英語学演習
  --英語音声学(発音の研究と習得)--

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
御園 和夫 講師 4 2~4 通年 5

英語の音声に関する研究と通じる英語発音の習得を目的とする。英語によるコミュニケーションの基本は正確な発音であろう。近年、World Englishes(世界英語)なる表現をよく見かける。これにより、ともすると、英語はどんな形のものでもよい、あるいは、発音はどうでもよい、というような風潮があるとすれば誠に残念である。日本人英語学習者は、やはり、モデルとする変種を対象とし、発音もしかるべき形を正確に習得する必要がある。 本講座では、主に英米の音声を対象とし、日本語の音体系と常に比較しつつ、理論的かつ実践的に英語の発音を研究・習得していく。実際に、テープなどで、音声をひとつずつ提示し、声に出して練習をしていく。

言語と音声;英語音声学とは;
英語音の生成と聴取:発音器官の役割
音声表記:音素と異音
英語の母音と子音:音節構造
単母音の特性と習得(1)日英両語の音体系の比較から
単母音の特性と習得(2)日英両語の音体系の比較から
単母音の特性と習得(3)日英両語の音体系の比較から
単母音の特性と習得(4)日英両語の音体系の比較から
二重母音の特性と習得(1)日英両語の音体系の比較から
10 二重母音の特性と習得(2)日英両語の音体系の比較から
11 二重母音の特性と習得(3)日英両語の音体系の比較から
12 子音:破裂音の特性と習得
13 子音:摩擦音の特性と習得(1)
14 子音:摩擦音の特性と習得(2)
15 英語子音の特性と習得(1)日本語音との比較において
16 英語子音の特性と習得(2)日本語音との比較において
17 英語子音の特性と習得(3)日本語音との比較において
18 半母音の特性と習得について
19 子音連結
20 音の同化作用(1)
21 音の同化作用(2)
22 語強勢
23 文強勢
24 英語のリズム
25 英語のイントネイション(1)
26 英語のイントネイション(2)
27 発音クリニック(1)
28 発音クリニック(2)

講義と練習をくり返し、実際に皆で発音しながら、通じる英語の発音を身に付ける。

第1学期(学期末試験)、第2学期(学年末試験)
学期末・学年末テスト 50%、平常点(ミニテスト) 30%、発音クリニック 20%

御園和夫・平坂文男コミュニケーション主体の英語音声学第1版、和広出版2005

御園和夫英語の音節―構造と分節第1版、北星堂2001
今井邦彦新しい発想による英語発音指導大修館1989