特別演習
地方議会・政治論II

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
馬渡 剛 講師 2 2〜4 第2学期 5

授業の目的・内容

第1学期では、地方議会における地方議員の諸活動の実態を取り上げたが、第2学期では、日本政治という枠組みの中で地方議員が果たしてきた役割について検討する。地方議員の中には、地方議会から国会の舞台に一躍雄飛する議員も存在する。彼らは地方政界でどのようなキャリアを経て転出したのか、また中央政界でどのような役割を果たしていたのか、官僚出身者などと比較しつつ理解を深めていく。また、日本の財政の諸問題、政治と行政やマスメディアとの関係についても取り上げる。

授業計画

ガイダンス
都道府県議会におけるエリート
地方議会から国政へ(1)
地方議会から国政へ(2)
地方議員と官僚出身国会議員の比較(1)
地方議員と官僚出身国会議員の比較(2)
ケーススタディー(1):55年体制期
ケーススタディー(2):55年体制崩壊後
日本の財政の諸問題
10 マスメディアと政治・行政
11 中央省庁の役割・政治との関係
12 日本政治の中における地方議会:民主主義の小学校とその存在意義

授業方法

あらかじめ指定された文献を読み、担当者はレジュメを作成し、その内容に関するコメントを用意しておく。それに基づき議論し、理解を深めていく。場合によっては、国会関係者を交えての報告会が行われる。

成績評価の方法

平常の報告、発言、出席などを考慮し総合的に評価する。

教科書

特別に指定する教科書はないが、随時、参考となる資料や文献を演習の中で紹介する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

昨年度は、受講者の希望を考慮し、キャリア官僚、地方公務員、政治部記者、国会議員政策担当秘書、国立研究所研究員などを招き、現場の声も積極的に取り入れました。本年度も引き続き、外部講師を招く予定です。