● 経営学特殊講義（ベンチャービジネス概論）

ベンチャー企業経営の本質を理解すること、すなわち、ベンチャーを立ち上げ、戦略的に経営し、成長にファイナンスをする。またはベンチャー企業に投資をするのに必要な理論的かつ実践的な知識を体系的に取得することを目指します。
会社の作り方、ビジネスモデルの作り方、経営戦略上必要な知識、M＆A、会社のバリュエーション、ベンチャー企業とファイナンス、資本政策、上場、といった実践的なトピックをとりあげ、総合的な知識を得ることを目的とします。必要に応じ実際の企業経営者等をゲストスピーカーに招き、知識と実践の違いについての橋渡しも狙います。

１	オリエンテーション：講義の進め方について、ベンチャー企業概論
２	ベンチャー企業とは何か−ベンチャー企業はどう危険なのか
３	会社を作る−会社とその機関、本質的なコーポレートガバナンスとは
４	ビジネスモデルと経営戦略−「戦略のない企業はない」
５	ベンチャー企業の組織論−成長する企業に必要な組織論、組織のリスクとは
６	ベンチャービジネスの資金調達−デットファイナンスとエクイティファイナンス
７	資本政策と上場、コーポレートガバナンス−「なぜ上場するのですか？」上場の仕組みと実務について
８	ベンチャーキャピタルとは−その役割とベンチャー企業から見た注意点
９	企業価値の評価とM＆A、MBO−「カイシャってどこで買えるんですか？」
10	創業経営者とエクジットストラテジー−日本的ベンチャーはアメリカのベンチャーとどう違うのか
11	具体的事案（１）−実際のベンチャーを分析
12	具体的事案（２）−実際のベンチャーを分析
13	ベンチャーを企業するということ−体験談を含めて

ベンチャー企業を起業・経営するのに必要な知識を実践的に網羅します。試験は行いませんが、メールによる感想および質問の提出と、簡単なレポートを実施します。

講義形式とします。

レポート

期中にレポート課題を発表します

水永政志『入門ベンチャーファイナンス』ダイヤモンド社、2006年、ISBN:4478470812

オリエンテーションを実施しますので、なるべく第１回目授業には参加してください。