演習(3年生)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
石井 晴夫 講師 4 3 通年 4

授業の目的・内容

本演習は、公益企業における総合経営力指標をより深く分析・考察するとともに、現代社会の「ネットワーク」(Network)現象を、公益事業の中でもとくに「交通」(Transportation)と「通信」(Communication)とに焦点を当てつつ、その「ネットワーク機能」の持つ経済・経営的な効果を分析・測定することを目的とする。とくに、本演習では「公益事業」を「ネットワーク産業」という概念で幅広く定義し、関連する国内外の文献・資料を収集・整理・翻訳するとともに、「交通」や「通信」あるいは「その他の公益企業」に関係する事業者へのヒアリング調査や見学会などをも積極的に実施し、さまざまな角度から現代公益企業の果たす役割を考察することとする。

授業計画

本演習は、概ね以下のスケジュールに従って進めることとする。

公益事業における経済・経営面の総合指標の分析
ネットワーク形成の役割とその変化の把握
交通と通信におけるネットワーク構築の現状と課題
ネットワークの「ストック」、「フロー」、「ノード」、「リンク」の分析
ネットワークの経済効果の測定・分析
インターネットワークを活用した公益事業の国際比較
IT革命と公益事業経営
学内ゼミ論文のテーマ及び概要の決定
学内ゼミ論文原稿執筆
10学内ゼミ論文発表及び最終調整
11現代ネットワーク産業の課題と展望のまとめ

授業方法

本演習では、公益事業の基本理解を深めるとともに、各国との比較研究を行う。そして、第2学期では、学内ゼミ論文の投稿原稿を全員で執筆し、さまざまな討議・検討を踏まえた上で論文を執筆し発表する。

成績評価の方法

リポート内容、発表内容、出席、その他(平常点等)。

教科書

開講時に指示する。

参考文献

開講時に指示する。