ドイツ語学演習
  造語とテクスト

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
保阪 良子 助教授 4 D/M 通年 3

授業の目的・内容

現代ドイツ語の造語をテクスト言語学の観点から考察します。テクストの結束構造を保証する手段の一つとして、照応、代名詞などが挙げられます。なかでも、前文の動詞句や文全体を名詞で受ける「文名詞化(Satzpronominalisierung)」、単一語による複合語の言い換えなど、造語のさまざまな現象がテクスト性には深く関わっています。ドイツ語造語論について基本的な部分を理解したうえで、造語がテクストの中でどのような役割を果たしているのか、具体的なテクストを例に見ていきたいと思います。

授業計画

オリエンテーション
造語論の概説
テクスト言語学の概説
テクスト読解と発表

大学院と学部の共通科目です。学部生の受講者の方がより多いことを想定してるので、造語論や言語学一般についての概論的な部分を最初に設ける予定です。

授業方法

概説の部分は講義的な形式をとることになります。テクスト読解に入ってからは、担当部分についてはハンドアウト作成のうえ、口頭発表していただきます。

成績評価の方法

第2学期(レポート)
出席・参加状況、レポート

教科書

使用テクストはこちらで用意します。

参考文献

参考文献、文法書、辞書類については授業中に、その都度紹介します。