●基礎演習B
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
第1学期 武内 房司 教授
第2学期 鶴間 和幸 教授
2
1
通年
水
2
武内 房司 教授(第1学期) アジア史研究の基礎
“アジアの中の琉球”をテーマにとりあげます。近世の琉球は日本のみならず東南アジア・朝鮮・中国各地域と豊かな関係を取り結んでいました。この講義ではこうしたテーマにかかわる最近の研究論文を読み、皆さんに報告してもらうという形式で進めていきます。同時に、沖縄と深い関りを持った中国側の記録にも注目していきます。たとえば冊封使節として琉球を訪れた中国人の記録(李鼎元『使琉球記事』)などは近世琉球の姿をいきいきと伝えています。翻訳本もありますからこれを機会に同時代人の記録に触れて見ましょう。漢和辞典を用意して下さい。
論文・史料の探しかた
担当者による報告と討論
博物館見学
担当者の報告、レポートを総合して判断する。
講義で指示します。
鶴間 和幸 教授(第2学期) 中国古代の博物館
中国古代の出土資料には竹簡・木簡などの文字資料の他に、青銅器、玉器、陶器、漆器などのモノ資料がある。四川省三星堆遺跡と秦兵馬俑の出土資料を中心に、モノ資料から何が読み取れるのかを学ぶ。また「よみがえる四川文明展」と「大兵馬俑展」がちょうど東京で開催されているので、博物館、美術館ではそれらをどのように展示されているのかを実地に学ぶ。
演習での各自の報告したレポートの提出