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※日本語学演習
―今昔物語を中心とした語彙史研究―
担 当 者 |
単 位 |
配当年次 |
開講期間 |
曜 日 |
時 限 |
安部 清哉 教授 |
4 |
4 |
通年 |
金 |
3 |

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『今昔物語集』を資料として取り上げ、和漢混交現象の実態を、文法・語彙・文体など個々に解明していくことを目的とする。特に、和文語、漢文訓読語、記録語が、『今昔物語集』の中でどのような混交の様を示しているかを、他の説話集や軍記物語、記録資料、韻文資料、古辞書など、中世前期の他の資料での使用実態とも比較しながら分析することで、中世における日本語の変容と近代化の傾向を跡付けること試みる。(また、それを通して、語彙と文体・位相との関係とその変遷とを考察していきたい(その他参照)。)

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オリエンテーション |
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授業内容に関する説明 |
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受講生の発表と討議 |
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1年間の総括 |

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受講生の発表と討議を中心に進める。

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出席、発表、提出物、最終の単位論文(レポート)にて評価する。演習であるので、特に出席には留意されたい。

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大部の作品であるので、特にテキストは指定しない予定であるが、詳しくは開講時に指示する。なお、索引のあるテキストは、岩波の旧古典文学大系の今昔5巻と、同じく新古典文学大系の今昔5巻であり、演習の調査ではこれらとそれぞれの索引を使用することになる。

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指導や資料配布の関係で、授業用のメールアドレスを忘れずに登録してください。(受講確定後、授業で指示します。)
今昔物語集における語彙と文体・位相の研究を中心に進めたいと考えているが、大学院の年度毎の受講生の専攻が、日本語学よりも文学・文化・日本語教育および古典知識にハンデイのある留学生がむしろ多人数になる状況によっては、あるいは、今昔も含め上代から近代までの語彙史研究に重心を置いた展開をとる場合がある。その場合は、今昔も取り上げつつ、各受講生の専門とする資料とその時代の語彙を、各自の年間研究テーマとして調査発表を進めるということで調整したい。