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思想史演習I
―ベルクソン研究―
担 当 者 |
単 位 |
配当年次 |
開講期間 |
曜 日 |
時 限 |
杉山 直樹 助教授 |
4 |
2〜4 |
通年 |
火 |
3 |

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昨年度に続き、ベルクソン最後の主著『道徳と宗教の二源泉』を読む。私たち人間にとって道徳とは何か、宗教というものはどうして存在するのか、私たちは神ないし絶対者についてどんなアプローチを行うことが可能なのか。端整なフランス語の紡ぎ手としても知られるベルクソンの著作を原典でじかに味わいつつ、そうした哲学上の諸問題を考える。

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1 |
イントロダクション |
2 |
ベルクソンの思想概観 |
3 |
『道徳と宗教の二源泉』読解 |
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まとめ |
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予備日 |

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第3講以後は、毎回担当者が翻訳と解説を行う。それをめぐって適宜討議がなされる。

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第2学期(学年末試験)
平常点ならびに学年末試験による。

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Henri Bergson, Les Deux sources de la morale et la religion, (Quadrige) PUF
日本の洋書店で2000円前後です。

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澤瀉久敬『中公バックス(世界の名著)64ベルクソン』中央公論新社
『ベルクソン 道徳と宗教の二つの源泉 I・II』(中公クラシックス)中央公論新社
より専門的な参考文献については授業中に指示。

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今年度は原著30頁から。
内容はともかく、ベルクソンのフランス語はそれほど難しくありません。基本的な文法を一通り学んだなら、あとは辞書をていねいに引けばそれで十分読めるものです。がんばりましょう。