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東洋史演習
―漢律の講読と研究―
担 当 者 |
単 位 |
配当年次 |
開講期間 |
曜 日 |
時 限 |
鶴間 和幸 教授 |
4 |
D/M |
通年 |
水 |
4 |

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1983年湖北省江陵県張家山前漢墓で発見された千枚以上の竹簡には前漢時代の法律(漢律)が記されていた。これまで逸文でしか見られなかった漢律を、体系としてとらえられるようになったのは画期的なことである。本演習では、これまで『張家山漢墓竹簡〔二四七号墓〕』(文物出版社、2001年)をテキストに、二年律令という漢律を読み進めている。すでに盗律の途中まで読んできたが、具律、告律と続けて読み進んでいく。秦律や唐律、日本律とも比較しながら読み込んでいくと、東アジア世界の法体系の原点が見えてくる。またこれまで漢代の律令は漢律として一くくりに見てきたが、前後漢四百年の政治史とともに、法律も変化していることに気づく。参加者とともに新たな発見を共有していきたい。

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毎回の報告と議論の内容による。