●研究の趣意と目的

日本列島は有史以前から、周辺の3つの海、北方のオホーツク海、西方の日本海、南方の東シナ海を玄関口としてアジアの諸民族と交流し、その文化を取り入れて国家と文化を形成してきた。

日本人が現時点における自己の立場を確認し、これから国際社会における役割と責任を果たしていくためには、まず日本国家と文化の成立の過程を正しく認識しておくことが、必須の条件となる。

日本の民族と古代文化の本質は、いうまでもなく、日本列島を孤立させて考察・研究しても成果をあげることはできず、アジア全域を視野に収めた広大なつながりの中で考えなければならない。

当プロジェクトは、アジア問題に関心を示す研究者の参加を得て想像的発展的な一大アジア文化を構築するものである。


●プロジェクト参加者(50音順・敬称略)

赤坂 憲雄 (東北芸術工科大学教授)
上田 正昭 (大阪女子大学学長)
大野 晋 (学習院大学名誉教授)
大林 太良 (東京女子大学教授)
沖浦 和光 (桃山学院大学名誉教授)
尾本 恵市 (国際日本文化研究センター教授)
萱沼 紀子 (前 作新女子短期大学教授)
川村 湊 (法政大学教授 評論家)
木下 礼仁 (前 近畿大学教授)
君島 久子 (岐阜教育大学児教授)
金兩基 (静岡県立大学教授)
金允浩 (朝鮮大学校教授)
金香淑 (東洋文化研究所客員研究員)
黄強 (前 中国上海社会科学院研究員)
國分 直一 (梅光女学院大学 知育文化研究所教授)
小松 和彦 (国際日本文化研究センター教授)
權又根 (朝鮮大学校講師)
櫻井 徳太郎 (駒沢大学名誉教授)
佐々木 宏幹 (駒沢大学教授)
諏訪 哲郎 (学習院大学教授)
諏訪 春雄 (学習院大学教授)
曽紅 (学習院大学講師)
武内 房司 (学習院大学助教授)
谷川 健一 (日本地名研究所所長)
崔吉城 (広島大学教授)
坪井 清足 (大阪文化財センター理事長)
鳥越 憲三郎 (大阪教育大学名誉教授)
任東権 (中央大学校名誉教授)
野村 伸一 (慶応大学教授)
野本 寛一 (近畿大学教授)
萩原 秀三郎 (民俗写真家)
朴鐘鳴 (錦繍文庫理事長 関西学院大学講師)
樋口 隆康 (橿原考古学研究所所長)
廣田 律子 (神奈川大学講師)
深津 行徳 (立教大学助教授)
古川 のり子 (東洋英和女学院大学講師)
前田 憲二 (映画監督)
山本 和信 (写真家)
葉 漢鰲 (台湾 大葉大学助理教授)
吉田 敦彦 (学習院大学教授)
吉野 裕子 (民俗研究家)
依田 千百子 (摂南大学教授)
李義則 (プロデューサー)
渡辺誠 (名古屋大学教授)

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