教員紹介
保坂裕興(ほさかひろおき)教授
[専門分野]
アーキビスト教育論
[略歴]
学歴
1985 年 3 月 学習院大学文学部史学科卒業
1989 年 3 月 学習院大学人文科学研究科博士前期課程 ( 史学専攻 ) 修了
職歴
1989 年 4 月 学習院大学史料館助手
1994 年 4 月 駿河台大学文化情報学部専任講師
1998 年 4 月 駿河台大学文化情報学部助教授
2005 年 4 月 駿河台大学文化情報学部教授
[主要業績]
著書
『身分的周縁』(部落問題研究所、 1994 年5 月)(共著)
『民間に生きる宗教者』(吉川弘文館、 2000 年6 月)(共著)
『日本のアーカイブズ論』(岩田書院、 2003 年3 月)(共編著)
『アーカイブズの科学.上・下巻』(柏書房、 2003 年 10 月)(共著)
論文
「近世日本の記録・史料の管理」(歴史学研究 第 703 号、 1997 年 10 月)
「電子目録と国際標準の思想」(歴史評論 第 594 号、 1999 年 10 月)
「アーカイブズ学教育の指針に関する基礎的考察」(文化情報学 第 11 巻 1 号、 2004 年 6 月)
「日本アーカイブズ学会:JSASの設立について」(アーカイブズ 第 17 号、 2004 年 12 月)
「アーカイバル・ディバイトを越える−ICA第 15 回大会からのメッセージ」(アーカイブズ学研究 第 2 号、 2005 年 3月)
[アーカイブズ学専攻で学ぶ人たちへ]
どうしても明らかにしたい<過去>、いつまでも大切にしたい<現在>、こうありたいと願望する<未来>。これらの三つとは言わないまでも、少なくとも一つを強く心に抱く者がアーカイブズへの道を歩むのだろうと思っています。戦争をめぐる真実、丹誠を込めて行う仕事、子供たちの希望にあふれる社会・・・、様々なことがあると思います。これらに対して誠実に向き合い、何かの現実的な手段を講ずるとすれば、その一つが<アーカイブズ>ではないでしょうか。
この手段を使いこなす力を、私たちは必ずしも十分に身につけていません。諸方面からのご協力をいただきながら、この専攻に集う皆さんとともにアーカイブズ学を深く研究し、多様性豊かに実験・開発して、<アーカイブズ文化>の基礎を築いていきたいと思っています。