日本史演習
  吾妻鏡の講読

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中込 律子 講師 4 2〜4 通年 3

授業の目的・内容

『吾妻鏡』の講読を通じて中世史料の読解の基礎を学ぶ。日本化した漢文体に慣れることの他、『玉葉』・『吉記』・『平家物語』などの記録・典籍との対照を通して、史料操作の基本を身に付けることが目的である。『吾妻鏡』・『玉葉』は、索引やCD−ROM形態の全文データベースが完備し、また、当該期に発給された古文書は『平安遺文』・『鎌倉遺文』を用いて容易に検索することができる。便利さゆえに安易に流れたり、振り回されたりせずに、使いこなすことができるようになってほしい。

授業計画

はじめに ―授業計画―
『吾妻鏡』概観と当年度の講読箇所についての説明
担当学生による報告と討論
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授業方法

担当者ごとに読みと解釈を行う。また、関連史料・論文により、さらに深い解釈を試みる。

成績評価の方法

発表内容を主に、夏期レポートおよび出席や討論への参加によって評価する。

教科書

黒板勝美編吾妻鏡第一』(新訂増補 国史大系吉川弘文館1932

参考文献

福田豊彦編吾妻鏡・玉葉データベース吉川弘文館1999