心理学研究法I

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
井上 俊哉 講師 4 1 通年 3

授業の目的・内容

心理学の実験・調査におけるデータ収集計画及び得られたデータを解析するための統計的方法について、その考え方と適用法を学ぶ。

授業計画

心理学研究における統計学の役割
変数とデータ
度数分布表とグラフ
分布の特徴をあらわす指標(1)
分布の特徴をあらわす指標(2)
度数分布と確率分布、正規分布
データの標準化
散布図と相関係数
まとめと確認(1)
10 統計的推論の必要性
11 統計的推論のしくみ−標本分布の概念を中心に−
12 平均に関する推論−区間推定
13 平均に関する推論−仮説検定
14 まとめと確認(2)
15 2群の平均値差の検定(1)
16 2群の平均値差の検定(2)
17 2群の平均値差の検定(3)
18 効果量という考え方
19 平均値差・効果量の区間推定
20 検定力と標本の大きさ
21 まとめと確認(3)
22 相関係数の検定と区間推定
23 相関係数を巡るいくつかのトピック
24 相関係数と因果関係・偏相関係数
25 予備日1
26 予備日2
27 予備日3
28 予備日4

授業方法

ほぼ教科書に準拠しながら板書を用いた講義をおこなう。適宜、資料や練習問題を配付したり、統計解析のためのソフトウェア(Excel, SPSS)の利用法を例示する。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験)、第2学期(学年末試験)
2度の試験成績に平常点を加味する。

教科書

芝祐順・南風原朝和行動科学における統計解析法東京大学出版会1990

参考文献

末永俊郎社会心理学研究入門東京大学出版会1987
永田靖統計的方法のしくみ−正しく理解するための30の急所日科技連1996