特殊講義(現代日米関係論)

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
三浦 俊章 講師 2 1~4 第1学期 4

授業の目的・内容

9・11の同時多発テロ後、日米両国の関係は政府レベルでは緊密化したが、日本国民の間では、アメリカのイラク攻撃への批判もあって嫌米感情もくすぶる。黒船、敗戦、占領、長年にわたる依存関係といった歴史的経験がそこに影を落としている。そうした日米関係が抱える政治・経済の問題を、第1期ブッシュ政権を朝日新聞ワシントン特派員として担当した経験を生かして、具体的なエピソードを通して解説・分析する。

授業計画

序論 日米関係とは
第2期ブッシュ政権の陣容と課題
ブッシュ大統領のリーダーシップ
ネオコンと宗教右派
イラク戦争の政策決定過程
同時多発テロ後の日本外交
日米通商摩擦
郵政事業・政府支援企業(GSE)の日米比較
日米のマクロ経済政策
10 日米同盟の歴史と力学
11 日本人の対米観と米国人の対日観
12 結論 21世紀の日米関係
時事問題を取り扱うため、状況に応じて授業の内容や順番は変わることがあります。

授業方法

講義方式で行います。資料のプリントを随時配布します。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験)
基本的には、学期末の試験によって評価します。ただし、簡単なレポートの提出を求めることはありえます。

参考文献

三浦俊章ブッシュのアメリカ』(岩波新書岩波書店2003
外岡秀俊・本田優・三浦俊章日米同盟半世紀 安保と密約朝日新聞社2001
山脇岳志日本銀行の深層』(講談社文庫講談社2002
その他は授業時に指示します。