美術史演習I
日本絵画史作品研究

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小林 忠 教授 4 2〜4 通年 2

授業の目的・内容

美術史研究の基本は、個々の美術作品に即した史的理解にこそある。
この演習では、日本の代表的な絵画作品(課題作品)を具体的に検討し、日本絵画史を縦断する基礎的な視野を獲得してもらう。

授業計画

この授業の目的と進め方についてのガイダンス
作品研究のいくつかの事例紹介(受講希望者が制限人数超過の場合は選考のためのテストを実施)
作品調査の方法とその成果に関する事例紹介
作品の調査ないしは見学1
作品の調査ないしは見学2
作品の調査ないしは見学3
課題作品に関する事例研究の報告
以下同じ

授業方法

日本絵画史上きわめて重要な作品を受講者各自に割り振り、その美術的な特質と時代や社会との関わり、作り手(画家)と受け手(注文者とか享受者)の関係、享受(鑑賞)された場の検討などを調べ、発表してもらう。あわせて美術作品の調査の方法、調書の取り方、記述の仕方など実践的な訓練も行う。

成績評価の方法

第2学期の初めと終わりにレポート

参考文献

辻惟雄ほか日本絵画名作101選小学館2005年、ISBN:4096817511

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。