1面 目次

□【第202号 2006/01/11】 アジア研究教育拠点事業に採択される
□【第201号 2005/11/21】 第36回大学祭開かれる
□【第200号 2005/11/08】 3部門で完全制覇
□【第199号 2005/09/26】 新院長に田島氏再任
□【第198号 2005/07/04】 奨学金の採用状況
□【第197号 2005/06/06】 法科大学院 充実の二年目始まる
□【第196号 2005/05/09】 全学部で志願者減らす
□【第195号 2005/04/04】 本学OB 俳優小倉久寛さんインタビュー
□【第194号 2005/01/12】 学生の提言 受賞者決まる
□【第193号 2004/11/22】 第35回大学祭開かれる
□【第192号 2004/11/15】 四大戦 悲願の優勝杯奪還
□【第191号 2004/09/28】 ねずみ対策終わる
□【第190号 2004/07/05】 奨学金の採用状況
□【第189号 2004/06/07】 法科大学院が開校
□【第188号 2004/05/10】 平成16年度入学試験 少子化の中、微減にとどまる
□【第187号 2004/04/05】 本学OB アナウンサー山本真純さんインタビュー
□【第186号 2004/01/13】 高円宮追頌碑 建立される
□【第185号 2003/11/25】 第34回大学祭開催
□【第184号 2003/10/29】 四大戦24連覇ならず
□【第183号 2003/09/30】 新たな装いのキャンパス
□【第182号 2003/07/07】 改修工事 夏季休講中に本格化
□【第181号 2003/06/09】 トレーニングルーム利用状況
□【第180号 2003/05/12】 平成15年度入学試験 全学部で志願者減
□【第179号 2003/04/04】 本学OB 役者角野卓造さんインタビュー
□【第178号 2003/01/14】 学習院創立125周年記念式典挙行される 天皇皇后両陛下もご臨席
□【第177号 2002/11/25】 第33回大学祭開催される
□【第176号 2002/10/30】 四大戦を23連覇
□【第175号 2002/09/30】 新院長に田島義博氏
□【第174号 2002/07/08】 新奨学金制度、始まる
□【第173号 2002/06/07】 f-campus 今年度の利用状況
□【第172号 2002/05/13】 全学部で志願者増加
□【第171号 2002/04/13】 本学OB 児玉清さんインタビュー
 記事

■ 【第202号 2006/01/11】【アジア研究拠点事業に採択される】 

「アジア研究教育拠点事業」は、アジアにおける世界的水準の研究拠点の構築を目指した事業である。この事業には、57件もの申請があった。その内訳は、国立大学24機関43件、公立大学1機関1件、私立大学7機関7件、大学共同利用機関法人2機関2件、独立行政法人2機関4件である。そのうち11件がヒヤリングを受け、最終選考により6件が採用された。なお、本学は人文系としても、私立大学としても唯一の採択である。
 本学の研究テーマは、「東アジア海文明の歴史と環境」。中国の黄河や長江から発生した文明は、朝鮮半島、日本へと伝わった。そしてそれは、相互の交流を通じて、より高度な文明に昇華されたのである。当研究では、東アジア地域の内海ともいえる海域を「東アジア海」と設定。そこで形成された「東アジア海文明」の特質と自然のかかわりを考えていく。
 研究期間は昨年11月24日から平成22年3月31日まで。当プロジェクトは永田学長を実施組織代表、史学科の鶴間教授を日本側コーディネーターに据える。また本学は、協定校である中国の復旦大学と韓国の慶北大学校とともに研究を行う。去る11月27日、百周年記念会館にて催された国際シンポジウム「黄河下流域の生態環境と東アジア海文明」は成功を収め、当研究の進行に弾みをつけた。
 今後は、環境とネットワークの2つのセクションに分け、研究調査を進める方針だ。三国共同で黄河下流域の三角州や東アジア沿海の海港を調査する。それらの成果に基づき、日本では中国・韓国の研究者を招いた学術交流セミナーを行う。加えて、中国と韓国でもシンポジウムを開く予定だ。また、参加研究者が情報を共有するため、多言語で同内容のHPとブログを立ち上げる。さらに、研究成果を市民へ発表するために三国の文化財を集めて、日本で「東アジア海文明展」を開催する計画もあるそうだ。共同調査やシンポジウムの準備を現地研究者と綿密に進めるため、東京・上海・大邱にインターオフィスを開設し、若手研究者をインターフェローとして相互派遣することになっている。

一覧に戻る>>


■ 【第202号 2006/01/11】【平成17年度国家試験の結果】 

 平成17年度の国家試験における本学学生、及び卒業生の結果が就職部より発表された。今年度も各種の国家試験で合格者を輩出。数字は、昨年11月24日現在のものである。  まず司法試験の合格者は8名。これは卒業生を含む合格者数である。国家T種には、卒業生2名を含む4名が合格した。そして国家U種の合格者は、卒業生30名を含む54名である。公認会計士の合格者については不明。これは日本公認会計士協会が、今年度より合格者を非公表としたためだ。なお、いずれも男女別の数字は把握していない。また、そのほかの結果については、現在集計中である。
 昨年度の合格者は国家T種が2名、国家U種は44名だった。それに対して、今年度は国家T種が2名増、国家U種は10名増。合格者は双方とも大幅に増加している。その一方で、司法試験の合格者は、昨年度の10名よりも減少。残念ながら、2年連続の2桁合格という快挙にはあと一歩及ばなかった。
 だが、本学の学生数から見ると、今年度も十分評価できる結果であると言えよう。これらの結果を踏まえ就職部は、「国家試験を目指す人は、早くから自分の目標を確立し、勉強に取り組むことが必要です。また、就職部の課外セミナーなどを利用するのも有効でしょう」と、早期の準備の必要性を説いた。

一覧に戻る>>


■ 【第202号 2006/01/11】【盗難相次ぐ 黎明会館】 

 昨年の大学祭前後、黎明会館内で盗難が相次いで発生した。被害件数は、黎明会館運営委員会(以下、黎運委)が把握しているだけでも2階で6件、3階で2件報告されている。
 主な被害は、部室に置いてある楽器類や財布、鞄、部室の鍵などが盗まれるというもの。集合ポストが破壊され、鍵が持ち出された事例もあるが、多くは無施錠の部室で起こったようだ。普段学内に窃盗犯が紛れ込んでいても、見分けることは難しい。特に大学祭は一般の人も学内に出入りする。そのため、犯行が容易になり、被害が拡大した模様だ。犯人が警察に捕まったところもあるが、逮捕できないことが多い。
 これを受けて黎運委の田中亮事務局長(日3)は、「使用団体は、短時間であっても部室を空ける際には施錠を徹底してください」と注意を促している。ベランダから侵入されることもあるので、ベランダ戸の閉め忘れにも気をつけたい。また、「部室のドアに眼張りをしている団体が盗難に遭いやすい傾向にあるので、眼張りはしないでください」と呼びかけている。
 鍵の紛失や盗難による鍵の交換の相談は、学生部が受け付けている。集合ポストの番号変更方法は、黎運委に尋ねるといいだろう。

一覧に戻る>>


■ 【第202号 2006/01/11】【受賞者発表される 学生の提言】 

 今年度の「学生の提言」の受賞者が決定した。今回応募された論文は6編。その中から優秀賞に輝いたのは、藤本太郎さん(政4)だ。佳作は、岡恵さん(済3)、町田拓哉さん(法4)、渡辺隼史さん(物3)・石川公美さん(政3)の3編である。
 授賞式が行われたのは昨年11月22日。受賞者には、永田学長、遠藤学生部長より賞状及び副賞が授与された。副賞は優秀賞10万円、佳作3万円である。
 今年度の論文のテーマは「競争と格差社会」。競争は社会の活力を生む行動原理であるが、必然的に格差を生じさせる。その結果、億単位のお金を動かす人間がいる一方で、大学を出てもフリーターにしかなれない人もいる。日本は「格差社会」に突入したのだろうか。競争が生む格差について、どのように捉えているのかを若い思考に問いたかったという。遠藤学生部長は、「投稿された論文は、どれも学生らしさがにじみ出ており、評論家の意見とは一線を画するものであった」と総評を残した。

一覧に戻る>>


■ 【第202号 2006/01/11】【ゴルバチョフ氏 若者と未来を語る】 

 昨年11月13日、百周年記念会館正堂にて「国際フォーラム2005『ミハイル・ゴルバチョフ元大統領と若者の集い』―新しい時代と若者の役割―」が開催された。大きな拍手が鳴り響く中、ゴルバチョフ氏が登場。まず氏の講演が行われた。今年75歳を迎える氏は、なんと50年も政治に携わっている。振り返ると、政治活動に参加していた大学生の頃からすでに政治家としての姿があったという。自らの経験をまとめ、学生時代は今後の人生の土台になると語る。そして、あっという間に過ぎゆく若者の時代を生きる私たちに、「若者は時間配分をうまくするとよい」と言葉を残してくれた。
 続く質疑応答では、様々な質問が殺到。中でも「リーダーとして大切なことは?」という問いに対するコメントが印象的だ。氏は「高い地位にいることがリーダーなのではなく、変わることができる人間こそがリーダーだ。自分の行いに対しても修正をできる勇気が必要である」と応じている。時にユーモアを交えながら現代の若者の役割について考える、有意義な集いであった。 (紫)

一覧に戻る>>


■ 【第201号 2005/11/21】【第36回大学祭開かれる】 

 年を重ねるごとに姿を変える本学の大学祭。今年のキャッチフレーズは、「LOVE・目白博」だ。これには、来訪者に大学祭を楽しんでもらうとともに、目白のよさを知ってほしいという大学祭実行委員会(以下、実委)スタッフ全員の思いが込められている。このキャッチフレーズのもと、夏から計画的に準備が進められてきた。
 そうして迎えた大学祭。2日の前夜祭から天気にも恵まれ、好調なスタートを切る。連日、学内は大勢の来訪者で賑わい、今年も予定されていた企画はすべて行われた。
 ただし、そのすべてが円滑に進んだとはいえないようだ。例えば、後夜祭は30分遅れで開始された。これは、必要な機材の運搬が大幅に遅れたことによるという。また、機材を貸し出す参加団体と実委との連絡が十分ではなかった。今後は実委と参加団体の双方が、今まで以上に連携を強めていくべきだろう。そして、不測の事態に備え、ゆとりある時間設定をする必要もありそうだ。
 このようなことに限らず、大学祭は何が起こるか分からない。だが、あらかじめ予測できることも多々あるはずだ。いずれの場合にしても、冷静で柔軟な対応が求められる。
 前夜祭に引き続き、3日間は晴天が続いた。しかし最終日は、悪天候に見舞われることに。そのため、後夜祭はステージにテントを設置して行われた。「当日は激しい雨の中で行われ、非常に残念です。けれども雨は、大学祭の閉幕に哀愁を漂わせてくれたように感じました」と、実委の橋塚塁委員長(政3)は振り返る。雨も後夜祭を盛り上げる要素の一つとなったようだ。
 この4日間で、のべ20595人が訪れたという。多くの来訪者が企画や展示、出店などを楽しみ、大学祭を活気づけた。こうして今年も目立った事故はなく、無事に終了。橋塚委員長は、「来年も最大限の努力を惜しまず、さらなる進化を目指していってほしいです」と話す。来訪者が楽しめる大学祭とは何か。それを追求しながら、来年も大学祭を創り上げていってくれることだろう。
 (2、3面に特集記事)

一覧に戻る>>


■ 【第201号 2005/11/21】【永田学長、2期目の就任】 

 永田良昭学長の任期満了に伴い、次期学長選挙が行われた。この選挙は、学長選任規程及び、学長選挙管理委員会規程によるものである。7月5日に行われた第2次選挙の結果、次期学長に永田現学長が再選された。任期は、再選のため、11月11日より2年間だ。
 学長より再任の挨拶「本学は、新たな工夫を生み出し、仕事の質を高め、広い視野と関心を持って、その仕事を遂行できるための基礎を備えた人材を世に送り出そうとしています。本学は、この教育理念に基づいたプログラムを担うにふさわしい豊富な人材を擁していると言っていいでしょう。
 近年、このプログラムの一環として、法科大学院を開設しました。さらに政治学科に、学部3年終了時点で学士号を取得し、政治学研究科へ進学するという選抜コースを設けました。このコースは、公共政策立案やジャーナリストなどとして活躍すべき人材の育成を目指したものです。そして、一体となる政治学研究科のカリキュラムを大幅に改定しました。また理学部では、21世紀の自然科学の先端分野として期待される、生命科学科設置の構想を練っております。その他の学科、大学院専攻の改編についても、具体的に検討されています。
 基本は、奥行きと視野の広い教養教育と、学問分野の基礎教育をおろそかにしないことです。その上で、基礎学力を背景として、時代の要請に応えられる学生を世に送り出すためのプログラムを用意しているのが本学であり、将来への展望でもあります」
 PROFILE
 永田良昭(ながた・よしあき)
 京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得後退学。日本国有鉄道、京都大、大阪府立女子大を経て、1973年、本学文学部助教授に就任。その後、学生部長、文学部長、大学院人文科学研究科委員長などの要職を歴任し、01年より現職。

一覧に戻る>>


■ 【第201号 2005/11/21】【好機の到来か 就職状況中間報告】 

 就職部より、今年度の就職状況の中間報告が発表された。今年度の特徴は、企業全体の採用計画枠の拡大が顕著だったことだ。計画枠は昨年度より20%も拡大されたが、これは、間近に迫る団塊世代の大量定年や企業業績の回復が原因と考えられる。このような事情にも支えられ、今年度の就職率は、おおむね好調に推移。そして最終的には、昨年度の就職率である95・1%を若干上回るようだ。
 学生が希望した業界は、自動車などのメーカーよりも、例年通り、金融・商社が多かった。また最近は、一般職を派遣などの契約社員に頼る企業が多い。そのため、一般職希望の学生には厳しい状況となった。
 景気の回復などにより、本学には1日平均13社からの求人票が届く。それらをもとに就職部では、就職希望者に会社紹介や斡旋をしている。さらに、要望に応じて、履歴書・エントリーシートの書き方や面接についても細かく指導。未内定者の4年生や、3年生は就職部を活用し、円滑な就職活動を進めてほしい。
 来年度以降も、計画枠は広がる見込みだ。しかし、いわゆる厳選採用には注意したい。これは、企業が求める基準に達する学生のみを採用する方法で、今後も続くものと思われる。計画枠が拡大するとはいえ、過度な期待はできない。
 長南就職部長は、「例年、男女それぞれ一定の業界に人気が集中する傾向がある。しかし、自己分析を十分にした上で、自分の長所を発揮しやすい職業に就くことが望ましい。特定の業界に偏ることなく、幅広い企業研究を行っていただきたい」と話す。また、「進路が決定した学生は、『進路決定届』を至急、就職部に提出してほしい」と述べた。

一覧に戻る>>


■ 【第201号 2005/11/21】【通算400号記念特集】 

 学習院大学新聞の謎

 この特集を読む前に、新聞の上方を見てみよう。すると、201号とも400号とも表示されている。なぜ同じ新聞なのに発行号数が異なるのだろうか、と疑問に思う読者もいるだろう。そこで今、その謎を解き明かそう。
「学習院大学新聞」の発行号数は、201号が正しい。一方の400号とは、本紙の前身である「学習院新聞」からの通算発行号数を意味する。つまり通算としては今号、本紙は大きな節目を迎えたのだ。そこで、これまでに掲載された記事の中から、印象的な記事を紹介することにしよう。

 女子大生の要望

 学習院新聞第1号(1949年)は、「学習院大学創立」に関する記事が並んだ。その中で注目すべき記事は、「新女子大学生と一問一答」である。大学創立と同時に、女子の入学が認められた本学。この記事では、新たに学生の一員となった女子学生の大学生活に迫った。その一部をぜひご覧いただきたい。
『記者「御入学おめでとうございます。まづ皆様がお感じになったことは」
A「教室の汚いのに閉口しました」
C「一般に非衛生なのに驚きました。まるで私達、掃除婦と同義語ね」
一同「うなづく」
記者「それは御気の毒で。では男子学生に関してお気附きの点は御座いますか」
B「教室内では禁煙して頂きたいと思います」
記者「次に皆様が一番御希望なさっていることをお聞かせ下さい」
一同「女子学生の控へ室が欲しいと思っています。雨が降るとお食事する場所もないんですもの」』
 現在、彼女らが要望した控え室は学内にはない。だが、これらの会話からうかがえる本学の学生像は、今も根強く残っている。学習院のイメージは、開学当時に形成されたのだろう。

 新聞と大学祭

 次に、学生にとってのビッグイベント、大学祭と、本紙とのかかわりについてお教えしよう。大学祭特集は、まだ本紙の名称が「学習院新聞」だった頃から毎年掲載している。その歴史は長く、第67号(57年)の四大学合同文化祭からその様子を取り上げてきた。
 ただし近年までは、大学祭の意義を問いかけるものや、参加団体の意識の低下に対する批判が多かった。学生運動が盛んだった時勢に、例に漏れず大学に反発していたことがうかがえる。しかし90年代頃から、参加団体の紹介を中心とする、今のスタイルに変わっていったのだ。

 大学祭とピラ校

 また、当時の学生が大学祭期間中に起こした事件なども、頻繁に取り上げられていた。特に、毎年2、3人以上はいたというピラ校登頂者に関する記事は毎年掲載され、彼らにインタビューまでする始末。だが、今では登頂者にはほとんどお目にかかれない。その理由は第307号(93年)の「ピラ校もお色直し」という記事で知ることができる。
 それによると、その年、建設から30年が経ったピラ校の老朽化対策工事が行われた。その際に壁が塗り替えられ、表面が滑りやすくなったということだ。その後、本紙が取り上げた登頂者はわずかに1名。少し寂しい気もするが、登ると始末書を書くハメになるので、変な気を起こさないように。

 世紀末の大工事

 本学は21世紀に向け、90年代から徐々にその姿を変えていった。最後は、第110号(94年)の「学習院21世紀計画」の特集を紹介する。
「学習院21世紀計画」とは、91年から行われていた長期整備計画のことだ。この記事は、東2号館(法経棟)が完成してから数カ月後に書かれている。
「目的は、法・経済学部の学生の居場所を作ろうということ。(中略)学生のたまり場としてラウンジを、遅くまで勉強したいという人のために自習室を作った。大学なので勉強するのはもちろんだが、寝ていても構わないと思う」
 記事中で、当時法学科主任だった津村政孝教授は、東2号館について右記のように語っていた。その言葉通り、現在東2号館は両学部の学生に広く利用されている。
 一方で同特集では、トレーニングルームが建設されないことも取り上げていた。学習院21世紀計画の要綱には、「学生の主体的に取り組む学習活動を重視する」というくだりがある。それにもかかわらず、運動部は黎明会館の数少ない器具でトレーニングをしていたのだ。本紙では、「大学側も、『直接体験を通じて学習する重要な機会』として、クラブ活動を重んじているようだ。(中略)学生の要望を聞き入れ、早急な検討が望まれる」と結んでいる。
 結局トレーニングルームが作られるのは、03年の西2号館完成を待たねばならなかった。今や、運動部以外の学生にもお馴染みのトレーニングルームには、建設までの長い道のりがあったのである。
    ◇   ◇   ◇
 以上は、50数年に及ぶ本紙の記事のほんの一部である。本紙の歴史には、時代に翻弄され、政治色の強くなった時期もあった。だが、いつの時代でも私たち記者は、学生の視点で情報を発信すべく、試行錯誤しながら全力投球している。

一覧に戻る>>


■ 【第200号 2005/11/08】【3部門で完全制覇】 

【23日 駅伝コース】
 四大戦で毎年一番の盛り上がりを見せる競技と言えば、やはり駅伝だろう。今年も4大学の応援団やチアリーダーをはじめ、多くの観衆で賑わった。
 四大戦の駅伝は、1・5qのコースを女子は1人2周、男子は4周する。そして各大学4人1チームでA、Bの2チームが出場し、合計タイムで順位を決めるという内容だ。
 まず、午前10時に女子がスタート。本学A1区の長野萌選手(営2)は順調なスタートを切り、公道の方へと駆け上がっていく。その後本学Aは1、2区ともに先頭と一定の距離を保ち、期待の3区、宮本多樹選手(法4)につなぐ。
 ここで宮本選手は破竹の勢いを見せた。「途中苦しかったけれど、後方の武蔵Aがスパートをかけてきたので頑張れました」と振り返る。4位から2位へ好調に順位を上げ、アンカーの恩田佳枝選手(心4)に優勝への望みを託した。
 恩田選手は1位に追いつくため、無我夢中で走り始める。が、迫ってくる武蔵A、Bにあえなく抜かされてしまう。成城Aは追い越したものの、結局3位でゴール。
 レース後、チームリーダーの宮本選手は「優勝を狙っていたので、3位で終わってしまい悔しい」と語った。一方、本学Bは最下位でこのレースを終え、総合順位は4位であった。
 男子は昼過ぎの12時半からレースが始まる。本学A1区、牧野正洋選手(法4)の出だしは快調。その後も安定した走りで、1区を4位で終えた。2区で本学Aは順位を一つ落としてしまい、5位でたすきリレー。しかし、本学Bの柴田淑哉選手(営4・としや)は本学Aをも抜き去り、3位まで躍進する。続く3区では本学A、竹下廣大選手(仏3)が懸命に前方の選手との差を縮め、意地の2人抜き。一気に2位まで浮上し、2連覇への期待が膨らむ。
 最後の4区、本学Aのアンカー小林洋平選手(営4)は、たすきを受け取るといきなり全力疾走。逆転へ向け、一心不乱に走り始める。しかしながら、序盤から独走状態だった成城Aの姿をとらえることができない。必死の追い上げもむなしく、2位でゴールテープを切る。そして本学Bは5位でフィニッシュ、総合2位と健闘した。
「今回のコースはアップダウンが激しく、厳しいレースでした」と小林選手。本学Bのアンカー松代大介選手(済4)は、「総合2位は残念でしたが、悔いはないですね。メンバー全員が全力を出し切れたと思います」とチームをたたえた。
 残念ながら、男女ともに目標である優勝には届かなかった。だが、観衆をここまで興奮させたのは、彼らの粘り強い走りがあったからだ。来年は、一体どのような走りを見せてくれるのだろうか。(佐藤貴裕)

一覧に戻る>>


■ 【第200号 2005/11/08】【優勝の歓声が舞う バドミントン女子】 

 【21、22日 大学体育館】
 21日、本学はシングルスを得意とする武蔵大を3―2で下し、続く成城大を5―0と封じ込めた。そして優勝へ弾みをつけて臨んだ22日、昨年の雪辱を胸に戦った成蹊大に、4―1と快勝した。
 試合はシングルス3本、ダブルス2本で行われた。第1試合のシングルスでは、笠井絢子選手(政2)が安定した試合を展開。力強いスマッシュや不意をつくドロップで敵を翻弄していく。相手が仕掛けるフェイントもかわし、2―0とチームに勢いをつけた。
 第2試合は阿部真理恵主将(法3)のシングルス。両者ともに序盤からミスが重なり、サーブ権を奪い合う。だが、ここで阿部主将が膠着状態から抜け出した。真っすぐに伸びたレシーブが相手コートに突き刺さる。驚異の粘り強さでラリーにも競り勝ち、2―0と、主将としての貫禄を見せつけた。
 ダブルス1試合目は速攻技が冴える江川なつみ選手(史3)・笠井選手ペア。甘い球をスマッシュで叩き込み、息の合った攻撃で相手を圧倒していく。優勝の風が吹き始めた2セット目。ところが、まさかの苦戦を強いられる。相手にショットが読まれ始めたこともあり、今度は2人の息がなかなか合わない。互いに声を掛け合いながら、我慢の試合が続いた。しかしながら、徐々に相手のフェイントを読む巧妙な作戦が功を奏し、ミスを誘い始める。最後は相手のミスでポイントを奪い、2―0。この勝利によって本学の優勝が決まり、喜びの声が会場に響き渡った。
 優勝の酔いも覚めやらぬうちに始まったダブルス2戦目は、阿部主将・井塚倫子選手(史3)ペア。優勝の波に乗る2人は、左右の速攻で相手チームの態勢を崩していく。ショットを決めるたび、コートを囲む仲間から歓声と拍手が起こった。ミスで点数を詰められる場面もあったが、小柄ながら切れのある攻撃で2―0。余力を残し、次のシングルスにつないだ。
 団体戦を4―0で迎えたシングルス第3試合。新田裕香選手(政2)がネット際で落ち着いたラケットさばきを見せる。しかし、相手のショットに対応しきれず、1―2で競り負けた。
 完全制覇の結果に、「実力通りにいけば、絶対に優勝できると思っていました。周りからの応援にも助けられましたね」と、阿部主将。その言葉には、余裕すら感じられた。この優勝さえ、彼女たちにとっては、ステップアップの序章に過ぎないようだ。 (石崎知世子)

一覧に戻る>>


■ 【第200号 2005/11/08】【大差をつけての総合優勝 第56回四大戦総評】 

 23日、3日間にわたる戦いを終え、成城大学50周年記念講堂では、第56回四大学運動競技大会の閉会式が行われた。会場に姿を現した選手たちは、心なしか穏やかに見える。おそらく彼らは競技を終え、ようやく緊張から解き放たれたのだろう。しかし閉会式が始まると空気は一転。いつの間にか会場内は、厳粛な雰囲気へと変わっていった。
 閉会式では、まずはじめに成績発表を行う。本学は、正式種目でバドミントン女子などが実力を遺憾なく発揮。例年何が起こるか分からない一般種目は、卓球男女、ソフトボール男女などが好成績を残し、次々に得点を獲得していった。そして近年成績が振るわなかった教職員種目も、大幅に順位を上げた。また、1位を逃した競技でも、多くが上位をマーク。こうした積み重ねが全3部門の優勝をもたらし、本学は栄えある総合優勝に輝いた。発表の瞬間、選手たちからは大きな歓声が上がる。
 この高揚した気持ちは、続く優勝杯・賞状授与で最高潮に達した。各部門の選手代表は優勝杯を受け取ると、それを高らかに掲げた。このパフォーマンスに応えるように、本学の選手たちは盛大な拍手を送る。彼らは2年連続の優勝に歓喜していた。その一方で、会場には、本学の優勝を拍手でたたえる他の3大学の選手たちの姿もある。その光景は、4大学が、56年の歳月を経て四大戦を創りあげてきた歴史を物語っていた。
 今年の四大戦のスローガンは「刻(とき)」。この言葉通り、4大学は、たったひとつの刻を共有したのではないだろうか。勝負には勝敗がつきものだが、それがすべてではない。特に四大戦では、競技を通して、他大学との交流を深めることも大切である。また、これは四大戦本来の目的でもあるのだ。他の3大学の選手たちも、そのことを心得ている。だからこそ、敗れたことへの悔しさがあっても、優勝した本学を祝福してくれたのだろう。
 閉会式の最後に、大会旗が当番校の成城大学から本学に引き渡された。そう、来年の当番校は、本学なのだ。この瞬間から来年への戦いはすでに始まっている。選手たちには、3連覇に向けて優勝におごることなく、さらに実力を高めていくことを期待したい。(中谷美穂)

一覧に戻る>>


■ 【第200号 2005/11/08】【土壇場からの逆転 卓球男子】 

【21日 大学体育館】
 武蔵大と成城大の棄権により、正式卓球は正式種目から除外されてしまった。しかし、本学と成蹊大にとって、そんなことは気にならない。両者一歩も譲らない二大戦が始まった。
 昨年、成蹊大に苦汁をなめさせられた本学。そのため、試合前から気合が入っていた。ところが開始直後、その気合が空回りしてしまう。前半のシングルス2本でストレート負けを喫し、早くも追い詰められる。だが、そんな最悪の状況から本学は息を吹き返す。
 土壇場で迎えた第3試合、山下紘平選手(化3)と臼田和哉選手(済1)のダブルスが力を発揮。終始試合の主導権を握り、常に先手で攻撃を仕掛け、相手を圧倒する。そのまま相手にペースを譲ることなく試合を終わらせた。
 この勝利で本来の強さを取り戻した本学の勢いは止まらない。ダブルスにも出場した4番手の山下選手がここでも活躍。自らの武器であるドライブを駆使して相手を攻め立てる。この強烈なドライブを相手はブロックできない。次々と得点を奪い、瞬く間に勝負をストレートで決めた。
 ラストに登場したのは、こちらもダブルス出場の臼田選手。プレッシャーがかかるこの場面でも、まったく動じる様子はない。サーブで相手を翻弄、何本も得点していく。さらにはドライブやバックハンドも冴え渡る。次々と相手との差を広げていき、気がつけばマッチポイントを握っていた。最後もサービスエースで相手を一蹴。余裕のストレート勝ちを収め、本学がゲームカウント3―2で団体戦を制した。
 試合の勝敗が決した後、全員が安堵の表情を浮かべていた。正式種目でなくなったとはいえ、真剣勝負に変わりはない。すべての選手がそんな意識を持っていたことの表れであろう。
 規定により、この勝利は総合得点には加算されない。しかしながら、彼らの戦いは確実に四大戦を盛り上げてくれた。優勝を果たした卓球部に、心からエールを送りたい。(嶋先伸人)

一覧に戻る>>


■ 【第200号 2005/11/08】【演武会】 

【21日 50周年記念講堂前】
 四大戦初日、武道の型を披露する演武会が行われた。演武をする選手たちからは、並々ならぬ意気込みが感じられる。
 先陣を切るのは、合気道だ。まずは1年生による基本技。半年前に始めたとは思えない、流れるようなフォームである。そして2年生の自由型、3年生の徒手変化へと続いていく。上級生になるにつれ、動作一つ一つの優美さが増す。最後に、今村圭吾選手(法3)による多人数掛けが演じられた。選手2人を今村選手が投げ飛ばす。アクション映画さながらの演武に、観客からは歓声が沸き起こった。
 次の種目は空手である。最初は揃っての突き、それから3、4人での息の合った型の披露だ。合気道や空手は4大学とも流派が異なるので、型も大学によってそれぞれ。興味のある方は比べてみるのも面白いだろう。型の後は板四方割り、飛び板蹴り、バット割りのパフォーマンスへと移る。それが終わると、本学恒例、瓦の頭割りだ。観客が息をのんで見守る中、一瞬で瓦が粉々に。思わず感嘆の声が上がる。だが空手で一番の盛り上がりを見せたのは、最後の演技だった。部員が瓦を用意する。ここまでは普通の瓦割りだ。しかし、ここからが違う。それに油を注ぐと次の瞬間、瓦が燃え出した。片桐未久良選手(政1・みくら)はひるむことなく炎に包まれた瓦に近づき、気合の一手。5枚すべてを真二つにした。これぞ名物、火炎瓦割である。勇気ある片桐選手に惜しみない拍手が贈られた。
 最終種目となるのが少林寺拳法。これは4大学が一斉に演じる。気合の入った声が講堂前に響く。組手が終わると防具をつけての実践へと続く。まずは女同士の勝負、2人とも足技で互いを攻める。その後の男子の対戦は、回を追うごとに荒々しくなっていく。周りにいた小学生たちも、彼らに釘づけであった。
 どの柔術も最後に礼をする。日本の美徳であるこの習慣、そしてこの競技を永く引き継いでいってほしい。(山田絵美)

一覧に戻る>>



■ 【第199号 2005/09/26】【新院長に田島氏再任】 

――院長再任おめでとうございます。今のご感想をお聞かせください。
 実はもっと若い方が院長になってほしかったですね。しかし、教育や学校など、これから日本社会全体は、さらに難しくなっていきます。学生が社会に出るためのお世話をすることは、学校の大切な役割です。高齢ではありますが、豊富な経験を役立てたいと思い、院長を引き受けました。
――今後の学習院の運営についてお願いします。
 社会が求める人材を育成するためには、先生方は世の中の流れを見ながら教えなければなりません。今の時流は情報化と国際化です。よって、情報化社会に対応すべく、学習院の内と外を結ぶネットワークシステムを作ること、グローバル社会で強みとなる語学力向上のための環境整備。特にこの2点に力を注ぐつもりです。また、学習院は幼稚園から大学まであります。院長は、その全体を見なければなりません。大学自体の改革などは学長に任せ、私はそれを支えるために、経営面の改革を進めていきたいと思います。
――最後に学生への一言をお願いします。
 世界を見回すとともに自分の足元を見てほしいですね。他国と渡り合うには、世界の動きを把握することはもちろん大事ですが、同時に自国の文化を知る必要もあります。学生諸君には、まず自分の国の文化をよく理解し、そして世界で通用する国際人になってほしいと思います。
――ありがとうございました。
 PROFILE
 田島義博(たじま・よしひろ)
 一橋大学社会学部卒。日本能率協会でビジネス誌編集長を務める。1963(昭和38)年に本学専任講師、経済学部助教授、教授を経て、89年に経済学部長に就任。常務理事、専務理事を務めた後、01年には名誉教授となり、02年より院長を務める。主な著書に「日本の流通革命」、「歴史に学ぶ流通の進化」、「『人間力』の育て方」などがある。

一覧に戻る>>


■ 【第199号 2005/09/26】【制度改革の第一歩 学年暦改定】 

 平成18年度以降の学部・大学院の学年暦が改定されることになった。今回の改定では、現状の改善を目指したという。
 まず、第1学期の補講期間が、夏季休業期間の後半に設定されていることが問題だった。この矛盾は、以前から指摘されていたことである。第2の問題点は、曜日によって授業回数に違いがあることだ。これはいわゆるハッピーマンデーなどで、月曜日の授業が何度も休講になりやすいことが主な原因だ。
 第3に、第1学期と第2学期の授業回数の大きな差が挙げられる。現行では、授業が第1学期に10回、第2学期は16回の場合もあった。通年の科目は特に影響はないが、半期の科目は、その学期で授業を終了しなければならない。しかし現行では、毎年決まった授業回数を確保していくのは困難だ。理学部は既に半期科目が多く、政治学科では今年度から大半を半期科目とし、今後他学科でも半期科目の増加が予想される。これらの現状を踏まえ、将来、セメスター制にも対応できるよう、授業回数を均一に設定する必要があった。
 以上の問題に対する解決策として、夏季休業期間の変更を決定した。だが、変更点はそれだけではない。大学学則の一部改正を行い、祝日などに授業を行うことも可能にする。これは年度ごとに異なるので、注意しなければならない。また、第1学期の試験期間を2週間に変更し、第1学期終了科目の増加に対応できるようにした。
 18年度の学年暦は大きな改定があったため、概要が早めに掲示されたが、19年度以降は、従来どおり12月頃に掲示される。学生は定期的に掲示板で確認をしてほしい。なお平成18年度の学年暦(案)は表の通り。

一覧に戻る>>


■ 【第199号 2005/09/26】【多彩な催し物 オープンキャンパス】 

 8月27日、第2回オープンキャンパスが開かれた。7月23日に行われた第1回には2849名が、第2回には3206名が訪れた。18歳人口の減少に伴い、昨年より来場者数が若干減少したようだ。
 主な催し物は、入試相談コーナー、各学科が実施する「ミニ講義」や学科説明会、学生による個別相談、キャンパスツアーなどがある。その中でも、ミニ講義、学科説明会、およびキャンパスツアーは盛況であった。それに加え、今年からキャンパスツアーに、学生による「ミニトーク」の時間が新設された。これにより、学生の生の声を聞ける機会が増えるなど、受験生と学生とのふれあいの場が多くなった。
 また入学課は事前に、本学志願者数が減少している神奈川県に対する広報に力を入れた。例えば、神奈川県の高校を訪問したり、駅に本学の広告ポスター「学習院大学はあなたに近い」を貼ったりして、来場を呼びかけた。しかし、それほど来場者数が伸びず、今後はより積極的な呼びかけが求められる。
 第2回オープンキャンパスでは、保護者もミニ講義やキャンパスツアーに参加するなど、本学に対する強い関心を見せた。第3回オープンキャンパスは10月29日に開催される。そこでは一般入試願書の無料配布を行う予定だ。

一覧に戻る>>


■ 【第199号 2005/09/26】【大型工事行われる】 

 夏季休業期間中、学内の大型工事が行われた。工事の対象となったのは、百周年記念会館(以下、記念会館)をはじめ、北2号館、西1号館、東2号館であった。多くは、老朽化に伴う改修工事である。
 工事は、主に8月に行われた。記念会館1階ホワイエと3階小講堂は照度向上工事を行い、1階の便所は内装などを改修した。また、4階調光室窓の工事は経年劣化によるものだ。北2号館は全館の電源を増設し、電気容量増量を図った。防水のため、西1号館は東面外壁を改修、東2号館は1階南側ラウンジ屋根と壁に防水・塗装を施した。ほかにも、北2号館の一部の部屋のブラインドや共同研究室パーティションを取り替え、東2号館8階から13階のトイレにはウォシュレットが設置された。
 また、年次計画の一環で行われた工事もある。例えば、記念会館正堂の照明改修は、4年計画の1年目である。北2号館の照明改修は2年計画で、来年は6階から10階がその対象となる。北2号館の給排水工事と東2号館の空調改修工事は、それぞれ3年、4年かけての改修を計画している。これらの工事により、さらに快適な環境になりそうだ。

一覧に戻る>>


■ 【第198号 2005/07/04】【奨学金の採用状況 2年連続で100%】 

 平成十四年度より導入された「学習院大学奨学金」は、本学が独自で設置している奨学金制度の中で、最も申請者数が多い。今年度の申請者数は一五六名で、採用率は昨年度同様一〇〇%だった。ただ、申請者数は四年連続で減少を続けている。その主な理由としては、貸与型の奨学金である「学習院大学奨学金」は将来その学生の負債となってしまうため、安易に借りようとする人が減ったものとみられている。そこでここ数年で奨学金の見直しが図られ、その結果、昨年度より「学習院大学学費支援給付奨学金」が新設された。これは有資格者の中から特に家計困窮度の高い人に対して、人物評価を加味し、給付するものだ。
 通常、奨学金を希望する際には、一定の家計基準や成績基準を満たすことが条件となる。ただ、貸与型の奨学金で多少条件を満たしていない場合でも、定期採用以外に家庭状況の急変が認められた学生には、随時「緊急」貸与を行っている。これは「学習院大学奨学金」、「日本学生支援機構奨学金」ともに当てはまる。このような例外的貸与も認められているため、本学の奨学金採用率は例年高い。
 では、期日までに納付金の振込みができないときはどうしたらよいのだろうか。そのような人たちの助けとなるのが「納付金延納願」だ。これはやむをえない事情があると認められた場合に限り、授業料などの延納を認めるものである。たとえば何らかの理由により納付金を納めることができない奨学金申請者は、この「納付金延納願」を納付期限の一週間前までに提出することで、奨学金決定後に納付金を納入することができる。奨学金申請者に限らず、すべての学生が知っておくべき制度であろう。
 最後に注意してほしいことは、奨学金を借りたその後だ。当然ながら貸与型の奨学金には、卒業・修了後に返還の義務が生じる。そのため奨学金を借りるときには、その目的を正しく理解し、返還のことも考えた上で申請することが求められる。
 なお「学習院大学奨学金」、「日本学生支援機構奨学金」の申請者・採用者数、本学で利用可能な奨学金制度は表の通り。

一覧に戻る>>


■ 【第198号 2005/07/04】【障害をもつ学生に有償ボランティアも】 

  今年度、本学には身体等に障害をもつ学生が六人(視覚障害、聴覚障害、肢体機能障害各二人)在籍している。同学生に対しては毎年四月にヒアリングを実施。支援要望書をもとに聞き取り調査を行う形だ。また、同学生が支援者を確保することが困難な場合は、大学へ支援を申請することができる。その窓口は学生部だが、支援内容が授業に関するときは、学生部より教務部教務課・各学部学科等へそれぞれ支援を要請している。
 このような支援体制のもと、その現状・実績をみてみると、まず視覚障害をもつ学生については、南三号館に学生控室を確保し、パソコン・スキャナー等を配備。さら電子百科事典などのCD―ROMを購入した。
 次に聴覚障害をもつ学生については、ノートテイカーの協力を求めている。ノートテイカーとは、授業中に講義内容を書き取り、同学生に見せる人のことだ。同時に「ノートテイキング講習会」を開催。さらに「手話サークルのぞみ」へのボランティア援助をお願いしている。
 そして肢体機能障害をもつ学生については、自動車の入構許可・学内試験時間の延長・障害者用デスクの購入を行った。
 施設関係では障害者用トイレの設置や建物出入口の段差解消など様々な処置が施されている。また、昨年度より人的支援のルールが定められ、有償ボランティア等への金銭的な支援も可能になった。

一覧に戻る>>


■ 【第198号 2005/07/04】【古きものの良さ 目白で再発見】 

 五月二〇日から二週間、「第一回目白通りアート・プロジェクト」が開催された。古き良き街並みが残る目白通り。芸術を感じながら歩こうという企画だ。
 このプロジェクトに本学の史料館と東別館(旧皇族寮)も取り上げられた。都市計画が進む一方で、今もなお昔ながらの景色が残っている。そんな目白を再確認してもらおうとNPO(特定非営利法人)「地域再創生プログラム」が「東京あるきテクト」と共催で、「まちあるき」も主催した。「学習院にも古くて貴重な建物が残っていることを知ってもらいたかった」。実行委員長の美濃ちどりさんは話す。
 目白も本学も歴史的価値」のある建物とコンクリート張りの新しい建物が共存している。身近な学内や目白界隈を意識して歩いてみると、普段は気づかない意外な景色に出会えるのではないだろうか。

一覧に戻る>>


■ 【第198号 2005/07/04】【日本とドイツをつなぐ懸け橋】 

 6月18日に本学ドイツ文学会、春季講演会が開かれた。今回招かれたのは、ドイツ語通訳者の桑折千恵子氏。テーマは「職業としてのドイツ語通訳」だった。フリーの通訳者として活躍する桑折氏だが、日本大学薬学科(現薬学部)卒という経歴を持つ。ドイツに「遊学した」という話から通訳者としての苦労話まで、話題は多岐に渡った。その内容に、多くの聴衆が通訳者としての夢に思いをはせていた。          (椿)

一覧に戻る>>



■ 【第197号 2005/06/06】【法科大学院 充実の二年目始まる】 

 平成十七年度の法科大学院入試結果が公表された。既修者五〇名、未修者一五名、計六五名の定員に対し、志願者数は各二三八名、一四二名、計三八〇名。最終合格者数は各五七名、二七名、計八四名で、倍率は四・五倍であった。一五倍だった昨年度に比べると大きく減っているが、全国的に大幅な減少傾向にあるため、本学にしても当然の結果と言えよう。要因としては、昨年度数多くの法科大学院が開校したため、当初の「新司法試験での合格率七割」という目標を各大学とも下回る可能性があるためだ。しかし現行の司法試験に比べれば合格者数が大幅に増えることは確実であり、はっきりした理由は分かっていない。
 最終的に入学者数は、既修者三五名、未修者一八名(休学者一名含む)の計五三名となった。六五名の定員を割ったことについて、法科大学院法務研究科長、戸松教授は「定員通りにするため、無闇に合格者を増やすより、学生の質を保つことが何よりも大切と考えたからです」と理由を語る。今年度も七科目すべての筆記試験を実施し、厳正な入試が行われた。このような姿勢が学生の高い質の維持に繋がっているのだろう。入学者は一五大学と多くの大学から集まった。また出身学部についても、法学部以外の学生も多い。さらに社会人も多く多様な学生層となっており、お互いに良い刺激を与えているようだ。
 設備面では、北一号館二階に法科大学院生のためのロッカールームと自習室を増設するなど、さらなる充実が図られている。さらに最終的に三五名になる予定の教員数についても、昨年度より五名増加し三〇名となった。これにより、本学法科大学院の特徴である少人数教育がさらに徹底されるだろう。経験豊かな実務家教授と優れた研究者教員とが行う少人数教育は、学生の要求を満たすに十分な環境となっている。ちなみに、この少人数教育については文部科学省から補助金を受けている。その他の教育内容については昨年度と変わらず、計画通り進んだ。
 新司法試験の開始を来年に控え、本学法科大学院の二年目が始まった。試験に合格するためだけの場所ではないが、今後の指針となることは間違いない。本学法科大学院で学んだ学生の、二年間の真価が問われることとなる。
 

一覧に戻る>>


■ 【第197号 2005/06/06】【目的に応じて 多彩な助成金】 

 輔仁会大学支部に所属している部や同好会等の活動資金は、輔仁会大学支部予算から各団体及び行事に配分されている。しかし、その資金ではまかないきれないことも多々ある。その場合、各団体で部費を徴収したり、OB・OGからの援助を受けたりして、それらの不足分を補っているだろう。そのような不足分のために、学校関係(法人・大学・学習院父母会・桜友会)より助成金が援助されている。目的別に以下のようなものがある。
一、日常の活動に対する助 
  成
・学習院課外活動助成金(特別助成金)
・課外活動助成費(運動部助成金・文化系団体助成金)
・学習院父母会課外活動等助成金(一般助成金)
二、全国大会出場等優秀な成績を収めた時の助成
・輔仁会激励金(全国大会等出場)
・課外活動助成費(全国大会出場の場合、交通費・宿泊費の補助)
・学習院父母会課外活動等助成金(優秀賞)
・桜友会輔仁会活動に対する助成金(東京都大会三位入賞以上)
三、記念行事・海外遠征・記念公演等への特別助成
・学習院父母会課外活動等助成金(特別助成金)
・桜友会輔仁会課外活動に対する助成金(個別審査)
四、監督・コーチ等への年末謝礼
・学習院課外活動助成金(監督・コーチへの年末謝礼)
・課外活動助成費(監督・コーチへの年末謝礼)
五、各団体共有して使用する備品等の購入
・学習院父母会助成金(共有物の購入)
 公募のものは、掲示や運動部常任委員会、文化部常任委員会及び文化系同好会常任委員会等を通じて募集している。また、全国大会出場等申請該当事例がある場合は、学生部で受付けているので、申請受付の時期及び条件を確認の上で申請すること。詳細は学生部窓口まで。
 助成金制度の存在を知ってはいるが、その種類や申請方法について知らない団体も多いだろう。各団体ともそれぞれ該当する目的に合わせ、是非活用してほしい。
 

一覧に戻る>>


■ 【第197号 2005/06/06】【トレーニングルーム 昨年度の利用状況】 

 今年で開室三年目を迎えたトレーニングルーム。昨年度の利用者数は延べ三万人で、一昨年度と同程度の利用者数となった。
 年間の男女別利用者数を見ると、学生は男子の利用者が女子の約三・五倍と圧倒的多数を占めている。また教職員の利用者数はほとんど増減が見られなかった。だが、九月から十一月にかけては男性教職員を対象にフィットネスプログラムが行われたため、一時的に利用が増えたのかもしれない。
 月別利用者数では六月の利用者が最も多かった。新入生がトレーニングルーム講習を終え、登録を済ませる時期に重なる。そのために利用者が増えたようだ。一方、長期休業中や試験期間には、やはり利用者は少なかった。また登録者数は大幅に増え、学生が四二四二人、教職員が二四八人となった。これは一昨年度の二九一〇人、一八三人に比べて、大きく伸びた。 
 トレーニングルームの利用について、スポーツ・健康科学センターの高丸功講師は「部活を終え汚れた服で、あるいは土足のままで来室する人がいますが、清潔な格好で使ってほしいです。それから器具を粗雑に扱わないように気をつけていただきたいですね」と語る。さらに、利用者の多い時間帯が三限後や四限後に集中するため、「のんびりやりたかったり、トレーニングのアドバイスを受けたいと思うのなら、午前中がいいと思いますよ。午前中は有酸素運動する時にも適していますしね」とトレーニングルームの加藤浩人助手。これから利用しようと思っている人にそう勧めてくれた。
 

一覧に戻る>>


■ 【第197号 2005/06/06】【省エネ化へ取り組む 黎明会館】 

 先月、黎明会館地下一階の男女更衣ロッカー室で人感センサー取付工事が行われた。省エネルギー化に伴い、照明の消し忘れを防止するためだ。人感センサーは人の気配に反応し、自動で照明が点灯するもの。また人の気配がなくなると、一定の時間で消灯する。つまり西二号館のトイレなどと同様のシステムだ。
 本学は『省エネ法』により、「第一種エネルギー管理指定工場」に指定されている(電力使用量一二〇〇万kwh/年以上の会社・学校等が該当)。これに伴い、経済産業省への定期報告書のほか、省エネルギー目標達成のための中長期計画の作成・提出などが義務付けられている。本学は今後も順次、各建物への同センサーの設置を進めていく予定だ。
 また、省エネルギー化を推進するには学生の協力も必要だ。最後に教室から退室する際には照明を消すなど注意を払ってほしい。
 

一覧に戻る>>


■ 【第197号 2005/06/06】【サウンド オブ めじおん】 

 人々が衣替えを始める頃、本学では毎年、夏をよびおこすイベント、目白音楽祭(通称・めじ音)が開催される。開催期間中の昼休み、音楽系の部活およびサークルが日替わりで演奏を繰り広げるのだ。演奏が始まると、学内に躍動感あるサウンドが響きわたる。音楽だけでなく、演奏者が青空の下で元気に披露する姿も情熱的だ。連日、大勢の学生が集まり、時間が経つのも忘れて演奏に聴き入っていた。     (紫)
 

一覧に戻る>>


■ 【第196号 2005/05/09】【平成17年度入学試験 文学部は減少著しく】 

 まず注目すべきは地域別の志願者数である。本学は毎年、志願者数全体の七〇%強を一都三県が占める。その一都三県も今年度はそろって志願者数を減らした。中でも神奈川県は昨年度比九・六ポイント減と減少が顕著だ。
 次に学部別に見ると、法学部は七・七ポイント減となった。政治学科は八・一ポイント増にもかかわらず、法学科が一五・二ポイント減と大幅に志願者を減らしたからだ。ロースクールブームの反動で全国的にも減少傾向だが、それを上回る形となった。
 昨年度、両学科とも志願者を増やした経済学部は〇・二ポイント減の微減にとどまった。ただし経済学科は二年連続で増加しており、健闘しているといえよう。
 学部別で一番減少が著しかったのが文学部で、一〇・〇ポイント減であった。昨年度、志願者を増やした史学科、日本語日本文学科はともに大きく減少。逆に昨年度大幅に減った英米文学科は、一昨年並みまではもどらなかったものの、増加に転じた。
 昨年度大きく落ち込んだ理学部は、今年度も減少を続けた。特に物理学科は一四・九ポイント減と、ここ数年の「理系離れ」に歯止めがきかない状況だ。
 こうした結果をふまえ、来年度入試への広報活動が早くも始まっている。広報活動の中心となるのがオープンキャンパス。その来場者の志願率が、本学は極めて高い。昨年十月開催時に訪れた受験生の志願率は七一・四%だった。それを受け、オープンキャンパスの広報に力を入れるとともに、昨年から始めた「ミニ講義」のさらなる充実を図る。
 また高校主催の入試相談会への教職員派遣についても、受験生獲得の重点地区を従来の神奈川だけでなく、東京や千葉、埼玉にも広げたいとしている。今後一都三県の志願者数をいかに安定確保できるかが重要課題となるからだ。さらに今年度、大学案内のDVDを作成した。一定の志願者が見込める高校に配布する予定だ。
 そして受験生獲得に高い効果を発揮しているダイレクトメール。平成十三年前から実施しているが、昨年度は郵政公社主催の全日本ダイレクトメール大賞の公共等部門で金賞を受賞した。今年度はダイレクトメールにかわるものとして、電子メディア広報をより強化していく。
 近年、AO入試など入試形態の多様化で、一般入試の受験生獲得がより困難になってきている。そのような中においても、本学はセンター試験の導入を来年度も行わない。単なる数集めではないという姿勢の表れだが、いかに多くの受験生に本学の魅力を伝えられるかがこれからの大きな課題として残る。 

一覧に戻る>>


■ 【第196号 2005/05/09】 【5年連続で就職率上昇】 

 就職部より、平成十六年度の就職状況が発表された。四月二十五日現在の就職率は、男子九四・三%、女子九五・八%と、五年連続で女子が男子を上回っている。さらに全体では九五・一%と、こちらも五年連続での就職率上昇となった。
 就職先を昨年度と比較すると、「銀行・信託」が八二人増と大幅に増え、「食料品」、「不動産」なども増加した。一方で、「電気機器」や「公務」が減少する結果に。また二桁採用者数は昨年度より二社増加し十一社となった。中でも、リクルートによる新四年生への就職希望企業ランキングで一位になった全日本空輸に、十三人(昨年度三人)が就職したことは特筆すべきことだろう。
 長南就職部長は「各企業の採用増の追い風も受け、学生一人ひとりが必死に頑張った成果であると思う」と、今回の結果を高く評価している。年々就職セミナーへの関心も高まり、就職活動も早期化の傾向にある。そうした早めの行動が数字に表れた形となった。
 今年度の見通しについて長南就職部長は、「楽観はできないが、足元の業績回復の影響などにより、平成十七年度も採用増は続くと思われる」と語る。また、従来の終身雇用制から欧米型のスキルやキャリアを積んでの自立・転職といった傾向も現れ始めてきた。今のうちから専門性を身につけることも大切なようだ。しかしながら、「なかなか自分の進路を決められない学生も多く、まずは早期に進路についてじっくり考えることが必要だ。何か一つでも、他人に負けないというものに是非チャレンジを」と呼びかける。
 就職部としては、一〜三年生を対象としたキャリアアップセミナーや就職セミナーを随時開催している。これらに積極的に参加してほしい、とのことだ。なお、内定者数の上位企業は表の通り。 

一覧に戻る>>


■ 【第196号 2005/05/09】 【戸山キャンパス安全対策進む】

 今年度より、本院戸山キャンパスへ入構する際、セキュリティーチェックが行われることになった。授業・課外活動・図書館利用等の理由で本学学生が同キャンパスに入構する際にも必要になる。昨今学校において生じている事件等を受け、不審者の入構防止目的のセキュリティー強化だ。
 入構する際は同キャンパス守衛所で学生証を提示する。学生証の携帯を忘れた学生および本学卒業生は、同守衛所において記帳のうえ守衛等の指示により入構が可能。ただしこの場合、身分を証明できるものの提示を求められることがあるので注意が必要だ。
 学生証は忘れずに携帯して行こう。 

一覧に戻る>>


■ 【第196号 2005/05/09】 【オール学習院の集い】

 4月17日、第19回オール学習院の集いが本学で開催された。学習院の在学生やその父母、卒業生、教職員等関係者、近隣の方々も含め、多くの人が訪れた。
 様々な模擬店や催し物が行われた中、法学部同窓会では本学OBの弁護士がニッポン放送株問題をテーマに講演し、大いに賑わった。大学生の姿は多くはなかったが、幅広い層の人達と交流できる良い機会になっただろう。(隆) 

一覧に戻る>>

■ 【第195号 2005/04/04】小倉久寛さんインタビュ− 

小倉久寛さんは、舞台、TV番組、CMとあらゆる場面で活躍されている俳優だ。誰もがその個性的な存在感と、飾らない魅力にひきつけられる。そんな小倉さんだが、では一体どんな学生生活を送っていたのだろうか。学生時代から、充実した日々を送っていた小倉さんだったが、本学で学んだことは、なにも勉強だけではなかったようだ。しかし、彼が学生時代にやってきたことに、何ひとつ無駄なものはなかったという。小倉さんの現在の幅広い活動の原点は、この辺りにありそうだ。 

 大学時代は演劇と無縁

 現在、個性派俳優として大忙しの小倉さん。「大学時代から演劇一筋だったのでは」と思う人も多いかもしれないが、意外なことに大学時代にはまだ演劇と出会っていなかったそうだ。
「大学では、空手道部と陶芸部に入っていました。コメディーなどを見るのは好きでしたけど、演劇が特別好きだったというわけではなかったですね」
 小倉さんは大学時代、何か特別な目的を持っていたわけではなく、ごく普通の学生だった。部活動を選んだのも深い理由はなかったようだ。
「空手道部に入ったのは、高校時代に流行った『空手バカ一代』という漫画の影響からなんです。陶芸部に入ったのは本当に偶然。たまたま学内で、高校の同級生とバッタリ会ったんです。そこで『おまえ、何の部活に入った?』と聞いてみたら、『陶芸部に入った』と言うんですよ。しかもそこは女子が多くて男子の少ない部活だということで(笑)それで、彼に連れられて入りました」
思い出の日々

 小倉さんは学生時代、アルバイトや部活動に明け暮れていたそうだ。それはその後の芸能生活でどう生きたのだろうか。
「芝居には、体を動かすアクションシーンがふんだんにあります。そこで、空手の経験がとても役に立ちました。舞台で、空手の型をやったこともありましたよ。あと学生時代の話をするときに、陶芸部で作った瓦を空手道部で割ったという話がウケますね。本当は、陶芸部で瓦なんか作ってませんでしたけど」
 また、小倉さんは空手道部で忘れられない経験をした。
「1年のとき、空手道部の夏合宿に初めて行きました。そのときOBがたくさん来ていたんです。練習中にそのOBがまだ体のできてない1年生に、稽古を厳しくつけ過ぎてしまったようで、同級生の1人が、ダウンしてしまったということがありました。次の日の朝、体育館に行ってみると主将が倒れていました。後で聞いたら、主将がOBを集めて、『やめてください。私のかわいい後輩ですから』と言ったらしい。それで、OBが怒ってしまって『稽古』をつけられてたようなんです」
 最近は会っていないそうだが、このときの主将は現在でも、小倉さんが最も尊敬している人の1人なのだそうだ。小倉さんにとって、かけがえのない大切な出会いがあった大学時代。それは、小倉さんの心の中で今でも輝きを放ち続けている。
もう1人の尊敬する先輩

 小倉さんは大学卒業後、すぐに三宅裕司さんと出会い、スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)の旗揚げに参画する。
「ちょうど就職活動をしようというときに、オイルショックが起き不景気になってしまったんです。先輩たちはみんな一流企業に入ってたんですけど、急に就職が難しくなってしまいまして。それでどうしようか考えているとき、ちょうど『俺たちの旅』というドラマがやっていました。中村雅俊さん演じる主人公が、劇団に入りバイトをしながら生きているという話で、そのドラマを見て劇団に入ろうと思ったんです。30ぐらいまではまあいいかと思って。どんな劇団があるかと『ぴあ』で探していたら、『大江戸新喜劇』の旗揚げ公演というのが目に飛び込んできました。それはSETの前身で、三宅裕司さんが主演でした。その公演を見て非常に心を動かされ、すぐにオーディションを受けて『大江戸新喜劇』に入れてもらったんです」                                                                             
 その後三宅さんを座長として劇団SETを旗揚げし、小倉さんは劇団が大きくなっていくのを目の当たりにしてきた。
「入って1、2ヶ月で、すぐに初舞台を踏みました。その当時は、お祭りのような感じでしたよ。大学祭のような。今では、義務感のようなものが生まれているけど、最初はプレッシャーもありませんでしたね。あと、当時は体力がありました。芝居の後、朝まで飲んだんです。タクシーなんかに乗るお金はなかったから、始発まで飲みました。その後昼夜公演ですよ。まだまだ小さな劇団でしたけど、当時はすごく希望が持てましたね。三宅さんは、この人についていけば大丈夫だと思わせるような人ですから。お客さんも少しずつ増えていって、手ごたえを感じましたね」
才能の開花

 小倉さんは、そのうち個性派俳優として人気を獲得し、舞台に加えてテレビでも活躍するようになる。
「憧れだった萩本欽一さんと、20年前に番組をやったときは楽しかったですよ。公開番組で大変でしたけどね。なにしろパワーがすごかった。打ち合わせで、1時間もじっと考え込んでるんだから。だけど、やっぱり舞台の方が楽しいですね。お客さんの反応が直に見られますから。つらい舞台も、楽しい舞台もありますけど。今思うと、劇団選びがよかったんでしょうね」
 自らの役者人生について、熱く語る小倉さん。そこからは、本当に役者という仕事を楽しんでいることが見てとれる。
若いときは、いろいろなことに

 小倉さんは、自らの職業を「学生生活の延長のようなもの」と言う。しかし最近、自らの年齢についてよく自覚するそうだ。
「大学時代の友達が、『もうすぐ定年になるんだ』と言うんです。学生の頃は、未来は限りないと思ってました。でも、最近限りが見えてきた。頭は、若いつもりでいるんですけどね」
 だからこそ、限りない未来を見ていた本学での日々を、共に過ごした仲間のことは忘れられないのだろう。
「陶芸部の友達とは、この前も会いましたよ。学習院には、何年か前に『ぶらり途中下車の旅』というテレビ番組で行ったきりですけどね」
 一方で、小倉さんは大学時代に対しての後悔も語る。
「30〜40代になって、学生に戻りたいと思うときがあるんです。大学時代にいろんなことをやっときゃよかったなあって。勉強にしてもそうです。勉強はきちんとした方がいいですよ。あと僕は、大学祭とかで楽しそうにギターをやっているクラブがあっても、やりたいと思っただけで来てしまった。思ったときはすぐやるべきですね」
 誰にも、一生に一度しかない大学時代。それは単なる通過点では決してないのである。

PROFILE

◇ 小倉久寛(おぐら・ひさひろ)
◇ 1954年10月26日生まれ。
◇ 三重県出身
◇ A型
◇ 1978年本学法学部政治学科卒
◇ 卒業後、大江戸新喜劇に参加。1979年、三宅裕司を座長として劇団SET(スーパー・エキセントリック・シアター)を旗揚げ。その後も舞台に限らず、TVドラマ、バラエティー番組など活動範囲をひろげ様々な方面で活躍中。
  劇団SET公式HP http://movie.nifty.com/set/ 

一覧に戻る>>



■ 【第194号 2005/01/12】 【示唆的な学生の視点 優良作品揃う】

 今年度の「学生の提言」の受賞者が発表された。昨年10月19日に「学生の提言」論文審査委員会を開き、応募のあった11編の作品について厳選な審査を行った。
 その結果、見事優秀賞を手にしたのは福田俊輔さん(済4)。佳作は5編あり、細川博資さん(営4)、町田拓哉さん(法3)、渡邊隼史さん(物2)、代表・小高祐一郎さん、(以下連名)伊藤瑛介さん、加賀美達さん、白石雄多さん、高崎悠太さん(以上営3)、代表・山根千沙さん、(以下連名)石渡麻美さん、川畑茜さん、岸本直子さん(以上営3)らが受賞した。そして昨年11月18日、西5号館6階特別会議室にて表彰式が行われ、受賞者に賞状及び副賞(優秀賞10万円、佳作3万円)が授与された。
 今回のテーマは「携帯電話とコミュニケーション」。現在では、携帯電話は持っていない人を探すほうが困難なほど、世の中に普及している。優秀賞を取った福田さんは、携帯電話を持つことで失われた・生まれたコミュニケーションについて書いた。失われたことでは、対面におけるコミュニケーション力とそれ自体、生まれたことは、耳が聞こえない人とのメールを通じての意思疎通を挙げた。そして、コミュニケーションの形態を変化させつつも、変えてはいけないのは人とのつながり、と締めている。
 遠藤久夫学生部長は「携帯電話がコミュニケーションに及ぼす影響を正確に評価することは難しい。目まぐるしく変化を遂げる現象を正確に捕まえようなどとは所詮無理な話だ。その意味で、学生の視点からこの大きな変化をどのように見ているのか、という学生諸君の「答え」に期待するところは非常に大きかった。どれも独自の視点で興味深く、示唆的なものであり、我々も教えられるところが大きかった」とコメントしている。 

一覧に戻る>>


■ 【第194号 2005/01/12】 【新役員選出される 常任委員会】

 運動部常任委員会、文化部常任委員会、文化系同好会常任委員会は、平成17年度役員を選出した。役員選挙が行われたのは、運動部が昨年12月1日、文化部と同好会が12月3日である。新役員は左記の通り。
運動部常任委員会

委員長兼四大戦推進副局長
石本真吾(法3・合気道部)▼副委員長兼情報宣伝局長 恩田佳枝(心3・アイススケート部フィギュア部門)▼副委員長兼甲南戦実行委員長 伊藤隆佑(哲3・アメリカンフットボール部)▼運営局長 安藤太郎(政3・ホッケー部男子)▼会計局長 加藤健太(営3・ラクロス部)▼書記局長兼運営副局長 篠田彩奈(英3・ラグビー部)▼学内大会実行委員長 宮本多樹(法3・硬式庭球部)▼学内大会副実行委員長 安藤馨(政3・アイススケート部ホッケー部門)▼渉外局長 荻野いくみ(数3・応援団チアリーダー部)▼保険局長 松田直子(法3・ラクロス部)▼編集局長兼黎明・富士見会館トレーニングルーム事務局長 山崎隼人(法3・自動車部)▼四大戦推進局長 佐々木謙一(済3・フェンシング部)
文化部常任委員会

委員長 齋藤豪(政2・法学研究部)▼副委員長 吉川明孝(済2・経済学研究部)▼会計 田中雄大(営1・史学部)▼渉外 古平あゆみ(法1・生物部)▼広報 原田麻美子(英1・将棋部)▼企画 成田侑子(法2・美術部)
文化系同好会常任委員会

委員長 橋塚塁(政2・速記研究会)▼副委員長 上田祐司(済2・漫画研究会)▼会計 伯耆(ほうき)健太(法1・コンピュータ研究会)▼渉外 上田千晶(日1・ユースホステル研究会)▼書記 岡田裕美香(日1・東洋文化研究会)▼企画 後藤真沙子(政1・民族舞踊研究会) 

一覧に戻る>>


■ 【第194号 2005/01/12】 【平成16年度 国家試験の結果】

 平成16年度の国家試験における本学学生、及び卒業生の結果が就職部より発表された。公認会計士試験以外は、現役、卒業生の区別は不明。数字は昨年11月26日現在のものである。
 今回、目を見張る結果を出したのは、難関とされる司法試験と公認会計士試験だ。公認会計士試験は現役生1名を含む11名が合格。また司法試験の合格者は10名と、それぞれ2桁合格という快挙を成し遂げた。
 だが、国家T種は合格者2名、国家U種は44名と、ともに昨年度より減少。国税専門官は昨年と同数の5名だった。
 これらの結果全体を通して就職部は「本学の規模からみれば大変評価できる結果です。特に、司法試験と公認会計士試験の2桁合格は素晴らしいと思う。今後も、難関の国家試験にチャレンジする1人でも多くの本学学生、卒業生の夢が、叶うことを願っている」とコメントを寄せている。 

一覧に戻る>>


■ 【第194号 2005/01/12】 【色鮮やかな作品の数々】

 昨年12月2日から5日にかけて、「学習院桜美会合同展2004」が開催された。会場となったのは、新宿文化センター。掛軸に描かれた伝統的な日本画、絵巻物のような作品から現代的な作品と、展示物は多岐に渡っていた。本学学生はもちろんOB・OG、最年長は91歳という幅広い年代の人に生み出された数々の作品に、訪れた人々は惹きつけられていた。   (薺) 

一覧に戻る>>


■ 【第193号 2004/11/22】 【新しい祭典めざす】

 10月31日から11月3日までの4日間にわたり、第35回学習院大学大学祭が開催された。当初、雨が続くと懸念されていた天候は大きく崩れることなく、各種イベントや展示、出店なども大盛況のうちに終了。客足も伸び、昨年より多い2万人強が来訪した。

 大学祭に参加するすべての人たちが楽しめるものを――大学祭実行委員会(以下、実委)スタッフ全員の思いをスローガンに込め、大学祭が始まった。

 今年、予定されていた企画はすべて行なわれた。ただ、10月30日に行われた前夜祭だけは変更があった。当初は雨でも決行する予定だったが、あまりに強い雨のため、みこし行列が目白通りへ出ることは諦めることに。しかし、学祭開催期間中は予報されていた雨も降らず、その他のイベントはすべて滞りなく運ばれた。また、大きなけが人がでることもなかった。加えて、昨年寄せられた、期間中の宿泊に対する近隣住民からの苦情や、食品衛生の問題についても、今年は特に目立った問題は起きず、参加団体と実委の協力体制の確立がうかがえる。

 ここ数年、既存の枠に入らない、新しい企画を持ち出す団体が増えてきている。今年も、中央教室で映像を流したいという新企画を提出した団体が現れた。これは、展示とアトラクションの中間に位置する企画で、過去に例のない事例である。しかし、学生部と何度も交渉を重ねた結果、了承を得ることができた。実委の岩崎隆事務総長(史3)は「今までの形にとらわれず、企画の土台の規模を広げていきたい。これからも、実委が参加団体と大学との橋渡しになれば」と語る。また、今年は参加団体同士のつながりも多くみられた。大学祭に携わる人々の新しい関係が多く生まれたことが、今年の大きな特徴と言えるだろう。

 こうして成功のうちに幕を下ろした今年の大学祭だが、岩崎事務総長は来年への課題として、協賛の見直しを挙げる。今までの規約では対応できないものが増えてきており、刷新が急がれている。そして、引き続き食品衛生などにも気を配っていくつもりだと言う。年を重ねるごとに姿を変える大学祭。それを作りあげる人たちの力によって、来年もまた新たな姿が見られることだろう。

 (2、3面に特集記事)

一覧に戻る>>

■ 【第193号 2004/11/22】 【厳しい状況続く 就職状況中間報告】

 10月中旬の時点で、本学4年生の約20%が進路決定届を提出している。企業の採用意欲の高まりは感じられるものの、厳選採用を行う企業が多く、決して楽観はできないようだ。しかし、現在は中間点のため結論を出すことはできないが、最終的には昨年度を若干上回るものと就職部は考えている。

 今年度の就職活動は例年より多忙なものとなった。なぜなら、日本経済団体連合会が『新規学卒者の採用・選考に関する企業の倫理憲章』を遵守することを求めた「共同宣言」に、多くの企業が参画したためだ。その結果、4月から5月初旬までの短期間に大手企業の採用スケジュールが集中してしまい、学生にとっては大きな負担となってしまった。

 さらに、新卒者でも採用基準に達しなければ、採用枠に空きがあっても採用されない。そして即戦力として中途採用に目をむける企業も増えてきた。その上、契約社員やアウトソーシングなどによって人件費の抑制策を講じる傾向が強まり、新卒者の採用は厳しい時代が続いている。

 就職部は4年生の未内定者に対して常に支援する態勢を取っている。加えて、3年生に対してはグループ面談を開始した。現段階では、志望業界・職種を絞りきれてない学生もいるだろうが、この機会を有効に活用してもらいたい。また、2月5、6日には面接対策セミナーを開く予定だ。これは、企業に勤務する本学卒業生による模擬面接が中心となる。参加者は先着順になるので、掲示に注意して積極的に参加してほしい。自分の意思をしっかりと持つことで、就職活動を円滑に進められるだろう。

 最後に就職部としては、進路登録票、進路決定届を提出していない3、4年生は至急就職部に提出してほしい、とのことだ。

一覧に戻る>>

■ 【第193号 2004/11/22】 【アテネ五輪の団長務める 内藤政武氏】

 今夏、本学常務理事の内藤政武氏が、女子グラウンドホッケー日本代表の団長としてアテネ五輪に出場した。

 内藤氏は昭和35年に本学政治経済学部を卒業し、平成4年に本学理事に就任した。現在は日本ホッケー協会理事も務めている。

 ホッケーと内藤氏の出会いは、高等科1年のときに遡る。当時、学習院高等科のホッケー部は国体2位という強豪だった。その強豪ホッケー部キャプテンから勧誘を受け、スティックに込められる手品のような技に魅せられた。大学入学後もホッケーを続け、卒業後は、公式審判員として携わり、東京オリンピックの役員も務めた。実に、約50年間に渡ってホッケーとともに生きている。

 女子ホッケー日本代表は五輪初出場だった。3月に行われた予選では、まさか優勝できるとは思っていなかったという。予選の帰国後、メディアに大きく取り上げられ、日本マクドナルドがスポンサーに、和田アキ子がポケットマネーで資金援助してくれるという幸運にも恵まれた。五輪初出場にして8位入賞。出場だけでも価値があるが、入賞できたとあってホッケー界も盛り上がった。

 一方、ホッケーはヨーロッパでは昔から一般的なスポーツだが、日本ではまだ認知度が低い。しかし、五輪出場によってホッケーが広まりつつあるようだ。全試合をテレビ放映してもらったことによって、グラウンドホッケーとアイスホッケーは違うものであるという認識も広まった。これを機に、ホッケー人口をもっと増やしていこうと意気込む。

 内藤氏は「ホッケーは楽しいのでぜひ体験してみてください。ホッケー協会もサッカー協会を見習って大きくしていきたいですね。これは夢ではなくて現実の私の仕事です」と熱意を込めて語ってくれた。

一覧に戻る>>


■ 【第193号 2004/11/22】 【旋律に耳を澄ませば】

 百周年記念会館で10月8日に、『CONCERTO LIBERALEヨーロッパ世界〜音楽を伝えるもの〜』が開催された。これは総合基礎科目ヨーロッパ世界の授業の一環として行なわれたものだ。司会は授業を受け持つ網野公一先生、解説は今谷和徳先生が担当。演奏者には鈴木美登里さん、芝崎久美子さん、竹内太郎さんを迎えた。澄んだ歌声とバロック調の演奏は学生を含め多くの聴衆を魅了した。(楓)

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 正式・一般種目ともに優勝 総合優勝通算44回目】

 10月22日から24日にかけて、武蔵大学にて第55回四大学運動競技大会が開催された。台風の影響が心配されたが、大会期間中は天候に恵まれ、正式、一般、教職員の3部門で4大学が競い合った。

 本学は正式種目、一般種目ともに優勝し、見事に総合優勝を果たした。 

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 四大戦とは?】

 四大戦とは、本学、成蹊、成城、武蔵の4大学によって行われる大学対抗の競技大会だ。旧制高校の流れをくむ4大学が交流を深めるために、昭和25年、武蔵大の提案により本学で第1回大会が開催された。以来毎年各大学の持ち回りで開かれ、今回で55回目となる。

 大会は運動部が出場する正式種目、学内予選を勝ち進んだ学生が出場する一般種目、教職員が出場する教職員種目で構成されている。総合優勝は正式種目と一般種目の合計点で決まる。

 4月の団結式が終わると、多くの正式種目が期間外に行われるため、事実上の四大戦が始まる。また7月からは一般種目の学内予選もスタートし、運動系サークルを中心に本戦出場を目標にして競い合う。そして本大会で、残りの競技が行われ、各種目の優勝と総合優勝が決まる。 

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 夢のたすき繋がる 男女駅伝(正式種目)】


【24日 駅伝コース】今年も四大戦のトリを飾るのは駅伝。1・5qのコースを女子は1人2周、男子は4周する。1チーム4人で各校から2チーム出場し、その合計タイムで順位が決まる方式だ。本学は昨年、女子は優勝したものの男子は無念の2位に終わっていた。

 午前10時、女子がスタート。本学Aチーム第1走者の堀田あすか選手(数3)は出遅れたものの、決して焦ることなく落ち着いた走りを見せ、すぐにトップに追い着く。一方、本学Bチームも猛烈に追い上げ、3位に着いた。

 本学Aチームがトップのまま、たすきは第2走者へ。第2走者の内堀由理選手(数4)は強気の走りで、2位との差を広げる。そこからは本学Aチームの独壇場。2位以下を大きく離してゴールした。本学Bチームも4位に入り、本学駅伝女子は昨年に続く堂々の優勝を決めた。

 そして正午、女子優勝の余韻冷めぬまま、男子のレースが始まる。「1年間、負けたくやしさを忘れられませんでした」。本学Aチームのアンカー大野政史選手(まさふみ・法4)は、昨年の雪辱を果たすべく悲壮な決意を持って、このレースに臨んでいた。

 スタート直後から本学Aチームが1位、本学Bチームが2位をキープ。盛大な声援が追い風となり、昨年果たせなかった男女優勝への道をひた走る。

 レースも中盤、本学Aチーム第3走者は加藤雅彦選手(政3)。加藤選手は1週間前、トライアスロン同好会の試合中に全身を強打している。しかし、そんなことは微塵も感じさせず疾走する。「走ってるとき、今までずっと一緒に走ってきた大野さんの顔が目に浮かびました」。リードを保ったまま、たすきをアンカーの大野選手につなぐ。「たすきが重く感じられました」と大野選手。

 本学の栄光も挫折も背負ってきたたすきがゴールテープを切るまであと2周。沿道の盛り上がりは最高潮に達した。そして独走のまま、本学の圧倒的な力を観衆に見せつけながら、仲間の待つゴールに入る。本学Bチームも2位に入賞して、悲願の男女優勝が果たされた。

 この活躍は、本学の復活を象徴付ける出来事といえよう。レース後もしばらく本学の興奮が冷めやむことはなかった。

 (植木太)  

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 個人戦で力を発揮 男子卓球(正式種目)】

【22、23日 卓球場(学生会館)】今大会で11年振りに、卓球男子団体戦で優勝を逃した本学。そのため、個人戦で決勝へ進んだ井上知之選手(史4)の試合は異様な緊張感に包まれていた。

 試合は11点制の5セットマッチ。3セットを先取した方が勝ちとなる。守備を主軸に試合をする井上選手は試合前に、「相手に粘り負けしないようにしたい」と話していた。試合はまさにその通りの緊迫した展開となった。

 井上選手は第1セット序盤から相手の攻撃をことごとく跳ね返し、相手のミスを誘っていった。しかし、相手も成蹊大学のエース。簡単に倒せる相手ではなかった。そしてその終盤、相手に粘られ同点に追いつかれる。だが、井上選手は焦らなかった。逆に自分のプレーを続けることで相手が焦ってミスを出し、第1セットを井上選手が勝ち取った。これで波に乗った井上選手は続く2セット目も相手に粘り勝ち、2セットを連取した。

 第3セット。始めこそ相手にリードを許すものの、中盤に逆転をしてからは相手をまったく寄せつけなかった。次々と相手のミスを誘い、徐々に点差を広げていく。そして最後まで守りきった井上選手がストレートで勝利し、優勝を手にした。優勝の瞬間、歓声がわき起こった。井上選手も緊張から解放され、笑顔を見せた。

 試合後には「団体戦を落としていたので絶対に勝ちたかった」と心境を語ってくれた。自身と部員の願いを胸に秘め、極限の緊張感の中で手にした意地の優勝だった。

 今大会、本学は男女共に団体戦優勝を逃すという結果に終わった。しかし、井上選手の個人戦優勝が部員全員の誇りとなった。この優勝を胸に本学の来年の活躍を期待したい。 

 (嶋先伸人)  

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 成蹊大に苦戦 男女バドミントン(正式種目)】

【22、23日 大学体育館】「男女ともに優勝を狙う」と、本学バドミントン部の杉原亮主将(法3)は試合前に闘志を燃やしていた。だが、もう一歩のところで及ばなかった。

 本学男子の優勝は対成蹊大戦にかかっていた。第1試合は杉原主将のシングルス。「主将で第1試合なので士気を上げたい」と意気込む。しかし第1セットを先取され、第2セットで粘ったが惜しくも敗れた。

 続く第2試合で村山稔選手(英3)は勝利を収めるが、第3試合の福本紘士選手(法3)・小串武之選手(数2)ペアは敗戦した。

 そして第4試合。ここで杉原主将・村山選手ペアがダブルスで本領を発揮。スマッシュを打ち込み、相手にプレッシャーをかけ、攻撃する隙を与えず2―0で圧勝した。

 2勝2敗で迎えた第5試合。この団体戦の勝敗の行方は、福本選手に委ねられた。負けられない一戦。ただならぬ緊張感が漂う。

 序盤から気迫がこもった第1セット。激しい攻防。両者なかなか譲らない。相手に連続得点させないが、その一方、自身の点数も思うようには伸ばせず、2点差で相手にセットポイントを許してしまう。第2セットも奮闘するが、主導権を握れない。焦りからかミスが目立ち、終わってみると0―2で大敗だった。

 こうして男子は2勝1敗で準優勝。女子も成蹊大戦を落とすも、他は圧勝し、同じく準優勝だった。「男女ともに成蹊大に優勝を持っていかれたのが悔しい。キーとなる選手の敗退で、他の選手に影響が出てしまったので、メンタル面も強化したい」と杉原主将。次こそは優勝をつかんで欲しい。

 (平峯さとみ)  

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 演武会〜心技一体の競演〜(正式種目)】

【22日 バスケットボールコート】秋晴れの空の下、合気道、空手、少林寺拳法による演武会が開かれた。

 朝一番で行われたのは、合気道。朝の静寂をやぶって、畳をたたく小気味好い音が辺りに響き渡った。そして、次々と展開された幾多の技に観客は目を奪われていく。これぞまさに「演武」であった。しかし、そこは四大戦行事、真剣さの中に、笑いもしっかりと抑えられていた。「夏休みに彼女と愛の一泊二日旅行に出かけた―先輩」という部員紹介のアナウンスには、観客から笑いが起き、真剣な選手の顔も思わず緩む。合気道の演武がすべて終わる頃には会場を暖かい日の光が包みこむ。演武会は天気にも恵まれ、上々のスタートを切った。

 続いて畳の上に登場したのは空手部員の面々。数名交代で、流れるような型を披露していった。その一寸の無駄もなく、洗練された動きには日々積み重ねられた練習の成果がうかがえる。だが、観客を沸かせたのはここからであった。まずは可愛らしい女子部員が木の板を豪快に叩き割ってみせると、頭突きで瓦を破壊する部員も登場した。次に空手の標的にされたのは、木製バット。読売巨人軍、清原も驚く鋭い蹴りで、バットを見事に粉砕していく。そして、試割(ためしわり)の締めくくりとして行われたのは火炎瓦割りであった。積み上げられた瓦に火がつけられると、会場の緊張感は頂点に達する。川口玄(日1)選手は果敢にも燃え盛る瓦に挑むが、すべてを割ることが出来ず、惜しくも失敗。おまけに手からおびただしい量の血液が流れ出す。しかし、観客は川口選手の勇気を称え、いつまでも温かい拍手を送り続けた。

 演武会のトリを飾るのは少林寺拳法。演武は4大学合同で行われた。乱取りはK―1ルールに基づき、激しい攻防が繰り広げられた。放たれた攻撃がクリーンヒットする度に、観客から感嘆の声が上がる。互いに容赦の無い、力強い技の応酬は演武会を締めくくるにふさわしい迫力であった。

 武道は礼に始まり、礼に終わる。種目は違えど、その根源にあるものはどれも同じだ。今日一日で何百回も礼が交わされた。人間関係が希薄になりつつあるこの現代社会で、我々が忘れてはならないものが小さな畳の上にはあった。夕日色に染まった若者たちの胴着は一段と輝いて人々の目に映っている。

 (戸村修一)  

一覧に戻る>>


■ 【第192号 2004/11/15】 【 意地を見せての総合優勝 第55回四大戦総評】

 22日、武蔵大学大講堂にて、第55回四大学運動競技大会の開会式が行われた。今大会では本学選手たちの優勝へかける想いもひとしおであった。

 昨年度、本学は正式種目では優勝したものの、一般種目では最下位になる競技が続出。総合得点で成蹊大に敗れての2位に終わってしまう。23連覇で大会記録が途切れてしまった本学は、久しぶりの辛酸をなめた。しかしその悔しさが選手たちのバネになったのだろう。今大会では本来の強さを遺憾なく発揮した。

 正式種目では駅伝、硬式庭球、バスケットボールの3種目が男女ともに優勝。バドミントンも男女そろって準優勝と常勝校の強さを見せつけた。

 一般種目においても、サッカー、ソフトボール男子、軟式野球、バドミントン男女がそれぞれ優勝するなど多くの種目で高得点を重ねた。その結果、昨年度の最下位から大幅に躍進し、見事に優勝。昨年度の雪辱を晴らした。

 こうして正式、一般の2部門を制した本学は、総合得点で2位の成蹊大に25点という大差をつけ、優勝杯を取り戻した。閉会式で優勝が発表されると、選手たちは歓喜の声をあげた。「何度も表彰式を見てきたが、今回の学習院大ほど喜んだ姿は見たことがない」と大会審判長神尾正俊氏が語ったように、昨年度の敗北に悔し涙をのんだ選手たちにとって、この1年間の努力が実を結んだ瞬間であった。

 このように本学の優勝で幕を閉じた第55回大会であったが、今大会ではスローガンとして「絆」という言葉が掲げられていた。これは第1回大会からの四大戦本来の目的であり、根底に流れるものである。大会期間中、様々な競技で全力を出してぶつかり合い、試合終了後に笑顔で握手する選手たち。そこには確かな絆が生まれていた。そして試合中の選手たちと、それを応援する応援団や観客の一体感も、この「絆」というスローガンにふさわしいものであった。

 今大会で優勝したことにより常勝校としての自信を取り戻すことができた本学。来年は一体どのような熱戦を繰り広げてくれるのだろうか。成城大で行われる次回大会が今から楽しみだ。

 (新原大輔) 

一覧に戻る>>


■ 【第191号 2004/09/28】 【部会室に金網】

 昨年から黎明会館内で多発していたねずみ被害に対しての具体的な対策がとられ、7月中に終了した。ねずみは廊下側の扉の空気口から部会室へ侵入していることがわかり、空気口に金網を設置する工事が行われた。今回の金網設置により、ねずみ駆除対策は一応の終わりを迎えた。しかし、黎明会館運営委員会としては、今後も被害報告が寄せられれば随時対応していく構えだ。



 ねずみの被害が出始めたのは昨年の6月頃からである。最初は黎明会館1階にある運動部から黎明会館運営委員会(以下、黎運委)に被害報告があった。その後、秋に行われた大学祭で一気に被害が拡大したらしく、5階を除く各階から被害報告が続出した。食べ物を扱う参加団体による食材管理の不徹底や、生ごみを放置したりするなど、ねずみが住みやすい環境を与えたのが主な原因と見られる。ちなみに黎明会館に隣接する富士見会館からの被害報告は現在のところ入っていない。

 事態を重くみた黎運委は被害状況を把握するため、今年の5月中旬から下旬にかけ入館団体に対しアンケートを実施した。その結果を学生部に報告したところ、学内の建物を管理する施設部がねずみ駆除業者に対策を依頼。5月28日に館内点検が行われた。その結果、ねずみが廊下側の扉の空気口から部会室へ侵入していることが判明。これを受け大学側は各部会室の空気口に金網を設置することを決定した。

 また設置工事にさきがけて、黎運委は被害対策についてまとめた資料を6月21日付で入館団体へ配布した。そこで設置工事のお知らせとねずみ被害を拡大させないための注意事項を掲載。そして金網の設置工事は7月中に無事完了し、これで一連のねずみ駆除対策は終了した。



 しかし、これから再び大学祭の季節を迎える。黎運委ねずみ被害担当の小川晃弘さん(政3)は「これからの時期、大学祭などで部会室が汚くなると思います。特に食材の管理には十分気を付けてほしい」と注意を呼 

一覧に戻る>>


■ 【第191号 2004/09/28】 【新たなる出発 政治学研究科】

 来年度から、本学の政治学研究科・博士前期課程が実務系大学院に移行する。21世紀型政策エキスパートの育成を掲げ、即戦力を持って実社会に出てもらおうというのが狙いだ。

 新カリキュラムで、日本政治・政策研究コース、国際関係・地域研究コース、社会・公共領域研究コースの3つを設け、院生は所属コースの専門科目を中心に実践的知識を修得する。

 選抜方法も変わる。一般入試は、出願時に研究の関心などのエッセイを提出。そして、一次試験で英語、専門科目、総合的判断力と分析力を問う総合問題の3科目の筆記試験を受け、合格者は二次試験で面接を行う。他に、学内推薦制度もある。また、2007年度から、政治学科特別選抜コースで3年次卒業が認められた場合、無試験での進学が可能になる。

 来年度から学位(修士)の取得には、2つの方法が選べるようになる。修士論文を書くか、4学期中の3学期、「研究指導」の科目で「タームペーパー」をまとめ、「特定課題研究」として提出するかである。博士後期課程進学希望者は、各学期で「研究指導」を履修し、従来通り修士論文を提出しなければならない。

 院生にとって魅力的なのは、政策・実務科目のひとつであるインターンシップだ。企業や民間のシンクタンク、国会議員事務所、マスコミなどを開拓中である。政治学研究科委員長、桂木隆夫教授は、「インターンシップと各コース研究会を結びつけて、密度の濃い研究を考えている。先方にも研究会に来てもらい、議論、交流を通じて、院生に分析力、総合的判断力だけでなく、社交性も身に付けてもらいたい」と語る。変貌する大学院に注目だ。  

一覧に戻る>>


■ 【第191号 2004/09/28】 【今年も盛況 オープンキャンパス】

 7月24日、8月28日、本学にてオープンキャンパスが開催された。対象者は高校1、2年生と受験生、その父母であり、参加者は昨年度より増えたようだ。

 西5号館1階学生ホールでは、在学生と各学科教員による個別相談会、職員による奨学金や就職、留学の個別相談が行われた。直接関係者から説明を受けられるので、毎年多くの参加者が訪れる。資料コーナーにも大学案内を始めとした資料を求めて人が集まり、ホール内は賑わっていた。

 西2号館では、全体説明会が行われた。さらに、今年度からの新たな試みとして、学部学科説明会に体験授業「ミニ講義」が加わった。法学部、経済学部、文学部それぞれの学科の「ミニ講義」は45分間という短い講義だったが、参加者は真剣だ。理学部は、90分間にわたり、「ミニ講義」と学科説明会を含む理学部見学会を行った。職員、学生によるキャンパスツアーにも多数の参加者が集まり盛況だった。これにより、本学への関心が高いことがわかる。参加者は、これらの催しで講義の雰囲気や施設を肌で感じることができただろう。

 次回のオープンキャンパスでは一般入試願書を無料配布予定とのこと。本年度最後となる第3回は10月23日に行われる予定だ。 

一覧に戻る>>


■ 【第191号 2004/09/28】 【ヒトの謎に迫る生物学】


 7月28日、30日、8月2日の3日間にわたり一般公開セミナーが本学で開かれた。これは、本学自然科学系大学院の集中講義の一部が一般向けに公開されたものだ。講師は生物学の最前線で活躍中の長谷川真理子氏、榊佳之氏、井原康夫氏の3人。「ヒトの生物学」に関する講義に聴講者たちは熱心に耳を傾けていた。(楓)  

一覧に戻る>>


■ 【第191号 2004/09/28】 【情報特急便(学内行事予定のお知らせ)】

CONCERTO LIBERALE

ヨーロッパ世界〜音楽を伝えるもの〜

出演:鈴木美登里(ソプラノ)

   芝崎久美子(チェンバロ)

   竹内太郎(キタローネ、バロック・ギター)

解説 今谷和徳(慶應義塾大学講師)

司会 網野公一(玉川大学助教授)

日時:10月8日(金)17時30分開場、18時開演(19時30分終演予定)

場所:学習院百周年記念会館大ホール

入場料:無料(予約不要)



学習院大学人文科学研究所講演会

『ルーマニアの歴史と現状』

講師:森田智氏(ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学文学部/東洋言語プログラム 日本語・日本文化講師)

日時:10月15日(金)15時〜17時

場所:北2号館6階 621号室 人文科学研究所会議室

参加費:無料(予約不要)



学習院大学ドイツ文学会 秋季学会 留学報告会

日時:10月16日(土)13時30分〜

場所:西2号館 501号室



※上記予定は変更になる場合がございます。また、予定の変更等につきましては、当社ではお答えいたしかねますので、直接主催者様へお願い致します。

一覧に戻る>>

 
■ 【第190号 2004/07/05】 【大学奨学金の採用率、100%】

 平成16年度の「学習院大学奨学金」および「日本学生支援機構(旧日本育英会)奨学金」の申請者・採用者数が発表された。文部科学省が発表した、全国の私立大学・昼間部の奨学金申請者に対する受給者割合の平均(平成14年度)が91%である中、「学習院大学奨学金」の採用率は昨年度95・8%、本年度100%である。この数字は相対的に見て、高い採用率であるといえよう。 

一覧に戻る>>

■ 【第190号 2004/07/05】 【奨学金の採用状況】

 本学には、本学独自で設置する様々な奨学金制度があるが、その中で採用者数が最も多いのは「学習院大学奨学金」だ。今年度の申請者数は174名で、採用率は100%。昨年度より申請者が減少したのは、貸与型の奨学金は将来その学生の負債となるため、安易に借りようとする人が減ったためと思われる。また、今年度より給付型の「学習院大学学費支援給付奨学金」が新設された。これは有資格者であり家計困窮度の高い人の中から、人物評価を加味して給付されるものだ。給付型奨学金の導入は、ここ数年で奨学金制度の見直しを行い、学生からの要望に答えた形である。

「学習院大学奨学金」の採用率が高いのは、多少条件を満たしていなくても、例外的に貸与を認めるケースがあるためだ。一般的には奨学金を貸与する際、一定の家計基準や成績基準を満たすことが条件となる。だが、本学は経済援助・学業奨励をできる限り多くの学生に行う方針であるため採用率が高い。なお、6月の定期採用申請以外にも家庭状況の急変が認められる学生には、随時「緊急」「応急」貸与も行っている。

 また、奨学金の窓口である学生部は、すべての学生が周知すべき点2つを呼びかけている。1つは「納付金延納願」の存在だ。これはやむを得ない事情があると認められた場合に限り、授業料などの延納を認めてもらうものである。奨学金申請者の中で何らかの理由により納付金を納めることができない学生は、この願書を納付期限の1週間前までに提出することで納入を奨学金決定まで延ばせる。

 2つ目は「除籍」についてだ。これは授業料などの納付金を滞納し、督促を受けても納付しない場合に本学から籍が除かれるもの。学生部では除籍者を少なくするため、勉学の意志はあるが納付が困難という学生に、奨学金貸与や教育ローンの紹介などの相談を受け付けている。納付金のことで困難が生じた際は、早めに相談するとよいだろう。 

 そして貸与型奨学金は卒業・修了後に返還義務が生じるため、学生は奨学金の目的を理解し、返還のことも考えた上で申請することが求められる。

 なお、本学学生の多くが利用する「日本学生支援機構(旧日本育英会)奨学金」の採用者数は表の通り。  

一覧に戻る>>

■ 【第190号 2004/07/05】 【大学祭で4団体提携】

 今年度の大学祭より、大学祭実行委員会、学生相談所、学生放送局、大学新聞社の4つの団体の連携を強化する。来客が安心できる、また、全参加団体が充実した活動ができる大学祭を目指しており、より運営をスムーズにするためである。具体的には、迷子案内の徹底とアンケートの規模の拡大である。例年、開催期間中は、学生相談所は案内所の運営とパンフレット販売、学生放送局は迷子放送、大学新聞社は出店アンケートと参加団体の取材を行ってきた。

 しかし、昨年度までは、迷子が出た際にどこで預かるかなどのやりとりで行き違いがあり、来客の安全面が徹底していなかった。また、出店アンケートの規模が小さいことも懸念されてきた。今年度は、そのような事態を打開するためにも、4団体の協力体制を整備する。

 現在、4団体は迷子に関する連絡系統の取り決めと、アンケートの回収に関する事項を話し合っている。迷子対策については、迷子を発見した際、構内に数箇所ある案内所に知らせれば問題ないとしている。誘拐の心配もあるので、早急に案内所もしくは近くの大学祭実行委員会のスタッフまで連絡してもらうよう呼びかけていく方針だ。アンケートについては、学生相談所と大学新聞社が協力することで、調査母体の規模を拡大していく予定である。  

一覧に戻る>>

■ 【第190号 2004/07/05】 【ねずみ対策始まる】

 昨年から黎明会館内で多発しているねずみ被害に対し、具体的な対策がとられることとなった。まず被害状況を調査するため、5月中旬から下旬にかけ黎明会館運営委員会(以下、黎運委)が入館団体に対しアンケートを実施。その結果を学生部に報告したところ、学内の建物の管理をする施設部がねずみ駆除業者に依頼し、5月28日に館内点検を実施する運びとなった。

 その点検でねずみが廊下側の扉の空気口から部会室へ侵入していることがわかったため、大学側は空気口に金網を設置することを決定。7月中に工事完了を目指す。黎運委ねずみ被害担当の小川晃弘さん(政3)は、「金網を設置しても入館団体の皆さんが部会室の掃除、扉・窓の戸締り、および食べ物の管理を徹底しないと効果は出ない。ご協力をお願いしたい」と話す。

 黎運委は被害対策についての資料を6月21日付で入館団体へ配布。今後入館団体には一層の協力が求められる。これらの対策によりどれだけ被害が減少するか。その効果が期待される。  

一覧に戻る>>

■ 【第190号 2004/07/05】 【四大戦予選会のお知らせ】

 運動部常任委員会主催で、第55回四大戦予選会(学内大会)が開催される。日程は7月18日から7月20日。雨天時は21日に順延になる。

 体育館、北グラウンド、野球場、硬庭・軟庭コート、卓球場で行われる。サッカーやソフトボール、卓球などの各種目で、本学代表を目指すチームの熾烈な戦いが繰り広げられる。  

一覧に戻る>>

■ 【第190号 2004/07/05】 【五輪を彩るギリシャ神話】

 本学OBである長栄一さん原作のオペラ「ラビュリントス」が6月20日、百周年記念会館で上演された。これはギリシャ神話を題材にした作品であり、三笠宮も観覧された。ギリシャの美しさを思わせる見事な大道具と照明の中、話は進行。合唱と管弦楽は学習院輔仁会音楽部が担当し、オペラ歌手の華麗な歌声に華を添え、ギリシャ神話の世界へ観客を誘っていた。       (茴)  

一覧に戻る>>


■ 【第189号 2004/06/06】 【法科大学院が開校 倍率は15倍】

 入試は丁寧に行われた。筆記試験では、3科目から6科目で実施するところが多い中、7科目すべての試験を実施。さらに最終合格者の選考に当たっては、各人の資料すべてを見て細かく検討して判断した。その結果が、入学者の質に表れたようだ。

 とりわけ未修者のレベルは非常に高い。目標が明確で、中には従来の生活を捨ててきた人もいるため、真剣に勉強に励んでいるという。自習室の電気が、開室時間中消えることがなく、休日も勉強する学生の姿がある。目の色を変えて勉強する学生層がいることが大学の雰囲気を変え、やっと大学らしくなったという教授もいるようだ。

 法科大学院をより充実させるために、専用のコンピュータ室、実習室、研究室を設ける計画がある。ただし、いつ実現されるかは未定だ。また、教育内容などは今年度からの実施であるため、その都度会議を開催して検討を重ねている。

 本学の法科大学院の特徴として、徹底した少人数教育が挙げられる。学生数65名に対し、現在29名の教員で対応しているが、最終的には35名になる予定だ。この学生数の定員は非常に理想的で、これ以上になると教員を増加する必要が生じる。公平な教育を実施するには、現状が最適だ。また、教員の質のレベルが高いことも挙げられる。特に実務家教員の質の高さは全国有数で、学生の要求に十分適うものだ。整った環境で学ぶ学生の、2年後の新司法試験の結果が注目される。 

一覧に戻る>>


■ 【第189号 2004/06/06】 【登録者、3千超 トレーニングルーム】

 昨年度より開設された西2号館地下2階のトレーニングルーム。昨年1年間はどのような利用状況だったのだろうか。

 昨年度のトレーニングルーム利用登録者は学生が2910名、教職員が183名。年間の男女別の利用者数をみると、学生は男子の利用者が女子の約3倍と、圧倒的に男子学生による利用が多い。一方、教職員は、女性教職員の利用者が男性教職員の約2倍となっている。また昨年度、学生の利用者数が最も多かったのは6月。これは利用登録を終えた学生が、一気に利用し始めたからだと思われる。そしてやはり、夏季、春季休講中、後期試験のある1月の利用者数は他の月よりも少なくなっている。

 昨年度の利用状況をふまえ、今年度はインストラクターだけでなく、受付にもスタッフを常駐させ、相談などをしやすい環境を整えた。昨年度は、学生の不注意で補助を怠たって、バーベルを落としてしまい、顔に怪我をする事故があったからだ。このような事故の再発防止のため、フリーウェイトを使用するときは補助をきちんと利用する必要がある。複数人で利用する場合にはお互いで補助をし合い、一人の場合はインストラクターに補助を頼むように、と注意を呼びかけている。

 そして、スポーツ・健康科学センターの小野太佳司(たかし)教授は学生の利用状況について「土足や、泥のついたウェアのままで器具を使用してしまうと、器具が早く痛む原因になるので、利用者にはなるべくきれいな格好で来てもらいたい。長く使うということをよく考えて利用してほしい」と語っている。

 現在、講習会への申し込みは1年生が多いようだが、学年を問わず、未登録の学生はこれから参加してみるといいだろう。 

一覧に戻る>>


■ 【第189号 2004/06/06】 【天下一武道会が変わる】

 大学祭にて開催され、例年注目を集めていた、サークル廃人会主催の「天下一武道会」が生まれ変わる。新しい催し物の名前は「超・天下一武道大会〜GROUND PRIX〜」だ。

 開催日は、大学祭最終日である11月3日(水)。午後4時より行われる。場所は大学体育館を予定している。

 これまでは格闘技戦という雰囲気で、参加者も柔道部と廃人会の所属者のみに限られていた。今年度からはエンタテインメントという形で、ライトを使用するなどして演出にも凝る予定だ。そして、学習院最強を決めることを目的に、K1ルールでトーナメント戦を行う。大学祭の新たなメインイベントとして盛り上がることが期待される。

 選手、スタッフはともに募集中だ。肉体に自信がなくとも、運営や設営などのスタッフとして参加することもできる。参加資格はなく、在校生か否かも問わないようだ。

 問い合わせは、荒川尚士(090‐7185‐6849)まで。 

一覧に戻る>>


■ 【第189号 2004/06/06】 【オペラ公演】

 6月20日14時より、百周年記念会館大ホールにてオペラ「ラビュリントス」の公演が行われる。

 企画したギリシャ音楽フェスタ実行委員会の最高顧問は、前学習院院長・島津久厚氏。原作者は本学OBで実行委員会副委員長の長栄一氏だ。なお、演奏は学習院輔仁会音楽部管弦楽団が、合唱には同部の合唱団が出演する。公演は三笠宮もご覧になる予定だ。

 これは今年、アテネ五輪が開催されるのを祝して企画された。料金はS席9000円、A席5000円。S席は学生の場合、2000円割引される。問い合わせは音楽部の袴田、または実行委員会の長(03―3422―2151)まで。 

一覧に戻る>>


■ 【第189号 2004/06/06】 【初夏を告げる祭典】

 昼休みのひととき、キャンパス内に歌声が響く。毎年恒例の目白音楽祭(通称・めじおん)が今年も開催された。大勢の聴衆が特設ステージを取り囲み、各団体の演奏に耳を傾ける。演奏中、演奏者と聴衆はひとつになり、ステージのまわりはおおいに盛り上がっていた。思い思いの曲を演奏し終えたあと、聴衆から送られた拍手に演奏者たちはそれぞれ満足気な笑顔を見せていた。(新) 

一覧に戻る>>


■ 【第188号 2004/05/10】 【法・経では志願者増 大幅増の学科も】

 平成16年度の入試結果が発表された。全学部の志願者数の合計は、昨年度比1.7%減であった。全国的に見ても、少子化が最大の原因となり受験者数が減少している。その状況下において、この数字は健闘していると評価できよう。

 今年度の現役志願者は昨年度比2.2ポイント減で、全受験者の54%となった。これは浪人生の割合が増えたことを示している。また、女子入学者は昨年度よりは減少したものの、52.8%と今年度も全入学者の過半数を超えた。

 学部別に見ると、法学部は1.3ポイント増となった。全国的に法学部志願者が減る中、本学は安定している。今後は法科大学院の卒業生実績が、学部入試に影響する可能性がある。

 例年隔年現象の見られる経済学部は、今年度もその傾向を示した。ただし、経営学科に関しては2年連続で増加となった。原因は明らかではないが、今年度より第2志望を認めたことによると考えられる。

 各学科で志願者数の増減に差が出た文学部は、全体では7.0ポイント減となった。特筆すべきは哲学科の45.7ポイント増である。志願者が800人を越えたのは平成4年度以来。昨年度の現象の揺り戻しとも考えられるが、明確な原因は不明だ。一方、昨年まで2年連続で増加していた英米文学科は、大幅減となった。早稲田大学に国際教養学部が新設され、本学の文学部と試験日が重なったことが最大の要因だろう。

 減少が著しかったのは理学部である。昨年度と同様か微増になるとの予測であったが、実際には学部全体で9.2ポイント減となった。上位行の多くも志願者を減らしており、やむを得なかったようだ。

 こうした結果をふまえ、来年度入試への広報活動がすでに始まっている。まず大学案内を抜本的に改正し、昨年度の84ページから112ページに拡充する。また、ウェブ上での広報も強化していく。大学案内を全ページ閲覧可能にするほか、学生、講義、教員の紹介ページも作成する予定だ。

 さらに広報活動の中心であるオープンキャンパスも改善し、充実を図る。各学部、学科説明会にミニ講義を制度として新たに盛り込むことにした。また、開始時間を1時間早め、開催時間を延長する。

 そのほかにも、学外入試相談会への参加に積極性を示している。ここ数年は全国各地で行ってきた。その結果から、今年度は一ケ所に数回行くというように、重点を置いて行うことにした。また、2年前から実施しているダイレクトメールは、受験生獲得に高い効果を発揮している。昨年度は郵政公社主催の全日本ダイレクトメール大賞の公共機関等部門で銀賞を受賞した。今年度も工夫を凝らしたものを作成する予定だ。

 センター試験の導入は来年度も行わない。志望動機の強い人に受験して欲しいからだ。少子化といえども、本当に本学に入学したい人を大学は求めている。 

一覧に戻る>>


■ 【第188号 2004/05/10】 【平成15年度就職状況 就職率9割を維持】

 就職部より、平成15年度の就職状況が発表された。4月30日現在の就職率は、男子92.4%、女子96.7%と、4年連続で女子が男子を上回り、全体で94.8%となった。

 就職先を前年度と比較すると、損害保険が2.9%から5.8%に増加した一方で、銀行・信託が11.2%から7.4%に現象。また、10人以上採用された企業は9社(前年度と同じ)で、警視庁などの公務と金融機関が占めている。

 この就職状況に対し、後藤就職部長は、「雇用環境が依然として厳しい状況の中で、早期に数社から内定を得た学生がいる一方、就職活動開始の遅れなどから、苦戦している学生も多数見受けられた」と語る。量より質が強く求められる昨今の就職活動の中で、学生の二極化がさらに進んだと思われる。また、後藤部長は、「近年は、面接の初期にグループ面接などを行う企業も増えているので、授業や課外活動において自分の意見を大勢の前で発表する機会を積極的に取り入れてほしい」とも述べている。

 就職部としては、4年生の未内定者を対象とした学内企業説明会を実施するなど、5月以降もサポート体制をとっていく。なお、内定者数の上位企業は表の通り。 

一覧に戻る>>


■ 【第188号 2004/05/10】 【トレセン講習会 西2で申し込み】

 今年度より、トレーニングルーム講習会の申し込みは、西2号館地下2階のトレーニングルーム・カウンターにて行うことになった。昨年度は学生部で受け付けていたが、トレーニングルームの受付・管理が学外へ委託されることに伴い、同カウンターで講習会受付も行うことになった。また講習会に参加する際は、運動着と室内履きを持参しなければならない。特に室内履きを忘れる学生が多いため注意が必要だ。 

一覧に戻る>>


■ 【第188号 2004/05/10】 【オール学習院の集い】

 4月18日に、今年で18回目を迎えるオール学習院の集いが本学で開催された。

 この集いは、学習院の在学生やその父母、卒業生、教職員のほか、近隣の人々を迎え、様々な催し物をして交流を深めるものである。

 午前中、百周年記念会館で行われた「オール学習院合同演奏会」では、幼稚園生の明るく微笑ましい合唱から、OB管弦楽団による重厚さが感じられる演奏まで幅広い演目があり、締め括りにはオール学習院合唱団と管弦楽団による大合同演奏会が行われ、聴衆を魅了した。また、屋外で行われたフリーマーケット、模擬店、盲導犬体験といったものに加え、応援団や空手道部など多くの部活が集いに参加。どの団体も、独自の演出で観客を楽しませた。ほかにも、恩師との懇談会やサークルのOB・OG会が随所で開かれ、久しぶりの再開を喜ぶ声が教室に響いた。

 学習院には多くの行事があるが、幅広い年齢の人が集まり、交流できる場は貴重なものである。あなたも来年参加してみてはどうだろうか。

(泰)  

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 本学OB山本真純さんインタビュー【学生時代の経験は財産】

「私、化学科だったんだけれども、留年する子とかたくさんいたから、単位を取るために勉強で必死だった。でも学生の本分は学業かもしれないけど、それだけじゃもったいないと思って、バイトも結構してたのね。家庭教師とか塾の先生とか。人を教えることは人と接する勉強にもなるし、話すっていうことでは今の職業にもつながってたなって。生徒の立場に立っていろんなことを考えるとか。あとサークルはGBC(放送研究部)に所属してました。あまり放送についてはやってなかったけど、学生時代にしかない自由な時間で旅行したり、お酒飲んだり、仲間を増やせたりして楽しかったですね。学生時代は欲張って何でもやったらよいと思います。絶対それぞれが財産になると思うから。遊んでばっかりいるのもよいと思うし、勉強するのももちろんよいと思う。社会人になると、まずまとまった休みは取れなくて、例えば1ヶ月かけてヨーロッパを回ってみるとかは学生時代を逃すとできないことだと思うの。留学とかもそうなんだろうけれど、そのときはあまり気付かないものだから。感覚的な部分では分かっていても頭ではしっかり理解できてないからもったいない過ごし方をしちゃう人はいっぱいいると思うな」 

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 【コピーロボットを作りたかった】

「そもそも生命分子科学研究所でバイオ関連の研究をしたくて大学に入ったんですよ。だからただ卒業すればよいっていうよりも、そこの研究室に入りたかったから勉強はちゃんとやってました。バイオ関連のことをやりたいと思ったのはテレビ番組がきっかけかな。レタスの細胞からもう1つレタスを作るっていう番組で、それは食糧危機に備えてすごい技術だ、みたいなことだったんだけど、私はその技術がものすごいと思ったの。細胞1つからものができるってことは、人間だって作れるんじゃないかって。パーマンでコピーロボットってあるじゃない? さっきの原理でいけばクローン人間じゃないけど、現実にそのコピーロボット的なものができるんじゃないかと思ったの。そんなざっくりした切り口でバイオを勉強したいと思ってましたね。そして結果的には研究室に入れてもらえたので一番の目標は達成できました」  

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 【好きこそものの上手なれ】

「でも卒論のための研究はつらかったですね。とにかく孤独なんですよ。広い実験室でずっと研究して、終わると終電とかで(笑)。当時西門は10時に閉まる時代だから、それ以降は正門を自分で開けて目白駅まで歩くんです。それがとても切なくて(笑)。4年生のときはそういう日が多かったな。こんな孤独に耐えて研究を続けている研究者を改めて尊敬したんですけど、自分は無理でした(笑)。あと、実験は1回失敗するとその失敗した部分だけをやり直すのではなく、それよりも前にさかのぼってやり直さなければならないんですよ。そうするとまたそれで1週間かかったりして。結構気の遠くなる作業だったんですけど、人生の中でよい勉強になりましたね。つらいと言いつつ、やっぱり好きだったからやってこられたのかな。最先端の分野で世の中の新しいことを学べたのは、自分の知的好奇心を満たしてくれていたんだと思います。それはたぶん今の仕事と、似ているのかなと思いますね。研究室に入るっていう目標を持ってやれて、そして実現できたのはよかったです」  

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 【世の中、やってみなくちゃわからない】

「(3年生のときは)希望の研究室に入れたから大学院に行こうと思ってたのね。就職についてはあまり考えてなくて。でも一生研究をすることが好きなことなのかなって考えたら、ほかにもっと好きなことがあるかもって思ったの。それまでも、自分のできそうなことより自分の好きなことをやりたいとずっと思ってた。向いてるかどうかはやってみなければわからないから。テレビ局の採用には年齢制限があって、3年生のときから3、4年以内の時期しかチャンスが無かったのね。テレビがすごく好きだったから、後悔しないように受けてみようって。そしたら決まっちゃったから、何かの縁かなと思ってわりと気楽に決めました。だから就職活動のアドバイスはあまりできないけど、でもやりたいこととかを探していけばよいんだと思います  

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 【自分にしかできないという魅力】

「(この仕事って)すごく地味だと思いましたね、入った時は。たぶん皆さんが見てるのは画面に出てる部分だけで、ロケとかでも楽しそうでしょ? でも3分間のために1日中ロケをしたりとか、99%は画面に映らないの。でもその部分が逆に本当の仕事なのかなって思いました。仕事としてつらいと思ったことはそんなに無いんですよね。朝の仕事だと朝1時とかに起きるわけですよ。起きる瞬間はつらいけど、でも、本番はやっぱり楽しいし、喜びもあるし、体力的にはつらくてもそれで頑張れるのかな。お天気だったり、現場にいる人だったり範囲は広いけど、自分しか伝えられない、自分しかできないことをできるっていうのが魅力ですね。映像の影響力が強い世界だから、それにどれだけ言葉を添えられるかっていう魅力もありますね」  

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 【食わず嫌いは嫌い】

「(アナウンサーとしての幅を広げたいから)結婚もしたいし子供も生んでみたいですね。ママさんアナウンサーでないと言えない言葉とかあると思うんで。母親として妻として、今の独身の私にはできないことってやっぱりあるから。チャンスがあればママさんアナウンサーになってみたいです。で、歳をとっていても、今と変わらないモチベーションを持っていたい。やんちゃなおばあちゃんになりたいってのが夢です(笑)。そして常に何でも楽しんでいたいですね。できることではなくて、好きなことだったら頑張れる、そしてどんなことでも何でもすごく楽しめる、そういう生き方をしたいな。何に触れても楽しめるっていうか。食わずきらいが嫌いなんですよ。やらないで言うのではなく、なんでもやってみてそこから面白いものを見つけて、人生の中で積み上げていけたらよいなと思います」 

一覧に戻る>>


■ 【第187号 2004/04/05】 【学生時代は何でもがんばれ】

「学習院の雰囲気ってほのぼのしてて、それって逆にマイナス面になってる部分があると思うの。もう少しがっついて良いと思うんですよ。特に男の子。積極性がちょっとかけてると思うのね。学生が思ってる『やりすぎ』って意外と大したことないから、自分のキャパシティーを超えるくらいを目指してほしいな。大学としての環境はよいけど、そこに甘んじないで何でもやってみるべき。欲張り過ぎにはならないと思うな。学生時代は好きなことを探す時間にしたらよいと思います」

 何にでも前向きな山本アナ。

 彼女は今日も、きっと何かを楽しんでいる。  

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【高円宮追悼碑 建立される】

 故高円宮は学習院高等科時代、ホッケー部に在籍し、インターハイ出場という実績を残された。また昭和63年以来、桜杖会名誉会長を務め、ホッケー部の発展に貢献された。そこで桜杖会は故高円宮のご尽力に感謝の意を示すため、追頌碑を建てることとした。

 昨年11月24日の追頌碑除幕式には、故高円宮を偲び、多数の来賓が出席。ホッケー部OBをはじめとし、千葉糺中高等科科長や故高円宮の姉にあたる近衛ィ子常磐会会長(女子中高等科OG会)も列席した。

 除幕式は開会の辞に始まり、修祓式、除幕へと移る。除幕は高円宮妃殿下、田島義博院長、亀井泓桜友会会長、窪田裕一桜杖会会長によって執り行われた。碑を覆っていた白い布が取り去られると、「ホッケーをこよなく愛された 高円宮憲仁親王殿下」の碑文が。

 そして除幕後は目録贈呈、主催者挨拶と運ぶ。窪田氏は「殿下は心からホッケーを愛され、ホッケー部の発展にも尽力されました。そこで私どもは、殿下のお名前を形あるものとして残したいと考えました。碑を建てるにあたり、多くの方にご協力頂いたことを感謝します」と語った。

 続いて来賓挨拶に移る。来賓代表として田島氏は、「どちらに碑をお建てしてよいか議論となりましたが、正門のすぐ側であるこの場所となりました。学習院を訪れるすべての方がこの碑を見て殿下を偲ばれることでしょう」と話した。

 次に妃殿下のお言葉があり、「宮様は高等科時代、ホッケー部に入りインターハイに出場されたことから、よりスポーツに関心を持たれるようになりました。宮様の思い出が残る学習院に碑を建てて頂いたことを、多くの方に深く感謝申し上げます。そしてこの碑の前を通る多くの学生たちが、社会に貢献する人へ育っていくことを願います」と話された。

 その後、感謝状贈呈を終え除幕式が閉会すると、妃殿下のご希望により歓談の時間が設けられた。妃殿下は来賓と話された後、出席していた現役ホッケー部員にも声をかけられ、時折笑い声が起きる場面もあった。妃殿下の「皆さん頑張って下さいね」との励ましに、部員たちは「頑張ります」と力強く答えていた。  

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【法科大学院 設置認可下りる】

 本学に法科大学院が開設されることが正式に決定した。今年4月1日に開校される。文部科学省の大学設置・学校法人審議会は、昨年の11月27日に本学法科大学院の設置を認可した。本学は昨年の6月23日に設置認可申請を提出し、その約3ヵ月後である9月26日には面接審査を受けた。その結果の開設認可である。

 日本での法科大学院開設は、今年度が初めてとなる。72校が設置認可申請を提出していたが、認可されたのは66校で、保留となった2校を含めた68校が今年4月に開校する見通しだ。認可校であっても留意事項を付された大学は多い。留意事項では教員に高齢者が多いことに対する是正や、教育内容の充実を求めている。本学への留意事項は特になかったようだ。

 66校の全募集定員は5430人で、保留校も合わせると5605人となる。この募集定員数では、新司法試験の合格者を現時点より増やすとはいえ、当初考えられていた法科大学院卒業者の7、8割の合格は不可能とみられている。今のところ、合格率は最大でも5割程度との予測だ。そのため、今後は各校の新司法試験合格率による、厳しい生き残り競争が展開されることになりそうだ。

 本学の定員は、法学未修者と既修者を合わせて65名だ。それに対して教授は35名である。多くの授業は15人程度の受講者で行われ、徹底した少人数教育を実施する。また「ビジネスローヤーの養成」「公法教育の充実」「実務刑事法教育」を特色とし、優れた教授陣とカリキュラムという教育体制を整えた。これらの環境で幅広い教養を備えた専門家の育成を目指す。  

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【常任委員会 新役員を選出】

 運動部常任委員会、文化部常任委員会、文化系同好会常任委員会は、平成16年度役員を選出した。役員選挙が行われたのは、運動部が昨年11月22日、文化部と同好会が12月3日である。新役員は左記の通り。



【運動部常任委員会】

委員長兼甲南戦実行委員長 飛田和孝文(法3・籠球部)▼副委員長兼学内大会副実行委員長 小野雄介(法3・サッカー部)▼副委員長兼情報宣伝局長 松井いつき(政3・スカッシュ部)▼運営局長 加藤紗知(英3・ホッケー部)▼会計局長 本間美幸(営3・排球部)▼書記局長 根岸邦吉(法3・剣道部)▼学内大会実行委員長 河野礼二郎(済3・陸上競技部)▼渉外局長 鈴木麻衣子(政3・ラクロス部)▼保険局長 桑原麻衣(政3・硬式野球部)▼編集局長兼黎明富士見会館トレーニングルーム事務局長 折茂雄太(政3・アメリカンフットボール部)▼四大戦推進局長 星昌樹(営3・準硬式野球部)



【文化部常任委員会】

委員長 石川達哉(済2・生物部)▼副委員長 小高祐一郎(営2・史学部)▼会計 斎藤豪(政1・法学研究部)▼渉外 吉川明孝(済1・経済学研究部)▼広報 成田侑子(法1・美術部)▼企画 川島深雪(営2・将棋部)



【文化系同好会常任委員会】

委員長 岩崎隆(史2・コンピュータ研究会)▼副委員長 村岡祐司(英2・東洋文化研究会)▼会計 橋塚塁(政1・速記研究会)▼渉外 内堀由美子(哲1・地学研究会)▼書記 小松澄会(哲1・民族舞踊研究会)▼企画 上田祐司(済1・漫画研究会)  

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【学生の提言 受賞者決定】

「学生の提言」の今年度の受賞者が発表された。昨年10月21日に審査委員会が開かれ、厳正な審査の結果、永井暁子さん(済4)が優秀賞に選出された。佳作を受賞したのは、赤渕芳宏さん(法学研究科法律専攻博士課程3)、吉本直子さん(日4)、中島貫さん(済4)、町田拓哉さん(法2)の計4名。そして11月19日、西5号館6階の特別会議室において、受賞者に賞状及び副賞(優秀賞10万円、佳作3万円)が授与された。

 今回のテーマは「環境問題への学生としての取り組み」である。応募数はこれまで行ってきた中で最も多い15点だった。学生の意図がはっきり出ているか、また独自性が高いかという点に注目して審査した結果、永井さんの優秀賞受賞が決まった。

 永井さんの提言の内容は「買う」「使う」「移動する」「捨てる」という4タイプの行動についてアンケートを実施し、学生の環境意識を浮き彫りにするというもの。学生の立場に立った環境対策も提言している。多くの要素を含んでいるため、論点が散漫になりがちな環境問題というテーマを、非常にバランスよくまとめている、と評価されたことが今回の受賞につながった。

 遠藤久夫学生部長は「不要レジュメの回収トレイの設置場所が適当でないことや、ごみの分別基準が統一されていないなどといった本学の環境問題にも触れており、非常に示唆的な内容だった」とコメントしている。  

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【平成15年度 国家試験の結果】

 平成15年度の国家試験の結果が出揃った。合格者数は個々の試験で多少の増減はあったが、全体的にはほぼ例年通りだった。

 司法試験は400人が受験したものの、最終合格者は7名であった。今年も合格者は卒業生(院生を含む。以下同じ)のみで、近年現役合格者は出ていない。

 また国家T種の合格者は5名で、現役生、卒業生共に昨年度より1名ずつ増加している。国家U種は51名が合格した。この人数は昨年度とほぼ同数だが、現役生と卒業生の比率を昨年度と比べると、やや現役生が減少している。

 公認会計士は2名減り、卒業生のみ7名が合格した。その他、国税専門官5名、法務教官、労働基準監督官に各1名が合格した。

 これらの結果に対して就職部長は「本学の規模からみれば大変評価できる結果が出ていると思う」と述べている。 

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【西2地下2階で入館規制 学生証の提示義務化】

 昨年11月20日より、西2号館地下2階への入館規制が実施されている。地下2階にはトレーニングルーム、更衣ロッカー室、シャワー室があるが、それらを利用する場合には、地下2階入口付近の管理室受付に学生証を提示しなければならなくなった。

 今回の入館規制は、館内の更衣ロッカー室内で多発している盗難事件への対策として、利用状況の把握を強化するのが目的である。

 なお、退館時の提示は不要だが、一時退館をする場合は学生証を管理室受付に預ける必要があり、再入館の際に返却される。 

一覧に戻る>>


■ 【第186号 2004/01/13】 【オール学習院美術展 百周年迎える】

 昨年12月13日から17日にかけて、オール学習院美術展が開催された。会場となったのは東京芸術劇場。学習院の幼稚園児からOG・OBまでと、幅広い年代の人によって生み出された作品の数々に、来場者は時間を忘れ、見入っていた。

 また14日には美術展開催百周年記念レセプションが開かれ、本学美術部OG・OBを中心とした出席者は和やかなひとときを過ごしていた。(蓮) 

一覧に戻る>>


■ 【第185号 2003/11/25】 【第34回大学祭開催】

 第34回学習院大学大学祭が、10月31日から11月3日にかけて開催された。骨折者が1人出たものの、他にけが人はなく、企画の大部分は無事に終了した。来訪者数は雨の影響からか昨年度比約1割の減少で、2万1千人であった。

 期間中は例年より気温が高い日もあったが、最終日に雨が降り、また片付け日の朝には強風が発生。しかし実行委員会がすべてのテントを下ろしたため、昨年度のような強風によるテント崩壊はなかった。

 今年度は予定されていながら中止になった企画が2つあった。1つは開催2日前に予定されていた「立て看板レース」だ。天候不順で中止となり、翌日に抽選で看板の位置を決めた。2つ目は「大学祭初の音楽とフットサルのコラボレーション」である。大学祭期間前に主催者から、白衣軍杯に集中したいと中止申請があり、実行委員会は中止を認めた。

 また、予定通りにいかなかったのは後夜祭である。小雨に見まわれ、ステージ上に急遽テントを張っての開催となった。そのため開始時間が遅れ、参加団体に出演時間を減らしてもらうこととなったが、終了時間はほぼ予定通りであった。

 さらに今年度は新たな試みとして、ゴミの分別が行われた。すでに他大学の大学祭ではリサイクルが開始され、本学でもエコロジーに取り組むために始めたものだ。ゴミ箱は6種類用意し、設置場所には各参加団体の清掃委員2名が1時間交代で係員として待機。ゴミ箱の工夫や係員の呼びかけが効いたのか、しっかりと分別されたようだ。

 実行委員会の五内川和弥事務総長(政3)は来年度の課題として、新しく何かに取り組むことを挙げた。また参加団体などの要望にも応えていく姿勢を示している。大学祭はこれからも変わり続けていくだろう。 

一覧に戻る>>


■ 【第185号 2003/11/25】 【就職状況の中間報告】

 10月29日現在、本学4年生の約20%が進路決定届を提出している。そのうちの約1割は大学院進学や資格試験などを目指すが、大半は官公庁、企業、学校などの内定を得た。

 しかし今年度も厳しい就職状況が続き、本学では金融、電機などの採用数の減少が顕著だ。一方で損害保険は昨年度に比べて唯一増加し、既に今年1月の数字を超えている。全体的には楽観できないものの、最終的な就職率は昨年度の数値の近辺にいくものと就職部は考えている。

 この就職状況の厳しさの背景には、企業側の厳選採用傾向がある。景気の回復がさほど望めないため、必要な人材のみを確保しようと選考の開始が早まり、期間は長期化している。新卒者については、採用基準に達しなければ定員が埋まらずとも採用しないようだ。そして即戦力となる中途採用を増やし、契約社員やアウトソーシングで人件費の削減を図るなどの策を講じる企業が多い。新卒者には厳しい時代といえよう。

 就職部は4年生の未内定者には常に支援していく態勢を取り、履歴書やエントリーシートの書き方などの相談にも応じる構えだ。3年生に対しては、履歴書の添削も行うグループ相談を開始した。さらに来年2月7、8日には、面接試験対策セミナーの開催を予定している。本学卒業生による模擬面接が中心で、参加者は先着順となる見込みだ。

 就職活動は自己PRや志望動機が強くなければ、なかなか採用に結びつかない。早いうちに自己分析をしていれば、スムーズに進むことだろう 

一覧に戻る>>


■ 【第185号 2003/11/25】 【トレーニングル−ムの開室時間 一部短縮される】

 10月1日よりトレーニングルームの開室時間が一部短縮された。

 時間短縮の対象となったのは、授業がある時期(2月2日〜4月10日、7月21日〜9月15日を除く日)の土曜日、日曜日、祝日である。これまでの開室時間は9時〜20時30分だったが、利用者が少ないなどの理由により大幅に短縮されて、13時〜18時となった。ただし、来年度4月1日以降の土曜日の開室時間は変更前に戻り、9時〜20時30分となる。

 また授業がある時期の平日及び授業がない時期の開室時間について、変更はない。

 なお、トレーニングルームの開室時間は、北1号館1階にあるスポーツ・健康科学センターの掲示板に加え、ホームページでも確認できる。

 トレーニングルーム開室時間のURL

 http://www.gakushuin.ac.jp/univ/shsc/opentime.htm

一覧に戻る>>

 
■ 【第184号 2003/10/29】 【わずか2点差に泣く 第54回四大戦総評】

 17日、選手たちの緊張感と高揚感であふれる中、成蹊大学4号館ホールにて、第54回四大学運動競技会(通称四大戦)の開会式が行われた。本学、成城大、成蹊大、武蔵大の四大学は正式種目、一般種目、教職員種目の3部門で、3日間熱戦を繰り広げた。

 本学は、前回大会で猛威を奮った正式種目の卓球男子・女子と剣道女子で実力を発揮し、連覇を達成。正式種目では常勝校の意地を見せた。

 しかし、一般種目ではソフトボール女子、バドミントン男子・女子が連覇を成し遂げ、バレーボール、バスケットボール、軟式テニスがそれぞれ健闘したものの、他の競技は初戦で敗退するチームが続出。結果、まさかの最下位に。この一般種目最下位が本学にとって最大の痛手となった。

 成蹊大が3点差で本学に迫る中、迎えた正式種目の目玉、駅伝。女子は、他大学の応援からも感嘆の声が漏れるほどの驚異的な走りを見せ圧勝し、昨年の雪辱を見事晴らした。しかし、一方の男子は、途中1位2位を独占する場面もあったが、ラストで武蔵大の猛追に屈して総合3位に終わり、連覇は叶わなかった。

 結局、総合得点は成蹊大147・5点、本学145・5点、武蔵大131点、成城大115・5点。抜きつ抜かれつの接戦を制したのは、正式、一般共に2位、教職員種目優勝と堅実な成績を収めた成蹊大。本学は無念にも24年ぶりに総合優勝杯を手放した。

 本学に、少なからず23年連続優勝の実績にあぐらをかく気持ちがあったことは否めないだろう。他大学に精神的に負けている場面も見受けられた。特に来年の開催校、武蔵大学には、一般種目優勝や、男子駅伝で見せた見事な走りに大きな可能性を感じた。ホームでの開催では、さらなる躍進が予想される。

 閉会式後、グラウンドで打ち上げられた花火を見上げながら、本学選手たちは、来年への決意を新たにしたに違いない。本学が再び常勝校に返り咲くことを期待したい。 

一覧に戻る>>


■ 【第184号 2003/10/29】 【女子は大差で優勝 駅伝男子・女子】

【19日 駅伝コース】

 四大戦最終日には、恒例の駅伝が行われる。成蹊大のコースは1周1・5q。1人3qの距離を走る女子は、2周して次の選手に襷をつなぐ。一方の男子は1人が同コースを4周する。

 午前10時、それぞれの大学の名を背負う女子選手たちが成蹊大の本館前を出発。四大学の応援団、チアリーダーを始めとした数多くの人々が場を盛り上げ、選手を見送った。

 女子の本学Aチームはスタートからトップを快走。その後を武蔵大A、B両チームが追い、続いて4位に本学Bチームがつけた。レースはほぼ順位変動のないまま、各チームがアンカーに中継する。

 しかし4位の本学Bチームは、アンカーで成城大Aチームに抜かれてしまう。本学Bチームの後ろにはさらに成蹊大Bチームが迫ってきたが、アンカーの加藤奈津子選手(営2)は意地を見せて5位を死守した。「走っているときは本当に苦しかったです。最後の1周で6位の成蹊Bに差を詰められましたが、皆さんの応援で抜かれずにゴールできました。頑張ったので結果には満足しています」と加藤選手。また、本学Aチームは2位の武蔵大Aチームを2分以上引き離しゴールするなどの健闘を見せ、本学Bチームの遅れを補って見事優勝に導いた。

 Aチームのアンカーを務めた雑賀多沙紀選手(営4)は試合を振り返りこう話す。「盛大な応援のおかげで自分の力を限界まで発揮できたと思います。1位で襷を渡されて、2位との差もあり、追い抜かれることはないと分かっていました。でも、私の目標はあくまで学習院の総合優勝。そのために私ができることは駅伝の優勝に貢献することだと思っていました」。

 駅伝はAチームとBチームの総合時間で順位が決まる。本学Bチームはアンカーがペースを落としてしまったため、雑賀多選手はその遅れを埋めようと、最後まで気が抜けなかったという。独走しながらも、その地位に甘んじることなく走り続けた彼女なくして、女子優勝はなかっただろう。

 男子では序盤、本学A、Bチームが共に好スタートを切り1、2位を疾走する。3周目に入ると、本学Aチームはペースダウンし順位を4位に落としてしまうが、中盤から必死の追い上げを見せ9周目では見事1位に踊り出る。そしてそのままゴールテープを切るかに思われたが、ラストで武蔵大Aチームに抜かれ惜しくも2位に終わってしまった。

 本学Bチームも第3走者まで上位をキープしていたが、アンカー勝負で5位に転落。その後も本学Bチームは追い上げてくる他大チームに次々と抜かれ順位を落とし、残念ながら7位でレースを終えた。

 Bチームのアンカー武井春樹選手(法3)は「首位学習院Aのすぐ後ろで襷をもらい、それについていこうとオーバーペースになって、結果的に順位を落としてしまいました。先に走った仲間たちが上位を維持していたのに、申し訳ないです」と肩を落としていた。

 Aチームのアンカー、小松尊紀選手(法4)は「最後で追い上げてきた武蔵Aに首位を奪われ、悔しい思いをしました。4年間の最後を優勝で終わらせたかったです。でも、自分の力はちゃんと出せました」と話していた。最後の駅伝を走った小松選手は「次は優勝を勝ち取ってもらいたいです」と来年に期待していた。(小俣登糸美) 

一覧に戻る>>


■ 【第184号 2003/10/29】 【他学を圧倒し優勝 卓球男子・女子】

【17、18日 卓球場】

 優勝すること。それは例年通り今年も本学に求められた。そして部員全員が目指し、求め続けたものでもあった。

 対成蹊大の女子団体戦。2校のみの出場のため、事実上の決勝戦となった。  

 団体戦はシングルス4試合、ダブルス1試合のうち3試合先取した方が勝ちとなる。試合前、成蹊大の過去のデータからそれぞれの試合の相手を予想。本学は力のある選手を初めの試合に配置するという従来通りのオーダーではなく、後半に強い選手を配置するオーダーをとることに決めた。

 試合は第1、第4試合を奪われ、最終第5試合までもつれこんだ。最終戦を任せられたのは山下真紀子選手(法1)。勝敗は経験者で実力もある彼女に委ねられることとなった。

 四大戦初出場とは思えないほどの柔軟な動きを見せる山下選手。次々と相手コートにボールを叩き込んでいく。山下選手の持ち味は守ることではなく、とにかく攻め続けること。ボールを左右に振り、自分から攻撃を仕掛けていく。そんな彼女を支えたのは大切な仲間である部員。常に声をかけ、彼女を力強く後押しする。着実にポイントを重ね、あっという間にストレート勝ちを収めた。最終試合の相手のスコアはすべて1けた台。彼女の強さ、そして彼女を支えた本学の絆の強さを、まざまざと他大学に見せつけた。

 女子団体戦勝利の後に、本学男子団体が武蔵大に快勝。次に対戦するのは警戒していた成蹊大だ。成城大は出場していないため、この試合に勝てば念願の優勝が決まる。

 第1、第2試合を奪取した本学。次の第3試合のダブルスでコンビを組むのは新井宏選手(政3)と井上知之選手(史3)だ。「フルセットになることはあらかじめ覚悟していました」と両選手。その言葉通り試合は最終セットまでもつれこむ大激戦となった。

 しかし、そこで崩れてしまうような2人ではない。井上選手は徹底してボールを拾うことに専念し、新井選手は一瞬の隙を突いてコースに打ち込む。こうした守りの井上選手と、攻めの新井選手の絶妙なバランスが2人の強みだ。

 そしてマッチポイントというところで巡ってきた絶好のチャンス。仲間の声援を受け、ふわりと浮いたボールを渾身の力を込め相手コートに打ち込む。「決めてくれ、と思いましたね」と新井選手。任された井上選手は「この瞬間を逃すことは許されないと思いました」と優勝を決めた瞬間を振り返る。お互いが持ち味を発揮し、そして仲間を信じた上での勝利だった。

 男女団体アベック優勝を果たした本学は、そのまま勢いに乗り、翌日のシングルスでも斉藤陽太選手(済1)と山下選手の1年生が優勝をつかんだ。また、男子シングルスは1位から3位まで本学が独占。本学の実力を遺憾なく発揮した四大戦となった。

 昨年以上の結果を残した本学。彼らたちは今、円熟期を迎えようとしている。(南波さやか) 

一覧に戻る>>


■ 【第184号 2003/10/29】 【女子余裕の優勝 剣道男子・女子】

【18日 南体育館】

 大会2日目。剣士たちの熱い戦いの幕が開いた。会場では、試合前から選手たちの優勝への強い思いが、真剣な表情から伝わってくる。試合中は選手の掛け声と竹刀の音が響き、白熱した勝負が繰り広げられた。

 試合は5戦中3戦を制した方が勝ちとなる。本学選手は自分の得意技をいかして、成城大、武蔵大を次々と相手を倒していく。

 優勝がかかる成蹊大戦でも、選手たちの顔にそれほど緊張の色はなかった。石神広子選手(英3)が2―1、長谷川弥子選手(哲1)が1―0、北村佳代選手(法2)が1―0で勝ち、あっさり優勝を決めると、塚田純子選手(営3)も2―0とそれに続いた。そして宗形亜紀主将(営4)は、負けても優勝は決まっていた大将戦でも、気を緩めずに臨んだ。

 開戦後しばらくは、お互いに相手の様子を見合う状態が続いたが、次第に競り合いが激しくなっていく。両者の竹刀のぶつかり合う音が、場内に鳴り響き面の相打ちとなる。宗形主将は、相手の隙にすばやく面を放った。会心の一撃だ。その迫力に会場が歓声でどよめいた。

 しかし、時間は残りわずか。もう1本入れたいと焦る気持ちを押さえ、気を引き締め、鋭い面を繰り出す。一斉に3本の赤い旗が上がる。観客の大歓声と拍手が、宗形主将を包んだ。

「前の2試合が引き分けで、特に武蔵大戦では相手が引き分けにしようとかかってきたんです。そのせいで相手にかなり振り回され、自分の思うような試合ができませんでした。だから、後輩たちの頑張りに報いるためにも、成蹊大戦は自分のペースで勝ちたいと思いました」と宗形主将。

 一瞬の隙もなかった試合はここで終了。面具をとった宗形主将が安堵の表情を浮かべる。結局他大に1度も主導権を渡さずに勝利した女子。本学の実力が存分に発揮された試合だった。

「優勝は1、2、3年生が本当に良く頑張ってくれた結果だと思います。来年もきっと優勝してくれるでしょうね」と宗形主将は笑顔で語ってくれた。

 一方、男子は成城大戦、武蔵大戦は順調に勝ち進んだものの、最終戦で成蹊大に苦しめられていた。大将戦までの戦績が引き分けで、この1戦が明暗を決めることとなる。大事な1戦を前にして、山畑輝広主将(営4)は「気持ちで勝つ」と強く思った。

「始め」という合図とともに山畑選手は果敢に攻め込んでいく。相手に面を取られても、「2本決めて勝ってやる」と、懸命に追い上げていった。しかし、必死の健闘も及ばず、敗退。

「成蹊の防御に負けました。来年は優勝したいです」と山畑主将は残念そうに語った。来年は今年の悔しさをバネに男女共に優勝をしてもらいたい。(安孫子友香) 

一覧に戻る>>


■ 【第183号 2003/09/30】 【大型改修工事終わる 通路を赤レンガに新調】

 夏期休講中に行われた主な工事は、西門から西4号館跡地までの整備である。第1学期までに、西2号館の建設によって機能が吸収された西7号館(旧保健室)が取り壊された。その跡地が西門から大学各棟へのアプローチ通路、緊急車両通路として改修。既存の樹木を極力保存した上で新たに植栽もされ、森を意識した造りとなった。

 この改修に伴い大学体育館東側広場の一部と、そこから輔仁会館前広場まで続くアプローチ通路を整備。西門付近からつながる、赤レンガの透水性舗装となった。西門からキャンパス内部へと通じる道を、より安全で快適な空間にすることを図っている。

 また、夏期休講前には西4号館跡地に高木と芝生から成る広場が設けられ、各教室棟をつなぐ役割も果たしている。更衣室跡地も休講中に改修が行われ、輔仁会館前広場の一部へと変化した。これらの広場は学生の憩いと集いの場としても位置づけられ、本学の象徴的な場所となる。加えて、周辺に広がる緑のネットワークの起点としての働きも持つ。他に黎明会館地下、西2号館地下への北側スロープが舗装され、輔仁会館前広場の学生用掲示板も新調。さらに、北1号館西側の掲示場も改められ、一部がガラス張りとなり明るくなった。

 その他に、図書館の空調設備改修工事や、北別館の外壁改修工事なども行われた。これらの工事により、さらに施設が充実したといえる。 

一覧に戻る>>


■ 【第183号 2003/09/30】 【第34回大学祭 開催まであと1ヵ月】

 今年も、10月31日から11月3日にかけて、第34回学習院大学大学祭が行われる。テーマは「祭色兼美〜楽しさ目白押し〜」。秋らしい彩りや美しさを兼ね備え、楽しい大学祭にしよう、との意味が込められている。

 出店の店舗数は65店と、数自体は昨年とあまり変わりなく、例年通りの賑わいを見せそうだ。それに加えて、大学祭を盛り上げる多くのイベントも企画されている。実行委員会主催のイベントとして、1日にバンドのCHARCOAL FILTERが百周年記念会館でライブを行う。2日には元サッカー日本代表・長谷川健太氏のトークショーが行われる予定である。

 その他、各参加団体が主催するイベントも多数行われる。3日には、『連合赤軍・浅間山荘事件』の著者である佐々敦之氏や、国会議員の山本一太氏の講演会。また同日には、毎年恒例のミス学習院コンテストも開催される。 

 なお、西4号館が取り壊されたことにより、出店や室内展示などの実施場所にいくつか変更がある。昨年まで西4号館を使っていた団体は西1号館や西5号館へ。そして、西4号館と西5号館の間にあった出店は、西2号館前の芝地の両サイドに並ぶ予定だ。また、芝地は来客者に開放されることになっている。 

一覧に戻る>>


■ 【第183号 2003/09/30】 【新しい証明書発行機を導入 平日の利用時間が延長】

 学生部前に設置されている証明書自動発行機が新しくなった。新発行機は証明書の発行にかかる時間が在来より短かくなっている。さらに発行機の設置台数も1台増え、合計4台になった。

 以前は、証明書の発行が集中する長期休暇前などに待ち時間が30分以上になることもあった。今回、発行機を新しくし、台数を増やしたのはその混雑を解消するためだ。なお、使用方法に変更点はなく、学生個人のパスワードも引き続き使用可能である。

 また、平日の発行機の利用時間が延長された。これまでは9時〜16時30分だったが、90分延長されて18時までに。土曜日の利用時間に変更はない。発行機が使えるのは、授業がある日のみとなっている。しかし、例外として長期休暇中や学校行事が行われている日にも利用できることがある。証明書を発行する際は、事前に学生部からの掲示を確認する必要があるだろう。 

一覧に戻る>>


■ 【第183号 2003/09/30】 【四大戦、近づく】

 第54回四大学運動競技大会(四大戦)が、10月17日から19日にかけて成蹊大で開催される。正式種目は既に開始され、9月20日現在本学の得点はトップだ。そのため、総合優勝・四大戦24連覇が期待される。開催期間中には、残りの正式種目、一般種目、教職員種目を実施。なお、本紙次号で四大戦を特集する予定だ。 

一覧に戻る>>


■ 【第183号 2003/09/30】 【オープンキャンパス 今年も賑わう】

 7月20日、8月30日にオープンキャンパスが開催された。

 高校1、2年生と受験生、及びその保護者を対象とし、第1回目に約3000人、第2回目に約3050人が訪れた。参加者数は昨年度よりもやや少なめである。

 今年度の主な会場は西5号館と西2号館である。昨年度も使用された西5号館では、個別相談会や奨学金説明会が行われ、資料も配布された。新教室棟アピールのため今年度から使用された西2号館は、全体説明会と学部説明会の会場となった。また、平成16年4月開設予定の法科大学院の説明会も実施。キャンパスツアーにも多数の参加があり、キャンパス内は賑わいを見せていた。

 10月25日に行われる第3回オープンキャンパスでは、無料で一般入試願書が配布される予定である。 

一覧に戻る>>


■ 【第182号 2003/07/07】 【改修工事 夏季休講中に本格化】

 7月24日(木)から8月17日(日)にかけて 西門周辺通路は新たに舗装される。西7号館(旧保健室)跡地は西門から本学キャンパスへのアプローチ通路、緊急車両用通路として整備。これに伴い期間中は西門付近で片側通行などの規制が実施される。特に7月24日から31日(木)の間は西門の閉鎖など全面的な規制を行う。また、この工事では既存の樹木を極力保存し、通路脇には新しい樹木を植える。植栽工事は5月から始まっており、7月31日までに完成の予定だ。この工事が完了すると、森の中を通り抜けるような空間が作り出される。

 7月21日から8月25日の間は大学体育館東側準運動スペースの一部、また輔仁会館前広場までの歩道を透水性舗装に改善。西門からキャンパス内部への通路をより快適な空間とする。工期中、通路の全面的な通行止めは行われないが、8月初旬に周辺施設の出入口で規制を実施予定。また同期間中、掲示場(北1号館西側)の改修を行う。その間掲示場は閉鎖し、仮設掲示場を北1号館南側の回廊に設置する。

 黎明会館前更衣室の跡地は、西4号館跡地に完成したキャンパスグリーンと同様に、高木と芝生で構成された憩いの場となる。これらは輔仁会館前広場と一体化し、周辺の各棟をつなぐ役割を果たす。普段は芝生に触れながら「憩い・集い・学ぶ」場として活用し、大学祭やオープンキャンパスなどのイベント時には中心会場となる。大学の象徴的な広場とするのが狙いだ。なお、既に西4号館跡地の工事は完了し、6月2日に開通式が行われた。更衣室跡地については、西門周辺整備完了に合わせ現在工事中だ。期間中、一時黎明会館北側の通行規制が実施される。

 夏期休講中は、他にも各種工事の予定がある。大学図書館、南1号館、南2号館で空調設備改修工事。南2号館では同時に通気改善のため、ドラフト改修工事などを行う。さらに、百周年記念会館の給水管と東1号館、北別館(史料館)の外壁が改修される。北別館はこの他にも廊下建具などを補修。南5号館(計算機センター)はトイレが一新される。また南3号館では今年工事2年目となる、窓サッシ改修工事を行う。いずれも工期の詳細は未定だ。

 改修工事を進めるため、各種規制に関して学生の理解と協力が必要となる。 

一覧に戻る>>


■ 【第182号 2003/07/07】 【開設準備、順調に進行 法科大学院】

 平成16年4月、本学の法科大学院が開設予定である。受験するにはまず、8月31日に大学入試センターが実施する「法科大学院統一適正試験」を受けなければならない。その後一次審査、本試験、面接試験の順に通過すれば合格となる。自ら既修・未修を選択して出願できるが、併願も可能だ。併願した場合は大学が、志願者の経歴、成績などをふまえ、適当と判断する一方に振り分ける。

 一次審査は、出願数が一定を超えた場合に実施。審査の対象となるのは、統一適正試験の成績、大学の学業成績、公的資格などだ。続く本試験は、法学既修者と未修者でその内容が異なる。既修者の本試験は、工法、民事法、刑事法の3分野から出題。一方、未修者には小論文を課し、論旨を把握する能力や論述能力を見るという。次の面接試験では、志望動機、今後の学習計画などについて質問。その内容が、志願者の学習意欲や学習継続能力を判断する材料となる。

 初年度に予定されている入学定員は65名程度で、うち法学未修の定員は15名程度だ。なお、現時点では、内部、外部とも推薦制度はなく、全入学者を一般試験で決定する。また募集要項の配布は、12月以降となる見通しだ。現在、入試日程なども併せて検討中である。

 費用についてだが、入学金は15万円、維持費を含む授業料は年間170万円程度だという。奨学金については、本学大学院の既存制度を活かしつつ、独自の制度を設ける方針だ。

 なお、法学既修者は修学年数2年で70単位以上、未修者は3年で100単位以上を取得することで修了が認められる。基本科目の充実と、ビジネス・ロー分野に重点を置いたカリキュラムを目指し、授業を構成するという。また、教員数は実務家として活躍する6名を含め、35名を予定。これは、少人数制授業を第一とし、「丁寧で顔の見える教育」を実現するべく、学生数に対して教員が多くなるよう配慮した結果だ。

 来年の開設を控え、法科大学院開設準備委員会は、説明会を開催する。7月10日の午後5時から、本学西2号館401教室にて実施する予定だ。 

一覧に戻る>>


■ 【第182号 2003/07/07】 【就職部事務室 北1号館へ移転】

 就職部事務室が、西5号館4階から、北1号館1階の旧就職資料室ヘ移転することとなった。移転日は、7月22日(火)の予定だ。就職資料室は、5月に北1号館1階の旧多目的ホールへ移転を、すでに完了している。一連の作業は、多目的ホールが、西5号館の旧成文堂に移動したことに伴ってのことだ。

 これまで、就職部の事務室と資料室が、別々の建物にあったために、学生や職員は、不便な思いをしていた。今回の移転によって、セミナー関係を除けば、北1号館に就職部関係の部署が集中するため、不便さは大方解消される。

 就職部事務室移転後、西5号館4階には、国際交流センターが移動。移転作業は8月中旬に行われ、早急な稼動を目指す。北1号館2階の国際交流センターのあった場所は、9月から就職部のPC・AXコーナーとして学生が利用できるようになる予定だ。

 今後は、就職関係の掲示場所が、北1号館1階の就職部外側壁面と事務室内に統一される。見落とさないよう注意が必要だ。また、面談、面接は年間を通して行われており、学生の相談も、随時受け付けている。7月4日には、第1回就職セミナーも行われ、今年の就職活動対策も本格的に始まった。 

一覧に戻る>>


■ 【第182号 2003/07/07】 【棄権科目の表記廃止へ 教務課】

 今年度から、成績表における棄権科目の表記が廃止される。この「棄権」とは、履修登録した科目のすべての権利を放棄する制度。試験時に、『棄権』と解答用紙に記入すれば成立する。

 今回の措置で、棄権制度そのものがなくなるのではない。単に成績表から棄権科目の表示がなくなるというもの。大学側には、その記録が保存される。一方、試験を受けても担当教員の判断によっては、「不可」ではなく「棄権」(評価なし)となる場合もありうる。そのため、棄権科目が成績表に表示されないことを考えると、履修科目と単位取得科目を自分で確認する必要がある。

 「棄権」の表示の廃止は、平成14年度以前に履修して「棄権」となった科目に関しても適用。また、従来どおり、不可の科目は成績表に表示され、学生部で発行する成績証明書には、合格した科目のみが記載対象となる。  

一覧に戻る>>


■ 【第182号 2003/07/07】 【健康増進法施行を受け 建物内を全面禁煙化】

 今年5月1日の健康増進法施行に伴い、本学でも一部の喫煙所を除き、学内の建物を全面禁煙とした。同法25条は、多くの人が集まる教育・福祉・商業施設などの管理者に、利用者に対する受動喫煙防止の努力義務を課す。受動喫煙とは、室内又はそれに準ずる環境で、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。近年、健康被害などで社会的な問題となっている。

 西2号館ではこれまで喫煙が可能だったリフレッシュコーナーを、すべて禁煙化。喫煙が可能なのは1階の喫煙室のみだ。かねてより教室内の喫煙や学内での歩きたばこは禁止されていたが、今回の法令施行で一層禁煙が強化された。 

一覧に戻る>>


■ 【第182号 2003/07/07】 【皇太子殿下が本学でご演奏 OB管弦楽団定期演奏会】

 学習院OB管弦楽団の第47回定期演奏会が6月15日、百周年記念会館で開催された。ホルスト組曲『惑星』などが演奏され、ラベル作曲の『ボレロ』には団員である皇太子殿下もご出演。常任指揮者・岩城宏之氏の指揮の下、ビオラ奏者としてオーケストラに参加された。

 今年は音楽部の創立80周年でもあり、客席からは天皇皇后両陛下と皇太子妃雅子さまもご覧になった。両陛下が公の演奏会で皇太子殿下の演奏を聴かれるのは、殿下の本学ご在学時以来23年ぶり。終始演奏に聴き入り、終了すると雅子さまと共に笑顔で拍手を送られていた。 

一覧に戻る>>


■ 【第181号 2003/06/09】 【トレーニングルーム利用状況】

 トレーニングルームを利用するには、初心者講習会の受講が必須だ。5月22日現在、講習を受けて登録された人は1504人。その内、教職員は113名、運動部学生は760名、一般学生は631名である。

 初心者講習会では施設を利用する際の注意事項、マシンの使い方や効果の説明が行われる。所要時間はこれらの説明に1時間、実技指導に30分。講習会の受講は予約制だ。掲示板などに発表される翌月分の予定を確認し、学生部に申し込む必要がある。7月分は6月20日頃発表予定だ。

 シャワーや更衣室などの設備が整い、女子学生の割合は利用者全体の4割程度となっている。平日の平均利用者はおおよそ150人だ。平均利用時間は約1時間で、回転率は高い。ウォーミングアップおよびクーリングダウン用の1周70メートルのランニングコースは、1日20人程度が利用する。3時限後の15時から20時が最も混む時間帯だ。土・日曜の平均利用者は約70人で、一般学生が多い。月・火・水曜は運動部の学生が週末の試合などに備え、筋力トレーニングにあてているため、1日に200人を越えることもある。今のところ入室制限はないものの、様子をみながら対応していく。

 トレーニングルーム側では利用に当たり、数々の配慮をしている。一般開放時間にはクラシック音楽がかけられ、初心者のために測定記録用紙を設置。1日に30枚程度の利用がある。測定室では身長・体重・体脂肪・握力などを自分で測ることができる。また6月を目途にリハビリや体力作りに関する相談時間の設置を計画中だ。

 カウンターには助手が1名常駐しており、トレーニングルームへの入退室は学生証によってコンピュータ管理されている。開室時間は平日が9時から20時、土・日曜が13時から18時。しかし講習会や授業があると使えないので、掲示板などでの確認が必要だ。なお雨天時など、体育で急遽トレーニングルームを使う場合は一般開放される。

 助手の加藤さんは学生に対し「週1回運動してください。そうすれば病気に対する抵抗力も高まります」と語る。講習会は3000名の登録を目安に今後も開催される予定だ。  

一覧に戻る>>


■ 【第181号 2003/06/09】 【新たな改革が始動 学習院新長期計画】

 平成3年度から平成13年度までの11年間にわたって計画・実施されてきた「学習院二十一世紀計画」が、西2号館の完成をもって終了した。それをうけて、平成14年度から平成23年度までのおおむね10年間にわたる長期的、基本的な指針として「学習院新長期計画」が策定され、現在も順調に計画が進んでいる。

 これまで行われてきた「学習院二十一世紀計画」は、新しい施設の建設など、どちらかといえばハード面が中心となった。それに対し「学習院新長期計画」は、その新しい施設を有効利用し、いかに教育の内容を充実させていくかという、制度の変革を含むソフト面を重視している。これに関連して、施設周辺の空間形成、樹木の育成や緑地の確保などを充分配慮して進めていく。もちろん計画の過程において、新たな施設が必要となる場合には、随時検討していく予定だ。

 「二十一世紀をきりひらく学習院―新たな創造と飛躍をめざして―」を基本理念とし、―@教育・研究の質の向上と高度化、A豊かな心と創造性を育てる少人数・一貫教育の充実、B国際化、情報化、環境教育、生涯学習の推進、C財政基盤の強化と経営の多面的改革―の4項目を重点目標としている。

 当面の目標、かつ重要課題のひとつが、来年4月の法科大学院開設である。司法制度改革に関連して、法曹養成に特化した法学専門教育が、近年強く求められるようになった。このような要望に対応できるよう、本院でも早急に計画を進めている段階だ。今後は、カリキュラムなどを綿密に検討した上で、今月中に文部科学省に設置認可申請をする(法科大学院の詳細は次号に掲載予定)。

 学習院新長期計画の推進にあたり矢作企画部長は、「学習院は教育あってのもの。今後、学習院の教育がさらに素晴らしくなったと思っていただけるように改革を進めていきたい」と抱負を語っている。  

一覧に戻る>>


■ 【第181号 2003/06/09】 【川路名誉教授に勲章授与される】

 本年度の春の叙勲で、本学名誉教授・元理学部長の川治紳治氏に勲三等旭日中綬章が贈られた。

 川路氏は、北海道大学理学部物理学科卒業後、同大学院で博士号を取得し、本学教授に就任。1960年代初め、当時あまり注目されていなかった表面・界内の研究を世界に先駆けて開始する。2次元電子系という新分野を開拓し、量子ホール効果、アンダーソン局在などの新しい現象の発見・機構の解明に貢献し、平成6年には紫綬褒賞を受賞。今日の電子技術の基礎を築いた功績が認められ、今回の叙勲に至った。

 専攻は固体物性学であり、著書には「シリーズ・物性物理の新展開『量子効果と磁場』第3章量子ホール効果の実験」などがある。  

一覧に戻る>>


■ 【第181号 2003/06/09】 【法経図書センター 自習室を改修】

 東2号館7階、法経図書センターの休憩室が、3月末をもって閉じた。同室は改装され、隣室同様、グループ学習室として4月より使用可能になる。グループ学習室は2室に増加した。

 これに伴い、法経図書センターは全館で禁煙を実施。また、トイレ内での喫煙防止のため、各トイレには、煙探知機が設置された。喫煙は所定の場所でするよう、協力を求めている。 

一覧に戻る>>


■ 【第181号 2003/06/09】 【旋律に魅せられ】

 昼休み。学食へと向かう人々の足が、輔仁会館の前で止まる。見慣れぬステージから流れる旋律――目白音楽祭だ。今年は、5月15日から31日にかけて開催され、8つの音楽系サークルが日頃の成果を披露。彼らのジャンルにこだわらない音楽が日替わりで演奏され、聴衆も、そして彼ら自身も、その40分間の祭典に魅入っていた。  

一覧に戻る>>


■ 【第180号 2003/05/12】 【平成15年度入学試験 全学部で志願者減】

 全体に対する現役志願者は1・2ポイント減の54・3%、合格者では2・4ポイント減の51・8%となった。地域別では、全体の7・8ポイント減に対し関東は6・6ポイント減にとどまり、地方減が大きかったことがうかがえる。

 法学部の志願者は14・6ポイント減となった。これは昨年度の大幅な増加に対する反動と思われる。昨年は法科大学院がメディアで大きく取り上げられ、法学部志願者は他大学でも大幅に増えた。しかし今年度は騒ぎが沈静化し、全体的に志願者が減少している。来年度は法科大学院が実行段階に入り、本学にも設置される運びだ。よって志願者は増える見込みである。

 元々隔年現象のみられる経済学部では、今年度も明らかに反動と思われる結果となった。昨年度41・8ポイント増だった経済学科は25・5ポイント減。一方、14・3ポイント減だった経営学科は22・9ポイント増加した。

 文学部は全体で2・3ポイントの微減となった。しかし学科によって結果は異なる。日本語日本文学科、英米文学科は2年連続で増加し、昨年度の反動となったドイツ文学科は激増、フランス文学科は激減した。心理学科は平成11年度より減少し続けていたが、8・2ポイントの増加。心理学科志願者が全国的に減少しながらも、新設する大学が続出する中での結果である。

 昨年29・5ポイント増加した理学部はやや揺り戻しとなったのか、7・2ポイント減となった。しかし志願者数は平成9年度以降2番目に多く、健闘しているといえるだろう。

 近年、センター試験利用の私立大学が増加する中、本学では平成16年度入試までの不参加が決定している。センター試験に参入すると志願者が激増することは、他大学の結果から明らかだ。理由は、願書の提出のみで大学に行く必要がない、センター試験と一般入試併願者の受験料を一部免除するなど、措置を取る大学が多いためと考えられる。だが志願者の多さに対し実際の入学者は少なく、志望動機の強い志願者が集まるわけではないようだ。

 こうして入試が多様化する一方、本学の一般入試方式は1種類である。また解答方法もマークシートに頼らず、記述式の部分を多く残す。これは受験生に暗記ではない日々の努力の積み重ねを求めるからだ。

 しかし危機感もある。18歳人口は減少の一途をたどり、東京都では来年度9%減少する見込みだ。本学では1都3県の志願者が全志願者の70%強を占め、事態は深刻である。

 荒木入学課長の談によると、本学のオープンキャンパス入場者は年々増え、来訪者の志願率が高いという統計が出ている。よってオープンキャンパスをより充実させ、教育熱心な教授陣、優れた教育環境、交通の便利さなど、本学の良さを前面に出す方針だ。また訪問する高校・予備校などの数を増やすことが決定した。直接訴えかけることで、受験生の掘り起こしを図るのだ。こうして18歳人口の減少という深刻な問題への対策が進められている。  

一覧に戻る>>


■ 【第180号 2003/05/12】 【平成14年度就職状況 就職率9割を堅持】

 平成14年度の本学の就職状況が就職部より発表された。就職率は94・1%と、9割を維持。折からの不況で企業の採用意欲が薄れ失業率も5%台に突入するなど、厳しい雇用情勢の中で健闘したと言える。男女別に見ると、男子は93・2%、女子は95・0%という結果になり、女子の就職率が男子を3年連続で上回った。

 今年の2桁採用社数は昨年より1社減って9社に。主な採用先としては、昨年と同じく「銀行・信託」「証券」「生命保険」といった金融機関の他、観光業や教育関係などが目立つ。製造業と非製造業の割合は、圧倒的に非製造業が多く、男子が製造業の3倍、女子が9倍、全体で5倍となっている。

 国家試験においては本紙1月号で既報の通り、現役生22人、卒業生48人と昨年より多くの合格者が出た。 特に公務員試験U種では、合格者が昨年より2割近く増加。他方で合格者平均年齢と受験者数共に上昇中の司法試験は、本学からは卒業生含む364名が受験。合格者は卒業生5名のみであった。

 後藤就職部長は今年の結果を受け、「社会と上手に向き合える学生は順調に就職活動を進めています。その中には複数の内定を受けてどこに就職しようかと、贅沢な悩みを抱えている人が多く見受けられました。逆に開始の遅れた学生は総じて苦戦していたようです」と、社会に関心を持つこと、そして早期の就職活動が重要であることを強調する。また就職に苦労する原因として、漫然と学生生活を送ってきたために自己PRの材料を見つけ出せないことを挙げ、「毎日自覚を持って過ごし、勉学や課外活動に対して一生懸命になることが大事。それによって自分自身を理解して、将来の進路をしっかりと見据えてほしい」と、これから就職活動を始める学生へのアドバイスもあった。

 本学では対策として、1〜3年生を対象としたキャリアアップセミナーや資格取得のための各種セミナーなどが用意されている。また、4年生の未内定者には学内企業説明会などを実施。就職支援強化月間を設け、5月以降もサポート体制が続く。 

 就職部では就職情報を学内の掲示板やホームページなどで提供している。ただ掲示板にはホームページで記載されない求人や、その他の詳細な情報が載っているので逐次閲覧することが必要だ。 

一覧に戻る>>


■ 【第180号 2003/05/12】 【トイレ設備が一新 黎明会館】

 春休み中、黎明会館のトイレ改修工事が行われた。工事は、前年度の学年末試験終了後から、同会館の北側階段を閉鎖して進められ、3月末日に終了。建物の老朽化に伴う、トイレ内装および給排水、衛生設備の劣化が改善された。

 節水を重視したこの新トイレ。洗面台には流水量を一定に保つプッシュ式の蛇口を採用している。また女子トイレには各ブースに、学生からの要望も多かった音姫(擬音装置)がついた。

 一方、付属設備には新たな試みが見られる。まず、侵入者などの危険に備え、女子トイレの入り口および奥側壁に、警報ブザーを新設。また、試験的に男女各階に1箇所ずつ、ウォシュレットを導入した。さらに換気については、従来の約2倍の機能を持つファンを用いることで、通気性の良い快適なトイレを目指している。

 なお、開放的で明るいイメージとしたい、との理由から、天井が高く、広くなった他、大型鏡や天井埋め込み式照明なども採用された。照明の数が以前より増えたため、施設部は「利用者がいない場合は照明スイッチを切るようにしてほしい」と、節電を呼びかけている。

 この改修工事に関連して、黎明会館運営委員会の松村芳武事務局長(済3)は、「今回はトイレだけでなく、廊下の流し台や給湯設備などもきれいになりました。生ごみなどの処分用ポリバケツも設置しましたので、マナーを守って使用してください」と述べている。  

一覧に戻る>>


■ 【第180号 2003/05/12】 【成績表送付開始へ 教務課】

 今年度より、学生の保証人宛に成績表が送付されることになる。これまで、多くの大学がこのサービスを導入。また、本学でも保護者などから送付を希望する声が高まっていたことを受けて、今回の措置へとつながった。

 送付の形態としては、履修確認票と同じとなる。記載内容に関しては、スペース削減のため棄権科目や残りの必要単位数は省略され、科目ごとの評価、及び単位数の小計と合計のみが掲載される。送付時期は5月上旬以降となる見込みだ。

 なお、宛先は入学手続書類に記入した保証人の住所・氏名をデータとして使用。変更がある場合は、事前に学生部学生課へ届け出る必要がある。 

一覧に戻る>>


■ 【第180号 2003/05/12】 【聴覚障害学生支援へ】

 4月28日、筑波大学から白澤麻弓講師を迎え「ノートテイキング講習会」が開催された。また、30日にはノートテイクボランティア学生の体験談を聞く会が行われた。

 「ノートテイキング」とは聴覚障害学生の受講を支援し、講義の際にノートを代筆するものだ。本学では、以前からボランティア学生によって支援が行われていた。今回は、一般学生の関心を喚起し、かつ学生のボランティア活動が基礎的、技術的な知識を得て円滑に行えるように、と企画されたものである。

一覧に戻る>>

 
■ 【第180号 2003/05/12】 【こだわりの木製】

 昨年の夏、西門周辺は改修工事を終えて、機能的かつ美しくなった。一方、正門の木製扉も、長年の傷みで取替え時期となっていたため、西門の整備時期に合わせて改修工事が行われた。国産のヒノキ材を用い、材料選定から工事、製作を含め、7ヶ月の期間を要して完成に至った。

 正門の扉は他の門と異なり、木材を使用している。それは従来からの伝統を受け継いだものだ。ごくありふれた鉄の扉を正門に設えること、それは実に簡単である。けれど、門には「師について教えを受けること。その仲間」という意味がある。つまり、「門」は本学に学んだ人々の象徴とも言えるのだ。かつての、今の、学生すべてが通ってきた正門は、今も変わらず伝統を守っている。  

一覧に戻る>>


■ 【第179号 2003/04/04】本学OB角野卓造さんインタビュー【演劇漬けの生活】

 大学時代を振り返ると、ほぼ365日学校に行っていたと言う角野さん。それは授業のためというよりは、在籍していた演劇部のためだったようで……。

 「正月の三が日くらいだよ、学校来ないのは。大晦日まで行っていた覚えがあるもん。演劇部では毎日やることがいっぱいあってねぇ。ただ、1・2年生の頃はしっかり授業に出ていたよ」

 委員長も務めていた演劇部にまつわる思い出は数え切れないが、一番印象深いのは1週間の徹夜。いわゆる学内合宿のことで、年に4回ほどの公演の度に行われていたそうだ。深夜まで作業は続き、その合間には皆で騒いで盛り上がる。

 「夜が明けたら、恒例のカンケリ大会っていうのがありまして。でもどう考えたってあんなに広いキャンパスだから、つかまりっこないよね。で、皆隠れている間に寝ちゃうんだ。だから1回鬼になったら変わらないの、誰にも(笑)。合宿の中で感動的なのが、女子部員が作ってきてくれる朝ご飯。なかなか豪華なんだ。外で並んで食べているうちにだんだん人が登校してきて、皆『何だ、何だ』って目で(笑)。けど朝は空気が良いし鳥の声が聞こえるし、特に我が母校は緑が多いですから。その中で一晩の仕事の疲れも忘れて、朝食会をやるのは気持ち良かったな」

 角野さんにとって演劇部は学生生活の全てだった。なぜそれほどまでひたむきに打ち込めたのか。

 「皆でものを作る、共同作業の楽しさ。人間が何人か集まって、一つにまとまる気持ち良さっていうかね。それがすごく好きだったんじゃないかな」

 角野さんが演劇の世界に足を踏み入れたきっかけを探すと、それは中学2年生までさかのぼる。

 「3年生を送る会の時にクラスで芝居をやったんだ。どんな役だったかはよく覚えていないけど(笑)。クラスの先生が個人面談ですごく誉めてくださっていたことを、母親から聞いてね。クラス全員が尊敬してて大好きな先生だったから、僕はすごく嬉しかったんですよ。喜んでいたところに演劇部からお誘いがあって。受験勉強に専念するのが当たり前だった3年から、僕は演劇部に入っちゃった」

 この「初舞台」が、人生の重要な転機だったと角野さんは言う。

 「人生を振り返ると、きっと人間誰しもそういうターニングポイントが何回かある。こんなことがあったから、今の自分がいるっていうような」

 その後学習院高等科に入学し、そこでも演劇部へ。大学でも迷うことなく入部を決めたそうだ。 

一覧に戻る>>


■ 【第179号 2003/04/04】 【出会いこそ運】

 4年生の時に名門、文学座の養成所へ入団する。しかしそれまでは何が何でも役者を目指していたわけではなかった。

 「こういう商売には向き、不向きがあって、おそらくそれは自分ではなくて人が決めるのではないかと。ですから劇団の養成所に入れてもらえれば、適性検査は合格。そこから先は自分の努力と、運に恵まれれば何とかやっていけるかなと。もし入れてもらえないのだったら向いてないんだ。向いてないことを努力しても馬鹿馬鹿しいと考えてた。その辺は非常に合理的だったかもしれないな」

 そこには経済学部で身に付けた考え方が影響しているそうだ。

 「世の中の動きの底にあるのはお金、つまり経済だということを学んだ。だから、好きなことをやっていられればそれだけで良いとは思わなかった。自分の力で食べていきたいという欲求はすごくありましたよ」

 そのため入団後も、早く仕事を増やして自立したいと考えていた。しかし、役者で食べていくには、努力だけでなく運も必要だったと言う。

 「本来どんな仕事でもそうだと思うけど、やった仕事の結果が次に反映してくるもの。ただね、ある時ある時の岐路で、自分の力だけじゃないなと思うことがある。誰かが自分をそっちへ導いてくれたというか。そう考えると、人との出会いを運と言っても良いのかもしれないな」

 劇団の大先輩である北村和夫さんからは、自分が考えてやっていることと、人が見ていることは違うということを教わった。20代半ばの頃に出演した舞台で角野さんは北村さんの息子役だった。

 「毎日稽古場で、僕のやること一挙手一投足、声一つ出しても、『違う! それは違う!』。こんな劇団、もう絶対やめようと思った。あんなクソジジイと一緒にできるかってね(笑)。ところが劇場で自分の考えではなく北村さんに言われた通りやったら、それが全部正しいことがお客様の反応で分かったんだよね。自分はやっているつもりになっていただけで、本当は何も表現できてなかったんだ」

 そして、怒ったのは愛情あってのことだと気付いた。

 「別に僕をいじめようとしていたわけではなく、むしろその逆で。それに北村さんはその芝居をものすごく愛し、大事にしていたからこそ、あれだけ怒れたんだよね。若い時に怒られたのは良い経験で、それがなかったら今僕は仕事してないんじゃないかと思うくらいだよ」  

一覧に戻る>>


■ 【第179号 2003/04/04】 【役者としての私】

 「自分にとっては人が喜んでくれることが生きがい。お客様につまらないと言われてしまったら終わりなんだ、僕らの商売って」

 良い芝居をすれば、観客を喜ばせられる。それと同時に自分も変われるような気がするとか。

 「自の見えなかった面が見えてくる。そもそも芝居というのは別の人間に成り代わるわけじゃないし、そんなことできっこない。自分の中で無意識に培っている想像力、蓄積している経験。それをミックスしたものなんですよ。例えばラーメン屋でも(笑)、刑事でも、何やっててもベースは結局自分の中にしかない。僕は芝居ってそういうことだと思ってる」

 だからなのだろうか。角野さんが演じる人物たちからは、温かみや親近感が感じられる。

 「一番ベーシックに、どこにでもいる人をやりたいなと。決して二枚目でもない。ただ、年とったら現実感がある役者になりたいと思っていた。『ああ、いるなぁ、こういう人』って思われる役者にね。流行りものにならないように心掛けている。分相応と言いますか。自分のポジションを知っておかなければならない、という意識は昔からありますね」

 現在、テレビに舞台にと精力的に活動を続けている角野さん。最近は文学座での芝居は少なくなってきたが、ずっとやり続けていきたいと語る。

 「僕はこのアトリエで育ってきた。自分の根っこはここにあると思っているんですよ。大学も同じ。学校で僕は、僕なりに様々な意味での勉強ができた。色々な人間と出会い、色々なものを作り、一人ぼっちじゃなかった。もちろん、決して良いことばかりじゃなかった。人とコミュニケーションとってやっていくには不和が生じたり、傷つけたり傷つけられたり……。別れもある。でもそういうことがないと、人間は大きくならないんだ」  

一覧に戻る>>


■ 【第179号 2003/04/04】 【後輩たちへ】

 最後に、「説教がましく言うのは嫌いなんだけどね」と言いながらも、私たち学生へメッセージを贈ってくれた。

 「なるべく早く自分の好きなことを見つけるのが一番良いことだと思う。あんまり計算しないでね。好きなことに熱中すると、人間結構幸せになれると思うんですよ。色々な知恵も出てくるし、自分のことも他人のことも分かるようになる。せっかく生まれてきたんだから、自分は何が好きなんだろう、何がやりたいんだろうとしみじみ考えて見るのも良いんじゃないかな」

 角野さんにとっては好きなこと、演劇に熱中していたのが大学時代だった。

 「一番純粋に心から芝居を楽しんでいた。本当に財産だな、あの4年間は。ものすごく豊かで、ものすごく貴重な。学校行って友達作ったり、恋愛したり、サークル活動したり……。それが後々になって財産になると思うんだよな」

 大学時代だからこそ経験できることがある。そしてそれはいつまでも輝きを放ち、心に残り続けることだろう。



取材・構成 木村絵梨子 木村美奈子 馬場瑠美香 森あらた

写真撮影  堀野紗似

取材協力  文学座 

一覧に戻る>>


■ 【第178号 2003/01/14】 【西2号館、完成する】

 西2号館は、地上5階・地下2階、延床面積は約8,800uの規模。学生の教室移動を容易にするため、学内で初めてエスカレーターが導入された。西1号館、黎明・富士見会館とは、渡り廊下でつながれている。

 1階には、学生ホールが設けられた。その隣の自習室には、数十台のパソコンを常備。また、成文堂書店は現在の西5号館から移転し、営業を開始した。

 2階〜5階の教室部分で特徴的なのは「模擬法廷教室」(100人収容)だ。実際の法廷と同じような構造をもち、臨場感ある模擬裁判等の授業が行なえる。その他にも、映画上映ができるように、遮光や照明効果に配慮した「映像教室」(240人)や、マルチメディアを駆使した「双方向教室」(60人)も新設された。通常の教室としては、「大教室」(441人)が1室、「中教室」(204、304人)が4室、「小教室」(36〜60人)が15室ある。

 吹き抜けの地下2階はトレーニングルームである。インストラクターが常駐するため、いつでもトレーニング機器使用のアドバイスを受けられる。雨天時の体育や課外活動の他、一般学生や教職員も無料で利用が可能だ。ただし、機器使用には講習会の受講が義務となる(当面の講習会日程については情報特急便を参照)。地下1階には保健室が置かれ、すでに移転を完了し運営されている。

 西2号館の完成によって、現在の保健室(西7号館)と西4号館はその機能を吸収され、取り壊されることになる。取り壊し時期は、保健室が夏休み中、西4号館は2月16日から4月初めまでを予定。跡地はそれぞれ、歩道と芝生で覆われた広場になる。

 このように、西2号館は、学生生活のあらゆる面を支援する最先端設備を備えて完成した。本学の教育や学生生活の新しい中心となることが期待されている。  

一覧に戻る>>


■ 【第178号 2003/01/14】 【竣工式】

 昨年12月10日、西2号館1階の自習室にて竣工式が執り行われた。本院からは田島義博院長、永田良昭大学長を始め、各学部長及び高等科、中等科科長らが出席。また設計担当の日建設計、建設担当の鹿島建設の関係者が列席した。

 竣工式は、土地と建物の安全を祈願した神事の修祓(しゅうばつ)に始まる。そして降神之儀、供え物をする献饌(けんせん)、祝詞奏上、土地の四方をはらい清める切麻散米(きりぬささんまい)と進む。玉串奉奠(ほうてん)で田島院長及び永田学長が玉串を神に捧げ、崇敬の意を表した。その後の徹饌(てっせん)、昇神之儀で神事が結ばれる。そのまま神酒拝戴が行われ、式が終了した。

 続いて会場を移し、竣工祝賀会が開催された。田島院長は、最先端の設備を備えた西2号館の完成をもって、学習院21世紀計画は完了したと挨拶。そして設計・建設に携わった2社へ感謝状を授与。2社からは記念品目録が贈呈された。乾杯で永田学長は「西2号館で厚みある教育が行われることを期待します」と音頭を取る。その後は参加者に対して、館内の見学会が実施された。 

一覧に戻る>>


■ 【第178号 2003/01/14】 【学習院創立125周年記念式典挙行される】

 昨年12月13日、創立百周年記念会館正堂において、学習院創立125周年式典が行われた。明治10年に本院が京都より神田錦町に移されてから、今年で125年を迎えたことを記念して挙行されたものである。

 式典には、天皇皇后両陛下、紀宮殿下、寛仁親王同妃両殿下が臨席された。本院からは田島義博院長、島津久厚前院長、永田良昭大学長を始め、各学部長などの大学教授陣、大学および高等科の生徒代表が出席。他に、遠山敦子文部科学大臣、奥島孝康全私学連合代表や、卒業生らも招待され、約800人が列席した。

 皇族方のご臨席に伴い、開式の2時間前には、正門から北2号館付近にかけての警備が厳重に。一般の報道陣が詰めかける中、皇族方のご到着時には田島院長、島津前院長、永田大学長に加え、生徒代表が出迎えた。

 式典は田島院長による開式の辞に始まり、国歌斉唱、院長式辞と運ぶ。式辞の中で同氏は「125年間学習院に貫かれているものは、物質的風紀、個人的栄達を超越した倫理的価値観であります」とこれまでの本院を振り返った。さらに「豊かな倫理観を持ち、世界平和と人類の幸福のために奉仕する人材の育成に、まい進することを誓約します」と加えた。

 続いて、天皇陛下ご祝辞に移る。「学習院から、国の内外において様々な分野で活躍する多くの人が送り出されていくことを、期待しております」とのご祝辞に、会場から盛大な拍手が起こった。その後は、遠山文部科学大臣、奥島全私学連合代表などの祝辞が続く。そして院歌終了後、両陛下ご退出をもって、第1部は終了した。

 第2部は、伝統芸能である雅楽の鑑賞会となる。宮内庁楽部を中心とした東京楽所、十二音会が「壱越調音取(いちこつちょうのねとり)」、「朗詠嘉辰(ろうえいかしん)」、「陵王(りょうおう)」などの全6曲を演奏。田島院長の隣では、寛仁親王妃信子殿下もご覧になった。約1時間におよぶ鑑賞会の終了とともに、式典は厳かに閉幕した。  

一覧に戻る>>


■ 【第178号 2003/01/14】 【休講情報をネットで提供 教務課】

 教務課が、休講情報を本学ホームページで提供するサービスを試行している。事前調査を踏まえ、昨年11月29日から始めたものだ。

 事前アンケートは、本学学生を対象に10月23日から11月22日までホームページ上で、実施された。有効回答数は337件。この調査で、ホームページでの休講情報提供を「強く希望」は69・1%、「希望」を含めると91・7%に達した。また、休講情報ページに携帯電話のアクセスが可能になることを「強く希望」は71・1%、「希望」を含めると91・7%だった。つまり多くの学生が、パソコンや携帯電話で休講情報を確認したい、と考えていることがわかる。

 計算機センターのサービス利用状況集計によれば、平日は1日に500件前後のアクセスがあるという。また、雪が降った12月9日には、2500件近くのアクセスがあり、午前8時台は700件と特に多かった。これは、学生がこのサービスを有効に活用していることを示している。

 こうした状況から教務課は、「今後も有意義な学生生活を支えるサービス向上に努めたい」としている。



 休講情報URL

 http://www.gakushuin.ac.jp/univ/adm/rec/kyuukou/kyuukou.htm

 (携帯電話用)

 http://www.gakushuin.ac.jp/univ/adm/rec/kyuukou/keitai.html  

一覧に戻る>>


■ 【第178号 2003/01/14】 【国家試験の結果出揃う】

 今年度の国家試験の合格者が、就職部より発表された。

 公認会計士には現役2名、卒業生から7名の、計9名が合格した。国家公務員T種は、現役1名、卒業生2名の計3名である。昨年度と比べて伸びを見せたのは、国家公務員U種だ。今年度は昨年度の合格者数43名から、53名へと10名増加。内訳は、在学生が昨年度の15名から19名に、卒業生は28名から34名と、それぞれ健闘が見られた。

 難関と言われる司法試験は、364名が受験。合格したのは卒業生5名のみで、法学部からの現役合格者は、昨年度同様いなかった。野坂泰司法学部長は、今回の結果について「本来なら2桁の合格者が出ても不思議ではない」と厳しい評価を下している。また、「平成16年度には法科大学院が開設される予定です。実動に向けて、準備はすでに整っています」と受験生を支える体制作りについても触れた。今後司法試験を受ける予定の学生に対しては「本学の優れた教授陣を利用して、最後まで粘り強く勉強し続けて下さい」と語っている。

 本学の司法試験の受験者数は年々増加しているが、他大学に比べて多いとは言えない。法学部の教授陣からは「本学の学生は潜在的な能力はあるものの、チャレンジ精神に欠ける。もっと自分の力を信じて、果敢に挑戦して欲しい」と、コメントが寄せられた。

 民間企業等も含めた就職状況については、5月号に掲載する予定。 

一覧に戻る>>


■ 【第178号 2003/01/14】 【常任委員会 役員改選】

 昨年11月30日に運動部常任委員会が、12月3日に文化部常任委員会と文化系同好会常任委員会が、それぞれ役員を改選した。新役員の氏名は以下の通り。



【運動部常任委員会】

委員長 後藤誠道(済3・排球部)▼副委員長 持田雄平(政3・硬式野球部) 兼会計局長 嵯峨敦子(済3・空手道部)▼運営局長兼書記局長 厚川俊也(済3・ホッケー部)▼学内大会実行委員長 朝枝佑介(政3・サッカー部)▼渉外局長 三浦慶子(心3・硬式庭球部)▼保険局長 武田紗代子(哲3・應援團)▼編集局長兼甲南戦推進局長 山本卓次(営3・アメリカンフットボール部)▼情報宣伝局長 山田健介(営3・ゴルフ部)▼四大戦推進局長 成澤美祐希(営3・フェンシング部)▼黎明富士見会館事務局長 神戸孝洋(済3・剣道部)



【文化部常任委員会】

委員長 吉田裕介(済2・経済学研究部)▼副委員長 五内川和弥(法2・法学研究部)▼会計 石川達哉(済1・生物部)▼渉外 小高祐一郎(営1・史学部)▼広報 川島深雪(営1・将棋部)▼企画 福澤美穂(済2・美術部)



【文化系同好会常任委員会】

委員長 堀田智(哲2・地学研究会)▼副委員長 金子国史(数2・漫画研究会)▼会計 岩崎隆(史1・コンピュータ研究会)▼渉外 梶浦大介(済1・速記研究会)▼書記 長澤侑子(営1・ユースホステル研究会)▼企画 村岡悠司(英1・東洋文化研究会)  

一覧に戻る>>


■ 【第177号 2002/11/25】 【第33回大学祭開催される】

 今年の大学祭のテーマは「三十三度目の正直(SHOW―TIME)」。これは、「三度目の正直」と「SHOWが行われる時期=TIME」とをかけたキャッチフレーズである。

 大学祭の開催に先駆け、10月31日に前夜祭が行われた。渡邊雄一大学祭実行委員長(済3)が開催を宣言。その後、恒例のみこし行列が目白通りへと繰り出した。今年は音楽部や漫画研究会など、全16団体が参加。個性あふれるみこしが街をにぎわせた。

 本祭中は天候に恵まれず、いくつかのアトラクションに支障がでた。初日は午後から雨が降り、初夜祭の開催場所が中央教室に変更。 プログラムは無事に終了したものの、屋外に比べて狭いステージに不自由する団体もあった。2日目の朝は強風に見舞われ、西4、5号館の間に設置されたテントが倒壊。数件の出店が午前中の営業停止を余儀なくされた。

 3日目以降は休日だったこともあり、大勢の人々が来校。中央教室および輔仁会館前の広場には人が絶えなかった。また、人気ダンスグループ「Pani Crew」の公演、KONISHIKIトークショーなど、話題のイベントも盛り上がりを見せた。

 後夜祭では各音楽系サークルがライブを展開。述べ5時間に渡る公演の間、キャンプファイアーがステージを照らす。演奏が終わり、観客のアンコールがこだまする中、大学祭は幕を閉じた。  

一覧に戻る>>


■ 【第177号 2002/11/25】 【理学部講演会「今年のノーベル賞」】

10月11日、南2号館200教室で、2002年のノーベル賞を解説する講演会が開かれた。物理学科の田崎晴明教授が物理学賞について説明。一方の化学賞を芳賀達也教授、秋山隆彦教授、小谷正博教授ら化学科の教員が担当した(内容は左図を参照)。

 物理、化学両賞の受賞者が出そろったのは9日。その報道からわずか24時間で講演会を実施するという、異例のスピード企画だった。

 広報にかけられる時間が少なかったにも関わらず、会場に訪れた聴衆はおよそ230名。教室の収容人数をはるかに超え、会場は立ち見客であふれた。理学部の学生はもちろん、永田良昭学長をはじめとする教職員、理学部以外の学生の姿も多く見られた。

 教授陣はプロジェクターなどを用いて、視覚的にそれぞれの担当分野について講演。受賞の経緯や専門的な学問の内容がわかりやすく説明され、参加者は終始真剣に耳を傾けていた。

 理学部長も務める小谷教授は、講演を企画した動機について「公表直後の新聞報道の内容に乏しさを感じたので、本学学生や職員の方々に中身のあるニュースを伝えたかった」と語る。参加者の関心が高かったことを受けて、「手ごたえがあった。このような講演会を行いたい」とコメントを寄せた。  

一覧に戻る>>


■ 【第177号 2002/11/25】 【ドイツ文学科50周年迎える】

 10月26日、百周年記念会館小講堂で、ドイツ文学科創立50周年記念祝賀会が行われた。現職の教員に加え、かつて主任を務めた元教員も参加。また、多くの卒業生も招待され、約150人が集まった。

 ドイツ文学科は、1952年の文政学部廃止時に、文学部文学科として発足。その後1957年に4つの文学科に改組され、その中の1つとして「ドイツ文学科」の名称は誕生した。

 祝賀会で行われたのは、田島義博院長の祝辞、永田良昭学長の挨拶など。この中で田島院長は、「50周年を迎えたドイツ文学科には、今後も学習院としての伝統を受け継ぎ、多方面において更なる活躍を見せてほしい」と語った。会場は再会を喜ぶ卒業生らの声であふれ、恩師を囲んで語りあう人々の輪が見受けられた。  

一覧に戻る>>


■ 【第177号 2002/11/25】 【坂本多加雄教授逝く】

 法学部政治学科の坂本多加雄教授が10月29日、胃がんのため死去した。52歳だった。

 教授は1950年生まれ、兵庫県の出身。東京大学法学部を卒業後、同大学の法学政治学研究科博士課程を修了。80年に本学法学部教授に就任し、「近代日本の政治秩序に関する言説」を専門に研究していた。

 保守派の論客としても有名で、「新しい歴史教科書をつくる会」理事を務め、今年度の中学歴史教科書の執筆にも加わった。著書に『市場・道徳・秩序』(創文社)、『国家学のすすめ』(ちくま新書)などがある。  

 なお、教授が受け持っていた日本政治思想史などの講義は、担当教員を変えて続けられる。 

一覧に戻る>>


■ 【第176号 2002/10/30】 【23連覇への道】

 正式種目のうち、すでに大会期間外に行われていた数々の競技で、本学は勝利を収めていた。そのため本戦前から、他大学に対して大きく点差をつけていた。

 18日、百周年記念会館で開会式が行われ、残りの競技が開始される。しかし悪天候により、初日に予定されていた種目の一部が翌日以降に延期され、教職員種目のソフトボールは中止となってしまう。また開始時間が変更されたため、いくつかの一般種目では棄権によって、不戦勝になる試合もあった。

 一般種目のバドミントンは男女ともに制覇。卓球で男子シングルス・ダブルスを制し、女子ソフトボール、女子バスケットボール、女子バレーボールでも優勝を決めた。

 しかしその一方で、昨年優勝した硬式テニスと軟式野球の成績は振るわなかった。また軟式テニスでの棄権者続出が、本学にとって痛手となる。

 それに対し、成蹊大は一般種目で躍進し、本学は大幅に点差を詰められた。その勢いに乗った成蹊大の逆転が予期されたが、本学が正式種目において、常勝校としての意地を見せる。

 正式種目の目玉である男子駅伝にて本学は圧倒的な強さで快走し、大勢の観客が見守る中でゴールテープを切った。また卓球で男女ともに優勝を果たし、バドミントンでも男女揃っての準優勝。これらの活躍が、本学を総合優勝へと近づけた。

 結局、本学が接戦を制して総合優勝を決め、閉会式でその健闘を称える優勝杯を手にする。

 また各試合場では、懸命にプレーする選手を応援する人々の姿が、連日見受けられた。例年通りの盛り上がりを見せ、様々なドラマを生んだ第53回四大戦は、本学の23連覇をもって幕を閉じた。  

一覧に戻る>>


■ 【第176号 2002/10/30】 【四大戦とは】

 四大戦は、本学、成城、成蹊、武蔵の四大学によって行われる大学対抗の競技大会である。旧制高校の流れをくむ四大学が交流を深めることを目的に、昭和25年、武蔵大の提案により、本学で第1回大会が開催された。後援には旧文部省と朝日新聞社がつき、試合の結果が連日、朝日新聞に掲載されていた。以来、毎年各大学の持ち回りで開催し、本学がホスト校となった今回で53回を数えている。

 大会は、運動部が出場する正式種目、学内予選を勝ち抜いた学生有志が出場する一般種目、教職員が出場する教職員種目で構成。正式、一般種目の合計得点で決まる総合優勝は、第31回大会より、本学が23年間連覇を続けている。

 多くの正式種目が期間外開催のため、4月の団結式が終わると、事実上四大戦がスタート。7月には一般種目の学内予選も始まり、運動系サークルを中心に本戦出場を目指して争う。そして、10月に開催される本大会で残されていた正式種目競技、一般種目競技の本戦、教職員種目競技が行われ、各種目別の優勝と総合優勝を決定する。  

一覧に戻る>>


■ 【第176号 2002/10/30】 【INTERVIEW 運動部常任委員会委員長 岸英輔さん(法4)】

 今大会は、3日間ともあいにくの悪天候であった。岸さんは、運営についてこう語る。「とにかく軌道修正が大変でした。たくさんの団体と連絡をとって、日程を組みなおして……。すべての試合を消化できるように努力しました」

 きわめて困難な状況下で始まった今大会。順調に勝ち進んでいた本学であったが一般種目で結果が振るわず、中盤から成蹊大に追い上げられてしまう。「優勝を決定付けたのは、駅伝ですね。あそこで負けていたら本学は優勝しなかったかも知れません。応援団の声援が雰囲気を盛り上げてくれたおかげで、選手たちが頑張れたのでしょう」

 岸さんは、今大会の印象を振り返ってこう述べる。「今年は、選手も我々も楽しむことができました。今大会で本学は23連覇を達成しましたが、今年は成蹊大に点差を詰められて例年にない接戦になりましたね」

 しかし、これはとても良いことであると岸さんは言う。「そもそも、四大戦で本学が勝つのは当たり前という風潮になってしまっています。しかしそれはスポーツの精神に反していることだと思うんです。今回の本学と成蹊大、成城大と武蔵大のように、競りに競った勝負が本来のスポーツの魅力。そういった意味で今大会は、とても有意義なものでしたね」

 白熱した一進一退の攻防という、スポーツのだいご味を存分に味わうことができた今大会。雨天による予定変更など予想外のアクシデントもあったが、それらをはねのけての輝かしい優勝であった。1年間かけて準備に取り組んできた運動部常任委員会にとっても、実り多い結果であったに違いない。
(木村絵梨子)

一覧に戻る>>


■ 【第175号 2002/09/30】 【新院長に田島義博氏】

 学習院長は、学習院校規により学習院評議員会から選任される。規定では、評議員会が、院長候補者を選任するための選考委員会を設置。選考委員会が候補者を選定の上、評議員会へ推薦し、評議員会はこれに基づき院長を決定することになっている。

 選考委員会は、評議員25名(卒業生、父母保証人、教職員、功労者・事業協力者の各代表)、理事1名(学識経験者)、院長の計27名で構成される。

 今回は、5月28日の評議員会で改選手続きとその日程が審議され、6月14日に選考委員会の設置が決定。選考委員会での審議の後、8月6日の評議員会で田島義博大学名誉教授・専務理事を次期院長に推薦することが全会一致で承認された。田島新院長の任期は8月14日より3年間である。

◇ ◇ ◇

新院長インタビュー

――この度は院長就任おめでとうございます。どのようなお気持ちですか?

 就任してめでたいというより、今後のことを考えてしまいますね。国際化や情報化など、社会の変化に伴い、多くの学校が大きく変わらなければならない時期だと思います。学習院のように幼稚園から大学まである学校の場合は、変化させるのに2倍くらい大変になりそうです。院長になって、ますます将来を考えています。

――学習院のイメージについてお聞かせ下さい。

 公家の学校として始まったことは特殊かもしれません。しかしこの時期は日本が開国し始めた頃です。公家の学校として始まったというより、国際化の幕開けの中で生まれたという特徴を私は重視しますね。また明治10年に華族学校が学習院という名前を継承した後、多くの華族が学習院から海外へ留学しました。学習院は今後も海外に目を向け、国際化の先頭に立っていきたいと思います。

――国際化推進の具体策などはお考えですか?

 今後は長期留学だけでなく短期留学にも補助をし、多くの人に留学の機会を与えたいと考えています。また海外からの留学生も歓迎したいと思います。今後とも留学を勧めていく体制を作る努力が必要ですね。

――最後に、学生へ一言。

 大学では知識を使う知恵を磨いてほしいです。そのためには、学生の枠を超えた社会性を持つことが大切。倫理性と社会性を持った学生生活を送ってほしいと思います。

――ありがとうございました。



プロフィル

 田島義博(たじま・よしひろ)昭和30年、一橋大学社会学部卒。日本能率協会で「市場と企業」誌ほか各誌編集長を務め、昭和38年に本学専任講師に。その後、経済学部助教授を経て教授となり、平成元年には経済学部長に就任。常務理事、専務理事を務めた後、13年には名誉教授となる。  

一覧に戻る>>


■ 【第175号 2002/09/30】 【オープンキャンパス開催される】

 8月31日、本年度第2回目となるオープンキャンパスが開催された。夏休み中ということもあり、7月に行われた第1回よりも多くの受験生とその父兄が訪れていたようだ。

 西5号館1階の学生ホールで行われた、各学科の教員、在学生による個別相談。ここでは自分の希望する学科の関係者から説明が受けられるということで、ホール内はにぎわいを見せていた。

 職員による奨学金や留学に関する説明コーナーにも多数の参加者が訪れている。資料コーナーにも人々が集まり、さまざまな資料を手にとっていた。この他にも、職員の案内で学内を散策するキャンパスツアーなどが行われた。

 盛況に終わった今回のオープンキャンパス。参加者が多かったことからも、本学への高い関心をうかがわせる。次回、今年度最後となる第3回オープンキャンパスは10月26日(土)に行われる予定だ。  

一覧に戻る>>


■ 【第175号 2002/09/30】 【西門改修 装い新たに】

 夏休み中に行われていた西門の改修工事が終了した。柱と周辺の敷石はレンガで装飾され、レトロな雰囲気を醸し出している。また、門の鉄柵は校章が大きく刻まれた新しいデザインのものに変わり、門全体の幅も広くなった。中でもひときわ目を引くのは植え込みにあるガラス張りの掲示板。暗くなるとライトアップすることも可能で、機能的なだけでなく外観も美しいと好評のようだ。 

一覧に戻る>>


■ 【第175号 2002/09/30】 【那須野教授亡くなる】

 本学理学部物理学科教授の那須野悟(なすの・さとる)氏が7月29日、40歳で亡くなった。自殺と見られている。

 那須野教授は平成2年、東北大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士後期課程を終了。工学博士となり、同年に九州工業大学工学部助手に就任した。その後、同大学で平成4年に講師、平成9年に助教授を経て、今年4月に本学の理学部教授に就任したばかりだった。専攻は非平衡系の物理で、代表的な著書には「粉体の物理」(共立出版、平成12年)などがある。

 教授が本学で担当していた「力学基礎1および2」「物理実験1および2」の後期の講義は、物理学科の他の教員が行うこととなった。また、教授の研究室で卒業研究の指導を受けることになっていた学部4年生5名は、各学生の希望を聞き、物理学科の他の研究室に移ることとなる。  

一覧に戻る>>

■ 【第174号 2002/07/08】 【新奨学金制度、始まる】

 本年度より新たに導入された「学習院大学奨学金」と「入試成績優秀者特別給付奨学金」の推薦・採用状況が学生部より発表された。「学習院大学奨学金」には多数応募があり、定期採用者は236名となっている。一方「入試成績優秀者特別給付奨学金」は採用枠各学部50名のうち、23名が採用となった。

 本年度より「学習院大学奨学金」と「入試成績優秀者特別給付金」の奨学金制度が、新しく導入された。「学習院大学奨学金」は、学費支弁が困難であっても、意欲のある学生に対して学業に専念できる環境を整えようと、大学側が支援する制度だ。「入試成績優秀者特別給付奨学金」は、よりよい勉学環境を提供し、学生の質的向上を図るというのが目的である。

 「学習院大学奨学金」は、これまでの「学習院奨学金」を、人数、貸与額等の面で大幅に充実させたものとなっている。対象者は、本学入学試験に合格し、入学した者、及び2年次以上の在学生。利息は無利子で、授業料と維持費相当額、在学中の貸与総額500万円以内という条件で貸与される。開始したばかりにもかかわらず、多数の応募があり、本年度は合計236名が定期採用となった。募集は定期的に行っているが、家庭状況が急変したと認められる学生には、随時出願を認めることとしている。

 「入試成績優秀者特別給付奨学金」は、学部一般入試における、各学部の上位合格者50名が対象者だ。給付金は、入学後に入学年度の授業料と維持費相当額が奨学金として給付される。本制度の採用者は4学部合計で、23名という結果となった。

 また、本学独自の奨学金の他に利子の有無で「日本育英会第1種奨学金」と「きぼう21プラン」とに分かれる日本育英会の奨学金制度がある。本年度は、文学部と法学部で無利子の「第1種」希望者数が「きぼう21プラン」の希望者数を上回った。なお、現時点での学部採用者数は、合計でそれぞれ72名、82名となっている。本学では、これらの制度の他にも経済援助、学業奨励のために多くの奨学金制度を設けている。

 学生部の奨学金担当者は、こうした奨学金について「例年、大勢の学生が応募されています。しかし、その全員が奨学金の真の目的を正しく理解しているかは少し疑問に思います。奨学金を貸与されることで、学費の重みを感じ、勉学に対する意識を向上させてほしいというのが本来の目的。このことをきちんと認識した上で奨学金が利用されることを期待しています」と述べた。学生自身が学費に対する責任を自覚し、学業に打ち込む努力が重要ということだろう。 

一覧に戻る>>


■ 【第174号 2002/07/08】 【物理・化学科に文部省の支援】

 理学部は、本年度から5年間、文部科学省の「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」の指定を受けて、「高機能分子集合体の創製と物性解明」というプロジェクトをスタートさせた。初年度の今年は研究設備・装置なども含めて約2億円、次年度からは毎年約1億円の予算で研究が行われる。この研究経費の約半分をまかなうのは国からの補助金、残りは本学の経常予算だ。

 プロジェクトは化学科から9名、物理学科から7名の計16名の教授、助教授が参加し、「基礎物性研究センター」という組織を作って行う。メンバーの1人である化学科の持田邦夫教授は、有機化学の分野にゲルマニウムを導入している人物。次々と新しい反応や機能性物質を開発している。また、物理学科の高橋利宏教授は他大学とも連携して有機超伝導物質の研究を進めている、この分野でのリーダー的な存在だ。なぜ、ある有機化合物が超伝導を示すのかという理解を求めて、南1号館1階の研究室では測定、解析が今日も続けられている。

 このような重要な分野で活躍する本学教員が協力して進める本プロジェクト。目標は、分子を集合させて高い機能をもつ物質をつくりだすことである。特に情報通信、記録、表示などの電子機能を有機材料で実現することをめざす。この分野にはアメリカ、ヨーロッパ各国も力を入れており、激烈な競争が行われている先端分野だ。

 こうした最先端の研究には本学学生、院生も直接、間接に参加する。高度な研究に触れることによる教育効果も大いに期待されるところだ。  

一覧に戻る>>


■ 【第174号 2002/07/08】 【夏季休業中に西門を閉鎖】

 現在、西門をはじめとした、キャンパス内の改修工事が始まっている。また、夏季休業期間中にも、教室棟などの各種改修工事が行われる予定だ。

 現在行われている工事として、まず西門守衛所および西門の改築工事が挙げられる。これらは現在進められている「学習院21世紀計画」の一環として行われるものだ。このため、7月21日から8月28日までの期間は、西門が閉鎖されることになる。同時に、周辺の緑化工事も開始される予定。これは、西門の工事終了後も継続して行われるものだ。それ以外にも、現在南1号館の205、215、310号室、南2号館の403〜407、412号室において、空調設備の改修工事が行われている。

 また、これから実施される予定の工事として挙げられるのが、夏休みの期間を利用した北1号館、南3号館の改修工事だ。ここではトイレの改修がなされ、南三号館ではサッシや給排水設備の改修も行われる。この他に、輔仁会館屋上の防水改修工事、百周年記念会館にエレベータを設置する工事も実施。このエレベータは身障者対応のために設置されるものだ。

 これらすべての工事は、9月までに行われることになっている。また、現在建築中の新教室棟も本年度中には完成する予定だ。 

一覧に戻る>>


■ 【第174号 2002/07/08】 【第22回特別展『西田幾多郎と学習院』】

 本学史料館展示室(北2号館1階)において、第22回史料館特別展が開催されている。ドイツ文学科教授として旧制学習院に勤めた、西田幾多郎に注目した展示だ。

 日本を代表する哲学者である西田が、本学で教鞭を取っていたことはあまり知られていない。展示では、後の研究基盤になったとして当時の原稿などを紹介する。また、飾られている机や懐中時計は、西田の愛用品。鎌倉の遺宅、「学習院西田幾多郎博士記念館(寸心荘)」に行かなければ見られないものだ。

 これまであまり知られていなかった西田と本学の関わりに注目した本展示。西田哲学を理解する上での新視点を示している。

 会期は7月20日(土)まで(日曜除く)。時間は、12時〜16時30分(月〜金曜日)、10時〜12時(土曜日)。 

一覧に戻る>>


■ 【第174号 2002/07/08】 【猪俣名誉教授亡くなる】

 本学英米文学科名誉教授である猪俣浩氏(いのまた・ひろし)が6月7日、心不全のため亡くなった。70歳だった。

 猪俣氏は1931年生まれ。1956年、東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専門課程修士課程を修了。その後東京水産大学助教授、千葉大学助教授を経て本学英米文学科教授に就任した。

 主にイギリスルネサンス文芸とシェイクスピアを研究。主要な著書に「現代詩と伝統」、「現代の思想家・マクルーハン」(共に訳書)などがある。  

一覧に戻る>>


■ 【第174号 2002/07/08】 【W杯の興奮 本学へ】

 ワールドカップ旋風は学習院にも吹き荒れた。決勝トーナメントの日本対トルコ戦が行なわれたこの日、西5号館学生ホールに学生サポーターが集結。奮戦する日本代表に、思い思いの声援を送っていた。 

一覧に戻る>>


■ 【第173号 2002/06/07】 【f-Campus 今年度の利用状況】

 開始2年目のf-Campusは、提供科目数の増加とは対照的に、学生の申請件数は初年度を大幅に下回る結果となった。5大学全体の提供科目数は、昨年度の1,045科目から600科目増加し、1,645科目となっている。しかし学生の申請件数は昨年度の4,000件弱から2,000件弱へと約2,000件もの激減となった。

 また本学学生による申請件数も300件から5割弱の163件へと減少した。これは昨年度と同様、5大学中最少となっている。4月初旬に1次登録申請が、オンライン上でのみ実施され、今年度の2次申請は行なわれなかった。

 各大学の提供科目数は、早稲田大987科目、立教大259科目、日本女子大230科目、本学130科目、学習院女子大39科目である。受け入れ大学別の当選件数は提供科目の圧倒的多さもあってか、早稲田大が593件で最も多かった。比較的競争率が高かったのは学習院女子大と早稲田大である。本学からの申請件数は表1にあるように(web上では省略)、早稲田大102件、日本女子大30件、立教大28件、学習院女子大3件。全体の当選確率が平均8割の中、本学は唯一申請科目の全てに当選した。

 一方、本学提供科目に対する受け入れ他大学生件数は、早稲田大146件、立教大54件、日本女子大46件、学習院女子大28件で、当選確率は87,5%と高めであった。

 今年度全体で申請件数の多かった科目は、表2の通りである(web上では省略)。早稲田大が半数を占めたが、他の4大学はほぼ同数となった。人気を集めた科目は、昨年度とは約半数が入れ替っている。総合科目よりも専門科目が多く、大学による分野の違いがみられた。

 教務課は、今後の展望として、「この制度が、本学にない授業を受講する機会の拡大に留まらず、他大学と本学との学生交流を深める契機となればと願っている。履修申請時期は4月初旬であり早いが、3月下旬に受け取る成績表や時間割をもとに、履修計画を早めに立てていただきたい」と述べている。開始されてわずか1年、まだ定着してはいないようだ。しかし大学の枠を超え、自分の世界を広げる機会を提供するこの制度の、積極的な利用が望まれる。

一覧に戻る>>

 
■ 【第173号 2002/06/07】 【甲南戦、四大戦 本学で開催】

 4月27日、百周年記念会館において対甲南大学運動競技定期戦(以下甲南戦)の開会式が行われた。第47回となる今年度は本学が開催校となっている。式には学長をはじめ本学の教職員、また甲南大体育会本部員、本学運動部常任委員、体育会学生120人が参加。甲南戦について運動部常任委員会(以下運常)は「甲南戦で本学は過去46回中、たったの2勝しかしていません。今後、着実に力をつけていき、いつかは勝利を手にすることを祈っています」と意気込みをコメントした。

 また、今年度は本学が四大学運動競技大会(以下四大戦)の当番校にもなっており、運常では開催までのカウントダウン掲示板を設置するなどして、応援を呼びかけている。この掲示板は四大戦が終わる10月末まで設置されるもので、カウントダウンのほか、得点板と掲示板を兼ねたもの。輔仁会館脇に設置されており、四大戦正式種目の得点をリアルタイムに掲示する。「四大戦は一般学生と体育会の学生が一つになれる唯一の大会であり、本年度も全力を尽くして優勝してもらいたいです。23連覇を目指し学習院の確固たる力を築き上げましょう」と運常では一般学生への積極的な参加を呼びかけている。

 今回の2大会同時当番について、運常は「私たちは四大戦、甲南戦ともに学習院が勝利することを願っています。しかしもっと大切なことは他の3大学、甲南大と素晴らしい人間関係が築けることです。全力で勝利を目指し、さまざまな人間関係を築いて自分の人間性を高めてもらいたいと思っています。皆さんがんばって下さい」としている。  

一覧に戻る>>


■ 【第173号 2002/06/07】 【春の叙勲 本学名誉教授に授与】

 4月29日付の春の叙勲で本学名誉教授が勲三等瑞宝章を授与された。経済学部経営学科名誉教授の久野英男氏である。

 久野氏は1924年9月21日生まれ。東京商科大学(現・一橋大学)商学部卒業後に博士号を取得し、会計検査院事務官、国学院大学助教授などを経て、本学経済学部経営学科教授に就任。簿記と会計学を専攻し、主に財務会計と会計史などを研究している。

 著書「わが国財務諸表制度生成史の研究」で昭和63年度、日本会計研究学会賞(太田賞)と日本会計史学会賞を同時受賞。また、日本会計研究学会、日本会計史学会などの学外での活動にも従事し、めざましく活躍している。  

一覧に戻る>>


■ 【第173号 2002/06/07】 【初夏の訪れ、「めじおん」】

若葉の頃、恒例の目白音楽祭(通称めじおん)の季節がやってきた。今年も天候に恵まれ、野外での演奏に聴衆が集まる。肩でリズムをとる人や歌詞を口ずさむ人、そして2年生の演奏を見守り励ます先輩達。

 総じて最近の流行歌をコピーした団体が多かったようである。そんな中でトロンボーンやサックスといった楽器による演奏が野外に心地よく響いていたのが印象的だった。

 慌しい昼休みにもかかわらずステージに駆けつけた聴衆の存在はきっと演奏者の励みになったことだろう。各団体の堂々とした演奏に聴衆は拍手で応えていた。  

一覧に戻る>>


■ 【第172号 2002/05/13】 

 総志願者数が、前年比1,523名の減少を見せた昨年度から一転し、今年度は前年比1,691名の増加となった。これは志願者が大幅に減り、合格倍率が下がった翌年によくみられる傾向である。

 地域別では、首都圏での志願者増加が著しい。特に埼玉・千葉・神奈川の三県で私立大学全体の一般入試志願者が減少する中、本学は6,879名と昨年比12ポイントの増加をみせた。また、東京を含めると本学全志願者の約70%を占めるなど、首都圏での強さをうかがわせた。

 学科別にみると軒並み志願者が増加している一方、経営学科、心理学科で共に大きく減少している。まず経営学科だが、立教大学の経営学科と入学試験日が重なったことが原因に挙げられる。加えて入学課の荒木健二課長は「経営学科は昨年の合格最低点が経済学科より9点も上回っていました。それで経営学科を志望していた受験生が、経済学科に流れたのでしょう」と分析する。次に心理学科だが、これは入学課も予測していた結果だという。昨今の心理学ブームで、新たに心理学科を新設する大学が増え、受験生が分散したためだ。これにより他の大学も志願者を減らしているが、本学では合格最低点や偏差値に大きな変化はなかった。

 また近年、女子受験生の志向が短大から4年制大学へシフトしており、年々本学の女子入学者が増加している。今年度は入学者数の過半数を超えた。

 まずまずの結果を残した今年度の入学試験。しかし18歳人口の減少に伴い本学も対策を強いられている。

 一つは高校訪問の強化だ。理由は受験生に占める現役率の上昇にある。志願者の内訳も平成12年度から現役生が浪人生を上回っているため、受験生と直に接して説明を行うことも重要といえるだろう。

 次に、オープンキャンパスをより充実させ、見学者への対応も強化する予定だという。さらに今年度から公募制推薦入試や新奨学金制度がスタート。来年度からは経済学部で外国人特別入試が導入され、本学の門戸が広げられている。

 また、来年度もセンター入試不参加が決定。「学生の質を見極め、モチベーションの高い学生を獲得するため、今後も3教科入試を継続する方針です」と荒木課長は語っている。今後の展望が注目されるところだ。  

一覧に戻る>>


■ 【第172号 2002/05/13】 【平成13年度就職状況 早めの就職活動実る】

 就職部より平成13年度の就職状況が発表された。内定率は、男子92.9%、女子94.6%、男女合計93.8%だった。

 女子学生を見てみると、話題の「四大メガバンク」に多数の内定が集中している。この結果について、後藤昭彦(てるひこ)就職部長は「長引く不況の中、将来の核となる人材を確保するため、企業では人数よりも人物重視の採用がなされました。ですから危機感を感じて、早くから積極的にセミナーなどに参加し、準備していた女子学生の評価は高かったようです」としている。確かに、ペイオフの解禁など銀行に淘汰・再編の拍車がかかることは間違いない。そのために、より質の高い人材を集めるのは当然だろう。もちろんそれは銀行のみならず、他の企業にも同じことが言える。今年度の企業の採用人数は、昨年度と比較して若干増えた。しかし、前にも述べたように、量より質を求める傾向が強まったため、内定を取れた学生と、そうでない学生との二極化が進んだようだ。

 「就職は短期決戦なので、プランニングを含む事前の準備をしっかり行なった上で、自信を持って立ち向かうことが肝心だと思います。本年度の就職戦線は、大変厳しいと聞いてますので、万全の準備のもとに、4年生全員が、目指す就職ができるように頑張ってください」。就職部長は4年生に向けてこのように述べた。  

一覧に戻る>>


■ 【第172号 2002/05/13】 【有効な活用を −大学図書館−】

 大学図書館では本年4月から、国立情報学研究所がオンラインで提供する情報検索サービス「NACSIS-IR」の利用を公開した。本サービスは多分野に渡る文献と学術雑誌の情報を収録した、複数のデータべースからなる。

 同様のサービスで、既に昨年3月より公開されたのは朝日新聞の全文記事検索データベース「DNA」。また同年10月からは国内の一般誌や学会年報が検索できる「MAGAZINEPLUS」と、世界中の図書や雑誌記事が検索できる「FirstSearch」の二つが公開されている。

 学内のパソコンなら、大学図書館ホームページの外部オンラインサービスから無料で利用できる。レポートなどのために文献を探す際、大いに役立つだろう。 

一覧に戻る>>


■ 【第172号 2002/05/13】 【春の集いでの多様な触れ合い 〜オール学習院の集い〜】

 去る4月14日、オール学習院の集いが行われた。この催しには卒業生、教職員、在学生といった学習院関係者に加えて近隣の方々も参加。

 学習院創立記念会館正堂で開かれた歌の集いでは、観客の方々の合同合唱がよりこの集いを印象深いものにしていた。その後、引き続き行われたオール学習院合同演奏祭は、幼稚園からOBまで、学習院ならではの幅広い層に親しみのもてる演奏祭になった。

 また、他の教室ではOB会・講演会も行われていた他、構内では学習院グッズ販売や親善試合、金魚すくい、馬の試乗、盲導犬体験など様々な催し物が開催。これらが多くの方々の興味を引くすることになり、学習院関係者以外でも十分に楽しめる集いであったようだ。  

一覧に戻る>>


■ 【第171号 2002/04/04】 本学OB児玉清さんインタビュー【学生時代の思い出】

 学生時代の児玉さんはよく勉強していたそうだ。それは恩師の影響が大きい。

「当時独文科の主任教授は桜井和市(わいち)先生でらしたんだけど、先生はとても怖くて迫力があってね、『勉強しない学生は嫌いだ』というのが口癖で。要するに遊ぶことも大事だが、学生の本分は勉強にあるってことなんだね。だから簡単な問題ができないと、烈火のごとく怒られた」

 そんな先生の教えで、勉強に前向きになり、充実した学生生活が送れたという。そしてある人物と出会う。

「僕の学生時代を大きく変えたのが、篠沢秀夫さん(現仏文科教授)との出会いでね。仏文科の彼は学年が僕の一つ上で、フランス語の天才という名をほしいままにしていた。そんな彼が僕に『コメディフランセーズを再現しよう』と声を掛けてきたんだ。要するに全編フランス語で芝居をしようと。僕は当時演劇部に所属していたから、やってみようかと思ったものの、僕は独文科でフランス語なぞ分からなかったから、篠沢さんに教わり、レコードを聞きながら猛特訓した」

 その後、学生主体の劇団「劇場座」を創設。役者から裏方までこなし、皆で一つのものを作り上げる喜びに浸っていた。  

一覧に戻る>>


■ 【第171号 2002/04/04】 【俳優 児玉清】

 精力的に演劇活動を行っていた児玉さん。しかし、俳優になろうとは全く考えていなかったそうだ。

「僕は大学院への進学を決めていたんだけど、卒業式当日に母が急死してしまって、進学を諦めたんだ。それで、どこか就職口はないものかと探していたんだけど、何しろ3月の下旬だからどこも採用者は既に決まっていてね。そんなある日突然映画会社の東宝からハガキが来た。第2次面接試験に来なさいと。僕が芝居の切符を売りつけた人が、どうも篠沢さんとやったフランス語の芝居に鮮烈な印象を受け、僕が俳優志望だと思い込んだんだ。それで、その人が勝手に書類審査をパスさせてくれたんだ」

 軽い気持ちで受けたオーディション。見事に合格したものの、翌年の就職シーズンまでの“つなぎ“と考えていた。が、その考えを覆す出来事が起こる。

「ある若手の映画スターと喫茶店に入ったとき、お店の若い女性が僕にもサインを求めてきたんだ。そうしたらそのスターが『彼は雑魚だからもらっても仕方ないよ』って言ったんだ。確かにその通りで、彼も嫌味で言ったわけではなかったんだけど、何か不愉快になってね。それで雑魚と呼ばれなくなるまで続けようと思ったわけ。そうしたら今日まで来てしまったなぁ」

 またある時は、先輩から貴重なアドバイスをもらうこともあった。

「ある撮影でキャリアの刑事役をやっていたんだけど、うまくいかなくて、ベテラン俳優が怒るんだ。『君がそんな芝居をしてたら自分の芝居ができない』なんて具合に。その時に、今は亡くなられてしまった西村晃さんが、『役者は泥まみれになって恥をかくことを忘れちゃいけない』と、そっと陰で親切に教えてくれたんだ。僕はその言葉が嬉しくて、その後はいつもその言葉を胸に俳優を続けてきたんだ」

 さまざまな人から掛けられた言葉。それを吸収することで、俳優として一回りも二回りも大きくなったといえるだろう。  

一覧に戻る>>


■ 【第171号 2002/04/04】 【飽くなき挑戦】

 その後、児玉さんはフリーへと転身。

「桜井先生の言葉に『学習院の外に出て通用しない人間を作っても仕方ない』というのがあった。内輪だけでよい格好しても駄目ってことなんだね。その言葉がずっと心に残ってて、東宝を辞めて一人でやっていこうと決めたんだ」

 映画会社との専属契約という安定を捨てての再出発だった。そしてテレビにも進出。司会を務める人気クイズ番組は、今や児玉さんの代名詞となっている。

「『アタック25』が始まる前に『クイズ・イエス・ノー』という番組の司会を1年やっていたのだけど、番組の構成に弱点があって、あまりウケなくてね。それとスポンサーの意向もあって、リニューアルすることになって。それが『アタック25』なんだけど、最初、僕は司会の話を断ったんだ。本心はやりたかったんだけど、一度白紙に戻してからの方が作り手としてはやりやすいと思ったから。ところが後日、また担当者が来て『どうしてもお願いします』って言う。僕は望まれているんだなぁと思って、感動したな。人間、必要とされると前向きに頑張っていけるもので、おかげで28年もやってるよ。フリーになった当時はいろいろ大変だったけど、人生っていうのは分からないもんだな」

 幾度となく訪れた人生の岐路。その時々の決断に後悔はないという児玉さんは、むしろそれを楽しんでいるようにも感じられた。最近では大の読書好きが高じて、NHK・BS「週刊ブックレビュー」の司会をはじめ、雑誌に書評やエッセイの連載記事を持つなど、その活躍の場をますます広げている。  

一覧に戻る>>


■ 【第171号 2002/04/04】 【後輩たちへ】

 最後に、児玉さんは恩師である桜井さんの言葉を引用して、学習院の学生たちに貴重なアドバイスをして下さった。

「はじめから安定を求めることは自分を小さくする。そもそも世の中に安定なんてものはないんだよ。ライト兄弟はなぜ空を飛べたのか……。それはあらかじめ不安定を想定していたから。その不安定を自分で操縦して安定させることで、空を初めて飛べたんだ。人生もこれと同じでね、不安定を切り抜ければ、必ず違った世界が開けるはず。大学の4年間というものはさまざまなことに挑戦できるいい機会。大いに勉強し、遊んでほしい。でも遊びと怠けを混同してはいけないよ。遊びとは没入して、探求するという意味だからね」

 波乱万丈の人生を乗り越えてきた児玉さんだからこその言葉。この取材を通し、私たちは大学の、そして人生の後輩として、大きなものを得たような気がする。

 取材・構成 道口洵也 鳥越洋之 馬場瑠美香 松村芳武

 写真撮影 高橋豪士

 取材協力 センチュリーハイアット東京  

一覧に戻る>>