● 教育相談Ｂ

現在、学校現場では「学業不振」「不登校」「いじめ」「非行」などの問題が山積している。
スクールカウンセラーの経験を生かし、教育相談の現状とその背景に触れて、教師による教育相談のあり方について学生と共に考えていきたい。

１	概論―教育相談とは―
２	思春期・青年期の発達
３	心理理論の基礎
４	カウンセリングの基本　紙上カウンセリング・ロールプレイ　１
５	カウンセリングの基本　紙上カウンセリング・ロールプレイ　２
６	教育相談の現状（１）不登校
７	教育相談の現状（２）いじめ・非行など
８	具体的な事例とその対応（１）
９	具体的な事例とその対応（２）
10	教師の精神衛生
11	教育相談の計画
12	まとめ

授業計画に従い、適宜小レポートを課し、知識を整理する。
相談場面のロールプレイ・事例などを通して体験的に学んでもらう。

出席と授業中の小レポート、学年末のレポート、授業中の主体的・積極的な姿勢や態度などの総合評価

秦政春『生徒指導』放送大学教育振興会、2003年
久芳美恵子『教師のための教育相談の基礎』三省堂、2003年
一丸太郎・菅野信夫編著『学校教育相談』第２版、ミネルヴァ書房、2002年
江川成『生徒指導の理論と方法』（教師教育養成会　教職課程講座７）第4版、学芸図書株式会社、2002年
高野清純監修　佐々木雄二『生徒指導・教育相談』（図でよむ心理学）第20版、福村出版、2002年
栗原慎二『新しい教育相談の在り方と進め方−教育相談係の役割と活動−』本の森出版社、2002年

教職課程の専門科目であり、将来、教職に就く学生のために、カウンセリングの基礎を紹介したい。