産業事情(人材ビジネス産業)
今後の人材ビジネスの展開を探る

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
木村 進 特別客員教授 2 3〜4 第2学期 2

授業の目的・内容

突然襲った世界同時不況、国内外市場での競合の激化、進展し続けるIT化の波、少子高齢者化の進行など、企業は経営環境の激変により、ハイレベルな戦力確保と他方では人的コストの削減が急務となっています。その打開策としてアウトソーシングへのニーズが高まり、人材ビジネス産業は企業にとって欠くことのできない戦力補給と戦力調整機能となっています。しかもそのニーズは刻々変化し、人材ビジネスそのものをも変化させています。本講座は人材ビジネス産業の現状を把握し、明日への可能性を探ります。

授業計画

「人材ビジネス産業とは」
○人材ビジネス産業の歴史と現在の人材ビジネス市場
「人材供給型ビジネス1」
○人材ビジネスへの法規制と契約関係
「人材供給型ビジネス2」
○人材派遣事業
「人材供給型ビジネス3」
○人材紹介事業
「人材供給型ビジネス4」
○業務請負事業
「情報供給型ビジネス」
○求人情報提供事業
「人材開発型人材ビジネス」
○能力開発事業
○アウトプレースメント事業
「業務受託型ビジネス」
○BPO事業
特殊な人材供給ビジネス
○日本版PEO
10 「国際人材ビジネス」
○海外の人材ビジネス
11 「行政から見た人材ビジネスの展望」
*外部講師
12 「業界から見た人材ビジネスの展望」
*外部講師
13 「総括/人材ビジネスの課題と将来」
○新しい人材ビジネスへの模索
人材ビジネスの事業環境は日々変化しています。人材ビジネス業界について新聞やTVなどの情報に関心を持ってください。授業でも最新の情報を取り上げていきます。

授業方法

通常授業以外にも外部講師を招き、それぞれの立場から見た人材ビジネスを展望してもらいます。

成績評価の方法

授業への参加
出席状況と課題レポートで評価します。(特に欠席と遅刻は厳しく取り扱います)
就職活動で欠席の場合は、事前に連絡のこと。

教科書

教科書は使用しないで、毎回レジュメを配ります。

参考文献

佐藤博樹パート・契約・派遣・請負の人材活用』(日経文庫日本経済新聞社
産研グループ・編集委員会戦う人事部のアウトソーシングH&I
ケネス・A・ポルシン/苅部洋史PEO雇用革命東洋経済新報社
日本人材派遣協会人材派遣データブック2007東洋経済新報社
秋山進/山田久インデペンダント・コントラクター日本経済新聞社
新しい参考文献は、その都度紹介します。

その他

刻々変化している業界を勉強していきます。
興味をもってビジネス社会をみていきましょう。
履修希望者が一定以上を越えた場合には、人数を制限することがあるので、履修希望者は、必ず掲示の指示の手続きに従って、履修希望を提出すること。掲示の期間は4月上旬である。