西洋美術史

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
久々湊 直子 講師 4   通年 3

授業の目的・内容

この授業では、主にヨーロッパやアメリカを中心に展開した絵画作品について、その様式(スタイルや表現の仕方)、主題(表わされている内容)、制作背景などを知って鑑賞すること、それについて考え、調べ、意見を述べることを学ぶ。学問として美術史を学ぶのではなくとも、週末に、あるいは旅行先や赴任先で、美術作品に向き合い、考え、それを誰かと意見交換できるということは、豊かな、感慨深い体験につながる。現在、あるいは将来、そのような体験をしてみたい人、そしてもちろん学問として美術史を学びたい人に、基本的な知識と姿勢を身につける機会を設けるのがこの授業の目的である。

授業計画

授業は大まかに以下のように進行する予定である。
1.初回は、西洋美術の流れがどのような時代区分で考えられているのかを概観する。
2.第1学期に18世紀あたりまでの絵画を具体的に扱う。
3.第2学期は、第1学期の復習をしつつ、主に19世紀と20世紀の絵画を具体的に扱う。

授業方法

スライドなどの視聴覚機器を使った講義形式で行うが、授業内で作品について短い記述をして提出してもらうなど、積極的に授業に参加できる機会を設ける。また、展覧会の鑑賞レポートの提出も随時課題となる。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
以下を総合して評価する。
1.夏休み明けと学年末の計2回の筆記試験。
2.出席カード、展覧会レポートなどの提出状況。
※ 筆記試験の一部は事前に下書きを用意できる論述式の問題とする。

参考文献

石鍋真澄他著新西洋美術史西村書店
高階秀爾/三浦篤編西洋美術史ハンドブック新書館
J・ホール著西洋美術解読事典河出書房新社
スーザン・ウッドフォード著/高橋裕子訳絵画の見方ミュージアム図書
その他は初回授業時にまとめて紹介する。

その他

初回授業時に1年間利用する参考文献等の資料配布、テストの形式等についての説明を行う。履修希望者はこれに出席することが望ましい。