1 | 全体のプランの説明。第1学期は、現象学の基本概念への導入として講師著『現象学ことはじめ』の第一章から第九章までレポートし、その章の内容に関連するフッサールのテキストを講読する。第2学期は、講師著『他者経験の現象学』のレポートを中心に行い、該当するフッサールのテキストを講読する。 |
2 | 『現象学ことはじめ』第一章、数えること、『論理学研究』に至るまでの、フッサールの数学基礎論をめぐる研究、ブレンターノとフッサールの「志向性概念」 |
3 | 第二章、感覚と知覚、感覚与件の意味の的確な理解 |
4 | 第三章、時間(I)、過去把持と原印象について |
5 | 時間(II) カントの時間論とフッサールの時間論 |
6 | 時間(III)時間図式の修正 |
7 | 第四章、本質直観、前期と後期の本質直観 |
8 | 第五章、受動的綜合(I)カントの超越論的統覚と受動的綜合の分析 |
9 | 受動的綜合(II)連合と触発 |
10 | 第六章、衝動志向性と発生的現象学の方法 |
11 | 第七章、身体論、心身関係論 |
12 | 第八章、相互主観性論、(I)他者論以前。現象学的他者論とはいかなる問題か。現象学的還元の必要性 |
13 | 相互主観性論(II)対化による相互主観性の基礎付け |
14 | 第九章 生活世界論 |
15 | 第2学期は、『他者経験の現象学』のレポートを中心にする。 初回は、第一部、第一章、受動的綜合の問題の成立とその方法論、1.能動的綜合に対置する受動的綜合 |
16 | 2.発生的現象学と受動的綜合と3、論理の発生論と受動的綜合 |
17 | 4.受動的綜合の分析とその方法論、5.感覚の概念と受動的綜合 |
18 | 第二章、能動的綜合と受動的綜合の分析、1.対象及び対象性の概念から3.受動的綜合の諸層まで。 |
19 | 4.共在性と継続性から6.前触発的綜合と触発的綜合。 |
20 | 7.過去把持、把捉、触発的力から、9、内在的及客観的時間性と連合的綜合 |
21 | 10、本質直観と受動的綜合から第三章の2、心と身体の二重性 |
22 | 3.キネステーゼの能動性と受動性から、第二部相互主観性の基本構造、第一章、対化による相互主観性の基礎づけの2、方法論的諸問題まで |
23 | 3.一次的領域から4.受動的綜合としての自己移入 |
24 | 5.自己移入の基本原理としての対化 |
25 | 第二章受動的相互主観性と能動的相互主観性、1.受動的相互主観性の問題領域から3.受動的自己移入と衝動志向性 |
26 | 4.幼児期の受動的相互主観性の形成から6の能動的相互主観性における能動的自己移入 |
27 | 7、我ー汝ー連関、共同的生から、10、内在的目的論と総体性の問題 |
28 | 総括の討論 |