計量経済学I
  Econometrics I

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
川嶋 辰彦 教授 4 2~4 通年 1

授業の目的・内容

計量経済学(Econometrics; エコノメトリ゜ックス)の理論と応用を学びます。理論面に関しては統計学およびマクロ経済理論との関連に、応用面に関しては需要と生産の関連に、それぞれ照準をあてます。さらに、エコノメトリックス・モデルの簡単な実証分析と長所と限界を考察します。受講希望者には、本学部で開講されている統計学の授業をすでに履修しておられることが強く望まれます。また、電子計算機関連の授業も合わせて受講しておかれると、講義内容の理解に一層役立ちます。

授業計画

講義の対象となるサブ・テーマは、次のとおりです。

計量経済学(Econometrics)と社会経済変数(Socio-economic variables)
変数間の関係:相関分析と回帰分析
最小自乗推定法(説明変数が1個の場合)と単純回帰式
決定係数と単相関係数
最小自乗法の特徴
行列の加減乗除
行列式と逆行列
行列に関する偏微分
最小自乗推定法(説明変数が2個以上ある場合)と多重回帰式
10重相関係数
11経済構造分析と将来予測(場合に拠り授業に含めます)
12多重共線(Multicollinearity)問題(場合により授業に含めます)

授業方法

講義を中心に授業を進めます。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験)

教科書

森棟公夫計量経済学東洋経済新報社1999
必要に応じ、追加致します。

参考文献

R. Wonnacott and T. Wonnacott, Econometrics, 2nd Edition, Wiley, New York, 1979
必要に応じ、追加致します。

その他

a. 土曜日午前中に補講を行なうことがあります。その時間に出席できない方は、御友人に講義内容を的確にノートし、それを説明して戴くよう、お願いしておいて下さい。
b. 「r」の発音を有する外来語を「ラ゜、リ゜、ル゜、レ゜、ロ゜」のようにラ行半濁音で表記します。 
c. 計量経済学の学問領域に限らず広く自然・社会科学分野の推薦図書を、折々紹介致します。御関心がおありの方は、どうぞ御参考になさって下さい。