英語学演習
  ミニマリスト・プログラム

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中島 平三 教授 4 2〜4 通年 2

授業の目的・内容

言語学、認知科学に大きな影響を与え続けている生成文法の最新理論であるミニマリスト・プログラムの入門を取り上げる。ミニマリスト・プログラムとは何か、生成文法がどのようにしてミニマリスト・プログラムに至ったか、具体的な言語現象がミニマリスト・プログラムによってどのように分析されるのかなどを基礎から学ぶ。テキストとして、入門書として定評のあるAndrew RadfordのSyntax ---Minimalist Introduction (1997) を用いる。

授業計画

生成文法理論のやさしい入門
文法とは(Ch.1)
範疇とは(Ch.2)
範疇とは(Ch.2)
Ch.2要約と練習問題
構造とは(Ch.3)
構造とは(Ch.3)
Ch.3要約と練習問題
空範疇とは(Ch.4)
10空範疇とは(Ch.4)、Ch.4要約と練習問題
11主要部移動(Ch.5)
12主要部移動(Ch.5)、Ch.5要約と練習問題
13WH移動(Ch.6)
14WH移動(Ch.6)
15Ch.6要約と練習問題
16主語について(Ch.7)
17主語について(Ch.7)
18Ch.7要約と練習問題
19A移動(Ch.8)
20A移動(Ch.8)
21Ch.8要約と練習問題
22VP重囲(Ch.9)
23VP重囲(Ch.9)、Ch.9要約と練習問題
24AgrPについて(Ch.10)
25AgrPについて(Ch.10)、Ch.10要約と練習問題

基本的にテキストに沿って進めていくが、随時関係する英語の現象を取り上げ、問題を提起する。

授業方法

最初の2回は担当者が講義を行い、それ以降演習形式を取る。

成績評価の方法

試験は行わないが、各自が興味のある英語の現象、構文を取り上げ、簡単なレポートを書く。第2学期はそれに関する論文を読んで、議論、批判などをレポートとしてまとめる。

教科書

A. Radford, Syntax --- A Minimalist Introduction, Cambridge U. Press, 1997

参考文献

中島平三最新・英語構文事典大修館2001
参考文献として挙げられている事典の中からレポートのテーマを選ぶ。

その他

質問があればいつでも受け付けます。次のメールアドレスでアポイントメントを取って下さい。
heizo@tbf.t-com.ne.jp