美術史講義
日本のやきものに親しむ

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
荒川 正明 教授 4 2〜4 通年 1

授業の目的・内容

やきものをつくること、それは人類がはじめて化学変化を応用して達成されたものとされている。土や泥や石のような見栄えのしない原料が、炎の働きによって、人工の宝石ともいうべき、輝くばかりの光を放つ美しいうつわに生まれ変わるのである。
そのやきものを、日本人は心から楽しみ、慈しんできた。この講義では、やきものを楽しむための基礎的な知識を身につけることを課題とする。

授業計画

オリエンテーション
やきものの種類(1)
やきものの種類(2)
素材のこと −土と粘土
成形のこと −手づくねからロクロまで−
焼成のこと −炎と窯−
釉薬のこと
絵付けのこと
やきものの産地(1)
10 やきものの産地(2)
11 やきものの産地(3)
12 土器(縄文・弥生・土師器等)
13 陶器(1)(須恵器)
14 陶器(2)(中世陶器)
15 陶器(3)(中世陶器)
16 陶器(4)(桃山陶器
17 陶器(5)(桃山陶器
18 陶器(6)(京焼)
19 磁器(1)(肥前磁器・初期伊万里)
20 磁器(2)(古九谷様式)
21 磁器(3)(柿右衛門様式)
22 磁器(4)(鍋島様式)
23 磁器(5)染付と色絵
24 近現代のやきもの(1)
25 近現代のやきもの(2)
26 やきものの名作(1)
27 やきものの名作(2)
28 やきものの名作(3)
展覧会など実際に作品に近づく機会をなるべくもちたい。

授業方法

スライドなどを使った講義形式

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
数回のレポート
授業中にいくつか課題の展覧会を指定する。それを見学してレポートを提出してもらう。

教科書

授業時に指示する

参考文献

内藤匡古陶磁の科学雄山閣1986
荒川正明やきものの見方』(角川選書

履修上の注意

履修者数制限あり。(100名)