数学

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
清水 英男 講師 4   通年 4

授業の目的・内容

文系理系を問わず数学を用いた諸文献を読むために必要と思われる最小限の数学的基礎知識を学ぶことを目標とする。題目の微分積分とは初等関数の解析的取扱いのこと、代数とは主に行列と行列式の理論のことである。さらにいくつかの話題によって以上の基礎知識がどのように有効に用いられるかを例示する。高校程度の数学を延長すればかなりの範囲に手が届くことを示すことが講義の眼目なので、当時の数学を復習しておくことを勧める。

授業計画

一変数関数および多変数関数の微分と積分:関数と微分
一変数関数および多変数関数の微分と積分:初等関数
一変数関数および多変数関数の微分と積分:三角関数および逆三角関数
一変数関数および多変数関数の微分と積分:指数関数および対数関数
一変数関数および多変数関数の微分と積分:多変数関数の微分
一変数関数および多変数関数の微分と積分:極大と極小
一変数関数および多変数関数の微分と積分:積分の定義と応用
一変数関数および多変数関数の微分と積分:積分の計算法
一変数関数および多変数関数の微分と積分:簡単な微分方程式
10一変数関数および多変数関数の微分と積分:二変数関数の積分
11
12関数の級数による表示:高階導関数およびテイラーの公式
13関数の級数による表示:テイラー級数
14逆関数定理とその応用:二次元ベクトルと二次正方行列
15逆関数定理とその応用:逆関数定理
16逆関数定理とその応用:陰関数定理、平面曲線のグラフを描く
17逆関数定理とその応用:条件つき極値への応用
18行列と行列式:行列とその演算
19行列と行列式:正方行列とくに正則行列
20行列と行列式:対角化可能性、基本変形
21行列と行列式:ベクトルの線型独立
22行列と行列式:行列式
23
24行列と行列式:行列式の展開
25行列と行列式:クラーメルの公式および逆行列
26行列と行列式:線型独立と線型從属の基本事項
27行列と行列式:連立一次方程式の解集合

授業方法

時折、演習を行い、これをレポートとする。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験)、第2学期(学年末試験)
期末試験と上記レポートによって評価する。

教科書

講義要網を配布する。