● 知的財産法演習
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
横山 久芳 准教授
4
3〜4
通年
金
5
最近、新聞、テレビ等で「知的財産法」という言葉を聞かない日はない。それほどに知的財産法の社会的重要性は高まってきている。将来、学生の皆さんがどのような職業に就くにしても、知的財産法の基本的な知識を習得しておくことは決して損にはならないであろう。
とはいえ、知的財産法の教科書を読んだり講義を聴いたりしただけでは、なかなか具体的なイメージが湧いてこないのではないかと思う。そこで、模擬法廷形式により、具体的なケースの分析・検討を通じて、学生の皆さんに知的財産法に親近感を持ってもらおうというのがこのゼミの目的である。同時に、情報収集、プレゼンテーション、ディスカッションの基本的な能力の習得も目指している。本年度は標識法(不正競争防止法や商標法)、特許法を取り扱う。
第1学期の第1回・第2回目は、オリエンテーションと知的財産法に関する総論的な解説を行い、3回目以降は、参加者による模擬法廷が演習の中心となる。初回に、各回で取り扱うテーマを記した詳細なレジュメを配布する。
演習は模擬法廷形式で行う。演習の活動は基本的に班単位で行われる。毎回、各班の中から、原告・被告・裁判所を担当する班を選出する。原告・被告担当班は予め準備書面を作成して、模擬裁判当日ゼミ生全員に配布する。模擬裁判は、裁判所担当班のイニシアティブにより進められる。また、裁判所担当班は、模擬裁判当日の弁論の内容を踏まえて判決文を作成し、次回のゼミの冒頭でこれを読み上げる。それ以外の班は、オーディエンスとして、模擬法廷を傍聴し、各論点についての質問や意見・感想を述べる。担当教員は、模擬法廷の最後に、当該事案の争点についての解説・取りまとめを行う。その際には、大渕哲也他『知的財産法判例集』を利用することがあるので、演習参加者は、毎回、判例集を必ず持参すること。判例集は初回に配布する予定である。
レポート及び授業態度を総合的に評価する。
大渕哲也他『知的財産法判例集』初版、有斐閣、2005年
田村善之『知的財産法』第4版、有斐閣、2006年
経済産業省知的財産政策室『逐条解説不正競争防止法(平成16年・17年改正版)』有斐閣、2005年
田村善之『不正競争法概説』第2版、有斐閣、2003年
平尾正樹『商標法』第一次改訂版、学陽書房、2006年
高林龍『標準特許法』第2版、有斐閣、2005年
中山信弘他『特許判例百選』(別冊ジュリスト)第2版、有斐閣、2004年
上記以外の参考文献については、初回のオリエンテーションで指示する。また、各回の中心となる判例は、事前に全文コピーを配布する。