● フランス語圏文化演習(文学・思想)A
―人間を考える―
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
安原 伸一朗 講師
4
3~4
通年
火
2
二度の世界大戦を経た時代背景のなかで20世紀のフランス思想や文学を検討していくことで、「人間」というものの捉えどころのなさを眺めていく。それによって、現在の私たちがどのように限定された時空間のなかに置かれているかに気づくこと、それが本授業の最大の目的である。
本授業では、ジョルジュ・バタイユやモーリス・ブランショの文学論、フェルディナン・ド・ソシュールからエミール・バンヴェニストに至る言語論、ロラン・バルトを中心とした記号論、ミシェル・フーコーの考古学、エマニュエル・レヴィナスの他者論、ロベール・アンテルムたちの収容所論などを扱う予定である。
最初の数回にて本授業の問題設定や進め方について説明する。
原則として演習形式で行う。出席者それぞれに担当を決めて、フランス語の文章の読解に基づいた発表をしてもらい、その後、他の出席者を含めてコメントや解説を行う。
また、数回は、映像資料や音楽資料を鑑賞するセッションを設けたい。
発表、および前後期合わせて年2回のレポートによって評価する。
授業時に指示する。
授業時に指示する。
フランス語の文献を読んでもらうため、フランス語の読解力が必須となる。
また、授業中に紹介される書籍をはじめとして、翻訳されたものも含めていろいろな本を積極的に読んでいってほしいし、発表の際には自分で調べたさまざまな資料を紹介してほしい。