大学院紹介

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カリキュラムの概要

 ドイツ文学専攻では博士前期課程においては、学部で学んだ知識の上に、より専門的な知識、研究態度を習得してもらうため、また博士後期課程では専門研究者・教育者としての高度な知識と研究手法を習得してもらうため、きめ細かな指導がなされています。カリキュラムは演習と特殊研究から構成され、どちらも極めて少人数の理想的な環境で授業が行われています。その他に指導教授により、個人の研究テーマに則した指導が行われています。博士後期課程では、ティーチングアシスタントとして、学部授業の手伝いをすることにより、教育面での実戦経験を積む機会もあります。

研究環境

 大学院生が自由に利用できる研究室は2つあり、その他に学部学生と共同で学生閲覧室も利用できます。
 研究発表の場としては平成8年に発足した学習院大学ドイツ文学会の研究発表会で口頭発表の場が提供されており、また同文学会の論文集に執筆することができます。この学会は学部学生、大学院生、卒業生、教員からなる研究組織で、年1回の総会や、学会誌、会報の発行各種の講演会など大学院生が中心になって運営しております。ドイツ文学科では大学院生のこうした自主的な学問の姿勢を重視しています。その他に学習院大学人文科学論集にも論文発表ができます。

図書

 ドイツ文学科の蔵書は充実しており、洋書およそ40,000冊、和書およそ2,500冊におよび、文学、語学、思想、演劇の各分野にわたって、他に類を見ない豊富な内容を誇るものです。  

 これらの図書は、自由に閲覧、利用することができます。ビデオライブラリーも充実しており、学生閲覧室で利用することができます。

情報機器

 コンピュータは大学院研究室に3台、学生閲覧室に2台、それぞれ学内ネットワークおよびインターネットに接続されており、自由に利用できます。
 ソフト面でも、語学教材から、新聞、文学テクストなどの各種データベースを利用することができ、常にソフトの充実を図っています。

学位取得の現況と展望

 修士号は毎年、博士前期課程修了者のほぼ全員が取得しており、博士号については、今後できるだけ多くの博士後期課程修了者が論文を提出し博士号を取得することが望まれています。

国内外における学術交流の現状

 国内学術交流として、博士前期課程では、慶応義塾大学大学院および早稲田大学大学院の研究科設置科目を2科目まで履修することができます。
 国際的学術交流としては、DAADを初めとする各種奨学金により、博士前後期過程を合わせ、近年では毎年2名から4名ほどの学生がドイツまたはオーストリアに留学をしています。また、DAAD派遣講師を専任教員として3年から5年の任期で常時受け入れています。

終了後の進路

 当専攻においては、博士前期課程修了者の約6割がさらに進学を希望し、4割が就職をしています。就職者の半数以上はドイツ関連の組織や企業など、それまでに培った知識やドイツ語力を生かせる職場に勤めています。近年ではドイツ大使館、日独協会などに就職した例があります。博士後期課程の修了者はほぼ全員が全国各地の大学や高等学校においてドイツ語の教鞭をとっています。

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