日本の伝統芸能
理論と実技

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
鏡味 貴美子 講師・他 4   通年 2

授業の目的・内容

日本の伝統芸能の中から、今年度は雅楽、能、狂言、文楽、歌舞伎、民俗芸能、落語そして講談をとりあげる。専門の研究者の方々には、それぞれの芸能の成立、歴史的変遷、そして現状などの全体像を理論的にくわしく講義していただく。さらに、国内外の第一線で活躍している俳優や演奏家といった方々を講師に迎えて、実際の演技、演奏などについて実演、解説していただく。日本の伝統芸能への関心と理解を深めるための一助となる授業である。(コーディネーター鏡味貴美子講師)

授業計画

4月18日 日本の伝統芸能 総論 コーディネーター 鏡味貴美子
4月25日 雅楽 理論と実技 瑞穂雅楽会代表 三田徳明
5月2日 〃
5月9日 狂言 理論と実技 和泉流 石田幸雄
5月16日 〃
5月23日 雅楽 理論と実技 瑞穂雅楽会代表 三田徳明
5月30日 能 理論と実技 宝生流シテ方 前田晴啓
6月6日 〃
6月13日 能 理論と実技 金春流シテ方 金春安明
10 6月20日 文楽 理論 文楽研究家 森谷裕美子
11 6月27日 文楽 実技 文楽大夫 豊竹睦大夫
12 7月4日 文楽 理論 文楽研究家 森谷裕美子
13 9月26日 民俗芸能 理論 民俗芸能研究家 石井優子
14 10月3日 〃
15 10月24日 歌舞伎 理論1 歌舞伎研究家 鏡味貴美子
16 10月31日 歌舞伎 実技  歌舞伎俳優 二代目中村亀鶴
17 11月14日 歌舞伎 実技  歌舞伎囃子方 十三代目田中傳左衛門
18 11月21日 歌舞伎 理論2 歌舞伎研究家 鏡味貴美子
19 11月28日 歌舞伎 実技  歌舞伎義太夫三味線奏者 野澤松也
20 12月5日 歌舞伎 理論3 歌舞伎研究家 鏡味貴美子
21 12月12日 落語 理論と実技 落語家 柳家喬之助
22 12月19日 講談 理論と実技 講談師 三代目神田松鯉
23 1月16日 日本の伝統芸能 まとめ 学習院大学教授 兵藤裕己
実際に舞台に立っている方々を講師に多数お招きしているため、変更のある可能性がある。掲示その他に注意すること。

授業方法

講義・ビデオ・スライド・実技を組み合わせて進める。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験)
学年末に持ち込み自由の試験を行なって、評価を決定する。

教科書

特定のテキストはない。その都度、必要に応じて各講師から配布される。

参考文献

諏訪春雄日本の祭りと芸能ーアジアからの視座ー第一版、吉川弘文館1998
諏訪春雄歌舞伎へどうぞ第一版、ポプラ社1993
服部幸雄他藝能史』(体系日本史叢書21第一版、山川出版社1998
河竹繁俊日本演劇全史第三版、岩波書店1966
授業時に指示する

その他

履修者の中で希望があれば、実際の舞台を観に行く機会をもうけたい。