社会調査法I

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
新 雅史 講師 2 1〜4 第1学期 1

授業の目的・内容

私たちの身の回りにはさまざまな社会調査があふれている。
たとえば(1)行政がおこなう調査(人口などを調べる「国勢調査」、失業率や労働時間などを調べる「労働力調査」…)、(2)メディアがおこなう調査(内閣支持率などを調べる「世論調査」…)、(3)企業がおこなう調査(商品の利用実態などを調べる「マーケティングリサーチ」…)などがある。私たちの市民生活はこれらのデータを活用しつつ営まれている。
本講義の目的はこうした社会調査の概要とその読み方を学ぶことである。具体的には(1)社会調査とはなにか、(2)どのような種類の社会調査があるのか、(3)社会調査のデータを読みこなすために心がける点は何か、を中心的に学ぶ。また、社会調査を実施する際に必要となる基本的な情報もあわせて提供する予定である。(「データの作り方」については社会調査法でくわしく講義する予定である。)

授業計画

ガイダンスとイントロダクション
現代社会における社会調査
社会調査の基本的な考え方
文献調査と社会調査
何を調査するか
どのように調査するか
調査票の作り方
調査対象をどのように絞り込むか
調査データをどのように集計・分析するか
10 フィールドワークについて
11 ライフヒストリーについて
12 官庁統計、二次分析
13 社会調査と倫理
具体的な内容や進度に関しては状況に応じて変更や調整をおこなう予定である。

授業方法

講義を中心にミニテストなどを組み合わせて授業を進めていく。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
出席点・ミニテスト(50%)および学期末試験(50%)によって評価する。

教科書

とくになし

参考文献

授業時に指示する

その他

社会調査法(第2学期の講義)を受講する者は本講義の受講を強くすすめる。(なお前年度の社会調査法Iを受講した者がかさねて受講する必要はない)。第2学期の講義を受けずに本講義だけを受けることは全く問題ない。