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思想史講義
―隋唐思想史―
担 当 者 |
単 位 |
配当年次 |
開講期間 |
曜 日 |
時 限 |
馬渕 昌也 教授 |
4 |
2〜4 |
通年 |
月 |
3 |

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昨年度に引き続き、隋唐期の中国思想史について話すこととしたい。昨年度は華厳学派の智儼の仏教思想を中心に講じたが、本年度は法蔵・慧苑を中心に話すこととしたい。

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1 |
授業の紹介 |
2 |
六朝・隋唐期知識人社会と思想の概要説明 |
3 |
以下、仏教諸学派の動向を中心に講ずる |

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講義形式による。随時原文テキストの参照を行う。

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年2回課すレポートの出来によって評価する。レポートは、特定のテーマに関して現在の日本における研究動向を調査し、報告書をまとめるという形のものである。従って、体裁・内容ともに一定の基準を満たすことを要求する。レポートの課題は4月と9月に提示し、成果は9月と2月に提出してもらう。基準に満たない場合、書き直しを要求することもある。

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例年、多くの学生諸君が登録するが、中途で放棄する者が多く、年度末に成績を取得する者は数少ない。レポート作成が難しいというのが大半の理由であるようである。しかし、本講義のレポートの形態は、学術研究においては、必ず必要とされる研究動向調査というもので、きちんと行えば困難なものではなく、むしろ卒論執筆などの予行演習として役に立つものである。意欲的な学生諸君の参加を待つ。