英米文学演習
『バリー・リンドン』読解

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
宇貫 亮 講師 4 2〜4 通年 3

授業の目的・内容

ヴィクトリア時代を代表する作家の一人ウィリアム・メイクピース・サッカリー(William Makepeace Thackeray, 1811-63)の初期の代表作で、スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick, 1928-99)による映画化でも知られる、『バリー・リンドン』(Barry Lyndon, 1844)を読む。この作品は、バリー・リンドン自身による回想録という形をとっているが、作品の随所でこの文章が語り手自身による欺瞞や自己正当化に満ちていることがわかる仕組みになっている。さらに、昨今日本でも話題になっている虐待の問題や、ジェンダーの問題、階級の問題、イングランドとアイルランドの問題など、様々な要素を含む興味深い作品である。この授業では、そうした様々な問題に目配りしながら注意深く作品を読み解いていく。

授業計画

ガイダンス
作品の背景(1)
作品の背景(2)
作品の背景(3)
Barry Lyndonを読む(1)
Barry Lyndonを読む(2)
Barry Lyndonを読む(3)
Barry Lyndonを読む(4)
Barry Lyndonを読む(5)
10 Barry Lyndonを読む(6)
11 Barry Lyndonを読む(7)
12 Barry Lyndonを読む(8)
13 Barry Lyndonを読む(9)
14 Barry Lyndonを読む (10)
15 Barry Lyndonを読む (11)
16 Barry Lyndonを読む (12)
17 Barry Lyndonを読む (13)
18 Barry Lyndonを読む (14)
19 Barry Lyndonを読む (15)
20 Barry Lyndonを読む (16)
21 Barry Lyndonを読む (17)
22 Barry Lyndonを読む (18)
23 Barry Lyndonを読む (19)
24 Barry Lyndonを読む (20)
25 Barry Lyndonを読む (21)
26 Barry Lyndonを読む (22)
27 Barry Lyndonを読む (23)
28 Barry Lyndonを読む (24)

授業方法

作品の背景を踏まえたうえで、注などもきちんと参照しながら精読し、作品を深く理解する。 

成績評価の方法

第1学期(学期末試験)
第1学期は試験を行う予定だが、学年末については、現在のところ試験にするかレポートにするか未定である。順調に進んで作品を読み終えられればレポートとする。その他、授業時の評価等も加えて、総合的に評価する。

教科書

William Makepeace Thackeray, Barry Lyndon, (Oxford World's Classics) Oxford UP

参考文献

授業時に指示する。