英米文学演習
ワーズワスの詩を読む

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
安斎 恵子 講師 4 2~4 通年 2

授業の目的・内容

イギリス・ロマン派を代表的する詩人、William Wordsworth(1770-1850)の詩を精読・鑑賞します。Wordsworthは自然を歌った詩人という印象が強いかもしれませんが、この授業では、彼が描くさまざまな人間像、人と人とのつながりを中心に、抒情詩の名品を取り上げます。作品の精読を通じ、テクストをしっかりと読む姿勢を身につけることを最大の目標とし、時代思潮の理解を深めつつ、あわせて詩の韻律や表現技法に関する基礎的知識を養います。

授業計画

ガイダンスとして、授業の進め方、Wordsworthの人物像、作品の時代背景、参考
文献、課題や試験などについて説明。英詩の韻律について概説。
Lyrical Ballads(1798)所収の作品を読む(‘The Idiot Boy,’‘The Brothers,’Lucy Poemsなどを予定)
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12 第1学期末テスト
13 Poems, in Two Volumes (1807)所収の作品を読む(The Solitary Reaper,’‘Ode:Intimations of Immortality’などを予定)
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25 レポートの講評

授業方法

夏休み明けからの授業で取り上げる作品については、担当者を振り当て、レジュメを用意し、20分程度の時間で発表してもらった上で、問題点を受講生全員で話し合い、解釈を固めるという形で進める。韻律・聴覚的効果に対する感覚を養うために、作品朗読の音声教材も利用。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
学期末に実施する試験(30%)、1月の最初の授業時に提出のレポート(授業で学んだ作品について掘り下げる)(30%)、発表内容(レジュメ)と授業への貢献度、予習状況、出席状況などの平常点(40%)から、総合的に評価する。試験は、テクストの内容の理解、詩についての基礎的知識(詩の技法、文法、詩形・韻律など)を確認する。

教科書

上島建吉, Lyrical Ballads()――愛と人生 (研究社小英文叢書) 研究社, 1995
その他はプリントで配布。

履修上の注意

履修者数制限あり。

その他

質問・相談は、木曜2限の前後の時間(あらかじめ申し出があれば相談時間は融通)。簡単な質問や連絡は、メールでも可(連絡先は最初の授業で伝える)