有機化学2
構造と反応

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
持田 邦夫 教授
中村 浩之 助教授
4 2 通年 2

授業の目的・内容

1学年で学んだ有機化学の基礎概念を確認しながら、現代有機化学を主に構造および反応面から、適宜合成面も加えながら講義する。

授業計画

有機分子の構造と結合
アルカン
アルカンの反応
シクロアルカン
立体異性体
ハロアルカンの性質と反応
ハロアルカンの反応
ヒドロキシ官能基
アルコールの反応とエーテルの化学
10 NMR分光法による構造決定
11 アルケンとIR分光法
12 アルケンの反応
13 アルキン
14 非局在化したπ電子系
15 環状セクステット電子系の特別な安定性
16 ベンゼン誘導体への求電子攻撃
17 アルデヒドとケトン
18 エノールとエノン
19 カルボン酸
20 カルボン酸誘導体および質量分析法
21 アミンおよびその誘導体
22 ベンゼンの置換基の反応性
23 エステルエノラートおよびアシルアニオン等価体
24 炭水化物
25 ヘテロ環化合物
26 アミノ酸、ペプチド、タンパク質、核酸

授業方法

ボルハルト、ショア「現代有機化学」(上、下)を教科書として用いる。本教科書は26章から構成されているので、大体1回、1章の比較的早いペースで進む。予習と復習が大切である。足らない箇所はプリントなどを用いる。授業は分子模型を用いたり、デモ実験なども加えながら行う。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験)、第2学期(学年末試験)
(1)前期2回、後期2回の計4回の試験、(2)授業終了後行う小テスト、および(3)出席状況により総合的に評価する。

教科書

ボルハルト、ショアー著、古賀、野依、村橋監訳ボルハルト、ショアー「現代有機化学」 上、下第3版、化学同人2000