愛ないおふざけや恋愛がテーマの新年にふさわしいコメディー映画です。」となっています。
日時:1月14日(金)19:00~22:00, 「フォイヤーツァンゲンボウレ」上映 19:00~
ドイツ、1944年、モノクロ、94分、ドイツ語版・英語字幕付き
場所: ドイツ文化会館ホール
参加は無料、申し込みや詳細な情報は、Tokyo - 催し物カレンダー Geothe-Institut をご覧ください。

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2011年1月6日  Shinji Kagawa (MF: BVB) eröffnet seine Homepage am 1. Jan. 2011.

ボルシア・ドルトムントの香川真司、ホームページをオープン(2011/1/1)
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ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のMFとして大活躍中の香川真司が、 2011年1月1日にホームページ 香川真司オフィシャルウェブサイト を立ち上げました。 チームのホームページの中の紹介は、 Shinji Kagawa (BVB)。 ブンデスリーガ(Bundesliga)の中で活躍する日本人プレーヤーの中で、 ひときわ目立つ存在ですが、今後も頑張って欲しいですね。
目下、ブンデスリーガには、香川の他に、 長谷部誠 (VfLヴォルフスブルク VfL Wolfsburg)、 内田篤人 (シャルケ04 FC Schalke 04)、 矢野貴章 (SCフライブルク SC Freiburg)がいますが、 2010年12月のニュースでは、さらに 槙野智章が、1.FCケルン(1. FC Köln)へ、 細貝萌がレヴァークーゼン(Bayer 04 Leverkusen) へ移籍する(もっとも当初は、ブンデスリーガ2部の FC Augsburg 1907 に貸し出されるよう)とか。 ますます、ブンデスリーガから目が離せなくなりました。

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2011年1月4日  Ab 22.01.2011 „Soul Kitchen“ von Regisseur Fatih Akin in japanischen Kinos

ファティ・アキン監督『ソウル・キッチン』2011年1月22日より公開
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2009年ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞受賞を受賞したファティ・アキン(Fatih Akin)監督の 『ソウル・キッチン』(Soul Kitchen【魂のこもった台所】)が、いよいよ2011年1月22日より日本で公開されます (シネマライズ)。 舞台はドイツの大都市ハンブルク(Hamburg)のとあるレストラン。 主人公ジノス(Zinos)はレストラン「ソウル・キッチン」の経営者でギリシャ系。 いろいろな民族の人達が集まってくるこの絶好調の多文化共生(Multikulti)のレストランに、つぎつぎと思いもしなかった事件が勃発。 シリアスなドイツ映画という目でみると、うっちゃられてしまうこの明るく楽しい「新しい種類のハイマート映画」(Heimatfilm neuer Art)。 日本のオフィシャル・サイトは、『ソウル・キッチン』、 ドイツでは、Soul Kitchen。ご機嫌な音楽と、ハンブルクの街の様子も見逃せません。
大阪、神奈川、千葉では、2月12日からロードショーの予定です。 シネマライズなら、モバイルサイト からモバイルクーポンをゲットして行くのもお得です。

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2011年1月2日  Sonderbriefmarke aus Anlass des 150sten Jahrestages der Aufnahme diplomatischer Beziehungen(am 24.01.2011)

「日独交流150周年」記念切手の発売(2011年1月24日)
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今年2011年は、日独交流150周年 ですが、1月24日に80円切手が発売になります。 記念切手1シートの絵柄は、レーゲンスブルク(Regensburg)旧市街(世界遺産)を背景に、 (1) レーゲンスブルク旧市街、(2) 薬師寺、(3) ブランデンブルク門( das Brandenburger Tor (wikimedia))、(4) フラウエン教会(Frauenkirche (Dresden))、 (5),(6) シュヴェリーン城(Schloss Schwerin)、 (7),(8) バンベルク旧市街(Bamberg)、 (9) ノイシュバンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)、 (10) ツォルフェライン炭鉱業遺産群(Zollverein (Essen))です。詳細は、 日本郵便特殊切手「日独交流150周年」のページをご覧ください。 世界遺産満載の切手です。なくならないうちに、手に入れたいですね。

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2010年12月23日  Weihnachten 2010

2010年のクリスマス
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ヨーロッパでは、寒気が入りあちこちの空港が麻痺状態というニュースが流れていましたが、一服した様子。 すでにクリスマス直前なので、ドイツ語圏では故郷へ帰る準備をしている人達、すでに故郷へ返った人達も多いことでしょう。 先日、今話題の「デジタル世代のキリスト誕生」の動画を紹介され、びっくり!(YouTubedigital story nativity で検索を)。
また、日本のあるテレビ局では、近年、日本でもあちこちで開かれるようになったクリスマス・マーケットの紹介をしていましたが、 なんと「ドイツのクリスマス・マルシェでは…」とアナウンサーが繰り返し言っているのにはびっくり!! フランス語では、Marché de Noël、英語では、christmas market、 これをくっつけてドイツの Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツ-マルクト)の紹介をしていたのです!!!
日々、多くの驚かされるニュースに囲まれている中、クリスマスぐらいはドイツ語圏と同じように静かに過ごしたいものです。 同じデジタル技術を使っていても、YouTubeDie Westfälischen Nachtigallen(ヴェストファーレン合唱隊) のクリスマスにちなんだ曲などはいかがでしょう。(westf. Nachtigallen Weihnachten で検索を)

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2010年12月21日  Zwei weiße Löwenbabys zur Welt gebracht: Nero und seine Schwester Niza.

2頭の白ライオンの子供生まれる:ネロとニナ(ハノーファのサファリ動物園で)
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2010年12月17日のNorddeutscher Rundfunkのニュースによれば、ハノーファ(Hannover) にあるサファリ動物園、ゼレンゲティ・パルク・ホーデンハーゲン(Serengeti Park Hodenhagen)で、 2頭の白いライオンが誕生したそうです。一年前に南アフリカから3頭の白いライオンを入手したこの動物園で、11月30日にKotenay と名づけられている白ライオンの横に、小さな白い赤ちゃんライオンが一頭いるのが発見されたそうですが、48時間後に残念ながら死亡。1頭だけ生まれるはずがない、 と調べたところ、あと2頭いることが分かり、帝王切開(Kaiserschnitt)で2頭が無事救出されたとの事。
Drama bei der Geburt von zwei Löwenbabys(NDR) で赤ちゃんホワイトライオン、ネロ(Nero)とニツァ(Niza)の姿が見れます。 ちなみに、このハノーファのサファリ動物園では、今年7月にも白い虎の赤ちゃんが4頭生まれています。無事に育つといいですね。

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2010年12月19日  Wort des Jahres 2010: „Wutbürger“

2010年の言葉(ドイツ)は、「怒(れる)市民」(Wutbürger)
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2010年12月16日にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache) が発表したドイツの今年の言葉(Wort des Jahres 2010)は、Wutbürger(「怒(れる)市民」)。 具体的には、シュトゥットガルト駅改築に関する計画、 (Stuttgart-Ulm rail project) に対する市民の反対運動は、 連日放送されていましたし、 Castor(放射性廃棄物容器)の運搬に対しての反対運動も起きていました。
現在のシュトゥットガルト駅(Bahnhof Stuttgart)は、 頭端式(Kopfbahnhof)。これを地下駅とし、さらにごく普通の通過式(Durchgangsbahnhof)にする Stuttgart 21 という計画を表す言葉が、2位でした。
以下、3位が「ザラツィンの遺伝子」(Sarrazin-Gen:皮肉です)、 4位が「サイバー戦争」(Cyberkrieg )、5位が「ウィキリークス」(Wikileaks )、 6位が「(線路のジャリを)取り除く」(schottern:これも反対運動の一貫で逆の意味を獲得した動詞)、 7位が「灰の雲」(Aschewolke)、 8位が「ヴヴゼラ」(Vuvuzela)、9位が「フェミテイメント」(Femitainment )、 10位が「ユーロ救済策の中に入り込む」(unter den Eurorettungsschirm schlüpfen)でした。
ドイツ語協会の解説は、 Wort des Jahres 2010 をご覧ください。全体的に言って、確かに政治家の決断に対する市民の不満が爆発していた感じはあります。
それに対して、日本の ユーキャンの新語・流行語大賞 のトップは、「ゲゲゲの」だそうです。 平和ですね。漢字一文字での世相を表す漢検協会の発表した語は、「暑」。確かに、暑かった夏でした。さて、 皆さんにとって、今年を象徴する言葉は何だったでしょうか?

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2010年12月12日  31. Workshop: Medien und Sprache, am 18. Dezember 2010

第31回メディアとことば研究会開催, 2010年12月18日(土)15時〜18時
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第31回メディアとことば研究会が、2010年12月18日(土)に以下の要領で開かれます。 会員でない方も500円の参加費で参加できます(会員は無料)。関心のある方は、奮ってご参加下さい。 東京会場と関西会場を結んでテレビ会議システムを使って行われますので、近い方にご参加下さい。
日時:2010年12月18日(土)15時〜18時
場所:〈東京会場〉東洋大学白山キャンパス,5号館1階5101教室
〈関西会場〉武庫川女子大学, 研究所棟6階 A‒609, 言語文化研究所 (阪神鳴尾駅下車徒歩7分)
発表1:新井保裕(東京大学大学院 総合文化研究科・日本学術振興会特別研究員)
タイトル:「情報行動の日韓対照研究—携帯電話における音声通話と文字メールの行為選択に注目して」
発表2:出口由美(関西大学大学院 文学研究科博士後期課程)
タイトル:「フランスメディアの科学ディスコースを通した知識の伝達—科学の確実性を構成する要素に着目して」
詳細は、メディアとことば研究会 をご参照下さい。

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2010年12月9日  Serienvorführung von Michael Hanekes Filmen: 4.12. bis 17.12. 2010 in Yurakucho, Tokio

映画祭「ミヒャエル・ハネケの軌跡」2010年12月4日〜12月17日まで
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ミヒャエル・ハネケ監督の「白いリボン」の2010年12月4日から封切られていますが、その作品への興味が高まったことをうけ、 急遽、「ミヒャエル・ハネケの軌跡」という総合タイトルの元に、これまでの作品が連続上映されています。 上映される作品は、 「セブンス・コンチネント」(Der Siebente Kontinent, 「ベニーズ・ビデオ」(Benny's video, 「71 フラグメンツ」(71 Fragmente einer Chronologie des Zufalls, 「カフカの『城』」(Das Schloss, 「ファニーゲーム」(Funny Games, 「コード・アンノウン」(Code inconnu, 「ピアニスト」(La Pianiste, 「タイム・オブ・ザ・ウルフ」(Le temps du loup, 「隠された記憶」(Caché, 「ファニーゲーム U.S.A.」(Funny Games U.S., 「毎秒[24]の真実」(24 Wirklichkeiten in der Sekunde(特別上映) の11作品です。
2週間に渡る上映期間の内、すでに半分近くの時間が経過してしまいましたが、繰り返し上映されていますので、 今からでも時間さえ都合がつけば、全部みられるはずです。場所は、 有楽町イトシア、イトシアプラザ4階にある ヒューマントラストシネマ有楽町(テアトルシネマグループ)です (JR有楽町駅のすぐそば)。 一日2本の上映で、1本目が17時から、2本目が19:40分からです。
詳細なパンフレットは、「白いリボン」(公式サイト) に、あるPDF ファイルをご覧ください(「ラインアップ」と「スケジュール」の2つ)。ドイツ語作品だけでなく、フランス語や英語の作品もあります。

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2010年12月7日  Frau Yoshikawa (Gakushuin Uni) errang den 1. Platz auf dem D.U.K. Pokal 2010.

吉川さん(学習院大)、第41回天野杯ドイツ語弁論大会第1部で一位に
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2010年12月4日、獨協大学ドイツ語会話研究会により毎年開催されている天野杯ドイツ語弁論大会 の第1部(D.U.K.杯、指定テキストの朗読)で、学習院大学ドイツ語圏文化学科の1年生、吉川侑里さんが一位になりました。1ヵ月半の練習が実を結んだものです。 おめでとう!

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2010年11月27日  Michael Hanekes „Das weiße Band“, ab 4. Dezember 2010 ins Kino (in Japan)

ミヒャエル・ハネケ監督「白いリボン」、2010年12月4日封切り
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第一次世界大戦前夜、北ドイツのプロテスタントの小さな村での出来事をモノクロ映像で追った「人間の心の闇」をえぐり出すような作品。 ミヤエル・ハネケ(Michael Haneke)監督と言えば、これまでもさまざまな問題作を作り出してきた現代の鬼才。 怖いものが見たいけれども、残忍なシーンはいやだ、というあなたにピッタリです。昨年は、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した他、 数多くの賞を獲得した作品です。詳しくは、「白いリボン」(公式サイト) をご覧ください。 東京では、銀座テアトルシネマ で封切られます。 ドイツ後での説明は http://dasweisseband.x-verleih.de/ をご覧ください。

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2010年11月24日  Vortrag von Prof. Dr. Sybille Krämer an der Waseda-Uni, am 03.12.2010. „Sprache als Gewalt: Warum verletzen Worte?“

クレーマー教授講演「暴力としての言語:なぜ言葉は人を傷つけるか?」早稲田大学(12/3)
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2010年12月3日(金)18時00分~20時00分に、早稲田大学文学部・文学研究科ドイツ語ドイツ文学コース主催で、 ベルリン自由大学哲学科(Institut für Philosophie, Freie Universität Berlin) のジュビレ・クレーマー教授(Prof. Dr. Sybille Krämer) による講演会が行われます。 テーマは、「暴力としての言語:なぜ言葉は人を傷つけるか?」(Sprache als Gewalt: Warum verletzen Worte?)で、 講演はドイツ語で行われます。場所は、早稲田大学戸山キャンパス33-2号館(プレハブ校舎)第一会議室。場所の詳細は、 早稲田大学戸山キャンパスマップでご確認下さい。

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2010年11月19日  Ausstellung: Kandinsky und der blaue Reiter, Mitsubishi-Ichigokan-Museum, Tokyo (23.11.2010 bis 06.02.2011)

「カンディンスキーと青騎士」展、三菱一号館美術館(2010.11.23-2011.2.6)
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11月23日から、日独交流150周年記念イベントとして、「カンディンスキーと青騎士」展が、三菱一号館美術館 で開かれます。今回の「青騎士」(Der blaue Reiter)コレクションは、ミュンヘン市立レンバッハハウス美術館 (Städtische Galerie im Lenbachhaus und Kunstbau in München) から来たものです。レンバッハハウス美術館は、2008年3月から2012年まで改修工事のために閉鎖されていますが、 今回は、ロシア人でフランスやドイツで活躍した表現主義画家のカンディンスキー(Wassily Kandinsky; 1866-1944)が中心。 ドイツ人女性画家のガブリエーレ・ミュンター(Gabriele Münter;1877-1962)、 「青騎士」の共同創立者のドイツ人画家フランツ・マルク(Franz Marc; 1880-1916)、 ドイツ表現主義画家でおそらく最も著名なアウグスト・マッケ(August Macke; 1887-1914)など60点の作品が見られます。 三菱一号館美術館は、東京千代田区丸の内にあり、二重橋前(千代田線)や日比谷(都営三田線)、東京駅(JR)などからも近いので行きやすいところにあります。 詳しくは、「カンディンスキーと青騎士」展のサイト をご覧ください。

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2010年11月16日  17. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 27. November 2010)

第17回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(11月27日)
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会(SPG: SocioPragmatica Germanica)は、以下の要領で第17回研究会を開催します。
日時:2010年11月27日(土), 14時から17時30分頃まで
場所: 学習院大学 (JR目白駅下車徒歩1分または地下鉄副都心線雑司が谷駅下車下車徒歩10分)
北2号館10階、中会議室(エレベーターを降りてすぐの部屋です)(学習院大学目白キャンパス参照)
プログラム:
14時~ Patrick Heinrich (獨協大学): Gesellschaftliche Bedingungen für den Erhalt von Mehrsprachigkeit: Deutschland und Japan
15時45分~ 田原 憲和(大阪市立大学非常勤)「ルクセンブルク語は如何にして「発見」されたか」
発表内容のアブストラクトは、日本独文学会の 「社会と行為から見たドイツ語」研究会第17回研究会のご案内 をご参照下さい。興味と関心のある方の積極的な参加をお待ちしています。

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2010年11月12日  Deutsche Filmtage Yokohama, Berlin & Animation, 12. bis 14. November 2010.

「横浜ドイツ・フィルム・デイズ ― ベルリン & アニメーション」11/12-14
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11月12日(金)から横浜のMOVIX 本牧で、 「横浜ドイツ・フィルム・デイズ ― ベルリン & アニメーション」 が3日間にわたって開催されるというお知らせが来ています。 11月13日(土)14時より、トーク・イベント「ベルリンとアニメーション」(参加無料)、 11月14日(日)14時より、イザベラ・プリュシンスカ監督を迎えて作品「ベルリンの野うさぎ」の上映など盛りだくさん。 詳しくはドイツ文化センター(東京)をご覧ください。

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2010年11月11日  Was ist besonders am 11. November?

11月11日って何の日?
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11月11日って何の日、と聞くと最近は、「ポッキーの日」という返事がちらほら。ドイツの一部の地域では、11月11日11時11分からカーニバルが始まるのでした。 ということで、その中でも最も有名な(?)ケルン(Köln)のカーニバルのサイトをリンクしておきます。 http://www.koelnerkarneval.de/ というサイトで、そのものズバリです。 もし、ケルンのカーニバルに行ったら、Kölle Alaaf! と3回、言いましょう。 場合によっては、Kölle と誰かが言ったら、その後に Alaaf! と続けて言うことになるかもしれません。 http://www.planet-wissen.de/ という質問に答えてくれるサイトによると、この掛け声は、 Köln über alles とか、alles lobe Köln という意味だそうです。ケルン方言は、なかなか難解です。

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2010年11月6日  Vortrag von Prof. Dr. Ursula Hirschfeld an der Keio-Uni, am 09.11. 2010.

Hirschfeld教授講演会「外国語としてのドイツ語における発音習得の方法について」慶応義塾大学
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2010年11月9日(火)18:00〜20:00に、慶應義塾大学(日吉キャンパス,来往舎大会議室)にて、 ハレ・ビッテンベルク大学(Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg) 教授のウルズラ・ヒルシュフェルト氏 (Prof. Dr. Ursula Hirschfeld) の講演会『外国語としてのドイツ語における発音習得の方法について』が開催されます。 慶応義塾大学外国語教育研究センター主催、ドイツ学術交流会・日本学術振興会後援です。 講演では、「一般的な方法論的原則と伝統的な発音練習法を踏まえ、聴き取りから出発して、具体的な 文脈を持ち、文法や語彙の練習を包括しつつ、学習者が高度な自動化のレベルに到達することを可能にする方法論と練習法について講演いただく予定」 だそうです。講演会は、ドイツ語で行われ、事前予約・参加費不要です(どなたでも参加できます)。 詳細は、慶応義塾大学外国語教育研究センターをご覧ください。

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2010年11月2日  Vortragsreihe Nr.2 im Forschungskurs Deutsche Sprache und Literatur an der Gakushuin Uni, am 13. November 2010

学習院大学大学院 ドイツ語ドイツ文学専攻主催第2回連続講演会,2010年11月13日(土)
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学習院大学大学院「ドイツ語ドイツ文学専攻」は、学習院大学ドイツ文学会と共催で、 第2回目のドイツ語学に関する連続講演会を2010年11月13日(土)に開催します。 詳細は学習院大学大学院ドイツ語ドイツ文学専攻第2回連続講演会のお知らせ(PDF) をご覧下さい。この講演会は、「ドイツ語ドイツ文学専攻」の大学院生およびドイツ語圏文化学科の学生を主たる対象として開催されるものですが、 広く興味関心をお持ちの方々の参加も歓迎いたします。
第2回連続講演会<ドイツ語研究の魅力を語る Part II 語学の秋>
日時:2010年11月13日(土)12:30~16:00
会場:西2号館506教室
12:30-14:00 木村護郎クリストフ氏(上智大学)「越境言語学の可能性 -- ドイツ・ポーランド国境地域における接触場面から」
14:20-15:50 保阪靖人氏(首都大学東京)「ドイツ語における階層性と機能範疇について:ドイツ語の独自性」

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2010年10月28日  Vortrag von Prof. Peter Matussek an der Rikkyo-Uni am 3. November 2010

ペーター・マトゥーセック教授講演会、11月3日、立教大学にて
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11月3日(水)18:30-20:00 に、立教大学池袋キャンパス12号館第1・2会議室で、 ジーゲン大学(Universität Siegen) 教授ペーター・マトゥーセック(Peter Matussek)氏の講演会があります。 タイトルは、「メディア文化学としてのドイツ文学・語学にとってのメディア美学」。主催は、立教大学文学科ドイツ語専修ですが、 一般人の聴講も可能です。詳細は、文学部文学科ドイツ文学専修主催公開講演会 をご覧ください。

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2010年10月27日  Orakel-Oktopus Paul ist tot./am 26.10.2010

サッカーのご神託パウル君、死す。2010年10月26日
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オーバーハウゼンの水族館(Sealife Aquarium in Oberhausen)の、 タコのパウル君(Paul)が、2010年10月26日に帰らぬタコとなりました。皆に惜しまれての最期でしたが、 http://eurosport.yahoo.com/ のニュースによれば、記念碑(Denkmal)が建てられるそうです。

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2010年10月26日  Barbara Bollwahns „Der KLASSENFEIND+ICH“ ins Japanische übersetzt.

バーバラ・ボルバーン 著『階級の敵と私 ベルリンの壁崩壊ライブ』出版される
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バーバラ・ボルバーン(Barbara Bollwahn)著の DER KLASSENFEIND+ICH が、落合直子 訳 『階級の敵と私 ベルリンの壁崩壊ライブ』として、未知谷 から出版されました。 「20年前から存在しなくなった国」、ドイツ民主共和国で人生の最初の25年間を過ごした著者、 Barbara Bollwahn による青少年向けの小説です。 「日記体」で書かれたこの小説は、本人いわく「かなりの部分において私の自伝的な物語」。 この国で何が起きていたのかを知る手段がだんだんと風化しつつある現在、貴重な記録であると同時に、 現代社会が抱えるいろいろな問題を考えさせられる作品でもあります。
巻末には、「著者による『語句の説明』」もついており、当時の東ドイツを知るためのキーワードが解説されている点も見逃せません。 2,500円(税別)、ISBN978-4-89642-319-8 C0097。

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2010年10月23日  Open Campus an der Gakushuin-Universität 2010: 23. Oktober

2010年10月23日(土)は学習院大学オープンキャンパスの日
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10月23日(土)は、学習院大学オープンキャンパスの日。 ドイツ語圏文化学科では、西2号館5階503教室 で、14時45分〜15時25分に学科説明、15時30分〜16時15分に模擬講義を行います。
本年度10月23日(土)の模擬講義の担当は、渡辺学、トピックは「日本の不思議、ドイツの不思議 - 異文化コミュニケーションの視点から -」です。 詳細は、学習院大学オープンキャンパス のページの、 10/23模擬講義(2)(PDF) をご覧ください。

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2010年10月20日  Albrecht Dürer Ausstellung: Sammlung von National Gallery of Victoria (Australien) im National Museum of Western Art, Tokyo (26.10.2010 bis 16.01.2011).

「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」国立西洋美術館で10月26日から
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国立西洋美術館では、2010年10月26日(火)〜2011年1月16日(日)の予定で、 「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」が開催されます。 アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer, 1471-1528)と言えば、15世紀末から16世紀にかけてのドイツを代表する画家・版画家ですが、 今回展示されるのは、オーストラリアのメルボルン国立ヴィクトリア美術館(National Gallery of Victoria)所蔵の 版画と素描、105点が中心。 ニュルンベルク(Nürnberg) のデューラー・ハウス(Albrecht-Dürer-Haus) とは違ったものが見られます。
また、2010年10月23日(土)〜12月5日(日)には、東京藝術大学大学美術館 で、 「黙示録—デューラー/ルドン」展(Apocalypse: From Dürer to Redon)が開催されます。 「この展覧会は、デューラーの«黙示録»連作を中心に、西洋美術における黙示録図像の変遷を、中世末期から近代までたどるもの」だそうで、こちらも必見です。

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2010年10月15日  Leitartikel der Asahi-Zeitung am 13. Oktober 2010: 20 Jahre in Deutschland

朝日新聞社説(2010/10/13)「ドイツの20年:欧州統合への歩みに学ぶ」
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10月13日の朝日新聞に、「ドイツの20年:欧州統合への歩みに学ぶ」というタイトルの社説が載りました。 ドイツ統一から20年経過し、「置かれた環境は異なるが、ドイツの経験に学べることは少なくない。」と結んでいる社説の中に、 「統一記念式典で演説したウルフ大統領の言葉は印象的だ。」として、以下の言葉が統一式典での演説の一部として(翻訳)引用されています。
「旧東独の人々の叫びが、眠っていた国民のアイデンティティーを呼び覚ましました。20年後のいま、この国には新しい自信、 緩やかな愛国心、そして過去への大きな責任とともに、未来を担おうとの意識がうまれている」
さて、まず現大統領は、2010年6月30日から第10代大統領についたばかりのクリスティアン・ヴルフ(Christian Wulff) 氏です(「ウルフ」ではありませんので、ご注意)。ドイツの大統領のサイト http://www.bundespraesident.de/ から、大統領の演説を Reden und Interviews から読むことができますが、今回のヴルフ大統領の演説は、 10月3日にブレーメン(Bremen) で行われた Vielfalt schätzen - Zusammenhalt fördern(多様性に価値をおく - 団結を推進する)という演説の一部です。 上記大統領のサイトから、ダウンロードできるドイツ語オリジナルのスピーチの原稿の、4ページ目の中頃からの 「1989」で始まるパラグラフの中にあります。 比較的簡単なドイツ語ですので、ぜひ読んでみて下さい。さて、このパラグラフのトピック・センテンスはどれでしょうか?

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2010年10月13日  Dokken(=Diplom Deutsch in Japan): Anmeldetermin bis 15. Oktober 2010!

2010年独検秋の試験:締め切りは10月15日!
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独検の願書受付期間は、10月15日(金)(消印有効)です。 ただし、書店・生協での払込みは10月14日(木)まで。 秋の試験は、全級の出願ができる唯一のチャンスです。お忘れなく!
詳細は、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2010年10月11日  3 Filme von Thomas Arslan: 18.10. bis 20.10. 2010 im Athéneé Français in Tokyo

トーマス・アルスラン監督作品一挙3作品上映:アテネ・フランセ(10/18-20)
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トルコ系移民2世の監督として、あるいは、 若き映画作家集団≪ベルリン派≫の代表的存在として注目を浴びている トーマス・アルスラン(Thomas Arslan,1962-)監督作品が、一挙3作品上映されます。 10月18日から20日にかけて、場所は、アテネ・フランセ文化センター。 上映作品は、『兄弟』(Geschwister;1996, 82分)、 『売人』(Dealer; 1999年、74分)、『晴れた日』(Der schöne Tag; 2000年、74分)です。 一般1回券が1,200円、3回券が3,000円、アテネ・フランセ文化センター会員の1回券は800円となっています。 10月18日、19日は、17:00-、20日は、16:30- で1日で2作品を上映するようなプログラムになっています。なお、 最終日の19:40からは、渋谷哲也氏(ドイツ映画研究者)による講演(入場自由)もあります。 日程の詳細は、 トーマス・アルスラン作品集(アテネ・フランセ文化センター)をご覧ください。

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2010年10月9日  Workship des Arbeitskreises für deutsche Grammatik, am 10. Oktober 2010 an der Universität Chiba

ドイツ文法理論研究会の秋の研究発表会(2010年10月10日、千葉大学にて)
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ドイツ文法理論研究会 は、日本独文学会秋季研究発表会の2日目終了後に、 以下の講演と研究発表会を開催します。
日時: 2010年10月10日(日)13時30分から16時
場所:千葉大学西千葉キャンパス 総合校舎D号館D32
プログラム:
(1) 講演(13時30分〜15時) 松本泰丈氏(まつもとひろたけ 日本語文法,方言学)
標題:「さまざまな<膠着> ー<膠着>再説 ー」
(2) 研究発表(15時〜16時) 西脇麻衣子氏(東京大学大学院 人文社会系研究科 博士後期課程)
標題:「ドイツ語の属格の意味論 ー 古高ドイツ語を手がかりに意味機能の派生をモデル化する」
研究発表の要旨は、ドイツ文法理論研究会(Top Page) にあります。関心のある方は、振るってご参加下さい。

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2010年10月7日  Filmvorführung im Goethe-Institut Tokyo am 15. Oktober 2010: Sarah Derendingers Familientreffen

サラ・デレンディンガーの『家族会議』上映会:10/15 於:ドイツ文化会館ホール
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スイス人映画監督サラ・デレンディンガー(Sarah Derendinger)の 『家族会議』(Familientreffen) という映画(2009年、60分、日本語字幕付ドイツ語上映) の上映会が、10月15日(金)18:30より、ドイツ文化会館ホール で行われます。 この作品は、スイスを代表する演出家、クリストフ・マルターラー(Christoph Marthaler) が演劇作品『山のホテル劇場(仮題)』(Das Theater mit dem Waldhaus)を制作する現場を記録した作品です。
上映後に、演劇研究科の新野守広氏によるレクチャー、久野敦子氏(セゾン文化財団)を交えたトークが企画されています。 参加希望者は、10月12日までに、veranstaltung(AT)tokyo.goethe.org 宛に、名前を添えて申し込んで下さい。
なお、クリストフ・マルターラーは、「ポストドラマ演劇を代表する演出家」として知られ、今年11月には、自らの演出作品『巨大なるブッツバッハ村』 をたずさえて フェスティバル/トーキョー に招聘され、参加する予定です。

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2010年10月1日  Vortrag von Herrn Joschka Fischer an der Waseda Uni, am 08.10. 2010.

ヨシュカ・フィッシャー氏講演会、10月8日(金)、早稲田大学にて
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EUIJ早稲田 主催、ドイツ大使館協力のもとに、 10月8日(金)15:00〜16:15、早稲田大学 早稲田キャンパス 14号館201教室で、ヨシュカ・フィッシャー(Joschka Fischer)氏 の講演会が開かれます。緑の党(Die GRÜNEN)の党員として活躍して一躍有名になり、連邦元副首相兼連邦外務大臣までつとめ、 2005年には政界を引退した、あの有名な元政治家です。講演は、ドイツ語で、日本語の同時通訳がつきます。参加には、申し込みが必要ですので、 ヨシュカ・フィッシャー ドイツ連邦元副首相兼外務大臣 講演会 をご参照下さい。講演タイトルは、"Europe and Unified Germany"となっています。

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2010年9月28日  Vortrag von Frau K. M. Kawaguchi:„Wir sind ein Volk - auch wirtschaftlich?“

日独協会ドイツ語圏セミナー:川口マーン恵美氏<Wir sind ein Volk - auch wirtschaftlich?>
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(財)日独協会主催で、2010年10月18日(月)19:00〜20:30 に、ドイツ文化センター2階207号室で、川口マーン恵美氏による講演が行われます。 タイトルは、<Wir sind ein Volk - auch wirtschaftlich? - 計画経済から、自由市場経済への移行の苦難 -> です。ベルリンの壁崩壊以降の東ドイツの経済状況を振り返り、「現在まで続く経済の東西格差の原因を探」るもの。川口マーン恵美氏は、 シュトゥットガルト(Stuttgart)在住、日本では、近年、『日本はもうドイツに学ばない?』(徳間書店)、『ドイツ料理万歳!』(平凡社新書) などでも知られています。
参加にあたっては、(財)日独協会ドイツ語圏文化セミナー35 をご参照の上、 事前申し込みをして下さい。参加費:一般 2,000円、日独協会会員・日独協会ドイツ語受講生、ゲーテ・インスティトゥート現受講生 1,500円です。 (※ ソフトドリンク、お菓子付)  定員に達し次第、受付は終了するようなので、お早めに。

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2010年9月25日  Mehr Kampfhunde landen im Wiener Tierheim: Wegen der Einführung der Hundeführerscheine?

ウィーンの動物保護施設に闘犬が増加:犬飼育免許導入の影響か?
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2010年9月22日の朝日新聞(国際)に「大型犬の飼育免許制度導入で…」,「ウィーン 捨て犬の都」, 「『面倒』飼育放棄、施設も満杯」という見出しの記事が掲載されました。 実は、2010年7月1日からウィーン(Wien)では、Kampfhunde を飼うためには、犬飼育免許証(Hundeführerschein)が必要になりました。 そして、その飼育免許証取得のための試験を受けるのが面倒なためか、 それまで飼っていた「大型犬」を動物保護施設(Tierschutzhaus)に連れ込むケースが増え、 ウィーンの動物保護施設が満杯になっている、という記事です。
 注意したいのは、(1) このウィーンの犬飼育免許制度は、89%の人が賛成したので導入されたこと。 (2) 対象となるのは、いわゆる「大型犬」ではなく、「闘犬」(Kampfhunde)であること。 そして、(3) この制度が導入される以前から、ウィーンの動物保護施設は、満杯に近づいていたこと、です。 この制度が導入される前(2010年2月21日)に OE24.at に掲載された Immer mehr Kampfhunde landen im Tierheim (「ますます多くの闘犬が動物保護施設にやってくる」)という記事でも分かります。 さらに、指定を受けた12種類の犬が、すべて本当に「闘犬」と言えるのかどうかも問題視されています。 (Bullterrier, Staffordshire Bullterrier, American Staffordshire Terrier, Mastino Napoletano, Mastin Espanol, Fila Brasileiro, Mastiff, Bullmastiff, Tosa Inu, Pitbullterrier, Rottweiler, Dogo Argentino)
 もちろん、市民の安全を考えての措置なのですが、2010年8月20日のAPA(オーストリア通信社)発のニュースによれば、 その時点で684人の申請者があり、およそ半数の人しか試験に合格していないとか。 犬飼育免許と試験の例題に関しては、ウィーン市庁のサイト 内の Verpflichtender Hundeführschein をご覧ください。その中に、Fragenkatalog 192 KB PDF(fragen-hunde.pdf) があり、試験の例題とその答えを見ることができます。3択問題で、 全然難しくないと思うのですが…。

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2010年9月22日  „Relation“, die älteste Zeitung der Welt, erschien schon im Jahr 1605.

世界最古の新聞 Relation は、1605年シュトラースブルクで創刊
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2010年9月17日の朝日新聞(国際)に「最古の新聞「父」は職人」、「1605年欧州 製本の副業で創刊」、「郵便網を利用 週1回」という見出しで、 世界最古の新聞が紹介されていました。1605年当時、神聖ローマ帝国のドイツ語圏の町だったシュトラースブルク(ドイツ名:Straßburg, フランス名Strasbourg)で、ヨハン・カロルス(Johann Carolus) によって作られた週間の新聞が世界最古だそうです。その名は、Relation(当時はBericht の意味)。 朝日新聞の記事に登場するのは、グーテンベルク博物館(Gutenberg-Museum Mainz) の理事マルティン・ヴェルケ博士(Dr. Martin Welke)。それまでの定説「世界最古の新聞Relationは、1609年に創刊された」 を覆し、1605年であることを証明する史料を発見したとのことです。
すでに、この史実は広く知られており、世界新聞教会(World Association of Newspapers)のサイト A Newspaper Timeline (WAN) でも確認できます。 現物は、ハイデルベルク大学図書館(Universitätsbibliothek Heidelberg(HEIDI)) から、Relation をキーワードにすればイメージを見ることができますが、 どちらかというと本サイズで、グーテンベルクの印刷術が利用され、かなり鮮明なものだそうです。ハイデルベルク大学図書館にあるものは、1609年のもの。 およそ400年前の新聞の実物、何が書いてあるのか興味津々ですね。
なお、世界最古の日刊新聞は、1650年7月1日に、Timotheus Ritzschによってライプチヒ(Leipzig)で創刊された、Einkommende Zeitungen だそうです。 (情報源:Zeitungen und ihre Leser in Stichworten (Anja Pasquay))

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2010年9月12日  Symposium über „Exil in Ostasien, insbesondere in Japan (1933-1945)“ am 17.9. u. 18.09. 2010

シンポジウム「東アジアへの亡命、日本を中心として(1933-1945)」2010/9/17〜9/18
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2010年9月17日(金)10時から、ドイツ文化会館ホール (東京ドイツ文化センター(Goethe-Institut Tokyo)) にて、シンポジウム 「東アジアにおける亡命(1933-1945)」が開かれます。 Thomas Pekar 氏(学習院大学)による Forschungsprojekt: Exil in Ostasien, insbesondere in Japan (1933-1945) というプロジェクトの一環として行われ、日独同時通訳つきです。9月17日(金)には、 「パネル I:世界および東アジアにおけるユダヤ人亡命者」、「パネル II:上海におけるユダヤ人亡命者」、「パネル III:日本におけるユダヤ人亡命者」 という3つのパネルが予定されています。詳細は、「東アジアにおける亡命(1933-1945)」(PDF) をご覧ください。
なお、2010年9月18日(土)には、引き続き、学習院大学北2号館10階で、「パネル IV:メディアおよび文化的文脈における亡命Ⅰ」、 「パネル V:メディアおよび文化的文脈における亡命II」、「パネル VI:異文化交流の観点からの「亡命」理解」が開かれます。 興味と関心のある方は、是非ご参加下さい。

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2010年9月9日  8. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 18.09.2010

「ドイツ言語理論研究会」第8回の集まり (2010/9/18)
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ドイツ言語理論研究会が以下の要領で開催されます。 興味・関心のある方は、誰でも参加できます。
日時:2010年9月18日(土) 14時30分~17時30分(予定)
場所:学習院大学 北2号館10階中会議室(学習院大学目白キャンパス、アクセスマップ参照)
プログラム:
研究発表:三瓶 裕文(一橋大学)『体験話法の特性と機能について』(仮題)
読書報告:天立 健一(立教大学文学研究科ドイツ文学専攻博士課程前期1年)
Buss, Mareike(2009): Alles Theater? Konfiguration der Theatermetapher in aktuellen kulturwissenschaftlichen und linguistischen Diskursen.
In: Mareike Buss, Stephan Habscheid, Sabine Jautz, Frank Liedtke, Jan G.Schneider (Hrsg.): Theatralität des sprachlichen Handelns: Eine Metaphorik zwischen Linguistik und Kulturwissenschaften. München : W. Fink, S.37-57.
終了後に懇親会を兼ねた情報交換会を予定しています。

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2010年9月6日  „L'APPEL DU 18 JUIN“ im NHK-BShi, am 19.09.2010

「ド・ゴールとチャーチル〜ナチス・ドイツ フランス侵攻の30日〜」NHK-BShi、9月19日放映
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9月19日(月)22時45分〜からNHK-BShiのハイビジョン特集 フロンティアで、「ド・ゴールとチャーチル〜ナチス・ドイツ フランス侵攻の30日〜」 が放映されます。NHK/FTD・BORÉALES(フランス)の国際共同制作のこの作品は、 ハイビジョン特集「ド・ゴールとチャーチル」 によれば、「ヨーロッパ史の転換点となった、ナチス・ドイツのフランス侵攻からの30日間をドラマで描き、水面下で繰り広げられた英・仏・独の駆け引きの実像に迫る」 もので、「ド・ゴール将軍(Charles André Joseph Pierre-Marie de Gaulle)の有名なBBCでのラジオ演説の舞台裏」を描き、 ド・ゴールとチャーチル首相(Sir Winston Leonard Spencer-Churchill)の間での水面下の駆け引きを追っています。 あの時なにが起きていたのか、違った角度から歴史を振り返ることができそうです。

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2010年9月5日  Ein Begleiter für Japanisch-Deutsche Übersetzungen erschienen

清野智昭著『しくみが身につく中級ドイツ語作文』発売
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2010年9月5日、清野智昭著『しくみが身につく中級ドイツ語作文』 (本体2300円+税、白水社)が発売されました。 著者は、『中級ドイツ語のしくみ』でも有名になった清野智昭氏。ここで作文と呼ばれているのは、 日本で普通に行われている比較的単純な日本語の文章を外国語に翻訳する課題です(長文の文章を組み立てる作文ではありません)。
何がユニークかといえば、言語研究者が自らの研究成果や経験に基づいて書いていること。ドイツ語と日本語の違いを十分意識しながら 解説しているので、読んでいるだけで「なるほど、そうなのか」と納得できます。第1部の「しくみを理解して自然なドイツ語に」 には、ドイツ語を理解するために必要な考えかたが凝縮されています。第2部「日本語から自然なドイツ語へ」は、中級をめざす学習者にぜひ目を通してもらいたい部分。 その他にコラムもありますので、息抜きをしながら楽しめます(例えば「タコとイカの話」など)。

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2010年8月13日  UNESCO-Welterbe-Komitee hat eine neue Brücke bei der Loreley genehmigt, aber ...

ユネスコ世界遺産委員会は、ローレライの近くに建設される新しい橋を許可、でも…
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2010年7月31日に「『ローレライの岩』 世界遺産の架橋承認」(共同)というニュースが流れました。世界文化遺産となっているのは、2002年に承認された 「上流中部ライン渓谷」(Oberes Mittelrheintal)です。 「州政府は2016年に着工し、18年の完成を目指す。ローレライのすぐそばには建設せず、景観を台無しにしないように十分配慮する。」とのことでしたが、 ここでの州政府とは、ラインラント・プファルツ州(Rheinland-Pfalz)のこと。
これまで、コブレンツ(Koblenz)とマインツ(Mainz) の間のライン川沿い 85km の地域には、橋もなければトンネルもありませんでした。 では、現状はどうかというと、ほぼ10kmおきに、フェリー(Fähre)があり、それを利用しています。 もちろん、橋ができればこれまでより便利にライン川を越えることができます。問題は、(1) 本当に新しい橋が景観を乱さないのか、 (2) フェリーを運用している業者への経済的影響はどうするのか、(3) 建設にはどれくらいの経費がかかるのか、(4) 環境への悪影響はないのか、 など。Neubau im Welterbe. Unesco erlaubt Brücke über den Rhein (SPIEGEL ONLINE) には、計画されている橋のイメージが紹介されています。付加価値税抜きで、40,000,000ユーロかかると言われているこの橋、 ローレライの岩のすぐそばには作らないと言われている一方で、そんなに遠くない所に作るとも言われていて、たとえUNESCOがOKを出しても、 これからも論争が続きそうです。本当は、トンネルにすればいいのに、という話もあったのですが、そうすると建設費が膨大になるそうです。

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2010年8月2日  300 Jahre nach der Gründung der Meissener Porzellan-Manufuktur

マイセンの磁器製造業、今年で設立300年
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1710年に、「ポーランド王立・ザクセン選帝候立磁器製造」(Königlich-Polnische und Kurfürstlich-Sächsische Porzellan-Manufaktur) としてスタートしたマイセン(Meißen)磁器の本格的製造は、ことしで300年を迎えました。 ヨーロッパで初めて白い磁器を作ったという伝統は、今日まで受け継がれ、「交差した刀」 (gekreuzte Schwerter) のマークは、世界的に知られています。
読売新聞(2010/7/23)には、「マイセン磁器生き残り懸命」、「再建請負人 多角化推進▽売り上げ25%増」というタイトルで紹介記事が掲載されています。 それまで「...採算を度外視して生産されてきたが、財政難にあえぐ州は2008年、方針を転換。...企業再建の専門家クリスティアン・クルツケ氏(41)を社長に送り込んだ」 そうで、それ以来、インテリアや新しい宝飾品開発も手がけるようになり、売り上げ増加につながっているとか。
実際に、Staatliche Porzellan-Manufaktur Meissen のサイトを見ると、若者にもアピールするような装飾品や、 室内装飾の斬新なデザインを見ることができます。ザクセン州(Sachsen)に行く機会があったら、マイセンの2005年に改装された博物館は必見です。 「子供たちのためのマイセン磁器動物園」(Meissener Porzellan- Zoo für kleine und große Kinder)という展覧会も、2010年末までやっています。
不況の中で、経営立て直しをはかっている磁器製造業、ドイツでは、その他にも ローゼンタール(Rosenthal) やヴィレロイ・ウント・ボッホ(Villeroy & Boch) など有名なブランドがありますが、 なんとか不況を乗り切ってもらいたいものです。

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2010年7月29日  Open Campus an der Gakushuin-Universität 2010: 1. und 2. August

2010年8月1日、2日は学習院大学オープンキャンパスの日
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8月1日(日)と8月2日(月)は、学習院大学オープンキャンパスの日。 ドイツ語圏文化学科では、西5号館3階301教室 で、両日ともに、10時15分〜10時55分に第1回学科説明、と11時〜11時45分に第1回模擬講義を行います。 同日の午後1時15分から1時55分に第2回学科説明、午後14時〜14時45分に第2回模擬講義を行います(同日中の模擬講義は同じものです)。
本年度の模擬講義の担当は、8月1日(日)が、大貫敦子、「絵本にみる子ども観の変遷」、8月2日(月)が保阪良子、「ベルリン、そして文化の多様性」です。 詳細は、学習院大学オープンキャンパス から、 8/1模擬講義(2)(PDF) と 8/2模擬講義(2)(PDF) をご覧ください。

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2010年7月23日  Konzerthausmusiker(Berlin) spielen Vuvuzela. (ZEIT ONLINE Rekorder)

ベルリンのコンサートハウスのメンバー、ヴヴゼラを演奏(ZEIT ONLINE)
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猛暑の中、暑さを吹き飛ばすようなものが必要だと考えているあなたに最適なのが、あのワールドカップを騒がせたヴヴゼラ(Vuvuzela)の演奏。 ベルリンのコンサートハウス・オーケストラに、なんとブブゼラを専門とするグループが誕生(?)。 Johannes Brahmsの交響曲第一番と、Maurice Ravelのボレロの、ヴヴゼラ・パートを Vuvuzela Concert(YouTube) で堪能できます。 さらに、ベルリンフィルも黙ってはいません。 Berliner Philharmoniker Vuvuzela Concert (www.facebook.com 内)の再生には、flash が必要です。ヴヴゼラの可能性を考えさせられた2つの動画でした。

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2010年7月20日  Sakihana Masaya als Fitnesstrainer in der deutschen Nationalmannschaft 2010

ドイツ・ナショナルチーム2010で活躍した咲花正弥さん
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ワールドカップ・サッカー2010が終り、ドイツチームは3位となりましたが、そのドイツチームを支えた1人として、 新聞各紙で紹介されているのが咲花正弥(さきはな・まさや)さん。新聞では、フィジカルトレーナー(physical trainer) と呼ばれて紹介されていますが、ドイツ語では、Fitnesstrainer です。 今回最も詳しい紹介をしたのは、中日スポーツ でしたが(「ドイツ代表を支えた日本人フィジカルトレーナー」聞き手・原田公樹)、 そこで咲花正弥さん(現職は、Athletes' Performanceのフルタイムのトレーナー)は、 「今回、ボクの仕事は大きく分けて4つでした。練習や試合前のウオームアップ。筋トレを含めたフィジカルトレーニング。 走り込みのメニューを考えて実施するフィットネストレーニング。あとはセルフストレッチのプログラムを考えてやらせるなどのリカバリー。この4つを指導することがメインでした」 (中日スポーツ、2008年7月10日)と語っています。
1つのチームは、影でいろいろな人達によって支えられています。Deutscher Fussballbund - Die Nationalmannschaft のページには、「裏のチーム」Das Team hinter dem Team の紹介がされており、その中のFitnesstrainer の1人として、Sakihana Masaya さんも紹介されています。 (このページでは、導入されていたトレーニングも見ることができます。) 表のチームを支える人達の層の厚さ、すごいですね。そんなバックルーム・スタッフの1人に日本人がいた、 というのも驚きです。

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2010年7月14日  Atsuto Uchida wechselt zu Schalke 04.

内田篤人、ブンデスリーガのシャルケ(Schalke 04)と正式契約
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鹿島アントラーズのディフェンス内田篤人が、ブンデスリーガ(Bundesliga) 一部に属するチーム、 と正式契約をしたとのニュースが7月13日に流れました。ゲルゼンキルヒェン (Gelsenkirchen) のヴェルティンス・アレーナ (Veltins-Arena) を本拠地とするこのFCは、 チームの歴史を1904年にまで遡ることができる伝統のある強豪です。すでに、 Magath: Uchida passt sehr gut hierher という契約当日の様子を伝えるページが Schalke 04 のホームページに上がっており、そこでは、インタビューのヴィデオも見られます。 ちなみにヴィデオのタイトルは、 Atsuto Ushida schon auf deutsch: Gebe mein Bestes für Schalke となっていますが、 これはフェリックス・マガト(Felix Magath)監督が、インタビューで「ウシダ」と発音してしまったため。 内田篤人は、インタビューで„Ich gebe mein Bestes für Schalke!“ とドイツ語で挨拶。 さらに、日本語でのインタビューでは、「ドイツ人になったつもりでこの国に対応していく。通訳も早く取っ払いたい」と語ったようです(7月14日8時0分配信 スポーツ報知)。 ディフェンダー(Verteidiger)としての活躍だけでなく、今後のドイツ語のインタビューにも期待しましょう。

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2010年7月11日  NHK-BShi strahlt einen Dokumentarfilm über Herbert von Karajan aus. (am 13. Juli 2010, um 20 Uhr)

NHK-BShi、カラヤンのドキュメンタリーを2010年7月13日(火)に放映予定
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ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)というと、20世紀を代表したカリスマ的指揮者として有名ですが、 クラッシックファンの間では、好き嫌いがはっきりと分かれることでも知られています。そんなカラヤンの素顔を追ったドキュメンタリーが、 NHKのBSハイビジョン(BShi)で、7月13日(火)プレミアム8で午後8:00~午後9:35(95分)に放映されます。なんであんなにカリスマ的だったのか、 さまざまな記録映像とインタビューで構成され、インタビューのドイツ語が日本語の字幕とともに流れます。自家用ジェット機を操縦していたのは有名な話ですが、 今回の映像にも実際にコックピットで操作する姿が映し出されます。カラヤンの指揮を可能にしていたものは、果たして何だったのか、 という秘密にせまるドキュメンタリーです。

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2010年7月7日  Was ist denn ...? Paul für Spanien.

タコのパウル君、対スペイン戦でスペインの勝利を予言。波紋が広がる...
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オーバーハウゼンの水族館(Sealife Aquarium in Oberhausen)の、 タコのパウル君(Paul)、現地時間で7月7日20時30分に始まる準決勝(Halbfinale)のドイツ vs.スペイン戦で、 なんとスペインの勝利を予言、波紋が広がっています。パウル君の予言を信じるよりも、ドイツチームの勝利を信じたいと思うファン心理は当然でしょう。 今回は、ケムニッツ動物公園(Tierpark Chemnitz)にいるヤマアラシ (Stachelschwein) のレオン君(Leon)もスペインの勝利を予想。えらいこっちゃ。 動物達によるサッカーの「お告げ」(Fussballorakel)も加熱ぎみです。9つの脳と3つの心臓を持つパウル君の予想は、 果たして当たるのでしょうか?「お告げ」のシーンは、Sealife Aquarium in Oberhausen - Eine Fanseite でご覧ください。

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2010年7月2日  "Japan EU Friendship Run 2010" als Auftaktveranstaltung 150 Jahre deutsch-japanische Beziehungen

日独交流150周年オープニング「ジャパン EU フレンドシップ ラン2010」の受付開始
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日独交流150周年 のオープニング行事として、ジャパン EU フレンドシップ ラン2010」が2010年10月16日(土)に開かれます。 場所は東京横浜独逸学園(Deutsche Schule Tokyo Yokohama)。 緑豊かな住宅街を走る10km, 5km, 2.5kmのレースで、参加資格は「健康で完走可能な人」。参加人数は、700人で、先着順に受け付け、 店員に達し次第締め切りになります。距離、種目、部門に応じて、参加費は1,500円から3,500円までの幅があります。参加賞のTシャツと、完走メダルもあります。
大会当日は、東京横浜独逸学園では「オクトーバーフェスト」の開催中で、バンドや模擬店も出る予定です。申し込みは、ネットからなら、RUNNET で7月1日から始まっています。トップページの「大会検索」で、キーワードに EU と入力すれば出てきます。実際に走るのはまだまだ先ですが、 エントリーして、すがすがしい秋に気持ち良く走ってみませんか?

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2010年6月29日  Fußball-WM: Paul der Oktopus prophezeit weiter so?

タコのパウル君、これからも予言を的中させるか?サッカー・ワールドカップ
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日本のメディアでも紹介されて一躍有名になった、オーバーハウゼンの水族館(Sealife Aquarium in Oberhausen) にお住まいの、タコのパウル君(Paul)。サッカーのワールドカップで、 準々決勝(Achtelfinale)でのドイツ対イングランド戦でもドイツが勝つと予言し、的中させたというので大騒ぎ(これまでの的中率が、100%とか?)。 日本では、パウル君しか紹介されていませんが、同じようなことをあちこちでやっているようです。ヤマアラシ(Stachelschwein) のレオン君(Leon)や、 カバ(Flusspferd)のペティちゃん(Petty)、キヌザル(Krallenäffchen)のアントン君(Anton)など。 まったく何をやっているの、と思わず苦笑。それでも、7月3日のドイツ対アルゼンチン(Argentinien) の試合は当てるのだろうか、と気になってしまいます。
そんな人には、オーバーハウゼンの水族館のファンが作ったサイト Sealife Aquarium in Oberhausen - Eine Fanseite をおすすめします。 もちろん、「おつげ」をしたあの対イングランド戦の場面の動画もあります。 ついでに、FIFA のドイツ語のページ Fédération Internationale de Football Association (FIFA) のチェックも忘れずに。

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2010年6月24日  Das 32. interuniversitäre Sommerseminar findet von 31.Juli bis 4. August statt.

夏のインターウニ(2010年7月31日〜8月4日)、テーマは「近代化と文化交流 --- ドイツとアジアの150年」
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夏のインターウニ・ゼミナールの参加者募集のお知らせが届いています。2010年のテーマは、「近代化と文化交流 --- ドイツとアジアの150年」。 インターウニのサイトの テーマ紹介のページ に書いてある通り、 「とかく文化交流史というものは、心温まるエピソードや美談に彩られて語られがち」ですが、美談にのみ終始せず、もっと掘り下げて調べて考えることこそ、 本当の文化交流につながることです。今回のゼミの参加申込締切は、7月20日です。募集人数は25名程度(募集人員に達し次第締切)。 ドイツ語をやっている日本中の大学からの参加者を求めています。 申し込みは、http://www.interuni.jp/anmeldung の申し込みフォームからできることになっています。 携帯からは、http://www.interuni.jp/keitai でどうぞ。

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2010年6月15日  Japan-Tournée von Kustmuseum Winterthur beginnt im Juni 2010.

「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」、2010年6月より日本各地で
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スイスのヴィンタートゥール美術館(Kunstmuseum Winterthur)の日本初公開作品が、 6月から日本各地を回ります。皮切りは、6月13日から7月27日の予定で、栃木県の宇都宮美術館。 その後、8月7日から10月11日までが、東京都世田谷区の世田谷美術館、 10月21日から12月28日までが神戸の兵庫県立美術館、2011年1月21日から3月21日まで、 長崎県美術館となっています。「全90作品が日本初公開! ゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソ、ルソー、クレー、ジャコメッティ...」ということです。詳細は、上記の美術館サイトだけでなく、 今回の展覧会の公式ホームページ「ザ・コレクション ヴィンタートゥール展」 からも見ることができます。

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2010年6月10日  Fußball-Weltmeisterschaft 2010 in Südafrika beginnt am 11. Juni.

南アフリカで開催されるワールドカップ・サッカー2010、6月11日開幕
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今回のワールドカップ・サッカー(Fußball-Weltmeisterschaft)、ドイツはD組(オーストラリア、セルビア、ガーナ)で、 スイスはH組(スペイン、ホンジュラス、チリ)に入っています。日本は、ご存知のようにE組で、本日のコートジボワールとの親善試合も3試合とも 0-0 で、 心配は増すばかり(6/11訂正)。スイスのキャプテン、アレックス・フライ(Alex Frei)は、 南アフリカに発つ前の練習中に右足の距骨関節(Sprunggelenk)を痛めたという心配なニュースも入っています。
ドイツの初戦は、6月14日の対オーストラリア戦ですが日本では中継がないようです。スイスの初戦は、6月16日の対スペイン戦でこちらは、中継あり。 さてどうなることやら。今回は、WM 2010: Alles zur Fußball-Weltmeisterschaft 2010 in Südafrika と、スイスのswissinfo (WM_2010) にリンクをはっておきます。

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2010年6月9日  Y. Kawasakis „Einführung in die afrikaanse Sprache“ im Mai 2010 publiziert.

河崎靖著『アフリカーンス語への招待』が出版される(2010/5)
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サッカーのワールド・カップは、6月11日から南アフリカ共和国で開催されますが、南アフリカ共和国で話されている アフリカーンス語のことをご存知でしょうか? 2010年5月に現代書館 から発売された河崎靖著『アフリカーンス語への招待』(3,000円+税) は、アフリカーンス語のの過程から、文法や語彙、参考書などを紹介するだけでなく、CDまでついいて音声を聴くこともできます。同書から簡単に アフリカーンス語の紹介をすると、「[...]実際には、200万人の白人・200万人以上のカラード(混血)に用いられている[...]」(P.6) 言語で、「[...]言語学的にはもともとオランダ語の方言(17世紀のゼーラント(Zeeland)方言)であったことばが、 南アフリカの旧白人政権のもと正式な国語となり、オランダ語から独立した言語となった[...]」(P.12)ということですが、 さらには、「[...]フランス語やドイツ語などの欧州諸言語、マレー語や現地の言語が融合してできあがった[...]」(P.12)という側面もあります。 英語ができ、ドイツ語も知っている人、さらにはオランダ語も少しかじったことがある人にとっては、非常に親近感の持てる言語です。
英語の Does he speak Afrikaans well? は、 ドイツ語では、Spricht er gut Afrikaans?、 オランダ語では、Spreekt hij goed Afrikaans?となり、 アフリカーンス語では、Praat hy goed Afrikaans? となります(P.72)。 1994年には、マンデラ大統領の登場とともに、11の諸言語が公用語として認定された南アフリカ共和国、 この機会にこの国の歴史や言語を学んでみるのはいかがでしょうか?

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2010年6月5日  Bundespräsident Köhler tritt am 31. Mai 2010 plötzlich zurück.

2010年5月31日、ドイツの連邦大統領ケーラー氏突然の辞任
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日本では鳩山由紀夫首相が6月2日に首相を辞任し、6月4日には菅直人氏が新首相に選ばれましたが、 ドイツの連邦大統領(Bundespräsident)、 ホルスト・ケーラー氏(Horst Köhler)も、実は2010年5月31日に突然辞任しています。 背景としては、憲法違反の疑いのある連邦軍のアフガン出兵に対しての自分自身のコメントが誤解されたことにあるようです。 詳細は、例えば SPIEGEL-ONLINEÜberraschung in Berlin: Bundespräsident Köhler tritt zurück をご覧ください。
現在は、連邦参議院議長(Bundesratpräsident)であるイェンス・ベルンゼン氏(Jens Böhrnsen, SPD) が臨時代理を務めていますが、6月30日には大統領選挙が行われる予定です。目下の所、3人の候補者がいますが、実質的には、 CDU/CSUとFDPのおすクリステイアン・ヴルフ氏(Christian Wulff)と、 SPDとGrünen が おすヨアヒム・ガウク氏(Joachim Gauck[linked to: de.wikipedia.org])の一騎打ちになりそうです。

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2010年6月4日  Lena Meyer-Landrut hat am 29. Mai den Eurovision Song Contest in Oslo gewonnen.

レナ・マイヤー・ラントルート、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝(5/31)
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日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパでは知られたポピュラーソング・コンテストに、ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト (Eurovision Song Contest)があります(今回で、55回目)。 ドイツ代表に選ばれたレナ・マイヤー・ラントルート(Lena Meyer-Landrut(Die offizielle Website)) は、Eurovison Song Contest - Oslo 2010 で5月31日についに優勝。 ドイツ代表が優勝したのは、1982年以来ということで快挙です。ドイツではちょっとしたニュースになりました。 19歳のハノーファ(Hanover)出身の女の子で、 歌ったのは、英語の曲 Satellite でした。気になる方は、上記のユーロヴィジョン・ソング・コンテストのサイト、 あるいは、YouTube などでチェックして下さい。

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2010年6月1日  Sprachcafé: Veranstaltung von Japanisch-Deutscher Gesellschaft e.V., Tokyo, am 10. Juni 2010.

日独協会主催の „Sprachcafé“ で、ゲームをしながらドイツ語(6/10)
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(財団法人)日独協会 では、きたる 6月10日(木)14時30分〜15時30分に、恒例の „Sprachcafé“ を開催します。参加は無料。参加に関する制限はありません。 場所は、日独協会セミナールーム(千代田区麹町 5-1 NK真和ビル9階, 四谷駅より徒歩7〜8分)。事前申し込みは必要なので、 日独協会,シュプラッハ・カフェ のページを参考にして申し込みをしてください。 ドイツ語を使ったゲームをやっていると、自然にドイツ語の単語を覚えてしまいます。気がついたら語彙力がアップしていた、 なんて素敵ですね。

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2010年5月27日  Workship des Arbeitskreises für deutsche Grammatik, am 30. Mai 2010 an der Keio Uni

ドイツ文法理論研究会の春の研究発表会(2010年5月30日、慶應義塾大学にて)
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ドイツ文法理論研究会春の研究発表会が以下の予定で開催されます。日本独文学会終了後の時間ですので、 お気軽にご参加下さい。
日時:2010年5月30日(日)13時15分〜16時
会場:慶応義塾大学日吉キャンパス、独立館(研究発表会と同じ建物)D307
プログラム:
(1) 13:15〜13:30 総会
(2) 13:30〜15:00 講演 杉岡洋子氏(慶應義塾大学教授)
表題:「複合語の統語と意味 -- 語形成の多モジュール性を考える」
(3) 15:10〜16:00 研究発表 今泉 詠吉氏 (日本大学大学院 文学研究科 博士前期課程)
表題:「文彩とその効果 - ネット上での誕生日の祝辞を資料として -」
アブストラクトは、ドイツ文法理論研究会春の研究発表会 でご覧になれます。

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2010年5月25日  Einladung zur deutschen Küche: das Thema ist „Farbe“. 29. Mai, 2010.

日独協会主催ドイツ料理教室:今回のテーマは「色」2010年5月29日
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(財団法人)日独協会ドイツ語圏文化セミナーの一環で、「ドイツ料理教室」を5月29日(土) に開催します。今回のテーマは「色」(Farbe)。場所は、駒込地域文化創造館4階。13時30分から、17時までの予定。
講師は、Gudrun Wilhelm さん。事前申し込みが必要で、日独協会会員の方は、3800円、一般は4700円の参加費が必要(事前振込み)。 詳細は、日独協会「ドイツ料理教室」をご覧ください。

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2010年5月20日  Hibiya Oktoberfest 2010 findet vom 21. bis 30. Mai in Hibiya-Park statt.

日比谷オクトーバーフェスト、5月21日〜5月30日まで、日比谷公園にて
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ミュンヘン(München) のオクトーバーフェスト (Oktoberfest (linked: oktoberfest.de)) は、 1810年に始まったと言いますから、今年で200年ということになります。文字通りの意味では、「10月祭」です。 今年(2010年)のミュンヘンでのオクトーバーフェストは、9月18日から始まり、 10月3日まで行われる予定です。日比谷オクトーバーフェストは、日比谷公園大噴水広場で5月に開催されてしまいます!
詳細は、日比谷オクトーバーフェストのサイトをご覧ください。 出店ビール一覧や、出店料理一覧をながめて、スケジュールを確認し、 会場では Grasleitn Musi の音楽を聞きながら、 バイエルンにいる気分になることができそうです。

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2010年5月18日  Vortrag von Herrn Uwe Walter, Shakuhachi-Flötenspieler, am 22. Mai 2010, an der Gakushuin-Uni.

5月22日(土)、尺八奏者 Uwe Walter氏による講演会、学習院大学にて
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2010年5月22日(土) 13時から14時30分まで、学習院大学西5号館 202教室にて、 尺八奏者Uwe Walter 氏(ウベ・ワルタ氏) による講演会「すり足〜足の裏で日本文化体験〜」が開かれます。入場は無料です。 当日は、尺八の演奏も含めて講演が行われます。詳しくは、 学習院大学ドイツ文学会 のサイトをご覧ください。主催は、学習院大学ドイツ文学会と学習院大学ドイツ語圏文化学科です。 ドイツ人の尺八奏者から、果たしてどのような話と音色を聞くことができるでしょうか。 楽しみです。

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2010年5月14日  Jan Hillesheims Buch über Bier, mit dem man Deutsch lernen kann. (Sanshusha-Verlag)

ヤン ヒレスハイム著『ビールを楽しむドイツ語』(2009) が話題
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世の中にビールに関する本はたくさんありますが、日本で出版されて、ドイツ語の勉強になるようなものは、 ほとんどありませんでした。2009年に発売されたヤン ヒレスハイム(Jan Hillesheim)著 金子 みゆき訳 ビールを楽しむドイツ語(三修社) は、そんな中で異色の出来で、 面白いと話題になっています。三修社|ビールを楽しむドイツ語 には、シーン別会話集、ビールテイスティング、インタビュー、豆知識+ビール検定の章があり、 読み進るうちにビールに関する基礎知識を深められるだけではなく、 特定の場面で、ビールの味についてドイツ語で語ることができるようになります。「ビール検定」には、 ビールに関する知識を問う4択テストがあり、楽しみながら<うんちく>を深めることができます。 Deutsch beim Bier というのは、いいのですが、くれぐれも飲みすぎないように!(もちろん、未成年の飲酒は禁止されています。)

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2010年5月11日  Vorstellung eines Romans von Charlotte Link, „Das Haus der Schwestern“ im Goethe-Institut, Tokyo.

図書紹介の夕べ(ドイツ文化センター図書館):シャルロッテ・リンク『姉妹の家』
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2010年5月18日(火)18:00から、ドイツ文化センター図書館にて、<図書紹介の夕べ>が催されます。 紹介される本は、シャルロッテ・リンク(Charlotte Link, 1963-) の『姉妹の家』。 園田みどり氏訳で集英社文庫から2010年3月19日に翻訳が発売されています。 日本では、あまり知られていませんが、シャルロッテ・リンクは、ドイツでは非常に多くの読者を獲得した現代作家です。
ドイツ文化センター催し物カレンダーのページに詳しい説明がありますが、 当日は、この本の翻訳者園田みどり氏が、「ビデオの一部をまじえながら、この本の内容と背景、また作家シャルロッテ・リンクについて語って」 下さるそうです。原作は、Das Haus der Schwestern (1999) で、テレビドラマ化され、現在では DVD で購入することも可能です。 この機会に、シャルロッテ・リンクの作品や作家像を知り、読書の幅を広げてみてはいかがでしょうか。無料ですが参加には、事前登録が必要です。 催し物カレンダーのページをご覧ください。

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2010年5月7日  Vorstellung eines neuen Portals: Alumniportal-Deutschland.

「ドイツ同窓会」ポータルサイトのご紹介
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「ドイツ同窓会」ポータルサイト紹介のパンフレットが届いています。 www.alumniportal-deutschland.org からアクセスできますが、 ドイツ連邦経済協力開発省(Bundesministerium für wirtschaftliche Zusammenarbeit und Entwicklung) が出資し、ドイツ学術交流会(DAAD)や、 ゲーテ・インスティトゥート(Goethe-Institut)、 AvH(Alexander von Humboldt-Stifung) など5つの公的期間が共同運営しているサイトです。
入会登録をしなくても、さまざまなドイツ語の記事が読めるだけでなく、「オンラインドイツ語学習」のページでは忘れかけたドイツ語をブラッシュアップしたり、 自分のドイツ語力を試したり、PodCastを聞いたりできます。
もちろん、入会登録をすれば(無料)、もっと可能性が広がります。さまざまな人と知り合いになったり、各種のイベント情報を得たり…。 詳しくは、DAAD Tokyo のサイトの ドイツ同窓会 のページに説明があり、 日本語ユーザーガイド(PDF)のダウンロードもできます。(サイトの言語は、2010年5月現在、ドイツ語、英語、中国語、ロシア語にしか対応していませんので、 ドイツ語で読みましょう!)

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2010年4月29日  Diplom Deutsch in Japan, Anmeldetermin bis 21. Mai 2010!

独検2010年春の申し込み締切は、5月21日まで
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独検 春の試験の締切は5月21日(金)です(当日消印有効。書店・生協での申し込みは、5月20日(木))。 春は、2級、3級、4級、5級で、準1級と1級はありませんのでご注意。忘れない内に申し込みを済ませておきましょう。 なお、2+3、3+4、4+5のように複数級を受験する場合には、割引があります。ドイツ語の勉強の1つの目標として、活用しましょう。

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2010年4月23日  SHIKI THEATRE COMPANY führt Wedekinds Frühlings Erwachen auf.(Ab 22. April 2010)

劇団四季、ヴェーデキントの「春のめざめ」を再演、2010年4月22日より
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昨年の「熱烈な反響に応えて、衝撃の舞台」が帰ってきました! ヴェーデキント(Frank Wedekind (Projekt Gutenberg-DE), 1864-1918) 原作「春のめざめ」(Frühlings Erwachen) のミュージカル版が 劇団四季 によって再び上演されます。 場所は、浜松町の自由劇場。 席数限定ではありますが、かなりお得な学生割引もあります。
今回は、さらに、4月27日(火)と5月11日(火)にはリハーサル見学会が16:00〜16:30に、 5月1日(土)と5月4日(火・祝)には、バックステージツアーが15:50〜16:30の予定で企画されています。 緊張した本番前のリハーサルを見るのも、舞台に隠された秘密を間近で見るのもいいですね(ただし、こちらも席数は限定のようです)。

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2010年4月20日  Johanna Spyris „Heidi“ hat eine Vorlage?

ヨハンナ・シュピーリの『ハイジ』には原型があった?
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4月13日の讀賣新聞夕刊には、「『ハイジは盗作』スイスで波紋、ドイツに酷似の小説」という記事が掲載されました。 また、同日東京新聞夕刊には、「ハイジ原作に盗作騒ぎ、独研究者ペーター氏指摘」という記事が載りました。 (ペーターは姓ではないので、ペーター氏というのは変です。)
発端は、チューリヒ (Zürich) に暮らすドイツ文学研究者のペーター・ビュットナー(Peter Büttner) 氏が、 フランクフルト大学図書館でヘルマン・アダム・フォン・カンプ(Hermann Adam von Kamp,1796–1867) の1830年に発表した作品『アデレード、アルプスの少女』(Adelaide, das Mädchen vom Alpengebirge) を見つけたところから始まります。日本語では、「アルプスの少女ハイジ」と呼ばれている作品は、スイス人女性作家 ヨハンナ・シュピーリ(Johanna Spyri, 1827-1901)によって1880年, 1881年に書かれました(ドイツ語読みでは、 Heidi は「ハイディ」の方が近い発音)。『アデレード』の方が50年も前に書かれています。
このお話に出てくるアデレードは、 「女の子で、アルプスのおじいさんの所で暮らし、その後故郷を離れ、見知らぬ土地で暮らしてホームシックになり、最後にまた帰郷する」 という話の流れになっているとか。また、およそ12箇所に類似した記述があるそうです。
ただし、ビュットナー氏は、盗作(Plagiat)とは言っておらず、原型(Vorlage) となった可能性があるとテレビで発言しただけ。それにもかかわらず、 スイスのフランス語のタブロイド紙「バン・ミニュット」(20minutes) が少々誇張して一面に 「ハイジは盗作。神話は崩壊した」(Heidi est un plagiat, le mythe s'effrite!)と4月8日に報道したので、大騒ぎになったようです。 もう少し冷静な記事としては、Neue Züricher Zeitung (15.04.2010)に Die Mär vom Ur-Heidi. Gibt es für Johanna Spyris «Heidi» eine Vorlage? があります。この記事の中で、ビュットナー氏は、「盗作の議論ではまったくない」(Um eine Plagiatsdebatte gehe es ihm keinesfalls) と強調しています。なお、シュピーリの『ハイジ』は、Projekt Gutenberg-DE で読むことができます。

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2010年4月17日  „Wurstmarkt Tokio 2010“ findet in Tokio-Midtown statt: vom 28.04. bis 09.05.2010.

東京ミッドタウンで、「ヴルストマルクト 東京 2010」 開催:4月28日〜5月9日
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ラインランド・プファルツ州(Rheinland-Pfalz)にある、マンハイムの西にある小さな町、 バート・デュルクハイム (Bad Dürkheim) は、 Wurstmarkt と呼ばれる世界最大のワイン祭りが開かれる所として有名です。 今年でなんと594回目のこのお祭りは、9月に開かれますが、今年初めて、 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場「ヴルストマルクト 東京 2010」 が開催されます。 主催は、株式会社ザート商会。 ドイツ大使館とドイツ観光局の後援で、期間は、2010年4月28日(水)〜5月9日(日)、 平日は、16:00~22:00、土・日・祝は、12:00~22:00。
アコーデオンの演奏の元で、各種ワインだけでなく、ソーセージ、パンなども楽しめるようです。 ワイン好き、ドイツ・ソーセージ好きの方なら、 時間を作ってどんな様子かのぞいてみたくなるイベントですね。なぜ、「ソーセージ市」(Wurstmarkt) と呼ばれるかに関しては、 ヴルストマルクト 東京 2010 にも説明があります。

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2010年4月15日  Herr Kitamura, Experte für Sprichwörter und Lektor an der Gakushuin Uni, tritt jeden Freitag in einem Fernsehrprogramm auf.

北村孝一先生、金曜日に「笑っていいとも」に出演中
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ことわざ学会代表理事で、目下、学習院大学で<総合基礎科目「言語と文化」ことわざの世界>をご担当中の 北村孝一 先生が、金曜日の 笑っていいとも に登場しています。 「ことわざを現代風にアレンジしてみようというコーナー」をご担当とのこと。 このコーナーを見て、ことわざの魅力を再認識してみませんか?

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2010年4月14日  Neu entdeckte Exoplaneten stellen Planetentheorie auf den Kopf?

新たに発見された系外惑星が、惑星理論をひっくり返す?
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2010年4月13日のスイスの新聞は、いっせいに「6個の系外惑星(Exoplaneten: われわれの太陽系ではない、別の太陽系に属する惑星) が軌道上で太陽の回転方向に従っておらず、逆の方向に回転している」という研究結果を紹介しています。これは、イギリスのグラスゴーで目下開催中の RAS National Astronomy Meeting NAM2010 で、 ジュネーブ天文台(Observatorium von Genf) とエジンバラにある聖アンドリュー大学 (University of St Andrews) の研究者たちによる発表に基づいています。 チリにあるヨーロッパ南部天文台の望遠鏡を使い、27の太陽系外の惑星をより厳密に研究した結果、その内の6つの「熱い木星」(heiße Jupiter) と呼ばれる惑星が太陽の回りを逆に回っていることを確認したそうです。これは、今までの惑星運行に関する理論をひっくり返すもので、 さらに、このような事態から「地球と似た惑星が存在する可能性が少なくなった」という推測がなされています。
より正確なニュースは、「ヨーロッパ南部天文台」(ESO: European Southern Observatory) のサイトでご覧ください。 ドイツ語での解説は、「ヨーロッパ南部天文台」サイト内の Planetentheorie, auf den Kopf gestellt にあります。

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2010年4月8日  Wiener Cafés sind wegen Umbaukosten für das kommende Rauchverbot in Krise.

ウィーンのカフェ、禁煙のための改装費で危機
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朝日新聞2010年2月3日(国際)が「ウィーン カフェ苦境:禁煙の波 改装費が経営圧迫」という見出しで報じたように、 300年を越える歴史を持つ伝統的なウィーンのカフェが危機的な状況にあります。およそ3ヵ月後の2010年7月1日から、 床面積50平方メートル以上の店で喫煙を許容する場合には、「煙を遮断する壁や換気装置を設けねばならない」という法律が暫定移行期間を過ぎて施行されるからです。 伝統的なカフェは、建物や内装にも伝統的価値があるため、そう簡単に喫煙ゾーンを付け足すことはできません (Kaffeehäuser in der Altstadt, http://www.wien.info/ 内のリンク)。今回は、その中でもなんとか生き残った2つのカフェの話です。
この記事の中で話題となっている Cafe Museum は、2009年末に改装費のめどがたたずに閉店しましたが、 建築家 Adolf Loos (1870-1933) の設計である店を大胆に改装し、5月初旬に再オープンすることになりました (http://www/vienna.at/ 2010年2月3日, Radikaler Umbau soll Wiener Cafe Museum wiederbeleben)。
Cafe Ritter(http://www.caferitter.at/) は、 一時は倒産の危機にありましたが、弁護士の Walter Kainz の尽力の結果、新たな経営者 Harald Holzer の元に、3月1日からオープンしています。こちらは、これまでの伝統的雰囲気を損なわないように、今年の夏にかけて徐々に改装していくとか。 たとえば「ゆったりとした時間の流れの中で、コーヒーを飲みながら新聞を読み、世相を語り、タバコをふかす」というような光景は、 過去のものになりつつあるようです。公の場での禁煙は世界的な傾向です。 ただし、「何でも速く早くかたずける」のを良しとする現代社会にあって、 ゆったりとした時間の中に身を置くことができるウィーンのカフェのような場所は、貴重な憩いの場なのではないでしょうか。

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2010年4月2日  Aprilscherz 2010

2010年エイプリル・フールの冗談
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昨日は、ご存知のようにエイプリル・フールでした。 今年もさまざまな所で、「4月の冗談」(Aprilscherz) がとばされました。 GoogleTopeka に名称変更する話(もちろん、冗談)は、日本のテレビニュースでも紹介されていました。 今回、ドイツでもっとも大がかりなものは、57のラジオ放送業者が、一斉に午前中から流したニュースで、 6月から電子メール1通に1セントの料金がかかるようになる、 そのために、「デジタル切手」が販売される、 郵便切手の販売の大幅な落ち込みによって生じた税収の穴が、それによって埋められる、 というようなものでした。この報道の結果として、放送局にはかなりの問い合わせがあったとか。また、 FDP の副総理グイード・ヴェスターヴェレ(Guido Westerwelle)が、 動物保護団体の PETA Deutschland の広告にほとんど裸で登場。「毛皮を着るくらいなら、裸でいたほうがいい」(Lieber nackt als im Pelz) と一言(合成写真でした)。(情報源は、Yahoo Nachrichten
エイプリル・フールに、人をかつぐことを、ドイツ語では、jemanden in den April schicken (〜を4月に送る) と言います。また、エイプリル・フールの冗談だったことを告げる時には、April, April! (4月だ、4月だ!)と叫びます。 まんまとかつがれた人は、呆然とする、怒り出す、笑い出すなど、いろいろ。今年もかつがれてしまった人、いますか?

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2010年4月1日  Der Rhein ist nicht 1320 Kilometer, sondern etwa 1230 Kilometer!?

ライン川は1320キロメートルではなく、およそ1230キロメートル!?
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2010年3月29日東京新聞夕刊に「ライン川 90キロ短かった:ケルン大教官調査  80年ぶりに独が訂正へ」という記事が掲載されました。 元になった記事は、南ドイツ新聞(Die Süddeutsche Zeitung)の3月27日の記事。 ネット配信は、3月28日(20:09)加筆発信で、タイトルは、Der Rhein ist kürzer als gedacht Jahrhundert-Irrtumという、 Christopher Schrader, Berit Uhlmann によるもの。ケルン大学のブルノ・クレマー氏(Bruno Kremer) が、ライン川に関する本を執筆するために資料を収集していたところ、1903年の Brockhaus、 1907年の Herder、1909年の Meyer の事典では、 1230km となっていたのに、1932年の Knaurs Lexikon や、1933年の Brockhaus では、1320km と 「間の 2 と 3 が入れ替わってしまっていた」とか。 南ドイツ新聞のネット記事には、さらに、1920年代の事典でも、1320km という間違った値が使われているものがある、 という読者からの指摘が加わっています。引用を繰り返す内に、間違った値が広まってしまったようなのですが、正確な原因究明には至っていません。
コブレンツ・ライン博物館(Rhein-Museum Koblenz)では、すでに、1230km に訂正しているそうですが、 4月には、「国際ライン地域水文学委員会」 (Internationale Kommission für die Hydrologie des Rheingebietes; KHR) の委員会が開かれ、 正式にライン川の長さの検証、及び、正式な長さの表示を関係機関に求めることが話し合われるだろう、ということです。 同記事は、KHRの広報係の Ankie Pannekoek 氏の談話を引用し、再計算の結果、1232km だったという数字も紹介しています。 ということで、目下のところ、「ライン川は、およそ1230km です。」と言うしかなさそうです。いずれ、検証されると、また長さが変わるかもしれません。

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2010年3月28日  Am 28. März 2010 beginnt die Sommerzeit in Mitteleuropa.

2010年3月28日、中央ヨーロッパ時間に属する国々の夏時間始まる
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2010年3月28日(日)の2時に、中央ヨーロッパ時間(Mitteleuropäische Zeit:MEZ)の国々は、 中央ヨーロッパ夏時間(Mitteleuropäische Sommerzeit: MESZ)に移行します。 2時になった瞬間に時計を1時間進めて3時にします。 これによって、例えば、日本とドイツの時差は、7時間となりますのでご注意。夏時間の終了は、2010年10月31日(日)の3時。 Der Online-Shop für Markenuhren und Schmuckhttp://www.uhrzeit.org/zeitumstellung.php を参照しました。

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2010年3月25日  Bach-Museum Leipzig wird am 20. März 2010 wieder eröffnet.

ライプツィヒのバッハ博物館、2010年3月20日に再オープン
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作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の生誕325年を翌日に控えた3月20日、 ライプツィヒ(Leipzig)にあるバッハ博物館(Bach Museum Leipzig)が、 2年3カ月ぶりに改修を終えて再オープンしました。この博物館は18世紀に建てられたバロック様式の建物の中にあり、旧博物館の2倍の広さ(約750平方メートル)。 自筆の楽譜や手紙などの重要資料のほか、自身が弾いたパイプオルガンの演奏台も展示。なんと1,000を超えるバッハの全作品を試聴できるオーディオ室も設置されているそうです。 一般公開は、3月23日から始まっており、日本語の案内のウエブページもあります (新しいバッハ ミュージアム)。
バッハが好きな人は、見逃せないスポットが増えました。

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2010年3月21日  Ende März verschwindet Deine „Alte Liebe“ in Tokyo?

「アルテ リーベ TOKYO」3月末閉店?
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東京新聞(2010/3/19,T発)によると、 「ドイツ歌劇中心の音楽レストラン『アルテ リーベ TOKYO』(港区新橋)が、今月末で四十余年の歴史に幕を下ろすことになった」そうです。 アルテ・リーベ (Alte Liebe) というと、ドイツ語では、「昔の恋」とか「昔の恋人」という意味。 同記事によると、同店は1965年に日比生一虎さん(とんかつ店「和幸」の創業者)が横浜市に開業したレストランからスタート。1967年には銀座に進出、 2000年に創業者の日比生さんが他界し、横浜店は経営者が交代しウィーン風室内楽演奏店となり、銀座店は妻の日比生英子さんが引継ぎ2002年に新橋に移転。 「だが、若者のクラッシック離れや常連客の高齢化で客足が落ち」ついに閉店の決断が下されたとか。
もっとも、アルテ リーベ TOKYO を惜しむ声は強く、テノール歌手の古島肇さんの呼びかけで再建の議論が始まり、 4月中旬から5月下旬まで、店を借りて試験営業することになりました。かつては、声楽家の立川清登さんが顧問を務めて歌手の登竜門だった時期もあるほどのレストラン、 また、古き良きドイツレストランの雰囲気を大切にしたレストランでもあります。再建を支援するためには、まずお店に行くことから。 しばらくご無沙汰している人は、お友達と久しぶりに アルテ リーベTOKYO へでかけてみませんか?

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2010年3月20日  Pollenflug startet dieses Jahr extrem spät, Ende März und Anfang April am schlechtesten?

ドイツにおける今年の花粉の飛来は遅れてやって来る(3月末、4月上旬が最悪?)
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花粉症というと、ドイツ語では、Heuschnupfen、英語の hay fever にも通じる言い方で、 元来は「干草」が原因の症状を指していました。現在では、ドイツ語でも、Pollenallergie という花粉症にあたる言い方が広まっています。 日本では、花粉症の原因として最も知られているのは、何と言ってもスギ(Zeder)。ドイツでは、なんとシラカバ(Birke)です。 Deutscher Allergie- und Asthmabund e. V. によると、ドイツ人の16%が毎年花粉症に悩まされているとか。 その中でも、最悪と言われているシラカバの花粉は、3月から5月がシーズンですが、 2010年は冬が長く続いたため、3月末から本格化しそう(ZDF heute 19.03.2010)。 例年なら1月から飛び始めるハシバミ(Hasel)や2月から飛び始めるハンノキ(Erle)の花粉も、 これから遅れて始まるという話もあり、今年は、3月末、4月上旬が最悪状況になるかもしれません。 ドイツで知られた「花粉症を引き起こす原因物質」(Auslöser des Heuschnupfens)に関しては、 http://www.allergie-ratgeber.de/pollen/pollen.html に一覧表があります。 場所が変われば、花粉も違います。でも、花粉症(Pollinosis)は、おそらく世界中にあるのでしょう。

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2010年3月16日  NHK Fernseh- und Radiokurse für Deutsch, 2010.

2010年4月からのNHKのドイツ語講座
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2010年3月18日に、4月からのNHK語学講座 のテキストが発売になります。4月号は早めに買わないと売り切れる恐れがありますので、 4月から新たに新しい外国語をNHK語学講座を利用して勉強しようと思う人は、早めに入手することをお勧めします。
ドイツ語の番組は:
「テレビでドイツ語」。水曜日午前0:30分〜0:55分、再放送が翌週の火曜日午前6:00〜6:25。 4月から9月までの講師は、吉満たか子さん(広島大学)。「いま注目のベルリンにショートスティ。コンサートに、のみの市探訪、列車の旅…とベルリーナー になりきって楽しみながら日常会話を身につけましょう。」テキストは、定価360円。
「まいにちドイツ語」 初級編は、月〜木。担当講師は、市川明さん(大阪大学)。「2人の女性を主人公にしたストーリーを楽しみながら、しっかりドイツ語の基礎を学習。」 応用編は、金曜日のみ。担当講師は小塩節さん(フェリス女学院)。「政治家や文学者たちの名言を紹介。ドイツ語の美しさ、文化の奥深さを探り、ドイツ語の名曲も取り上げ」 るそうです。ラジオ第2放送、月〜金は、午前6:45〜7:00、再放送は月〜金は、午後3:15〜3:30。応用編のみ、土曜日の午後0:10〜0:25に再放送。テキストは、定価360円。
「アンコール まいにちドイツ語」 (4〜9月)は前年度(10〜3月)の再放送で、テキストも年2回の発売です(3月と6月、定価860円)。「『カナ』手本ドイツ語」は、 保阪良子さん(学習院大学)担当。「フェリックスの日記集〜これでナットク!ドイツ語文法〜」は太田達也さん(慶応義塾大学)担当。 ラジオ第2放送、月〜金の午前11:30〜45分です。 なお、テキストは NHK出版 でも注文も可能です。

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2010年3月11日  Wasabi, japanischer Meerrettich, ist auch in Deutschland zu kaufen.

「わさび」は、ドイツでも売っています!
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一説には、レモンの20倍のビタミンCを含む「わさび」。日本では、「つーんとするので、嫌い」という若者が増えているという話もあるこの頃ですが、 2010年2月11日の東京新聞でも紹介されていたように、日本の食品会社がドイツでもわさび(der/das Wasabi) を売っています。「金印」という名古屋市に拠点を持つ食品会社がフランクフルトに拠点を置いて売っているとか。 確かに、Kaufberatung online (http://www.dooyoo.de/) のようなドイツ版価格・商品比較サイトで、 kinjirushi wasabiで検索すると、ちゃんと出てきます(このサイトの名前は、「ねえ、これって<どーよ>」 から来ているのかも?)。
ドイツ語での説明は、いろいろなサイトで見つけることができますが、文化まで踏み込んだ説明をしているのは、 オーストリアのグラーツ大学の Gernot Katzer 氏の Wasabi(Gernot Katzers Gewürzlexikon) の説明です。 日本文化の説明に使えそうな、すぐれた説明です。

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2010年3月7日  „Komm tanz mit mir“ von Tanztheater Wuppartal, am 8., 9., 11., 12., 13. Juni 2010 in Shinjuku-Bunka-Center

ピナ・バウシュ ヴッパータール舞踊団、6月に新宿文化センターで „Komm tanz mit mir“を初演
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ピナ・バウシュ(Pina Bausch)というと、2009年6月30日に惜しまれて他界した世界的に有名な舞踊演出家ですが、 2010年6月8日、9日、11〜13日に、新宿文化センター大ホール で、ピナ・バウシュ率いる ヴッパータール舞踊団(Tanztheater Wuppertal)が、 „Komm tanz mit mir“(「私と踊って」)上演します(本邦初演)。 主催は、日本文化財団。東京だけでなく、2010年6月5日(土)には、 びわ湖ホールでも公演予定です。不朽の名作と言われる作品、是非見てみたいものです。詳細は、日本文化財団 のサイトで。

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2010年3月4日  Herr Shiro Nakano, Bungakuzas Regisseur, spricht von seinem Aufenthalt 2007/2008 in Berlin. (am 16. April 2010)

文学座の演出家、中野志朗氏、2007/2008年の「ベルリン演劇修行」を語る。(4/16)
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(財団法人)日独協会ドイツ語圏文化セミナーの一環で、 文学座の演出家、 中野志朗氏が、2007年から2008年にかけて1年間、文化庁の在外研修生としてベルリンに滞在した時の経験談を語ります。 「ベルリンの劇場案内から各劇団の特徴」だけでなく「ドイツ演劇の流れと現状」や「注目作品」などを画像、映像とともに紹介してくれるようです。 演劇ファンは見逃せませんね。
時間は、4月16日(金)19時〜20時30分頃まで、場所は、 ドイツ文化会館 2階207号室(ゲーテ・インスティトゥートのアクセスマップ参照)、 会費は、日独協会会員・日独協会同一後受講生が500円、 ゲーテ・インスティトゥート受講生・学生が500円、一般は800円です。参加するには事前予約が必要です。 詳細は、(財)日独協会イベントカレンダー の4月16日をご覧下さい。

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2010年3月2日  „Die Frau ohne Schatten“ von Richard Strauss, am 20., 23., 26., 29. Mai, am 1. Juni 2010 in Opera Palace (New National Theatre Tokyo)

リヒャルト・シュトラウスの「影のない女」5月20,23,26,29日、6月1日オペラパレスで
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新国立劇場 のオペラパレスでは、5月20,23,26,29日、6月1日に、 リヒャルト・シュトラウス(Richard Georg Strauss, 1864-1949)のオペラ「影のない女」 を上演します。台本は、フーゴ・フォン・ホフマンスタール(Hugo von Hofmannsthal, 1874-1929)によるもの。 東京交響楽団で、指揮は、エーリヒ・ヴェヒター(Erich Wächter)。 合唱は、新国立劇場合唱団です。詳細は、影のない女|オペラ|新国立劇場 をご覧ください。3月1日から一般先行受付が始まっています。S席(23,100円)からZ席(1,500円)まであります。全3幕でドイツ語上演ですが、 字幕付きです。演出は、イタリアとドイツを中心に活躍しているドニ・クリエフ(Denis Krief)。 日本で本演目が本格的に公演されるのは、18年ぶりとか。注目ですね。

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2010年2月27日  „Nordwand“, ab 20. März 2010 ins Kino (in Tokio)

『アイガー北壁』2010年3月20日からロードショー
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ナチス政権下の1930年代、前人未踏だったアルプスのアイガー北壁(die Eiger-Nordwand) に挑戦した実話を元にした映画のロードショーが始まります。 2008年スイス・ロカルノ国際映画祭でプレミア上映の後、2008年10月にはドイツで公開され、ロングランヒットした作品。 「無慈悲なほどの自然の脅威と極限に置かれた男たちの壮絶な闘い」を追体験してみませんか? 山登りをこよなく愛する方は、特に必見です。
詳細は、映画『アイガー北壁』オフィシャル・サイト をご覧ください(日本語字幕付き Trailerあり)。なお、 オーストリアのオフィシャル・サイト Nordwand (Der Film) ではドイツ語のみの Trailer も見れます。 東京では、ヒューマントラストシネマ有楽町新宿バルト9 で3月20日から。神奈川、大阪、京都、兵庫、名古屋、福岡、札幌でもロードショーの予定です。

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2010年2月25日  Oper-Filme Aufführung in Ginza, Tokyo-Gakuga-kai, 14.03., 29.05. und 31.07.2010

東京楽画会、オペラ映画特別上映会 in 銀座、3/14, 5/29, 7/31
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東京 楽画会(がくがかい)では、以下の予定で "銀座ブロッサムホール にてオペラ映画特別上映会を催します。
3月14日(日)(a) 10:30-, (b) 15:00-  リヒャルト・シュトラウス「ばらの騎士」(Der Rosenkavalier)
5月29日(土)(a) 10:30-, (b) 14:00-, (c) 17:30 ジュゼッペ・ヴェルディ「オテロ」
7月31日(土)(a) 10:30-, (b) 14:00-, (c) 17:30- ジョルジュ・ビゼー「カルメン」
「ばらの騎士」はドイツ語、「オテロ」はイタリア語、「カルメン」はフランス語ですが、日本語字幕スーパー付きです。全席自由席で、前売りは、 「ばらの騎士」だけが、2800円、「オテロ」と「カルメン」は2500円です。詳細は、東京楽画会 のページをご覧ください。

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2010年2月23日  Berlinale 2010: Bal(„Honig“) gewinnt Goldenen Bären, Shinobu Terajima wurde als beste Darstellerin ausgezeichnet.

ベルリン国際映画祭、Bal(蜂蜜)が金熊賞、寺島しのぶは最優秀女優賞
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第60回ベルリン国際映画祭(Berlinale)は、2月21日に終了、話題の金熊賞(Goldener Bär)には、 トルコの Semih Kaplanoglu 監督による、„Bal“(蜂蜜)が選ばれました(熊が蜂蜜を取ったのではなく、「蜂蜜が熊を取った」という報道もありました)。 養蜂家の父を持つ6歳の男の子がある日、奇妙な夢を見た後、しばらくして 蜂が突然消え、父は蜂を求めて遠く離れた山に出かけた後、戻ってこなくなります。一言もしゃべらなくなった少年は、行方不明になった父を探しに出かけ...。
一方、日本でもすでに報道されているように、最優秀女優賞(die beste Dartstellerin)に選ばれたのは、 若松孝二監督の映画「キャタピラー」(Caterpillar)に主演した寺島しのぶ。 若松監督は、UNITED RED ARMY を作っていた時に、この映画の着想を得たようです。 „Während der Dreharbeiten zu UNITED RED ARMY ist mir die Idee zu diesem Film eingefallen. Ich begriff, dass ich, um die jungen Leute der 60er und 70er Jahre zu verstehen, zuerst einen Film über die Jugend ihrer Eltern hätte drehen müssen, über die Zeit des Pazifikkriegs. ...“ 続きは、Berlinale のサイトの映画紹介のページでお読み下さい。

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2010年2月21日  16. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 19. März 2010)

第16回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(3月19日)
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会(SPG: SocioPragmatica Germanica)は、以下の要領で第16回研究会を開催します。
日時:2010年3月19日(金), 14時から17時30分頃まで
場所: 学習院大学 (JR目白駅または地下鉄副都心線雑司が谷駅下車)
西1号館3階、302教室(学習院大学目白キャンパス参照)
プログラム:
14時~ 田中愼(千葉大学) 「ダイクシスとアナファー:言語行動における2つのストラテジーと文法」
15時50分~ 浜 由依(関西大学大学院 博士課程後期課程)「日独の「謝罪」表現 ―異なる発話行為で使用される要因―」
発表内容のアブストラクトは、日本独文学会の 「社会と行為から見たドイツ語」研究会第16回研究会のご案内 をご参照下さい。興味と関心のある方の積極的な参加をお待ちしています。

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2010年2月19日  Neue Auswärts-Trikots der deutschen Nationalmannschaft ist schwarz. --- Na, und?

サッカー・ドイツナショナルチームのアウェーの新しいユニフォームは黒
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2010年はサッカー・ワールドカップが南アフリカで開催される年。 出場国と対戦が決まり、サッカーファンはだんだんと加熱しているようです。 そんな中、2010年1月27日に、ドイツのナショナルチームが着る新しいアウェーのユニフォーム(Auswärts-Trikots) が発表されました。色は黒。これに目をつけたイギリスの新聞 Daily Star は、GERMANY BRING BACK THE THE BLACK SHIRTS(ドイツは黒シャツを復活させる)という記事を掲載。 "GERMANY is set to kick up a Reich stink at the World Cup by playing in Nazi-style black shirts." (Daily Star, Jan. 28, 2010) と「ナチ・スタイル」と言って煽ったので大騒ぎになりました。 ドイツの多くの雑誌や新聞がこぞってこの記事を取りあげたので、Daily Star には抗議のメールが殺到したとか。(東京新聞2月10日)
1月29日には、Daily Starが、GERMANS GO TO WAR WITH DAILY STAR(ドイツ人はデイリー・スターと戦争に入る) というタイトルで、 "HUMOURLESS Germans are up in arms after we revealed they will be playing at the World Cup in Nazi-style black shirts." (Daily Star, Jan. 29, 2010) と「ユーモアに欠けるドイツ人」と発言したところから、表面的には沈静化しました。 まあ、この種類の発言が、果たして「ユーモア」なのかどうか、疑問が残ります。「熱くなっている」サッカーファンは、世界中にいるので、 ワールドカップまで緊張が続きます。ドイツ語のワールドカップに関するニュースサイト FUSSBALL-WM-total も見逃せません。

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2010年2月17日  STUDIO LIFEs Aufführung von „Thoma-no-shinzo“ von Hagio Moto, 27.02. bis 22.03.2010.

スタジオライフ、萩尾 望都の「トーマの心臓」第7回上演(2/27-3/22)
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萩尾 望都(はぎお もと)作の「トーマの心臓」は、1974年の『少女コミック』で発表された名作コミック。 ドイツのギムナジウム(Gymnasium)と寄宿舎生活を舞台に繰り広げられる物語です。 スタジオライフ(STUDIO LIFE) という劇団は、すでに1996年から「トーマの心臓」を上演していますが、 今回は、創立25周年を記念して7回目の上演を新宿紀伊国屋ホール で行います。これまでに、すでに延べ6万人以上を動員しているそうです(東京新聞、2010年2月4日夕刊)。 詳細は、『トーマの心臓』STUDIO LIFE、 および、紀伊国屋ホールの 紀伊國屋ブルテンボード2 をご覧下さい。
原作のコミックは、萩尾 望都 (著)(1995/08)『トーマの心臓』小学館文庫で読むことができます。 コミックは苦手、という人は、小説化された森博嗣(著)(2009)『トーマの心臓』メディアファクトリー、でどうぞ。

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2010年2月15日  Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions, 2.19. bis 2.28.2010.

第2回恵比寿映像祭、2010年2月19日から2月28日まで
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第2回恵比寿映像祭 が2010年2月19日から2月28日までの予定で、 東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイスセンター広場などで開かれます。チケットの一般販売は、1月30日からすでに始まっており、 「チケットぴあ」でも購入可能。一回券が前売りで900円(当日券は1,000円)。4回割引券(前売りのみ)は、3,200円です。
東京都写真美術館における展示では、エンネ・ビアマン(Aenne Biermann)の作品が見れます。上映では、2月24日と27日に、 オーストリア実験映像配給組織「シックスパックフィルム」(sixpackfilm)によるプログラムを見ることができます。 G.ドイチュ(Gustav Deutsch)、 P. チェルカススキー(Peter Tscherkassky)、 V. ヴィードリッヒ(Virgil Widrich) などの短編作品ですが、2月26日にはブリギッタ・ブルガー・ウッツァー(Brigitta Burger-Utzer)のトークもあります。
今回の映像祭のテーマは、「歌をさがして」(" Searching Songs")。もちろん、 日本を含む世界のさまざまな作品を見て体感することができます。詳しくは、第2回恵比寿映像祭 をご覧下さい。

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2010年2月13日  Am 12. Februar beginnt die Winterolympiade 2010 in Vancouver.

2010年2月12日、ヴァンクーヴァー冬季オリンピック始まる
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ついに、冬季オリンピックが Vancouver で始まります。 ネットでは、オフィシャル・サイト http://www.vancouver2010.com/ がおそらく一番かたよりのないニュースを提供してくれるとおもいます。 日本では、当然のように日本の選手を中心に報道されます。例えば、「ジャンプノーマルヒル予選を4位で通過した伊東大貴」のように。
では、ジャンプノーマルヒル(Normalschanze)の予選の一位通過選手は? ネットでは、バンクーバーオリンピック Yahoo! スポーツ でも詳しい模様を調べられますが、 トップ通過は、ドイツのミヒャエル・ウアマン(Michael Uhrmann)、2位通過は、チェコのヤクブ・ヤンダ(JANDA Jakub)、 3位通過は、ドイツのミヒャエル・ノイマイヤー(Michael Neumayer)でした。
ネットでは各国の選手の活躍の様子をさまざまな角度で見ることができます。ドイツでの選手の活躍の様子は、例えば T-Online の提供する Olympia 2010 Olympische Winterspiele in Vancouver はいかがでしょう。 オーストリアもスイスも、ウインタースポーツは強いですね。 オーストリアは、オーストリアオリンピック委員会(Österreichisches Olympisches Comité)、 スイスは、MSN Sport のスイス版(Olypmische Spiele Vancouver 2010 MSN Sport) からも情報を得られます。ドイツ語圏からの視点で冬季オリンピックを見てみるのはいかがでしょうか。なかなかすばらしい選手がいて強いですよ。

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2010年2月9日  Symposium: „Perspektive in den Höflichkeitsformen und Modalität im Japanischen“, am 26. Februar 2010

シンポジウム「敬語における視点とモダリティー: 歴史語用論とポライトネスの観点から」(2/26)
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2009年末に休刊となった『月刊 言語』最終号における対談、金水敏+滝浦真人「日本語の『今』を捉え損ねないために  --- ポライトネス研究と歴史語用論から見えてくるもの」の中で十分議論できなかったところが、シンポジウムという形で論じられることになりました。 金水 敏氏(大阪大学大学院文学研究科教授)と滝浦真人氏(麗澤大学外国語学部教授)、ディスカッサントとして井上 優氏 (国立国語研究所言語対照研究系教授)が加わります。
日時:2010年2月26日(金)13:30〜17:30
場所:麗澤大学東京研究センター(東京・西新宿駅直結「新宿アイランドタワー」4階)。 場所の詳細は、麗澤大学交通案内の一番下の方にある 麗澤大学東京研究センターをご覧ください。
【参加方法】事前申し込み制。参加希望者は、お名前・ご所属・メールアドレスを研究協力者・木山幸子宛 (kiyamasachiko_AT_gmail.com)まで(_AT_ は、アットマーク)。参加費は無料。

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2010年2月4日  Laut des Deutschen Brauer-Bundes ist Bier weniger konsumiert. (DPA am 28.01.2010)

1月28日、ドイツ醸造業連盟は、ドイツにおけるビールの消費は減っていると発表
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東京新聞1月30日にも「独のビール離れ続く」という小さな記事が載っていましたが、 これは、1月28日(木)にドイツ醸造業連盟(Deutscher Brauer-Bund e.V.) に発表した数字に基づいています。東京新聞では、「...昨年の国内一人当たりの消費量見通しは前年度比約 1.1リットル減の 110リットルで、1980年代以降の減少傾向がさらに続いていることが分かった」としていますが、その具体的な原因には言及されていません。 DPA 発のニュースによれば、人口の老齢化、肉体労働が減りオフィスワークが増えたこと、近年では、さらに、 飲食店での禁煙、経済危機も原因となっているとか。反対に売り上げを伸ばしているのは、ジュースとビールのミックスした飲料など。 ドイツ全土では、およそ1300の醸造所があり、約5000種類のビールが作られているそうですが、今後、1年で2%程度消費が減り、 一人あたりおよそ100リットルで落ち着くだろうという見通しをドイツ醸造業連盟は示しています。日本での紹介の記事に比べると、 それほど悲観しているようでもありません。ただ、原材料費や人件費の増加に、各醸造所は頭を抱えているようです。
詳細は、Deutscher Brauer-Bund e.V.Pressemeldung をご覧ください。

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2010年2月1日  2 Vorträge im Forschungskurs Deutsche Sprache und Literatur an der Gakushuin Uni, am 22. Februar 2010

学習院大学大学院 ドイツ語ドイツ文学専攻主催連続講演会,2010年2月22日(月)
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2010年度より、学習院大学大学院「ドイツ文学専攻」は「ドイツ語ドイツ文学専攻」に改称されます。 装い新たなスタートを機会として、ドイツ語学に関する連続講演会を2月22日(月)に開催します。 詳細は学習院大学大学院 ドイツ語ドイツ文学専攻主催連続講演会のお知らせ の通りです。この講演会は、「ドイツ語ドイツ文学専攻」の大学院生およびドイツ語圏文化学科の学生を主たる対象として開催されるものですが、 広く興味関心をお持ちの方々の参加も歓迎いたします。
連続講演会<ドイツ語研究の魅力を語る>
日時:2010年 2月22日(月)10:40~12:10 および 13:00~14:30
会場:西1号館3階 314教室
講師:吉田光演氏(広島大学)、山下仁氏(大阪大学)

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2010年1月31日  JGD-Vortrag über Kinder im Friedensdorf International, am 5. Februar 2010 im Goethe-Institut, Tokyo.

講演会「ドイツ国際平和村の子どもたち」、2/5 ドイツ文化センターで
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戦争、紛争、その他の危機に直面した子どもたちは、今なお世界中にたくさんいます。 それらの子供たちを助けるために1967年にドイツの市民によって設立された、 ドイツのオーバーハウゼン(Oberhausen)にある市民団体が ドイツ国際平和村 (Friedensdorf International)です。 「ドイツ国際平和村」は、いったいどのように子供たちを支援しているのでしょうか? 今回は、 2008年3月から9月まで平和村の研修生として過ごした経験の持ち主、鈴木香奈子さんから直接話を聞くことができます。
日時:2010年2月5日(金)午後 7時~8時30分
場所:ドイツ文化センター内、2階 207号室
主催:日独協会
協力:Goethe-Institut Japan, Tokyo
参加費は無料、事前申し込みが必要です。詳細は、 日独協会ドイツ語圏文化セミナー26「ドイツ国際平和村の子どもたち」 をご覧ください。

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2010年1月29日  Betrieb der S-Bahn in Berlin wird erst Ende 2010 (?) normalisiert.

ベルリンのS-Bahn、正常化されるのは2010年末(?)
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2010年1月17日の東京新聞に掲載された「ベルリンの都市鉄道 部分停止半年:技術の国のずさん管理」という記事はショッキングなものでした。 同記事によると、きっかけは1年前のベルリン東部でおきた脱線事故。安全管理体制が再点検された結果、「昨年8月、安全が確認された340台だけで運行を再開」。 当初は、「2009年末までには復旧する見通しだった」ようですが、「9月になってブレーキにも問題が見つかり、全車両の25%しか運行できない状況に」なり、 今でも一部区間の運行停止、まびき運転が続いているとか。
S-Bahn Berlin GmbH は、「ドイツ鉄道」(Die Deutsche Bahn) の 子会社で、ベルリン市との委託契約により都市鉄道(S-Bahn)を運営しているそうですが、 金融危機の影響もあり、親会社のドイツ鉄道は十分な資金が調達できずに株式上場を延期している状態。 2011年1月28日の dpa 発のニュースによれば、 ドイツ鉄道の理事長リューディガー・グルーベ(Dr. Rüdiger Grube) と旅客輸送担当理事 ウルリヒ・ホムブルク(Ulrich Homburg) は、1月27日(木)に、 ベルリン市長のクラウス・ヴォーヴェライト(Klaus Wowereit)らと会談、ベルリンの S-Bahn の状況に対して陳謝するとともに、 7000万ユーロの補償金を出すこと、2010年末(2011年初?)には正常化する見込みであることを伝えました。 2月からは、S-Bahn の固定客と学生は、2ヶ月間無料でS-Bahn に乗れ、 通常の定期券や福祉チケット(Sozialticket)に対しては、15ユーロを2回に分けて返金するとのこと。 民営化、合理化という名のもとに、「点検施設の閉鎖」や「人減らし」をしてしまうと、公共交通機関の安全性は保てない、 というのは、どこの国でも同じですね。早く正常化されて欲しいものです。

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2010年1月25日  Konditormeister Bernd Siefert kommt! Kulturprogramm in der Japanisch-Deutschen Gesellschaft, am 29.01.10

菓子職人マイスターBernd Siefert 氏が語る、作る、見せる。日独協会文化セミナー(1/29)
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2010年1月29日(金)午後 2時30分~4時、日独協会主催、 (株)ユーハイムドイツ文化センター 協力の元、 「世界大会優勝マイスターBernd Siefert 氏が語るドイツ菓子の伝統と今」という催し物がドイツ文化センター3階314号室で開催されます。 菓子職人マイスターのベルント・ズィーフェルト氏(Bernd Siefert) は、 菓子職人世界大会での優勝経験があり、その他にも多くのコンクールでもさまざまな賞を受賞してきた著名なマイスター。 日本のユーハイム社の「マイスターユーハイム」の監修を手がけています。今回のセミナーではSiefert 氏の話だけではなく、 お菓子を試食、○○○○作りのデモンストレーション(!)もあるようです。
なお、参加にはメール、FAX もしく電話での事前予約が必要です。定員: 40名 (定員に達し次第、受付を終了)、詳細は、 日独協会ドイツ語圏文化セミナー27 ドイツのお菓子を味わいましょう! をご参照下さい。

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2010年1月24日  Vortrag von Prof. Dr. Joachim Scharloth (Universität Zürich) am 27. Januar 2010, an der Gakushuin Uni

ヨアヒム・シャルロート教授講演会、2010年1月27日(水)、学習院大学にて
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2010年1月27日(水)に学習院大学北2号館6階人文科学研究所会議室にて、ヨアヒム・シャルロート教授( Prof. Dr. Joachim Scharloth)による講演会が開かれます。 講演のタイトルは、「ドイツ語の儀礼的語りの特性」(„Merkmale rituellen Sprechens im Deutschen“)。 時間は、午後5時〜午後6時半ごろまで。
チューリヒ大学 客員教授のシャルロート氏は、 『言語規範とメンタリティ』(2005)、最新刊『1968年 コミュニケーションの歴史』などの著書や、 多数の論考で知られ、言語史、社会言語学、語用論、コンピュータ言語学、コーパス言語学を主たる研究領域としています。 本講演では、ドイツ語の「決まり文句」「儀礼的語り」の要諦を紹介し、その語用論的、さらには言語文化上の特性を主に扱います。
講演は、ドイツ語、日本語要旨配布予定です。場所は、学習院大学キャンパスマップ をご参照下さい。問い合わせ先:学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科 渡辺学 manabu.watanabe_AT_gakushuin.ac.jp(_AT_は@)

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2010年1月21日  Das Unwort des Jahres 2009 in Deutschland heißt „betriebsratsverseucht“

2009年ドイツの<粗悪語>は、„betriebsratsverseucht“(「経営協議委員会に汚染された」)
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2010年1月19日に、2009年の<粗悪語>(Unwort des Jahres 2009)が発表されました。 „betriebsratsverseucht“ とは、Betriebsrat(経営協議委員会) と verseuchen(「…を汚染する」) の過去分詞が合成されたもので、「経営協議委員会に汚染された」 という意味。http://www.unwortdesjahres.org/Medienmitteilung によれば、 「2009年5月14日のARDのプログラム『Monitor』の中で報告された」言葉で、「ある仕事仲間が、 経営協議会委員会のある支店と無い支店の間を移動したい」と申し出た時に、「部署のチーフによって用いられた」 ものだそうです。「経営協議委員会」というのは、被雇用者の利益を代表する組織で、その組織のある支店を「汚染されている」 と表現したというのは、最低、とのこと。被雇用者側の組織を「邪魔もの」として扱うだけでなく、 このような被雇用者の利益を守る組織を、あたかも病原菌のように表現したことに<粗悪さ>が凝縮されていると言えます。 審査団広報のシュロッサー教授(Prof. Dr. Horst Dieter Schlosser)は、さらに Flüchtlingsbekämpfung(難民撲滅?) や intelligente Wirksysteme(知的効果システム?) という表現も批判しています。詳細は、Medienmitteilung をご覧ください。

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2010年1月19日  Vortrag von Toshio Ozawa, an der Dokkyo Uni, am 4. Februar 2010

小澤俊夫氏による講演会「メルヒェンの可能性3 声の力」、2月4日獨協大学にて
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小澤俊夫氏(筑波大学名誉教授)による講演会「メルヒェンの可能性3 声の力」が獨協大学35周年記念館小講堂で、 2月4日(木)15時〜17時までの予定で開かれます。 主催は、獨協大学ドイツ語学科(場所は、獨協大学アクセスマップを参照)。 講演は、一般に解放されていて参加費は無料。メルヒェンの話しを聞きたい人は、是非どうぞ。
ちなみに、小澤俊夫氏は、小澤昔ばなし研究所 を1998年に川崎市登戸に設立、 グリム童話だけでなく、日本の口承文芸の研究並びに、昔話に関する数多くの著作、講演で知られています。

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2010年1月16日  Berichte, Workshops und Symposium: Fortschritte in der Digitalisierung und Globalisierung deutscher Bibliotheken, GI Tokyo

「ドイツの図書館におけるデジタル化とグローバル化の先進的な取り組み」
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日頃お世話になっている図書館は、デジタル化とグローバル化の波の中で、これからどのように変わろうとしているのでしょうか? 2010年2月4日(木)15:00時〜17時45分、ドイツ文化センター(東京) 1Fホールにおいて、 「ドイツの図書館におけるデジタル化とグローバル化の先進的な取り組み」というタイトルの元で、2009年に行われたドイツ・スタディーツアー報告会、及び 関連ワークショップ、シンポジウムが行われます。ドイツにおける図書館の最新の取り組みの紹介に加えて、以下の4つのワークショップが企画されています。 (A)「図書館の可能性:デジタル化・保存・公開・連携への取り組み」, (B) 「ポータル・リポジトリ・オープンアクセス」, (C) 「e-Scienceによるボーダーレスな研究環境の構築を目指して」, (D) 「学術情報流通における国家的プロジェクト、国際連携への取り組み」
使用言語は日本語、参加無料、ただしメールによる事前参加申し込み(2010年2月1日まで受付)が必要です。 詳細は、ドイツ文化センター(東京)の ドイツの図書館におけるデジタル化とグローバル化の先進的な取り組み をご参照下さい。

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2010年1月14日  Die letzte Vorlesung von Prof. Y. Nagashima, am 16. Januar 2010 an der Gakushuin Uni

長嶋善郎教授最終講義、2010年1月16日、学習院大学西2号館201にて
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一方では、3巻本『ことばの意味』平凡社の共著者、トゥルベツコイ『音韻論の原理』やヤーコブソン『構造的音韻論』 の翻訳者、現代ギリシャ語の紹介などで知られ、 他方では、日本言語学会、日本語学会、日本エドワード・サピア協会の重鎮として知られている言語学者の長嶋善郎教授の最終講義が、 2010年1月16日(土)、学習院大学西2号館201教室で、15時から行われます。最終講義のタイトルは、「語義研究の歴史と課題」です。 ことばの意味の分析で、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語など、非常に多くの言語を扱ってこられた長嶋先生の最終講義、 是非、ご参加下さい。

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2010年1月11日  Skizze der Sir-Karl-Popper-Schule in Wien, Österreich

オーストリアの「サー・カール・ポパー」校とは?
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2009年12月24日の読売新聞に、「世界教育事情」(18)の中でオーストリアの「唯一の"国立天才養成校"」として、 「サー・カール・ポパー」校(Sir-Karl-Popper-Schule)が紹介されていました。 同記事によると、「同国出身の哲学者から命名された同校は、9〜12年までの約190人が学ぶ唯一の"国立天才養成校"。」と紹介され、 「創立は1998年。生徒の才能をとことん伸ばすのが目的だ。」となっています。 しかし、この記事を注意深く読めば、「天才」とは実は無関係で「[...]普通校と違うのは、 究めたい科目での飛び級を生徒に認めている点」と説明されています。 本当にそうでしょうか?
Sir-Karl-Popper-Schule のホームページには、同校の人間観、教育理念の説明がありますが、 「一芸に秀でる」学生を育てるというよりも、教育の原点に帰って、個人の能力を伸ばすことに中心があるようです。 同校のトップページには、科学哲学者として有名な Karl Popper (1902-1994) による「理想とする」学校創立の夢が書かれています。 退屈しない学校、問題を提起して議論できる学校、ばかげた質疑応答を強制されない学校、試験のための勉強をするのではなく、何かを(本当に)学ぶことができる学校、 そんな理念を実現しようと作られた学校のようです。人間とはどのような存在か、教育とはどうあるべきか、学校に何を求めるか、など重要な問題提起をしていますので、 ホームページに書かれている説明を是非お読みください(英語の説明もあります)。

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2010年1月6日  TANZTAGE BERLIN, vom 03. bis 13. Januar 2010

「ダンスの日々、ベルリン」(TANZTAGE BERLIN)、1月3日から13日まで開催中
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2010年1月3日から、ベルリンで、TANZTAGE BERLIN が開催中です。 1996年に Barbara FriedrichBenjamin Schälke によって始まった「ダンスの祭典」 ですが、近年、ますます国際的になりつつあります。さまざまな「実験的ダンス」シーンが展開されています。 その一部は、Tanztage Berlin bringen Nachwuchs auf die Bühne というタイトルで、 AFP(DE)のヴィデオニュースとしても発信されています。 YouTube で、"Tanztage Berlin" で検索してご覧ください。関連ヴィデオで、 さらに多くの舞台を見ることができます。

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2010年1月4日  Das internationale Jahr der Biodiversität beginnt am 11. Januar mit einem internationalen Festakt in Berlin.

2010年は「国際生物多様性年」、1月11日にベルリンで開催式
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国連は、2010年を「国際生物多様性年」(International Year of Biodiversity)と宣言していますが、 いよいよ1月11日にベルリンの自然博物館(Museum für Naturkunde) で開催式が行われます。 「生物多様性」は、ドイツ語で言うとBiodiversitätBioDiversität の合成語です。 また「種の多様性」と言われることもあり、その場合は Artenvielfalt と言います。
ある試算によると、毎日およそ150種の生物が地球上から姿を消しているとか。特定の動植物の種が地上から消えるということは、生物の作り出している 循環に図り知れない影響を与えます。日本では、2010年10月18日〜29日に名古屋で「生物多様性」に関する条約国会議 COP 10 が開かれます。 ドイツ語では、http://www.biodiversity.de/ や、 THEMENSCHWERPUNKT BIODIVERSITÄT が参考になります。 日本語では、2009年に、ランダムハウス講談社から Alan Burdick著 (2005) Out of Eden: An Odyssey of Ecological Invasion の翻訳が 『翳りゆく楽園』(かげりゆくらくえん)というタイトルで出版されています。 これを機会に、地球環境の保全を、生き物全体の視点で考えてみませんか。

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2009年12月30日  Wort des Jahres 2009 in Deutschland: 1. Abwrackprämie, 2. kriegsähnliche Zustände, 3. Schweinegrippe

ドイツの2009年、今年の言葉は、1位 Abwrackprämie, 2位 kriegsähnliche Zustände, 3位 Schweinegrippe
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2009年も終わる時期、今年を振り返ってみるとどんな年だったでしょうか? 2009年12月18日に ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache) が発表した今年の言葉は、 1位が Abwrackprämie(廃車補助金)、 2位が kriegsähnliche Zustände(戦争に似た状況)、 3位が Schweinegrippe(ブタ・インフルエンザ)でした。 廃車補助金(スクラップ補助金)に関しては、すでに「環境補助金」は「スクラップ補助金」?(18.01.2009) で紹介していますが、その後、日本でも「スクラップ・インセンティブ」として導入されました。 2位の「戦争に似た状況」というのは、アフガニスタンに派兵しているドイツが、 アフガニスタンの状況を説明するのにひねり出した言葉。「ブタ・インフルエンザ」は、世界中で話題になりましたので、説明の必要はないでしょう。 オランダでは、「ヤギ・インフルエンザ」(Ziegengrippe)も話題になっています。
参考までに、4位から10位は: 4位 Bad Bank(バッド・バンク、不良債権買取銀行)、 5位 Weltklimagipfel(世界気候サミット) 6位 Deutschland ist Europameisterin(「ドイツはヨーロッパ女性チャンピョンです」)、 7位 twittern(ツイッターを使う、ツイッターで話す)、 8位 Studium Bolognese(ボローニャ風勉学)、 9位 Wachstumsbeschleunigungsgesetz(成長加速化法)、 10位 Haste mal ’ne Milliarde?(「おい、ちょっと10億持ってるか?」)。 詳しい説明は、ドイツ語協会( Gesellschaft für deutsche Sprache) の Pressemitteilung vom 18. Dezember 2009 をご覧ください。

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2009年12月23日  Klirrende Kälte in Europa, ausgerechnet vor Weihnachten.

ヨーロッパは、カチンカチンの寒さ、よりにもよってクリスマス前に
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すでに日本のメディアでも伝えられているように、ヨーロッパは強烈な寒波に襲われました(アメリカ東部、ロシアも寒波で麻痺している都市があります)。 ドイツでは、12月21日(月)夜には、シュトゥットガルト空港(Flughafen Stuttgart)が1時間閉鎖、 ベルリンのテーゲル空港(Flughafen Berlin-Tegel)も一時閉鎖、12月22日(火)には フランクフルト空港(Flughafen Frankfurt) がおよそ4時間閉鎖、数千人の乗客が足止めされたそうです(AP電)。あちこちの道路が雪と氷で覆われ大変な状況です。鉄道も混乱中。 ユーロスター(Eurostar)もトンネル内で停止してしまいましたが、今はすでに回復。 こんな時に移動する人は、 http://www.wetteronline.de/などで天気予報をチェックして、 時間に余裕を持って無理をせずに行動しましょう。
ただし、南部のフライブルク(Freiburg (im Breisgau))では、火曜日には11度と暖かかったようです。

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2009年12月22日  Sanshushas Deutsch-Japanisches Wörterbuch, 3. Auflage, wird im nächsten Frühling erscheinen.

三修社の『アクセス独和辞典』第3版、2010年新春刊行予定
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三修社の『アクセス独和辞典』第3版が2010年新春刊行されるというパンフレットが届きました。 編集責任は、在間進先生。独和辞典では始めて大規模コーパスのデータを活用、見出し語は73500語、2009年度版の最新正書法対応、和独は約15000語、 電子辞書(Sharpブレーン版)、iPhoneアプリ対応(2010年3月発売予定)など。本体予定価格が4,200円。 これまでの独和辞典との違いが気になりますね。

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2009年12月10日  „Die Welle“ läuft jetzt im Kino in Japan.

「The Wave ウェイブ」目下、日本でも公開中
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2008年、ドイツ国内興業成績第1位になった映画、„Die Welle“ が目下公開中です。公式サイトは、http://www.the-wave.jp/。 ドイツ語の公式ページは、http://www.welle.film.de/。 実際に起きた事件をもとに映画化されたこの作品は、「どこにでもいるような高校生たちが、たった5日間で集団狂気にのめり込んでいく」話。 「ウェイブ」となずけられたその集団は、「実験を始めた教師ですら制御できなくなっていく」という怖い話です。 戦争、テロ、宗教犯罪など、人間集団に関する危険性は、これまでさまざまな形で論じられてきましたが、 この映画のエンディングを見て、あなたは何を感じ、考えるでしょうか?
東京では、シネマート新宿で、11月14日からロードショーが始まっています。 なお、10月17日には、原作の日本語訳「ザ・ウェーブ」(新樹社)も発売になっています。

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2009年12月6日  Ladenöffnung an allen vier Adventssonntagen in Berlin ist verfassungswidrig.

ベルリンでは、クリスマス前の日曜日4日分の営業は憲法違反
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2009年12月1日、ドイツの連邦憲法裁判所(Bundesverfassungsgericht)は、ベルリン市が認めている 待降節(Advent)の4回の日曜日の商店営業が憲法違反であるとの判断を出しました (東京新聞2009年12月2日夕刊「日曜営業許可は違憲」参照)。 ドイツでは、基本法(=憲法)(Grundgesetz)で、日曜日は休息日だと決められている、と言われていますが、 正確には、基本法140条が、ワイマール憲法(Weimarer Reichsverfassung von 1919)の139条を組み込んでいるので、 間接的な規定です。具体的には、 „Der Sonntag und die staatlich anerkannten Feiertage bleiben als Tage der Arbeitsruhe und der seelischen Erhebung gesetzlich geschützt.“ というもの (日曜日と国が認めた祝日は、憲法により労働をしない日、精神高揚の日として保護される)。 例えば、日曜日の朝に教会の礼拝に行きたい人が、仕事があるから行けないというのは問題ですね。 さらに、日曜日の休息(Sonntagsruhe)は、そもそも単に宗教的問題を越えて、一般的な労働者に保障される権利である、という認識が背後にあります。 ちなみに、今回の決定は、2010年から施行されますので、今年の待降節日曜日に開いている商店はあります。 (2009年12月1日の Die Süddeutsche Zeitung に掲載された Der Sonntag ist heilig. という記事を参照しました。) さて、みなさんは日曜日にちゃんと休息をとっていますか?

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2009年12月2日  27. Workshop: Medien und Sprache, am 5. Dezember 2009

第27回メディアとことば研究会, 2009年12月5日(土)15時〜18時
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メディアとことば研究会 は、 2009年12月5日(土)15時〜18時に、東洋大学白山キャンパス ナレッジスクエア武庫川女子大学 日下記念マルチメディア館(通称MM館のMM-108) をTV会議システムで結んでの開催されます。 参加費は、500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)。 設樂 馨(武庫川女子大学文学部日本語日本文学科助手)による「タイトル:文字テロップと視聴者意識」 と永山友子(神奈川大学外国語学部非常勤講師)「日本語字幕か吹き替えか —ピクサー映画TM『カーズ』の場合」 の発表が予定されています。 参加希望者は、「高橋圭子 (ktakahashi**toyonet.toyo.ac.jp)(**のところを@に変えてご送信ください)までご連絡ください。懇親会の参加の可否もあわせてお知らせください。」 とのことです。より詳しい内容は、メディアとことば研究会 のサイトをご参照下さい。

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2009年11月29日  Heute ist der erste Advent. (29.11.2009)

2009年の待降節(Advent)は、今日(11月29日)から
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11月も終りに近づき、2009年は、ついに今日(11月29日)から待降節(Advent)が始まります。 クリスマス(Weihnachten)前の4週間前の日曜日というのが、 待降節の最初の日ですが、ドイツ語圏では、Adventkalender (待降節カレンダー)を飾り、一日目の窓を開ける日でもあります。 例えば、Google の画像検索で調べると、 Adventkalender のようにいろいろなカレンダーを見ることができます。 最近の日本の大型洋書売り場を持つ書店では、購入もできるようですが、まだまだ種類が少ないようです。

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2009年11月25日  Seit Wochen protestieren Zehntausende Studenten in Deutschland gegen die schlechten Studienbedingungen.

ドイツでは、数万人の学生が悪化した教育研究環境に抗議運動を展開中
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数週間前から、ドイツでは、数万人の学生が悪化した教育研究環境に対して抗議運動を展開しています。11月24日には、 ライプツィヒ(Leipzig)で開かれている全国大学学長会議(HRK:Hochschulrektorenkonferenz) に対して、数千人の学生が集まり、デモを繰り広げました。主要な論点は、「ボローニャ改革」(Bologna-Reform)により、 大学における教育・研究環境が悪化したこと。ボローニャ改革によって、ドイツでは Bachelor と、Master という学位が設けられ、その枠で今まで以上の学生が大学に入ってきた割に、教室数は同じ、教員数はむしろ減少傾向にある、という背景があるようです。 全国大学学長会議では、州政府(Landesregierung) が十分に教育予算を配分していないからだ、との認識を示していますが、 学生たちは、この機会を捉えて、大学の学費徴収に対しての反対も叫んでいます。
例えば、ZDF heute の、 Der Frust der Studenten, Bildungsstreik 2009: Warum Hochschüler auf die Straße gehen (学生のフラストレーション、教育ストライキ2009年:なぜ大学生は街へ繰り出したのか)は、よくまとまっていますので一読をお勧めします。

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2009年11月21日  Wissen Sie schon, was „120g/km“ heißt?: CO2-Emission auf Basis des Kraftstoffverbrauchs

「120g/km」という表示を知っていますか? 自動車の「燃費に基づくCO2排出量」
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JAFMate 12月号(P.42)によると、ヨーロッパの自動車メーカーはEV(電気自動車)の開発・販売へ向けて大きく舵を切っているとか。 9月17日から27日まで開かれたフランクフルト・モーターショー (Internationale Automobil-Ausstellung in Frankfurt/Main) のもようが紹介されています。「背景にあるのは、欧州で2012年〜15年に段階的に導入される世界で最も厳しい燃費規制。これは、 各メーカーが販売する車の平均燃費を120g/km(1km走行時にCO2を120g排出。日本の燃費では19.4km/l)に規制するもの。さらに20年 には、95g/km(24.5km/l)への強化が検討されている」との記述があります。 ヨーロッパでは、燃費(Kraftstoffverbrauch)を「リッター/100km」で表していますが、 これからは、燃費に基づくCO2排出量の表示も義務づけられるようです。燃料に何を使うかによってCO2の 排出量が違いますから、その違いが考慮されます。日本の自動車の燃費は、「10・15モード燃費」で表されているので単純比較はできませんが、 ヨーロッパ基準が、このように二酸化炭素排出量を目安にしたものに変わりつつあることは、日本ではほとんど知られていません。 ちなみに、Toyota Prius 5-Türer Hybrid Automatikは、メーカー公称値で、89 g/km。 詳しくは、DAT(Deutsche Automobil Treuhand) のページからいろいろ調べられます。

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2009年11月19日  Mitsukoshi German Fair in Nihonbashi, 18. bis 23. November 2009

日本橋三越本店で、ドイツ・フェアー開催中、11/18-11/23
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恒例の日本橋三越本店ドイツ・フェアーが昨日、 11月18日から始まりました。期間中は、さまざまなドイツ商品を購入できるほか、新館7階では、「大マイセン展ー造形の系譜」も開催中です。 クリスマスにはちょっと早いですが、シュトレン(Stollen)も売っているようです。 おもちゃや飾りものも入ってきていますので、覗いてみるのは楽しいかもしれません。

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2009年11月17日  Übungsbuch für Diplom Deutsch (Mittelstufe) erschienen

独検新2級用の問題集、出版される
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独検 秋の試験まで、一週間を切りましたが、11月10日、郁文堂 から新2級用の問題集が発売になっています。 飯嶋一泰・清水朗共著『独検らくらく30日<2級>』で、CD付きです。 なお、これまでの2級問題集は、『独検らくらく30日<準1級>』となりました。どちらも、2200円+税です。 最後のスパートにご活用下さい。なお、独検の級のドイツ語名称は、新2級が、Mittelstufe, 準1級が、Oberstufe となっています。

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2009年11月13日  „Liebe Mauer“, ab 19. November 2009 im Kino.

2009年11月19日から、「Liebe Mauer」がドイツで封切り
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ベルリンの壁(Berliner Mauer)崩壊から20年、さまざまな悲劇の舞台になったベルリンの壁ですが、 今回の映画は、ロマンチック・コメディー(Romantische Komödie)。壁という存在をものともせず、 「ロミオとジュリエット」のように愛しあう2人が描かれています。配給は、Warner Bros. Pictures。 公式ホームページは、 Liebe Mauer です。日本に入ってくるかどうかは未定ですが、 一足先に、公式ホームページで雰囲気を味わうことができます。

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2009年11月11日  Fotoausstellung von Pierre Filliquet: Op der Haardt, 13. Nov. bis 7. Jan. 2010

ピエール・フィリケ写真展, 11月13日から1月7日まで
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自然保護区として再生されたルクセンブルグの炭鉱跡‘Haardt’の写真展が、ルクセンブルグ大公国大使館 で、11月13日から2010年1月7日まで開かれます。作品は、写真かピエール・フィリケ(Pierre Filliquet)によるもの。入場無料、月曜日から金曜日までの10時から17時に見学できます。 廃坑になった炭鉱というのは、もの悲しい雰囲気を持っていますが、自然保護区として復活したことはうれしいことです。

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2009年11月9日  «glücklichste Tag der jüngeren deutschen Geschichte», sagt Bundeskanzlerin Angela Merkel.

1989年11月9日のベルリンの壁崩壊から、ちょうど20年
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東西冷戦の象徴的存在だった、ベルリンの壁が崩壊して、今日でちょうど20年。 全世界の目がベルリンに向けられている日です。連邦首相のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)は、 1989年11月9日を「近年のドイツ史の最も幸福な日」(glücklichste Tag der jüngeren deutschen Geschichte) と表現しました。各ニュースサイトでも、さまざまな特集がされています(例えば、ZDF では、 ZDF-History:20 Jahre Mauerfall, ARD では、Multimedia: Chronologie der Wende など)。本日のニュースと並んで、注目です。

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2009年11月2日  Neue Broschüre „Städte in Deutschland“ auf Japanisch, gratis erhaltbar.

冊子「ドイツ都市体験」無料配布開始(ドイツ観光局)
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ドイツ観光局 では、 冊子「ドイツ都市体験」を無料で配布を開始しました。 「A4判100ページオールカラーでドイツの主要な観光都市を60選んで紹介」しているそうです。 冊子は無料。ただし、送料は、後日、390円を切手で送ること。 希望する人は、メールで gntotyo(klammeraffe)d-z-t.com 宛に申し込むことができるようです。 (klammeraffe)は、アットマークに読み替えて下さい。
そろそろ、クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt) に出かける人は、 下調べをしなければいけませんね。

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2009年10月30日  Ausstellung zur deutschen Hexe, 06. Dezember 2009 in Ebisu Living Room

「ドイツの魔女たち展」12月6日(日)恵比寿 Living Room にて
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12月6日(日)恵比寿のLiving Roomにて、 ドイツフェアー 第3回マルクトタークの一環として、特別展「ドイツの魔女たち展」(監修西村佑子)が開催されます。   時間は、11:00−19:00、入場券は1300円です。「魔女のルーツから現代の魔女までをコンパクトに説明、図版や写真などで魔女の歴史を」 振り返ることができます。詳細は、第3回マルクトターク をご覧ください。 <魔女グッズ>などが当たる抽選会もあるようです。 主催は、(株)モアビートプロモーション です。

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2009年10月27日  Weinprobe 2009 in Shinjuku: Veranstaltung von der Japanisch-Deutschen Gesellschaft, Tokyo, am 31. Oktober.

2009年、ドイツワインのワインプローベを新宿で。日独協会主催、10月31日
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10月31日、15:00から17:00、日独協会 主催で、西新宿の Riesling というドイツワイン専門店でワインプローベ(Weinprobe) が行われます。 今回は、モーゼル(Mosel)、フランケン(Franken)、 プファルツ(Pfalz)、ラインヘッセン(Rheinhessen)、 ザクセン(Sachsen)の5地方を代表する8種類のワインを味わうということです。
そろそろ季節的にワインの味が気になるあなたにおすすめです。事前に申し込みが必要です。詳細は、 日独協会 ドイツワインプローベ のページをご覧ください。 開催場所のお店は、ぐるなび - 西新宿〜リースリング〜 をご参照下さい。

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2009年10月25日  Hidemi Uchidas Geschichite von Strassburg erschienen, (auf Japanisch), am 25.10.2009.

内田日出海 著『物語 ストラスブールの歴史』(中公新書)、2009年10月25日発売
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10月25日に中公新書 から、内田日出海著『物語 ストラスブールの歴史:国家の辺境、ヨーロッパの中核』 が発売になりました(税込、945円)。数多くの国が地続きで存在するヨーロッパにあって、ドイツ語圏とフランス語圏をさまよいながら、 地理的にもヨーロッパの中心にあったストラスブール(Strasbourg)。ドイツ語では、 シュトラスブルク(Straßburg, Strassburg) と呼ばれ、エルザス(Elsass)の中心地でもあります。 1つの街の歴史から、ヨーロッパが見える好著です(著者は、ストラスブール大学で歴史学の学位を取得した方なので、若干フランスよりかも)。
街のウエブサイトは、ドイツ語なら Straßburg、フランス語なら、 Strasbourg からご参照下さい。ユネスコの世界遺産として、 旧市街地(Altstadt)が登録されているところから、 http://www.schaetze-der-welt.de/denkmal.php?id=93 にも登録されており、動画を見ることができます。

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2009年10月24日  Lesung und Gespräch: Schreiben zwischen den Kulturen, mit Tawada Yoko und Emine Sevgi Özdamar

朗読・講演会『異文化間で書く—多和田葉子、Emine Sevgi Özdamarを招いて』
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2009年11月5日(木) 17時〜18時30分、立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホールにて、 朗読・講演会『異文化間で書く—多和田葉子、Emine Sevgi Özdamar を招いて』が開かれます。 場所は、立教大学キャンパスマップ をご参照下さい。朗読・講演会の詳細は 立教大学イベント案内、 及び、Info zur Lesung auf Deutsch (Goethe Institut, Tokyo) をご覧ください。入場無料、申し込み不要です。

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2009年10月23日  „Knirps Museum“ in Tokyo: 30. Okbober bis 5. November 2009.

「クニルプス博物館」10月30日から11月5日まで
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「クニルプス」(Knirps)という言葉を聞いたこと、ありますか? ドイツで圧倒的なシェアを持つ「折りたたみ傘」のブランドです。今では、Knirpsという単語は、 辞書を見ると「小男」という意味のほかに「折りたたみ傘」として載っています。そんな傘ですが、日本ではめったにお目にかかれません。 今回、東京デザイナーズウィーク の ショップ・エキシビジョンの一環として、「クニルプスミュージアム」が開催されます。 場所は、インプレックス 表参道店。 クニルプスのヒストリー紹介や、過去に販売されたクラシックモデルの折りたたみ傘をディスプレイしたギャラリーを見ることができます。 よく注意してみると、傘をさした「あなたの知っている美人」を発見できるかもしれません。

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2009年10月17日  Vortrag von Prof. Dr. Wilhelm Voßkamp: Utopie und Apokalypse: Zur Konstruktion von Wunschbildern und Schreckbildern, am 21.10.09 an der Rikkyo Uni.

ヴィルヘルム・フォスカンプ名誉教授講演「ユートピアと黙示録-理想の未来像と恐怖の未来像の形成について-」10月21日、立教大学にて
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2009年10月21日(水)18時10分~19時30分に、立教大学(池袋キャンパス) 12号館 地下1階 第1・第2会議室にて、ケルン大学名誉教授ヴィルヘルム・フォスカンプ氏 (Wilhelm Voßkamp) による講演が行われます。タイトルは、「ユートピアと黙示録-理想の未来像と恐怖の未来像の形成について-」 (Utopie und Apokalypse: Zur Konstruktion von Wunschbildern und Schreckbildern)です。 詳細は、ユートピアと黙示録-理想の未来像と恐怖の未来像の形成について- をご覧ください。

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2009年10月16日  Unser Sandmännchen ist am 22. November 50 Jahre alt und im Frankfurter Museum für Kommunikation zu sehen.

ザントメンヘンは11月22日で50歳、フランクフルトの博物館で展示始まる
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Sandmännchen というと、子供たちの目の中に(魔法の?)砂をかけて眠らせるというお話に登場する伝説的な存在ですが、 何と言っても1959年11月22日に東ドイツで始まった短い人形劇のシリーズが圧倒的な人気で、ドイツではよく知られています。 白い顎ヒゲをはやしたシンプルな人形が動くさまは、印象的で、東西ドイツの統一後、西側で作られたシリーズを人気で圧倒し、 今日まで続いています。10月15日(木)からは、フランクフルトの通信博物館(Museum für Kommunikation, Frankfurt) でも展示されています。ネット上では、unser Sandmännchen | rbb Rundfunk Berlin-Brandenburg からもその姿を見ることができます。
それにしても、Sandmännchen、日本語に訳すと「砂男」、「砂小男」とさえないですね。 でも、 Sandmännchen をテレビで見ると、さっさと寝に行くドイツの子供たちを目撃してみると、 その魔法の力に驚かされてしまいます。

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2009年10月15日  Diplom Deutsch in Japan, Anmeldetermin bis 16. Oktober!

「独検」2009年秋の試験、締め切りは明日、10月16日!
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独検 2009年秋の試験(11月22日)の願書締め切りは、 明日、10月16日(消印有効)です。今からでも間に合います。詳しくは、独検:次回試験実施要領 をご覧ください。

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2009年10月14日  83. Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Grammatik findet am 18. Oktober 2009 statt.

ドイツ文法理論研究会第83回例会が2009年10月18日に開かれます
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2009年10月18日(日)13時30分〜16時、名古屋市立大学2号館教養教育棟 3階 305教室にて、 ドイツ文法理論研究会(Arbeitskreis für Deutsche Grammatik)第83回例会が開かれます。
13時30分〜15時:講演:片岡邦好氏〔愛知大学〕「語りにおけるテクスト、身体、環境の詩的構築と配置について」 (概要(http://www.energeia.jp/))
15時10分〜16時:討論会「ドイツ語学をどう発信するか?」
会場に関しては、名古屋市立大学アクセスマップ をご参照下さい。 会員でない方も参加できます。奮ってご参加下さい。

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2009年10月13日  Gerd Knäppers Ausstellung: Vorsprung und Tradition, 10.10 - 18.10.2009

ドイツ人造形作家ゲルト・クナッパーのエキシビション, 10/10-10/18
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2009年10月 10日(土)~10月18日(日)、アウディ フォーラム東京 2F ブランディングフロアにて、 ドイツ人造形作家ゲルト・クナッパー氏(Gerd Knäpper)のエキシビション 「革新と伝統 - Vorsprung und Tradition」が開催されています。 ゲルト・クナッパー氏は、1943 年ドイツのヴッパタール(Wuppertal)生まれ。 1966年に来日した後、瀬戸や益子にて陶芸の修行をしました。以後、日本陶芸展や日本現代工芸美術展などで数々の賞を受賞。 1991年にはドイツ連邦共和国功労勲章、功労十字章を授章し、高い評価を得ています。 詳しくは、Audi Japan > ニュースリリース をご参照下さい。

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2009年10月12日  Deutsches Filmfestival in Tokio, Horizonte 2009(15.10-18.10.2009)

ドイツ映画祭2009, 10月15日〜18日まで
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今年も、ドイツ映画祭が行われます。ドイツ映画祭2009 公式ホームページ でアナウンスされているように、 今年は、ファティ・アキン監督のSoul Kitchen、ハインリヒ・ブレレーア監督のBuddenbrooks、 カロリーネ・リンク監督のIm Winter ein Jahrなどと並んで、日本人の宮山麻里枝監督の作品 Der rote Punkt が上演されたり、 『ドイツ2009 - 13人の作家による短編』(Deutschland 09 - 13 kurze Filme zur Lage der Nation) が上演されるところが特に注目です。 場所は、新宿バルト9。すでに前売券は完売ですが、当日券は、枚数に限りはあるものの、入手できる可能性はあります。 詳しくは、ドイツ映画祭2009 公式ホームページ をご覧ください。

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2009年10月11日  Ausstellung: Krieg und Kinder im Friedensdorf, 08.10. bis 14.10.2009 im 0-Museum(Shinagawa)

「戦争とドイツ平和村の子どもたち」展、O美術館(品川)で10/8-10/14
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10月8日から14日までの予定で、品川の0美術館で、 『戦争とドイツ平和村の子どもたち~絵本「マリアンナとパルーシャ」展』と「ドイツ国際平和村の子どもたちの写真展」が開催されています。 ドイツ平和村(Friedensdorf) というと、 戦争に巻き込まれて傷ついた子供達を救済するための団体として有名ですが、日本では、女優の東ちづるさんの活動でも有名になりました。 なお、今回の展覧会では、10月11日(日)14時から『東ちづるさんによる絵本読み聞かせ&トーク&サイン会』も開催されます。
なお、さる9月10日には、これまで代表をつとめてきたRonald Gegenfurtner が亡くなるという悲しい知らせもありました。 この機会に、ドイツ平和村の活動の一端を覗いてみてはいかがでしょうか。

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2009年10月9日  Herta Müller erhält den Nobelpreis für Literatur für 2009.

ヘルタ・ミュラー、2009年度のノーベル文学賞受賞
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2009年10月8日、ヘルタ・ミュラー(Herta Müller)がノーベル文学賞を受賞することが発表されました。 ヘルタ・ミュラーは、ドイツ語圏のルーマニア生まれ(1953年、Nitchidorf生まれ)。1987年にドイツに亡命。 "Der Fuchs war damals schon der Jäger" (1992), "Herztier" (1994), "Heute wär ich mir lieber nicht begegnet" (1997) などの作品で知られています。すでに2005年には「ベルリン文学賞」を受賞していますが、それ以外にも、さまざまな賞を受賞しています。 報道陣を前に、"Autoren wählen ihr Thema nicht. Das Thema stößt ihnen zu."(作家がテーマを選ぶのではない。テーマが作家にふりかかってくるのだ。) と発言したそうです(出典:Yahoo Nachrichten, 08.10.09)。日本語にも何冊かが翻訳されていますが、いずれも現時点では入手が難しそうですから、ドイツ語で読みましょう!

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2009年10月8日  Germanistentagung an der Nagoya Städtischen Universität (am 17. u. 18. Oktober 2009)

日本独文学会、名古屋市立大学にて(10月17,18日)
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2009年10月17日(土),18日(日)に、名古屋市立大学(滝子(山の畑)キャンパス)にて、日本独文学会が開催されます。 場所は、名古屋市立大学アクセスマップ にてご確認下さい。 学会プログラム は、すでに9月4日にホームページにアップロードされています。 学会発表要旨は、Abstract2009H.pdf をダウンロードして、 ご参照下さい。(学習院大学からは、10月17日午前中に渡辺学先生の<コミュニケーション方略としての「ポライトネス」>の発表があります。)

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2009年10月6日  15. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 10. Oktober 2009)

第15回「社会と行為から見たドイツ語」研究会、学習院大学にて(10月10日)
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2009年10月10日(土)14時から17時まで、学習院大学西2号館5階506教室にて、 第15回「社会と行為から見たドイツ語」研究会が開催されます。興味のある方は、奮ってご参加下さい。
プログラム:
14:00- Angelika Werner (獨協大学):Prosodie-Forschung und deren Konsequenzen für die linguistischen Beschreibungskriterien von Modalpartikeln
15:30- 新田 春夫(武蔵大学):ドイツ宗教改革期における民衆教化文書の社会語用論的考察

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2009年10月3日  Bildgalerie der Berliner Mauer in der deutschen Botschaft in Tokyo, 29.09. bis 27.11.2009

「ベルリンの壁崩壊 記念写真展」ドイツ大使館の外塀で(9月29日から11月27日)
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1961年に作られたベルリンの壁(Berliner Mauer) は、今からおよそ20年前、1989年11月9日に崩壊しました。 東西冷戦の象徴的存在だったベルリンの壁、その壁にまつわる26枚の報道写真が、東京港区にある ドイツ大使館 の外塀に展示されています。 道路に面した外塀にプリントされる形で展示されていますので、見学はもちろん無料です。
20年前に崩壊したベルリンの壁をすでに知らない人達も多いはず。これを機会に、いったいベルリンの壁とは何だったのか、 考え直してみませんか? 展示されている報道写真は、 ベルリンの壁崩壊 記念写真展 でも見ることができますが、やはり大きな写真で見たいものです。

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2009年10月1日  Am 28.9.09 wurde in Wien-Floridsdorf der „Tora-San-Park“ eröffnet.

2009年9月28日、ウィーンに「寅さん公園」オープン
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9月28日、ウィーン(Wien) のフローリズドルフ(Floridsdorf) に、「寅さん公園」がオープンしました。 何でまた、ウィーンに寅さんが?と思う方もおられるでしょう。 「男はつらいよ」の全48作品の中で唯一、海外ロケで取られた作品があります。その場所はウィーン。 フローリズドルフと葛飾区は、それ以来姉妹市関係にあるのです。 詳しい背景に関しては、日本大使館(オーストリア)のサイト内、 Tora-San in Wien (1989) にドイツ語で解説があります。今回の「寅さん公園」の開園式に関しては、 Tora-San-Park: Offizielle Benennung und Eröffnungsfest をご参照下さい。

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2009年9月29日  Oktoberfest 09 in Yokohama: 09.Oktober bis 18.Oktober 2009

「横浜オクトーバーフェスト2009」10月9日から10月18日まで
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本家のOktoberfest 2009 はすでに終了してしまいましたが、 横浜赤レンガ倉庫イベント広場で行われる横浜オクトーバーフェスト2009 は、10月9日(金)〜10月18日(日)(*荒天・強風時は休業する場合あり。)に行われます。 入場料は、200円(中学生以下は無料)、土日祝日:11時〜21時、平日:12時〜21時です。 なお、10月9日(金)は前夜祭のため、17時〜21時と若干短めですので、ご注意を。
主催:横浜オクトーバーフェスト実行委員会、神奈川新聞社、テレビ神奈川、横浜エフエム放送、キリンビール、サッポロビール他、 後援(予定):ドイツ大使館、ドイツ観光局、(財)横浜開港150周年協会です。

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2009年9月27日  Ausstellung: Cafés, Tabak und Wiener Kultur, 12. Sept. bis 03. November 2009(Tabacco & Salt Museum in Shibuya)

特別展「やすらぎのオーストリア - カフェとたばこにみるウィーンの文化史」
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たばこと塩の博物館 では、9月12日から11月3日まで、 特別展「やすらぎのオーストリア-カフェとたばこにみるウィーンの文化史」を開催しています。 後援は、外務省とオーストリア大使館。関連の講演会、映画上映もあります。
開館時間は、10時~18時。休館日:毎週月曜(10月12日は開館)、10月13日。 入館料は、大人300円、小・中・高校生 100円です。 詳しくは、特別展「やすらぎのオーストリア-カフェとたばこにみるウィーンの文化史」 のページをご覧ください。

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2009年9月25日  Prof. Jochs Vortrag an der Keio Uni am 1. Oktober 2009:„Schräger, intensiver, beweglicher. Deutsche Fussball-Satire um 2000“

Markus Joch 氏講演会(2009年10月1日)、慶応大学三田キャンパス
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スタンフォード大学客員准教授 Markus Joch 氏による講演会が、 2009年10月1日(木)16:30-18:00に慶應義塾大学三田キャンパス東館4階セミナー室で行われます。 テーマは、Schräger, intensiver, beweglicher. Deutsche Fussball-Satire um 2000 です。 参加にあたっての費用、事前申込は不要(対象制限もなし)です。サッカーにまつわるドイツ語の風刺(Satire)に興味の持てる人、 大集合です。

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2009年9月22日  Frau Kawaguchis Vortrag am 7. Oktober 2009: „Wofür entscheidet Deutschland?“

2009年10月7日、川口マーン恵美氏の講演『ドイツの選択』
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日独協会(Japanisch-Deutsche Gesellschaft e.V.) 主催で、 川口マーン恵美氏の講演『ドイツの選択』が2009年10月7日(19:00-20:30)に開かれます。川口氏は、在独25年、ドイツに関する様々な著書を書かれていますが、 今回は、9月27日に連邦議会(Bundestag)の選挙を目前に控え、 「ドイツが抱える問題、人々の不満と期待、政治や選挙のシステムと意識、今後の展開予想」などを語って下さるそうです。 場所は、東京ドイツ文化センター2階207号室。参加費は、一般が2000円、日独協会会員、日独協会ドイツ語受講生、ゲーテインスティトゥート現受講生が1500円です。 参加申し込みが必要です。詳しくは、日独協会の該当ページでご確認下さい。

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2009年9月16日  26. Workshop: Medien und Sprache, am 19. September 2009

第26回メディアとことば研究会、2009年9月19日開催
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メディアとことば研究会 は、 2008年9月18日(金)15:30-18:10 に、京都大学吉田南キャンパス の稲盛財団記念館 大会議室で、第26回研究会を開催します。 参加費は、500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1,000円)。 今回の講演者は、石川慎一郎氏、講演タイトルは、<言語コーパスを用いた「メディアとことば研究」への量的アプローチ> です。奮ってご参加下さい。

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2009年9月14日  Ausstellung „Malererei der Jahrhundertwende in Wien“ in Nihonbashi-Takashimaya (16.09-12.10.2009)

『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』日本橋高島屋で(9月16日〜10月12日)
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読売新聞社、美術館連絡協議会ほか主催で、7月11日から北海道で始まった『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』が、 9月16日〜10月12日、日本橋高島屋8階ホールで開催されます。 時間:10時〜20時(最終日は18時まで)入場は閉場の30分前まで、入場料:一般 1200円、大学・高校生 900円、中学生以下 無料です。 詳細は、読売新聞の紹介のページクリムト、シーレ ウィーン世紀末展 をご参照下さい。今回の展覧会は、Wien Museum (Karlsplatz) 所蔵の世紀末の油彩画など約120点が展示されます。 クリムト(Gustav Klimt, 1862-1918) の《パラス・アテナ》やシーレ(Egon Schiele, 1890-1918) の《自画像》、マカルト、モル、モーザー、オッペンハイマー、ココシュなどが見れます。

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2009年9月11日  6. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 12.09.2009

「ドイツ言語理論研究会」第6回の集まり (2009/9/12)
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ドイツ言語理論研究会は、第6回の研究発表会を、9月12日(土)14時30分から、 学習院大学北2号館(文学部棟)3F のドイツ語圏文化学科学生閲覧室で行います。 関心のある方は、どなたでも参加できます。
研究発表:山本恵(立教大学博士課程1年) 『日本人ドイツ語学習者のテキスト読解間違え分析コーパスの構築』 , 読書報告:仲内めぐみ(学習院大学博士前期課程2年) Jutta Limbach(2008):Hat Deutsch eine Zukunft? (C.H.Beck)  [当日の発表はこの順番の逆になります]

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2009年9月10日  „Der Besuch der alten Dame“(Friedrich Dürrenmatt) wird von der Theatergruppe Haishou ab 30. September 2009 aufgeführt.

劇団俳小による「貴婦人故郷に帰る」(フリードリッヒ・デュレンマット), 9月30日から
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スイスの劇作家であり画家でもあったフリードリッヒ・デュレンマット(Friedrich Dürrenmatt; 1921-1990) の作品「貴婦人故郷に帰る」(Der Besuch der alten Dame)が、来たる9月30日(水)〜10月4日(日)まで、 劇団俳小 によって上演されます。場所は、東京芸術劇場小ホール2(池袋西口)。 翻訳:岩淵 達治、演出:入谷 俊一、舞台監督:堀井 俊和、制作:いがり たかし。出演:神山 寛(俳優座)、長浜 奈津子(俳優座)ほか。 チケットは4000円(前売、当日とも、全席自由)です。詳細は、劇団俳小「貴婦人故郷に帰る」 のページをご覧ください。

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2009年9月7日  Dokumentarfilm über „Operation Walküre“ im BS-hi am 8. September

「ヒトラー暗殺計画に迫る」BS-hi 9月8日(火)
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トム・クルーズ主演映画で知られるヒトラー暗殺計画「ワルキューレ作戦」。「反ナチス軍人、シュタウフェンブルク大佐の足取りを、関係者の証言を元に追う」 ドキュメンタリーが9月8日(火)、BS-hi の プレミアム8 で放映されます。午後8時から9時30分まで。 Operation Walküre としても知られるこの作戦、 Attentat vom 20. Juli 1944 として、ドイツ語のWikipediaにも紹介されています。ご参考までに。

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2009年8月28日  Am 15. August 2009 ist Prof. Junzo Aoki (emeritiert) verstorben.

去る8月15日に青木順三先生、他界
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青木順三先生が、去る8月15日(土)享年78歳で他界されました。 ここに謹んでご冥福をお祈りするとともにお知らせいたします。
なお、ご葬儀はご親族のみで、すでに執り行われました。

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2009年8月24日  „Berlin 36“, ab 10. September 2009 im Kino (in Deutschland)

「ベルリン 36」9月10日より上映(ドイツにて)
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2009年ベルリン世界陸上競技大会(IAAF Leichtathletik Weltmeisterschaften, Berlin 2009) が終わりましたが,去る8月20日,映画「ベルリン 36」(Berlin 36)のプレミア試写会がベルリンで行われました。 9月10日より,ドイツでは一般上映されます。1936年のベルリンオリンピックの時に, ユダヤ人の高飛びの選手グレーテル・ベルクマン(Gretel Bergmann)をめぐって起こった,にわかに信じ難い実話に基づいています。 注目の映画なので,日本にも入ってくることを期待したいものです。映画監督は,カスパー・ハイデルバッハ(Kaspar Heidelbach), ベルクマン役は,カロリーネ・ヘアフルト(Karoline Herfurth) です。

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2009年8月20日  Gedenkveranstaltung zum "Paneuropäischen Picknick" vor 20 Jahren fand in Sopron statt.

20年前の「全ヨーロッパ・ピクニック」に対しての記念式典、ショプロンで開かれる
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今から20年前、1989年8月19日に、ハンガリー(当時、社会主義国)とオーストリアの国境が短時間、開けられ、「国境を越えたピクニック」がスタートしました。 この国境のある街とは、ハンガリーのショプロン(Sopron; ドイツ語名Ödenburg)。 ピクニックは、「当時のハンガリーの野党とオーストリアの皇太子オットー・フォン・ハプスブルク(Otto von Habsburg) などによって組織された」 と言われています。もちろん、単なるピクニックではなく、およそ700人の東ドイツからの休暇旅行者は、 ハンガリーの国境兵が介入することなしに、その機にオーストリアへ出国したのです。 (Goethe InstitutDer Mauerfall - Perspektiven auf 1989 - Aufbruch 1989 に詳細な説明があります。)
2009年8月19日、メルケル首相は、この記念式典に出席し、鉄のカーテンの崩壊に貢献したということでハンガリーに感謝の言葉を述べました。 1989年のこの出来事がひとつの引き金となって、およそ3ヶ月後のベルリンの壁崩壊へとつながっていきます。 メルケル首相とハンガリーのショーヨム・ラースロー(Solyom Laszlo)大統領が奉納した大理石でできた記念石の中には、 ベルリンの壁のひとかけらがはめこまれているそうです。

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2009年8月15日  Am 15. August 2009 ist Deutsches Currywurst Museum in Berlin eröffnet.

2009年8月15日、ベルリンに「カレー・ヴルスト博物館」オープン
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ドイツを訪れたことのある多くの人達は、カレー・ヴルスト(Currywurst) の不思議なおいしさを体験したことがあるでしょう。 このたび、8月15日12時(ベルリン)に「ドイツ カレー・ヴルスト博物館」がオープンします。 Schützenstraße 70, Berlin にある Deutsches Currywurst Museum は、入場料 7 〜 11 。たかがカレー・ヴルスト、されどカレー・ヴルスト。 ドイツでの起源は、1949年ベルリン説と1947年ハンブルク説があるようです。
ちなみに、カレー粉とケチャップをソーセージにかけても、カレー・ヴルストの味にはなりません。

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2009年8月10日  Die Ausstellung „Habsburg“ findet sowohl in Tokyo (25.09. bis 14.12.2009) als auch in Kyoto (06.01. bis 14.03.2010) statt.

ハプスブルク展、東京(9/25〜12/14,2009)と京都(1/6〜3/14,2010)で開催
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ハプスブルク展 が、東京では、2009年9月25日~12月14日に六本木の 国立新美術館 で、京都では、2010年1月6日~3月14日に 京都国立博物館 で開催されます。 今年2009年は、日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)が国交を結んで140年の年にあたるそうです。 ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum Wien) とブダペスト国立西洋美術館(Magyar Nemzeti Múzeum) からハプスブルク家ゆかりの絵画75点や工芸品を展示します。 展示品の紹介などは、公式サイト THEハプスブルク(ハプスブルク展) をご覧下さい。

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2009年8月4日  Ein Buch über deutsche Küche ist im Juli 2009 in Japan erschienen.

ドイツ料理に関する本が2009年7月に日本で出版されました
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日本では、フランス料理、イタリア料理の本はたくさん出版されていますが、 ドイツ料理に関する本は、ほとんどありません。その理由は?
川口マーン恵美著『ドイツ料理万歳!』平凡社, 2009, (平凡社新書 475)(740円+税)は、 そんな疑問に答えてくれる本であると同時に、 実際にドイツ料理を紹介し、その文化的・歴史的背景を説明してくれる本です。 シュトュットガルト(Stuttgart) 在住25年の著者から見たドイツ料理、ドイツの食材、食文化が説明されていますが、 もともと地方分権が進んでいるドイツなので、ドイツ料理というよりも、それぞれの地方料理が主役です。 「何がおいしいか」というのは、個人的な判断なので一般化するのは難しい側面がありますが、 ジャガイモ、ソーセージ、ビール以外にもたくさんの「おいしい」食物がドイツにもあることを知ることができます。

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2009年7月31日  Der Tabu-Film „Triumph des Willens“, ab 01.August 2009 in Theater N Shibuya.

禁断の映画「意志の勝利」8/1よりシアターN渋谷にて
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「67年間の封印が解かれる、映画史上最大の問題作」というキャッチコピーの元で、 レニ・リーフェンシュタール(Leni Riefenstahl) によるナチスのプロパガンダ映画として有名な「意志の勝利」(Triumph des Willens)が シアターN渋谷 で上演されます。 このようなプロパガンダ映画は、断じて許すべきではないという側面がある一方で、 その卓越した技法、映像手法などは多くの人を引きつけたというのも事実です。 8月1日から、8月28日まで連日2回の上映、特別観賞券1200円、毎週水曜日はだれでも1000円です。 一部をテレビなどで見たことのある人も多いはずですが、この歴史的な白黒映画を今、また冷静に見つめ直してはいかがでしょうか。

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2009年7月22日  Konnyakuza führt wieder Kafkas Verwandlung im September 2009 auf.

オペラシアターこんにゃく座、カフカの「変身」を再度、9月に上演
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オペラシアターこんにゃく座 は、 9月10日(木)〜13日(日)に俳優座劇場(六本木)で、 9月15日(火)には水戸芸術館内のACM劇場で、 オペラ「変身」(Die Verwandlung)を上演します。 カフカ(Franz Kafka (1883-1924) 原作のこの作品を<オペラシアターこんにゃく座>が初演したのは、 1996年でしたが、場面ごとに、「シャンソン」、「ブルース」、「マーチ」といったタイトルがつけられ、 曲のスタイルが変わり、物語が展開していく手法は極めてユニークで、 芸術監督・作曲を手がけた林 光氏と台本+演出家の山元清多氏ならではの雰囲気を楽しめます。
学生割引は2,000円、一般は6,000円、ペアシートは11,000円となっています。 詳しくは、オペラシアターこんにゃく座 のサイトをご覧下さい。 なお、今回は、「日本・ドナウ交流年」にちなみ、 9月末から10月初旬にかけてルーマニアのブカレスト(9/25)、 ハンガリーのブダペスト(9/30,10/1)、オーストリアのウィーン(10/5,6)、チェコのプラハ(10/10,11)での公演も予定されています。 ヨーロッパでの公演の評価も楽しみです。ただ、現実には海外公演のために必要な資金が十分ではないようなので、 寄付、またはカンパも必要を募集しています。こんにゃく座のサイト に詳細が記してありますので、応援しましょう。

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2009年7月19日  „Geliebte Clara“: ab 25. Juli 2009 im Kino.

7月25日より、『クララ・シューマン 愛の協奏曲』ロードショー
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ドイツ、フランス、ハンガリー合作の映画 『クララ・シューマン 愛の協奏曲』 (Geliebte Clara) が、7月25日から、 Bunkamura ル・シネマ 等でロードショーされます。 そのキャッチコピーは、「シューマンとブラームス、二人の天才が魅せられた女神ー」そして、 「ロマン主義華やかなりし19世紀ヨーロッパに咲いた天才芸術家たちの秘められた愛の物語」。
クララ・シューマン (Clara Schumann) は、マルティナ・ゲデック (Martina Gedeck)、 ロベルト・シューマン (Robert Schumann) は、パスカル・グレゴリー(Pascal Greggory)、 ヨハネス・ブラームス (Johannes Brahms) はマリック・ジディ (Malik Zidi) です。 今なら特別観賞券1,500円もあります。熱い夏に熱い愛の物語をどうぞ。

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2009年7月16日  YG IN JAPAN: Eine neue Webseite für Jugendliche in Japan

日本人の若者のための新ウエブサイト「YG IN JAPAN」
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日本のドイツ大使館発の新しいウエブサイトが誕生しています。その名も、「YG IN JAPAN」。 (= Young Germany in Japan)。 副題が「ドイツ発ライフスタイル・ガイド」。「アート&カルチャー」、 「トレンド&ライフスタイル」、「スタディ&キャリア」、「日独コネクション」と大きく分けられ、 留学情報、旅行情報、ドイツのトレンド情報も満載です。さらに「銀行口座の開設」に関する情報などは、 若者でなくても知りたい実用的な情報ですね。詳しく解説されていますので必見です。

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2009年7月14日  Am 7. Juli 2009 ist Antares DLR-H2 mit Brennstoffzellenantrieb geflogen.

2009年7月7日にAntares DLR-H2が、水素燃料電池で空を飛んだ!
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石油資源の枯渇を前に、自動車のガゾリン離れが盛んに議論され、ハイブリッドや電気自動車が話題になっていますが、 航空機のエネルギーも石油資源に依存している割には、将来の代替エネルギーの話を聞きませんでした。7月7日、 ドイツ航空宇宙センター(DLR: Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt) では、水素燃料電池(Brennstoffzelle)を使った飛行機の開発を進めています。 モーターグライダー Antares 20E(ドイツ Lange Aviation社製) を改造し、 すでに4月には飛び上がることに成功していますが、 今回はハンブルクの上空を有人飛行しました。水素燃料電池を使った有人飛行の成功は、世界初だと思われます。
その時の様子は、すでにあちこちのサイトで動画配信されています。 (例えば、YouTube では、Antares DLR-H2: Mit Brennstoffzelle durch die Luft segeln)。 最終的には、二酸化炭素排出ゼロ、出てくるのは水だけ、という環境にやさしい飛行機が世界を飛び回るようになるといいですね。 Bayerischer Rundfunk 7月7日付のニュースによれば、 9月20日には、ケルン(Köln) から初めての長距離飛行をする予定だそうです。

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2009年7月10日  Brettspiele in höchster Qualität seien aus Deutschland.

「最も質の高いのはドイツの(ボード)ゲームです」
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2009年7月6日の読売新聞に、「『ゲームは文化』のドイツ」という記事があり、その中で、 ドイツ製のボードゲームの質の高さが話題になっていました。そこでは、「運に左右されるスタイルが多い日本のゲームと違い、 ドイツのゲームは、プレーヤーの創意工夫が求められるのが特徴」であると述べられています。 ドイツ語では、ボードゲームを Brettspiel と言います。ボードゲームには、ドイツでも根強いファンがおり、 ドイツ・ボードゲーム選手権 ( Deutsche Brettspielmeisterschaft) も毎年開かれています。 読売新聞で紹介されていた すごろくや でも購入できますが、 ドイツでの Der Spiele Marktplatz では、 近年のいろいろなボードゲームが紹介されています。コンピュータ・ゲームではなく、友人や家族と面と向かってボードゲームをする、 というのもたまにはいいですね。

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2009年7月5日  Ab 2.April 2009 ist „John Rabe“ im Kino in Deutschland.

2009年4月2日より映画「ジョン・ラーベ」がドイツでは公開中
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読売新聞5月10日の国際面に「『灰色』の描写 独で反響」「ドイツ人監督が描いた南京事件」という記事が載っていました。 ここで紹介されている映画は、John Rabe で、2009年4月24日に 第59回ドイツ映画賞(Deutscher Filmpreis) の作品賞を受賞しています。 監督は、オスカー賞を取ったこともあるフロリアン・ガレンベルガー(Florian Gallenberger)。 主人公のジョン・ラーベ(1882-1950)は、ハンブルク生まれの商人で、1937年当時、南京にシーメンス南京駐在代表として滞在し、 一方では植民地主義者、もう一方ではナチスの党員(NSDAP-Mitglied)であったにもかかわらず、 「25万人以上の中国人の命を救った」といわれています。歴史的に「白黒」のついていない事件を「灰色」のまま描いた作品として注目されています。
本は、Erwin Wickert (Hrsg.) (2009) John Rabe. Der gute Deutsche von Nanking. Goldmann Verlag. で、 8.95 € で発売されています。日本では、目下のところ、なんと上映予定はありません!

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2009年7月3日  „Projekt Natter“ von Peter Goessner, Regisseur im Theater Uzume, startet.

うずめ劇場の演出家ペーター・ゲスナーによる「プロジェクト・ナッター」始動
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正確に言うと「プロジェクト・ナッター」とは「ドイツ人演出家ぺーター・ゲスナーとプロデューサー綿貫凜による演劇ユニット」。ペーター・ゲスナー(Peter Goessner)氏は、1993年に来日し、北九州市の劇団 うずめ劇場 を主宰。今回は、この新しい演劇ユニットで、 7月15日から22日まで、東京下北沢の ザ・スズナリ で別役 実 作の 「赤色エレジー」を上演する予定。2000年には、利賀演出家コンクールで最優秀演出家賞にも輝いているペーター・ゲスナー氏、 今回はどんな演出が見られるか、楽しみです。読売新聞(2009/7/1,夕刊)によれば、「赤色エレジー」とは「1970年代の政治運動を経て 無気力に陥った男と、彼を見捨てられない女の同居生活を描いた」もの。詳しくは、 Project Natter のホームページをご覧下さい。

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2009年7月1日  Dank des Notkredits wird das Versandhaus Quelle in den kommenden Monaten überleben.

緊急借款でカタログ販売のクヴェレ、なんとか生きのびる
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親会社のアルカンドァ(Arcandor AG) が、さる6月9日に破産申請をしたことで、 デパートのカーシュタット(Karstadt) とカタログ販売のクヴェレ(Quelle) の今後が心配されていましたが、6月30日のAFPによると、 5000万ユーロの緊急借款(連邦が2500万ユーロ、バイエルンが2100万ユーロ、 ザクセンが400万ユーロを負担)で、なんとか年末まではしのげる状況になったようです。
Quelle のカタログ販売は、あまりにも知られた存在なので、 連日のようにその救済の是非がニュースを賑わしていました。なお、連邦経済相の Guttenberg氏は、 「クヴェレが、この借款で決して救われたわけではない」とコメントしているようで、 今後の見通しは決して明るくないようです。

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2009年6月27日  Das Wattenmeer ist in die Liste des Weltnaturerbes aufgenommen worden.

ヴァッテンメーア(Wattenmeer)が世界自然遺産に登録される
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2009年6月26日のAFP発のニュースによると、今度は、ヴァッテンメーア(Wattenmeer)が、 ドイツでは初めて世界自然遺産(Weltnaturerbe)に登録されることになりました。 Watt というのは、「干潟」(ひがた)のこと。北海(Nordsee) の沿岸地域は、 一部は遠浅の干潟になっており、自然の動植物の宝庫です。ドイツでは、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、ハンブルク、 ニーダーザクセンの国立公園になっています。 Nationalparke im Wattenmeer の地図をクリックしてご覧下さい。 この地域は、オランダ北部を含むフリースラント(Friesland) に接しています。 貴重な自然環境なので、ぜひ大切に残したいものですが、世界遺産に指定されてしまうと、 観光客が押し寄せて自然破壊が進むのではないか、とあやぶまれてもいます。

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2009年6月26日  Dresdner Elbtal wird von der Liste des Weltkulturerbes gestrichen!

ドレスデンのElbtal(エルベ渓谷)、世界文化遺産のリストから削除されることに!
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2009年6月25日のAFP発のニュースによると、世界文化遺産から、ドレスデンのElbtal(エルベ渓谷)が削除されることが、 Sevillaで開かれていたユネスコの世界文化遺産委員会年次大会で決定しました。原因は、2007年末から建設が始まった Waldschlößchenbrücke という橋です。 Die Waldschlößchenbrücke im Welterbe Dresdner Elbtal から、 実際にこの橋の建設に反対していた人達のサイトへリンクがはってあります。トンネルにすれば、こんなことにはならなかった、という声もありますが、すでに遅し、 という感じです。

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2009年6月24日  Der Baader-Meinhof Komplex kommt in diesem Sommer nach Japan.

「バーダー・マインホフ:理想の果てに」今夏、日本でも公開
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2009年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品、「バーダー・マインホフ:理想の果てに」(Der Baader Meinhof Komplex)が、今年の夏、日本でも公開されます。キャッチコピーは、 「世界は変えられると信じていた —。」 「世界が戦慄した壮絶な戦いのクロニクル。ドイツ現代史最大のタブー遂に解禁!」 詳細は、リンク先でご覧下さい。 Trailer をクリックするとデモ映像を見ることができます。シネマライズ でロードショーの予定。

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2009年6月22日  Web-Magazin „Deutschlandsreise 09/10“ veröffentlicht

Webマガジン「ドイツの旅」2009/10年版が発行されています
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ドイツ観光局 が年に一度発行しているWebマガジン「ドイツの旅」2009/10年版が6月に発行されています。 2009年のテーマ「ベルリンの壁崩壊20周年」,「バウハウス創立90周年」の紹介だけでなく、2010年のテーマ「ヨーロッパ文化都市」の紹介もあります。 ネットで見るだけでなく、PDFとして部分的にもダウンロードもできます(全部ダウンロードすると40.8MBになります)。
これからドイツを訪れる計画を立てている人は、ドイツ観光局 のサイトから、さまざまな無料のパンフレット (「旅のポケットガイド」,「ドイツ個人旅行プラン」, 「ドイツの宮殿と庭園」,「ドイツのユネスコ世界遺産」,「ドイツの地方体験」など)を請求することができますので、 積極的に活用しましょう。

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2009年6月18日  31. interuniversitäres Sommerseminar für deutsche und japanische Kultur, Thema:„Ambivalenz des Fremden“

第31回夏のインターウニ・ゼミナール:テーマは「異文化の『魅力』、他者への不安」
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夏のインターウニ・ゼミナール(主催:インターウニ実行委員会、協力:Goethe-Institut, DAAD) の参加者募集のお知らせが届いています。 今回のテーマは、「異文化の『魅力』、他者への不安」。
日時:2009年8月1日(土)〜8月5日(水)
場所:〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻湖 ほとり荘
参加費:39,000円
参加資格:ドイツの文化・社会に関心を持ってドイツ語を勉強している学生・院生、および社会人。(3年程度のドイツ語学習歴があることがのぞましい。専攻は問いません。)
詳しいことは、インターウニのサイトをご覧下さい。
申し込みは、http://www.interuni.jp/anmeldung(PC用)、 あるいは、 http://www.interuni.jp/keitai(携帯用)から可能です。

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2009年6月15日  „Fast weg...“ :NABU-Naturschutzaktion in Deutschland

「ほとんどいなくなった...」:ドイツ自然保護連盟の自然保護活動
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日本は、梅雨の季節になり、カエルの泣き声が聞こえる(?)今日この頃。アマガエルをドイツ語では、 Laubfrosch と言いますが、実は、ドイツでは「ほとんどいなくなった...」生き物の中に入るとか。 ドイツの自然保護連盟として有名なNABU(Naturschutzbund Deutschland e.V.) では、やはり絶滅が危惧されているコウノトリ(Weißstorch) と一緒に、積極的に保護するための基金活動を行っています。 ドイツ全土で2000枚のポスターが貼られる予定で(ddp:10.Juni 2009)、そのタイトルが、„Fast weg...“(「ほとんどいなくなった...」) です。近況に興味のある方は、 NABU|Spendenprojekte|Fast weg... Weißstorch, Laubfrosch und Coをご覧下さい。

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2009年6月13日  JGD-Symposium über gesellschaftliches Gefälle in Deutschland am 20. Juni 2009

日本ドイツ学会シンポジウム「<格差社会>ドイツ?」、2009年6月20日(土)
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日本ドイツ学会(Japanische Gesellschaft für Deutschstudien) は、来る6月20日に「<格差社会>ドイツ?」というテーマのシンポジウムを 共立女子大学神田一ツ橋キャンパス で行います。シンポジウムは、14時−17時30分に行われ、 「現代ドイツの社会国家改革とSPDの危機」  近藤潤三(愛知教育大学)、 「働き方の変化と社会的格差」  田中洋子(筑波大学)、 「格差・貧困と社会保障改革」  布川日佐史(静岡大学)、 「<格差>をめぐる政治的争点化の変容:EUの中のドイツ」  網谷龍介(明治学院大学)の発表があります。 その他にも、10時からは2つのフォーラムもあり、ドイツの現代社会に興味のある方に、お薦めです。 なお、日本ドイツ学会の参加費は、500円(当日受付可)です。  詳しくは、日本ドイツ学会 のサイトをご覧下さい。

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2009年6月10日  Konzerte von Max Raabe & Palast Orchester findet am 25. u. 26. Juli 2009 in Nikkei-Hall statt.

マックス・ラーベとパラストオーケストラのコンサート、7月25,26日に日経ホールで
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マックス・ラーベとパラストオーケストラ (Max Raabe & Palast Orchester) のコンサートが7月25日(土、20時〜)と26日(日、15時〜)に 日経ホール で行われます。 「イッセー尾形がドイツから連れてきた!多彩な歌手マックス・ラーベと12人の多才な楽士たち」というふれこみですが、 その実力と魅力は体験してみる価値がありそうです。すでに前売は、4月19日から始まっており、ローソンチケット、チケットぴあ、 CNプレイガイドで購入できます。 イッセー尾形オフィシャルサイト にもライブ映像付きの紹介があります。 なお、日独協会 会員の方には、協会を通してチケットを購入すると、 (枚数に限りがありますが)割り引きの特典があります。

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2009年6月7日  Anmeldeschluss des 37. Linguistenseminars(Prof. Dr. C. Féry aus Potsdam) ist der 15. Juni.

ポツダム大学のFéry教授を迎えての第37回語学ゼミ、申し込み期限は6月15日まで
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第37回語学ゼミナールは、ドイツ語用論、音韻論の専門家である, Universität PotsdamCaroline Féry 氏が招待講師。 参加締切は、6月15日までと迫っています。
総合テーマ „Mapping zwischen Syntax, Prosodie und Informationsstruktur: Theorie und Empirie“
期日 2009年8月25日(火曜)〜8月28日(金) 3泊4日
会場 ホテルオークス京都四条 〒600-8494京都市下京区四条西洞院西入ル傘鉾町59・61
定員 40名
予定参加費 3万6千円(学生,非常勤講師には旅費補助あり。学生には参加費補助も検討中)
参加申し込み 以下の点を明記の上, Eメールにてshtanaka[at-mark]faculty.chiba-u.jpまで。
1)氏名(漢字・ローマ字),2)住所(漢字・ローマ字), 3)電話番号(あればFax番号, e-mailアドレス), 4)所属と現職(常勤・非常勤・院生・学生の別),5)性別,6)喫煙・非喫煙の別
詳しくは、日本独文学会語学ゼミナールのお知らせ をご覧下さい。

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2009年6月4日  25. Workshop: Medien und Sprache, am 20. Juni 2009

第25回メディアとことば研究会、2009年6月20日開催
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第25回メディアとことば研究会が、2009年6月20日(金)に以下の要領で開かれます。 会員でない方も500円の参加費で参加できます(会員は無料)。関心のある方は、奮ってご参加下さい。 東京会場と関西会場を結んでテレビ会議システムを使って行われますので、近い方にご参加下さい。
日時:2009年6月20日(金)15時〜18時30分(自由参加の懇親会は、18時30分より)
<東京会場> 東洋大学 白山キャンパス ナレッジスクエア
<関西会場> 武庫川女子大学 日下記念マルチメディア館(通称MM館のMM-108)
15:40〜16:40  発表1 是永論氏(発表40分+質疑応答20分)
  タイトル:How to do things with "絵図"-マンガを中心とした画像表現における相互行為の理解について−
17:10〜18:10  発表2 糟屋美千子氏(発表40分+質疑応答20分)
  タイトル:環境問題に関するテレビニュースのディスコース分析 - 環境・人間・経済はどのように語られているか
18:10〜18:30  全体ディスカッション、予告、お知らせ(20分)
発表要旨は、メディアとことば研究会のページをご参照下さい。

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2009年6月2日  Vortrag über Bernhard Schlinks Vorleser, von der Übersetzerin Miho Matsunaga (am 08.Juli 2009)

松永美穂氏講演<翻訳者と読みとく「朗読者」> 2009年7月8日
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日独協会 (Japanisch-Deutsche Gesellschaft e.V., Tokyo)では、 ゲーテ・インスティトゥート東京と共催で、 松永美穂氏(早稲田大学教授)による講演会<翻訳者と読みとく「朗読者」~「Der Vorleser」から「朗読者」へ そして今『愛を読むひと』へ~> をドイツ語圏文化セミナーの一環として開催します。
日時: 7月8日(水) 19時~20時30分頃
場所: 東京ドイツ文化センター 2階 207号室
  住所: 東京都港区赤坂7-5-56
会費: (財)日独協会会員1,500円  一般2,000円
参加希望者は、日独協会(イベントのページ)をご覧の上、 お申し込み下さい。6月19日から『愛を読むひと』というタイトルで英語版の映画が公開されますが、 原作の „Der Vorleser“ をこの機会に読んでみませんか。 「今回は、この作品の日本語訳を手がけた松永美穂先生に、翻訳者ならではの視点で作品を読み解いていただきます。」 とのことですから、楽しみです。原作をあらかじめ読んでおくと、なお一層理解が深まり、映画と原作の違いも分かります。 ドイツ語は難しい、と考えている人も、Als ich fünfzehn war, という書き出しを読めば、自分にも読めると思えるはず。ぜひチャレンジして、講演会にも行ってみましょう。

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2009年5月31日  Trixi Weis "little stories" in der luxemburgischen Botschaft, Tokyo (bis 19. Juli 2009)

トリキシー・ヴァイスの「リトル・ストーリーズ展」ルクセンブルグ大使館(6/19まで)
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目下、ルクセンブルグ出身の女性アーティストTrixi Weis による「リトル・ストーリーズ展」 がルクセンブルグ大使館で行われています。2009年6月19日(金)まで、時間は、月曜から金曜の10時から17時まで。入場無料です。 トリキシー・ヴァイス自ら選んだヴィデオ作品(トーキョーワンダーサイトのアーチスト・イン・レジデンス滞在期間中に製作されたものを含む)を見ることができます。 ルクセンブルグ大使館は、市ヶ谷駅から徒歩5分。地図は、ルクセンブルグ大使館地図 をご参照下さい。(上記のサイトでは、Beryl Koltz によるショートフィルム portrait of Trixi Weis (フランス語)の中でトリキシーを見ることができます。サイトの中には、ルクセンブルグ語でのショートインタビューもあります。)

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2009年5月29日  JDG-Kulturseminar-Serie „Zurückschauen auf die DDR“ von Herrn Frank Riesner, ab Juni 2009

日独協会文化セミナー「壁の崩壊から20年 今、東ドイツを振り返る」(フランク・リースナー氏)
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ベルリンの壁が崩壊して、今年で20年にあたりますが、 日独協会 (Japanisch-Deutsche Gesellschaft e.V., Tokyo)では、 フランク・リースナー氏(Frank Riesner)、 NHKテレビ「ドイツ語会話」講師、千葉大講師)による5 回シリーズのセミナーを開催します(使用言語:ドイツ語)。
ドイツ語圏文化セミナー によると、 日程とテーマは以下のようになっています(日独協会のページのセミナー紹介にあるドイツ語を仮訳したものです)。
第1回 6月13日「一般的なこと:東独とは何だったか、歴史、シンボル」、 第2回 7月11日「経済、産業、農業:輸出と外貨, 東独の車、通貨」、 第3回 8月1日「東独の人々:若者、年金生活者、外国人、シュターズィ協力者、党員、有名なスポーツ選手」 第4回 10月10日「興味深いこと:スポーツ教育、リサイクリング、健康システム、教育システム、福祉政策、住宅建築」 第5回 11月7日「壁の崩壊前と後:不満の原因、西の諸政策、西への旅行」
各回とも、時間は、17時30分から18時30分まで、 場所は、日独協会セミナールームです。参加費は、日独協会会員の場合、1回 1,500円、通し参加(5回)7,000円、 一般の場合、1回 2,000円、通し参加(5回)9,000円。参加には事前申し込みと参加費振り込みが必要です。 詳細は、日独協会文化セミナー「壁の崩壊から20年 今、東ドイツを振り返る」 の一番下の方をご参照下さい。

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2009年5月27日  „Das Musical: Tanz der Vampire“ ab 5. Juli 2009 im Teikoku-Theater in Tokio

ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」、7月5日より帝国劇場にて
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ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(Tanz der Vampire)が 帝国劇場で7月5日から始まります。2006年が初演、今回は日本で2度目の公演です。原作はドイツ語ですが、劇は、 ロマン・ポランスキー監督の映画"The Fearless Vampire Killers"(Turner Entertainment Co.) に基づいています。 帝国劇場での上演は、日本語ですが、ブロードウェイのミュージカルとはひと味もふた味も違っているという評判です。
音楽: ジム・スタインマン(Jim Steinman), 脚本・歌詞: ミヒャエル・クンツェ(Michael Kunze), 演出: 山田 和也, オリジナル プロダクション: ウィーン劇場協会, 製作: 東宝株式会社。
詳細は、公式サイト ダンス・オブ・ヴァンパイア をご参照下さい。 「休憩時間のあの人」も再び登場するようです。請御期待!
ドイツでは、目下、オーバーハウゼン(Oberhausen) のメトロノーム劇場(Metronom Theater) で上演中。詳細は、Tanz der Vampire をご覧下さい。

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2009年5月25日  Michael Hanekes „Das weiße Band“ wurde in Cannes mit der Goldenen Palme prämiiert.

ミヒャエル・ハネケ監督作品「白いリボン」、カンヌで「パルムドール」賞受賞
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第62回カンヌ国際映画祭で、オーストリアの映画監督ミヒャエル・ハネケ(Michael Haneke)氏の「白いリボン」 (Das weiße Band)が、最高賞の「パルムドール」を受賞しました(2009年5月24日)。 「白いリボン」の舞台は、1913年〜14年の北ドイツのあるプロテスタントの村。 そこで奇妙な事件が起きたところから始まります。白黒の映画ですが、ナチ政権へ移っていく前のドイツの状況を描いているとされる作品です。 ミヒャエル・ハネケ監督に関しては、ウィーン芸術大学 (Universität für Musik und darstellende Kunst Wien)の ミヒャエル・ハネケ教授紹介のページ をリンクしておきます。
なお、今回のカンヌ国際映画祭では、主演男優賞もオーストリア出身のクリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)が受賞しました。 ヴァルツの出演した映画は、クエンティン・タランティーノ監督作品『イングロリアス・バスターズ』(Inglourious Basterds)です。

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2009年5月23日  Lernen wir Luxemburg kennen in „Luxemburg in Marunouchi“, 11. Juni bis 3. Juli 2009.

「ルクセンブルグ in 丸の内」でルクセンブルグを知ろう(6/11-7/3)
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ルクセンブルグは、ドイツ、ベルギー、フランスに囲まれた人口約48万人の国ですが、日本ではあまり知られていません。 公用語は、ルクセンブルグ語(Lëtzebuergesch)、ドイツ語、フランス語。 中心的にルクセンブルグ語が使われていますが、ルクセンブルグ語はドイツ語の地域語モーゼルフレンキッシュのヴァリエーションとも言われています。 今回の一連の催し物は、ドイツ語圏でもありますがフランス語圏でもあるこの不思議な国を知るチャンスです。
「ルクセンブルグ in 丸の内」(リンク先:ルクセンブルグ経済開発局サイト) に行ってみませんか? 開催場所は、丸の内カフェ(フリースペース)です。
6月11日〜7月3日は、「タイムレス イン ルクセンブルグ 写真展」を開催する予定ですが、その他にも、「ルクセンブルグの街歩き」 「デュルマジック コンサート」、「ルクセンブルグ × 「押忍!手芸部」」、「スカイプの拠点 ルクセンブルグのICT政策」、 「ルクセンブルグナイト」が企画されています。参加するには、事前に申し込みが必要です。詳細は、 ルクセンブルグ in 丸の内をご参照下さい。 ちなみに、ルクセンブルグ観光局のサイト(ドイツ語)は、Landesverkehrsamt Luxemburgです。

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2009年5月21日  Vorführung der Filme von Ute Aurand und Seminar über experimentelle Filme, am 1. Juni an der Gakushuin Uni

映像作家ウテ・アウラントを招いて -- 公開講演会+映画上映,6月1日、学習院大学にて
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学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科と学習院大学文学会共催で、 映像作家ウテ・アウラント(Ute Aurand)氏を招いて「ドイツの実験映画と自主製作」というタイトルで公開講義+映画上演が 行われます。公開セミナーにつき、学外の方の聴講も歓迎いたします。事前予約も不要です。
ウテ・アウラントの紹介に関しては、日本上演ツアー「ウテ・アウラント Ute Aurand の詩的映像世界」 をご参照下さい。
日時:6月1日(月)16時20分-17時50分(5時限)
場所:学習院大学(JR目白駅下車徒歩1分)西2号館4F 401教室
上映予定作品:「沈黙しつつ対話を深めること」(Schweigend ins Gespräch vertieft)(7分), 「マーガレットに半月を」(Halbmond für Margaret)(15分), A WALK(4.5分)
お問い合わせ:ドイツ語圏文化学科事務室  ℡:03‐3986‐0221(代)
講義はドイツ語(通訳付き)、担当講師:渋谷哲也

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2009年5月19日  Die letzte Aufführung von „The Old Bunch“ im Fernsehen

「続々オールド・バンチ」の最終公演、テレビに登場
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5月22日(金)深夜0時45分〜2時35分(110分)(正確には23日明け方) NHK衛星第二「ミッドナイトステージ館」で「続々オールド・バンチ」の最終公演が放映されます(岩淵先生もビデオ出演されました)。

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2009年5月17日  JDG-Vortrag über „Deutschland als ökologisch-politisch fortgeschrittenes Land“ von Dr. Rira Okamura am 21.05.2009.

2009年5月21日,岡村りら氏による講演会(日独協会)「Öko先進国ドイツ」
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日独協会 (Japanisch-Deutsche Gesellschaft e.V., Tokyo)では、 文化セミナーの一環として、岡村りら氏(学習院大学講師;環境法政策学会)による講演会「Öko先進国ドイツ」を催します。
日時:2009年5月21日(木) 19:00〜20:30
場所:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)3階会議室 A
参加費:会員 1,500円、一般:2,000円
申込方法:FAX, e-mail, 電話にて。詳細は、「イベントのご案内」のページ の一番下の方をご参照下さい。参加費を指定郵便振替口座に振り込み、その確認が取れた時点で受付確定となります。なるべく、5月18日までに振り込みを、 ということです。急ぎましょう。

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2009年5月15日  "The Reader"(Der Vorleser) kommt ins japanischen Kino, ab 16. Juni 2009.

「愛を読む人」(朗読者)の映画が2009年6月19日から公開
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ベルンハルト・シュリンク(Schlink,Bernhard)(linked to:de.wikipedia.org) の『朗読者』(Der Vorleser)が、いよいよ映画として日本でも公開されます。日本語のタイトルは、「愛を読む人」。 すでに第81回アカデミー賞(2009年2月22日)で、ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)が主演女優賞を獲得していますので、 ご存じの方も多いかもしれません。 ドイツとアメリカの合作映画で、残念ながら原語は、英語です(英語のタイトルは、"The Reader")。 公式サイトは、http://www.aiyomu.com/ です。 「愛」と「歴史問題」を組み合わせたこの作品は、全世界で500万人に読まれたといわれています。 『愛を読むひと』日本版イメージソングは、平井堅が担当。 当日一般1800円を1300円で見れるという全国特別観賞券も数量限定ながら発売されています。
この作品を通じて、今、再び「朗読する」ことのすばらしさが見直されています。 あなたも、vorlesen してみませんか?

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2009年5月14日  Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Grammatik findet am 31. Mai 2009 statt.

ドイツ文法理論研究会の例会が5月31日(日)に開催されます
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ドイツ文法理論研究会は、5月31日(日)に以下の要領で研究会を開催します。 会員でない方も参加できます。奮ってご参加下さい。
日時:2009年5月31日(日)13時15分〜16時
会場:明治大学駿河台キャンパス、リバティータワー14階1145教室  明治大学アクセスマップをご参照下さい。
プログラム:
(1)   13:15~13:30 総会 
(2)   13:30~15:00 講演  尾上圭介(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
「存在承認と存在希求――文的意味成立の原理――」
(3)   15:10〜16:00 研究発表 山川智子(東京大学大学院総合文化研究科 博士後期課程)
「現代ヨーロッパの市民社会における言語政策を研究する意義 −−欧州評議会の活動をドイツの視点から分析する−−」
発表のアブストラクトなど、詳細に関しては、ドイツ文法理論研究会をご覧下さい。

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2009年5月11日  Die japanische Germanistentagung findet am 30. u. 31. Mai an der Meiji-Uni statt.

日本独文学会研究発表会、5月30日(土)、31日(日)に明治大学で開催
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春の日本独文学会研究発表会が、5月30日(土)、31日(日)に明治大学駿河台キャンパス(リバティタワー)で開かれます。すでに、 アブストラクト(2009F.pdf) が公表され、ダウンロードできます。今回は、言語系のシンポジウムは「話しことば研究の射程」(学習院大学「話しことば研究プロジェクト」 と関連)、文学系は、Auto-/Biographie: Erzähltes Selbst, erinnerte Bilder と、 「カフカ・シンポジウムーカフカ、ブロート、ホーフマンスタール、ショーレム、ツェラーン」の3つです。

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2009年5月9日  „Geschichte der deutschen Sprache“ von Suzawa u. Ide im April veröffentlicht.

須澤 通/井出万秀共著『ドイツ語史』4月に発売
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あらゆる場面でスピードが優先する時代ではありますが、短時間でできないことも多くあります。 学術研究でも同様、時間をかけなければできない重要なテーマが数多くあります。 そんな中で、十年以上の歳月をかけてようやく完成したのが、須澤 通/井出万秀共著『ドイツ語史』です。 郁文堂 から3,675円(税込)で4月に発売になりました。
「言語と言語の担い手である人間との関わりを重視し、各時代のドイツ語の特徴と言語体系はもとより、社会・ 政治史、精神史、文化・文学史といったドイツ語を取り巻く歴史をも包括し、 かつドイツの最新の研究成果と著者独自の考察に基く成果を織り交ぜた」という本書、 ぜひじっくりと時間をかけて読んでみたいものです。

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2009年5月4日  Schweinegrippe: Bis zum 3. Mai 2009 haben 18 Länder insgesamt 898 Fälle offiziell berichtet.

豚インフルエンザ、2009年5月3日現在で、18ヶ国898人感染との公式発表
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連日ニュースで大きく取りあげられている「ブタ・インフルエンザ」、ドイツ語では、Schweinegrippe、 英語では、swine flu と一般的には言われています。日本では、 国立感染症研究所感染症情報センター豚インフルエンザに関するQ&A を公表していますが、これは、Centers for Disease Control and Prevention(CDC) の翻訳です(最新版の翻訳ではないようなので、最新情報は英語でどうぞ)。
ドイツでは、deutsches Notfallvorsorge-Informationssystem (deNIS)(ドイツ緊急措置情報システム[仮訳]) の Neue Influenzagefahr von dem A (H1N1) Virus ページで現状を一般に公表しています。Robert-Koch-Institut(ロベルト・コッホ研究所)も、 現状報告を行っていますので、ご参考までに。
なお、「公式に豚インフルエンザにかかっている」と発表されている人数とそれらの人々のいる国は、日々に増えていますが、 それが即、豚インフルエンザの広まりと考えるのは性急すぎます(公式発表のされていない国々や調査が不完全な国々があるからです)。 表題の数値は、WHO(World Health Organization) による、 As of 1600 GMT, 3 May 2009 の発表値です。

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2009年4月29日  Forum Z Salon-Konzert am 14. Juni, in Kangei-kan

フォールムZ サロンコンサート, 6月14日,かん芸館にて
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日本ドイツ文化協会・フォールムZは,6月14日(日)14時30分から かん芸館 にてサロンコンサートを開きます。 心地よい広さの空間で,岩淵先生の解説を聞きながら<世紀末周辺の音楽を訪ねて>みませんか?
出演:西田典子(ソプラノ),菱沼智明(ピアノ),岩淵達治(解説等)
入場料:フォールムZ会員・べるク協会会員2,000円(一般3,000円,前売り2,500円)
プログラム:マーラーの「童子の魔笛」より。ベルク「夜」。 シェーンベルクのピアノ曲及びキャバレーソング。ワイル/ドゥヴァル「マリー・ギャラント」より,ワイル/ブレヒト「三文オペラ」より。
席に限りがありますので,申し込みは,schneesekt-dez07_atto_yahoo.co.jp まで(_atto_ はアットマーク)。

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2009年4月26日  Dea Lohers Tätowierung im Neuen Nationaltheater Tokyo, ab 15. Mai 2009.

デーア・ローアーの「タトゥー」,5月15日より新国立劇場で
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デーア・ローアー(Dea Loher, 1964- )の「タトゥー」(Tätowierung) が,2009年5月15日〜5月31日,新国立劇場小劇場 THE PIT にて上演されます。 ローアーと言えば,数多くの賞を受賞している新鋭劇作家ですが,今年2009年もベルリン文学賞(Berliner Literaturpreis) を受賞しています。 今回の上演は,岡田利規氏演出,舞台美術はベルリン在住の現代美術作家である塩田千春氏が手がけています。
詳しくは,タトゥー(ドイツ)演劇|新国立劇場 のページをご覧下さい。
なお,ドイツ語の原作は,Verlag der Autoren から1994年にローアーの3つの作品を収録して出版された Dea Olgas Raum / Tätowierung / Leviathan(ISBN 978-3-88661-152-2)か, Ernst Klett Verlag からNicola König による教材としての手引付きの Tätowierung(ISBN 978-3123516016)として出版されています。

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2009年4月24日  Einladung zum deutschen Esszimmer am 2 Mai, 2009

5月2日の「ドイツ料理サロン」へのお誘い
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シュトゥットガルト近郊のシュヴァーベン地方出身でドイツ料理がお得意なリタ・ブリール(Rita Briel)先生(欧日協会ドイツ語ゼミナールの主任コーディネイター) から気軽に家庭で作れる ドイツ料理を習ってみませんか? 2009年5月2日(土)18時〜20時半に,「渋谷区 リフレッシュ氷川」 調理室で行われます。 今回は,Flaedlesuppe,Filetspitzen aus der Pfanne + Spetzle, Apfelsorbet という組合せです。 参加費3,500円(材料費含む),参加申し込み要(先着20名)です。詳細は,ドイツ料理サロン「Esszimmer」 をご参照下さい。

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2009年4月21日  Vortrag an der Gakushuin Uni, „Wiener Hofkonditorei und ihre Kultur“ am 9.Mai 2009

講演「ウィーン宮廷菓子とその文化」、5月9日、学習院大学にて
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学習院大学ドイツ文学会主催、学習院大学文学会共催で、 日本・オーストリア食文化協会より飯田章氏 (国際テクニカル調理専門学校講師)および、 指揮 誠氏(ウィーン菓子店 9-Schubladenのシェフ) による「ウィーン宮廷菓子とその文化」という講演が2009年5月9日(土)13時から14時30分に学習院大学西5号館302教室で行われます。講演参加は無料。 奮ってご参加下さい。なお、講演会後の懇親会は、14時45分から北2号館10階大会議室で行われます。卒業生・一般1,000円です。 懇親会参加希望の方は,ドイツ語圏文化学科事務室までご連絡下さい。
(この講演会は、日本オーストリア交流年2009 の一環の催し物として認定されています。)

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2009年4月19日  Die beliebtesten Vornamen des Jahres 2008 in Deutschland: „Sophie/Sofie“ und „Maximilian“

2008年ドイツで最も人気だった名前は「ゾフィー」と「マクシィミリアン」
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ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache) の協会誌である Der Sprachdienst(2/09)(最新号)によれば、 2008年ドイツで最も人気だった名前は 「ゾフィー」(Sophie/Sofie) と「マクシィミリアン」(Maximilian) だったそうです。毎年発表されるランキングですが、1999年以来、女子の名前としてトップだったMarie がトップの座をあけ渡しました。Sophie/Sofie は、2000年以来、第2位でしたがついにトップの座におどりでました。 一方、男子の名前の Maximilian は、すでに2003年と2004年にトップだった名前で、近年 Alexander と並んで人気を維持しています。昨年トップだった Leon は、 3位に後退です。
ここでは、5位までのランキングを引用しておきます(括弧内の数は、昨年の順位です)。
女子:1. Sophie/Sofie (2), 2. Marie (1), 3. Maria (3), 4. Anna/Anne (4), 5. Johanna (7)。
男子:1. Maximilian (2), 2. Alexander (3), 3. Leon (1), 4. Paul (4), 5. Luca/Luka (5)。

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2009年4月12日  20 Jahre nach dem Mauerfall in Berlin

今年は、ベルリンの壁崩壊後、20年
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ベルリンの壁(Berliner Mauer) の崩壊からはや20年を迎えた今年、 ベルリンではさまざまな催しが行われています。4月11日から12日にかけてのイースターの週末(Osterwochenende) には、ベルリンのオリンピック・スタジアム(Olympiastadion Berlin) が無料公開されています。 今年、ドイツを訪れる予定の方は、ベルリンも旅行の予定に入れてみてはいかがでしょうか?
なお、ベルリンの壁崩壊20年を迎える今年の催し物を紹介するサイトとして、http://www.mauerfall09.de/ があります。「平和な革命」(Friedliche Revolution) と題された野外展示は、ぜひ見てみたいものです。

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2009年4月9日  23. Konzert von Orchestra Libera Classica, aus Anlass des Haydn-Jahres 2009

第23回オーケストラ・リベラ・クラシカのコンサート、ハイドン年にちなんで
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2009年は、ヨーゼフ・ハイドン(Josef Haydn, 1732-1809)没後200年にあたる「ハイドン年」です。 そんな年に、オリジナル楽器を使ったハイドンのコンサートはいかがでしょうか。
オーケストラ・リベラ・クラシカ(Orchestra Libera Classica) は、 オリジナル楽器で古典派音楽を専門に演奏するオーケストラです。「世界的チェロ奏者、鈴木秀美が主宰・音楽監督をつとめ、 2002年5月に旗揚げ公演を開催。ソリスト・レベルのアーティスト三十数名が国内外から集結」しています。
2009年5月27日(水)19:00開演、浜離宮朝日ホール
料金(全席指定):6,000円、学生当日券1,500円
演目は、交響曲第3番 ト長調 Hob.Ⅰ:3、サルヴェ・レジーナ ホ長調 Hob. XXⅢb:1、オルガン協奏曲 ハ長調 Hob. XVⅢ:1、 交響曲第44番 ホ短調 Hob.Ⅰ:44「悲しみ」です。
世界的な不況の波をうけ、オーケストラ・リベラ・クラシカも(バッハ・コレギウム・ジャパンと同様)主たるスポンサーがいない状態になってしまいました。 この機会に支援グループである りべら倶楽部 に入会することも併せてご検討ください。チケットの優待、懇親パーティ、ミニ・コンサートなどの特典があります。

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2009年4月7日  Vorträge und Konzert von Zushi-Meets-Austria (17.04.09), im Rahmen vom Österreich-Japan Jahr 2009

「逗子とオーストリアの出逢い」での講演会とコンサート(2009年4月17日)
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逗子文化プラザホール「なぎさホール」で、2009年4月17日(金)に以下の講演会とコンサートが催されます。 この催しは日本・オーストリア交流年2009にちなんだ 逗子とオーストリアの出逢い(Zushi meets Austria) と名づけられた一連の催し物の一環で行われるものです。
(1) 10:30〜12:00 記念式典 入場無料
エルンスト・ラーシャン博士(オーストリア大使館商務部参事官) 記念講演「美しき森と水の国-オーストリア環境に優しい先端技術と建築」
(2) ウィーン食と美術の歴史を探る二つの特別講演会
13:00 開場 入場チケット1000円
13:30〜 関田淳子(日本オーストリア食文化協会 顧問)「戦う女帝マリア・テレジアの食卓」
15:00〜 水沢勉(神奈川県立近代美術館 企画課長)「装飾の往還・ウィーンと東京の世紀末美術」
(3) 18:30開場 19:00 開演 「逗子の音楽家による"オーストリアを楽しむコンサート"」
入場チケット一般3000円 シニア(65歳以上)2500円 学生1500円
詳しくは、「逗子とオーストリアの出逢い」サイトの イベントスケジュール をご覧下さい。(チケット1000円には、エコバッグか、グラスワインか、ウィーンの焼き菓子のいずれかがつくそうです!)

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2009年4月4日  Ab Sommer 2009 „Knut und seine Freunde“ in japanischen Kinos

2009年夏、「クヌート」が映画となって日本の映画館に登場
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2008年3月6日にドイツでは公開された„Knut und seine Freunde“(「クヌートと彼の友達」) というドキュメンタリー映画が今年の夏に角川シネマ新宿ほかで「クヌート」というタイトルで全国で公開されます。 公式サイトは http://www.knut-movie.jp/ です。 製作は、Dokfilm FernsehproduktionZoo Berlin。 一足先に中身を覗いてみたい人は、farbfilm verleih でDVDを探してみましょう。

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2009年4月1日  Die Stadt Weimar feiert Bauhausjahr 2009.

ワイマールは、「バウハウス年2009」を祝う
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1919年4月1日、ヴァルター・グロピウス(Walter Gropius,1883-1969)は、 ワイマール(Weimar)に総合造形工芸学校(Das Staatliche Bauhaus Weimar)を設立しました。 今から90年前、後にデザイン一般に大きな影響を与えたバウハウス(Bauhaus)の拠点誕生です。 Bauhaus-Museum Weimar では、 今日から7月5日まで、特別展を開催します。 「バウハウス年2009」の専用サイトは、http://www.bauhaus2009.de/ です。現代の機能的デザイン美の象徴的存在がバウハウスですが、ワイマール大学の正式名称は、 Bauhaus-Universität Weimar です。実は、ワイマール大学、 1860年にカール・アレクサンダー大公の設立した芸術学校(Kunstschule)から始まり、 1919年のバウハウスを経て、1995/96年に現在の形になったのです。今年、ドイツに行く機会があったら、ワイマール(ドイツ語読みでは、 「ヴァイマー」の方が近いので注意!)をルートに加えてはいかがでしょうか?

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