☆考古学
  埋蔵文化財調査の方法と実際

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
長佐古真也 講師 4 2~4 通年 2

授業の目的・内容

地域の博物館・資料館で活用を意図して、埋蔵文化財調査の基礎である考古学のエッセンスを平易に解説していきます。また可能な限り、見学や実習も織り込むつもりです。皆さんには、まず歴史学としての考古学とその方法、そして博物館等で応用する際に必須となる地域への視点や、実際の技法などについて理解を深めてほしいと思います。

授業計画

ガイダンス
「遺跡」って、どんなところだろう?
考古学の方法~型式学と層位学(1)
考古学の方法~型式学と層位学(2)
発掘作業の手順
測量の方法と実際
整理作業の実際(1)遺構実測の方法(場所未定)
整理作業の実際(2)遺物の取り扱い/拓本 
整理作業の実際(3)遺物の取り扱い/拓本 
10整理作業の実際(4)遺物の取り扱い/実測 
11整理作業の実際(5)遺物の取り扱い/実測 
12旧石器時代・縄文時代の基礎知識
13弥生時代・古墳時代の基礎知識
14歴史時代の基礎知識
15江戸の考古学(1)
16江戸の考古学(2)
17江戸の考古学(3)
18近現代の考古学
19遺構・遺物の保存処理と理化学分析
20埋蔵文化財の普及事業/行政、博物館の役割
21まとめ 埋蔵文化財をとりまく現状と今後の展望
22※ 発掘調査現場の見学(時期未定)
23※ 整理調査現場の見学(時期未定)
24※ 埋蔵文化財展示の見学(時期未定)
25※ 埋蔵文化財センターの見学(時期未定)

受講人数によって、体験できる実習の内容や見学できる調査現場・施設やその時期などが異なるため、上記に掲げた予定もまた流動的です。なるべく多くの見学・体験実習を取り入れたいと思っています。

授業方法

基本的には講義形式で行いますが、なるべく多く実物に触れ、作業についても実際に体験してもらう機会を作る予定です。見学・体験実習は時期が未定なので、随時お知らせします。なお、実習の際は、講義時間を超える場合があること、交通費については自己負担になることをご承知ください。

成績評価の方法

第1学期・第2学期とも、講義中の小レポート、実習内容および、期末レポートにより評価する予定です。