◎生命分子科学特論III

担 当 者 単 位 配当年次 開講期間 曜 日 時 限
岩森 正男 講師 2 M 第1学期
3、4
2

授業の目的・内容

1990年代に急速に発展した分子生物学は、2003年にヒトゲノム配列を決定するまでに至り、遺伝子を基本とした生命現象の全体的な把握が可能な時代を迎えつつある。このような時代にあって強く求められるのは、問題を解くことよりも、問題を設定する能力である。本講義では、細胞レベルから組織の機能を統合するまでの生体システムを概説することによって、生化学や免疫学の基本的知識を再確認すると共に、生命現象の実態と多様性を理解する。

授業計画

生命の誕生と生物の進化
ヒトの発達と老化
ヒトの病態と発達
細胞の構造と組織の構築
結合組織の構造と構成分子
結合組織の生化学
ホルモンによる調節、イオンバランス
神経系による組織の統合
糖質・脂質エネルギーの利用
10 自然免疫と獲得免疫
11 T細胞受容体、免疫グロブリン、組織適合抗原
12 免疫監視による恒常性の維持
4月から7月まで、各月1回金土に3コマ開講します。4月15日16日、5月13日14日、6月10日11日、7月1日2日を予定しています。金曜日は3,4時限、土曜日は2時限のみ。

授業方法

講義

成績評価の方法

出席とレポート

教科書

必要に応じてプリントを配布する。

参考文献

D Voet・JG Voet・CW Pratt著、田宮信雄・村松正実・八木達彦・遠藤斗志也訳ヴォート基礎生化学第1版、東京化学同人2000