※哲学演習
真理の基準

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
三宅 中子 講師 4 2〜4 通年 3

授業の目的・内容

古代、ギリシアから海を隔てたアレクサンドリアにおいて真理の基準を問い直す哲学あった。中世の間それは凍結していたが16世紀に陽の目をみることになり、17世紀の学問革命、18世紀の市民革命に影響を与えた。そしてそれは今日に至っている。その書物はセクストゥス・エンピリクスの『ピュロン主義概説』であるが、今年度は一巻のみではなく、二巻、三巻の内容に及びたい。テキストはフランス語によるものを使用する。

授業計画

拙著『創造と共生』に従って演習題目の説明
テキストよりテーマに即して文を選んで逐語訳
10
11
12 夏休みのレポートについての説明
13 第2学期初日レポートの回収。拙著によるMontaigneの説明。
14 16世紀においてSextusの受容と理解を示したMontaigneの“Essais”より選んで内容をとる。
15
16 Descartesは真理の基準の確立に如何に腐心したか。『方法序説』をはじめいくつか選んで逐語訳
17
18
19
20 DescartesをふまえてPascalが今日に如何につなげたか。
21 『真空論序文』等から選んで逐語訳
22
23 今日への見通し。
訳の担当は自主的に積極的に行なうこと。

授業方法

教師側の説明の時以外は担当者による逐語訳

成績評価の方法

毎回とった出席点と第1学期終了時課題を出したレポートとで評価