シェイクスピア演習

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
今井佐智子 講師 4 3〜4 通年 2

授業の目的・内容

四大悲劇後に書かれた『アントニーとクレオパトラ』(Antony and Cleopatra)を読み、ロマンス劇への過渡期の後期悲劇について考えたい。また、恋人たちの名前を題名にしたシェイクスピアの他の二つの恋愛悲劇、Romeo and JulietTroilus and Cressidaとも比較しながら、この劇の特質を探りたい。

授業計画

第1学期は、シェイクスピアの英語に慣れることを目標に、丹念に辞書を引いてテキストを精読し、第2学期はいくつかの場面を選んで読む。できるだけ多くテキストを読み、作品全体を通読したい。また、テキストの訳読と併せて、適宜、作品の解釈、分析を行う。ビデオによる作品鑑賞も予定している。

授業方法

初めは、受講者にあらかじめ割り当てた箇所を精読するが、テキストに慣れてきたら無作為に当て読み進めたい。

成績評価の方法

学期末試験、学年末試験に、平常点、レポートを加味して評価する。

教科書

David Bevington (ed.), Antony and Cleopatra, (The New Cambridge Shakespeare) 1st Edition, Cambridge U.P., 1990

参考文献

シェイクスピアを読むための辞書ほか参考文献は授業時に紹介する。