中国語R(中級)10[文学]

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
森山 真樹子 講師 2   通年 4

授業の目的・内容

短いが、名作と呼びうる文章の講読を通して、中国語の発音を磨くとともに、初級段階で身につけたそれぞれの語学力・読解力をさらに伸ばし確実なものにする。

授業計画

とりあげる作品は、前半に中国の子どもたちに愛読された故事や現代中国の生活の断面を巧みに切りとった短篇を4篇、後半に現代の多彩な秀作を5篇、それぞれ中国と中国人への理解を深める一助になるだろう。また、使用されている言葉も生き生きとしているので、楽しみながら読み進められると思う。
9篇を、1篇につき2〜3回で読み進めるが、同時に作中の文法表現上の留意点を特にピックアップし、本文以外の例文も提示して、作品の理解を深める。
また、テープによる各篇の録音の聞き取りを通して、中国語の標準的な発音に親しみ、後半は原作者自身の朗読も楽しみたい。

授業方法

毎回、複数の担当者が各部分の解釈を分担し発表するので、参加者は必ず各自テキストの予習をして授業に臨んで欲しい。また、使い馴れた中日辞典、日中辞典を用意し、それらを十分に使いこなして、多様な作品中の表現を的確にとらえてもらいたい。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
平常の授業の出欠状況、予復習の状態、課題の提出の有無、学期末及び学年末試験の成績などを総合して評価する。

教科書

近藤直子・湯山トミ子中国語中級テキスト 名作選第1版、朝日出版社2002

参考文献

中国文芸研究会原典で読む“図説中国20世紀文学”解説と資料第4版、白帝社2003
見開きページの一方に短い原典を載せ、多くの写真と日本語の解説をつけて、中国文学の20世紀における歩みが展望できるよう編集されている。授業で読む作品と共に眺めれば、いっそう理解が深まることと思う。

履修上の注意

第一回目授業に必ず出席のこと。
2年生での履修を勧める。