心理学演習IIIP

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
久野 雅樹 講師 4 3〜4 通年 2

授業の目的・内容

認知心理学に関する基本的な文献(英文・和文)の講読を中心とする演習を行います。
本演習をとおして、以下のような力を養うことを目標とします。
(1) 心理学の文献を正確かつ批判的に読解する力
(2) 様々な情報を収集し活用する力
(3) 適切に資料を作成し発表する力
(4) 集団で学習する力(議論や協調学習の力)
さらに、認知的な見方になじみ、それを日常の様々な心理現象や、発展的な研究テーマに応用できるようになることを目指します。

授業計画

授業ガイダンス、認知研究入門1(講義を中心に)
認知研究入門2(講義を中心に)
認知研究入門3(講義を中心に)
認知心理学演習
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30 演習のまとめ
英文の文献としては次のようなものを主に用います(文献自体は別のもの−難しすぎず、やさしすぎないもの−に変更する可能性あり)。ほかに和文の文献、映像教材等を演習の材料として使います。
Eysenck, M. W. 2006 Fundamentals of cognition (ペーパーバック). Psychology Press.
また、その主な内容は以下のとおりです。
Approaches to cognitive psychology
Visual perception and attention
Learning and memory
Language
Thinking and reasoning
Broader issues

授業方法

履修者の発表と、それに基づく議論をベースとして進めます。また、授業時間外の学習メディアとして、電子メディア(メーリングリスト、掲示板)を利用します。

成績評価の方法

平常点
(1)発表における達成度、(2)通常の準備状況、演習への参加度、(3)メーリングリストなど授業外の学習活動、を総合して評価します。「演習」ですから、(特別な事情がない限りは)毎回出席することが基本です。

教科書

授業時に指示します。

参考文献

授業時に指示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

・なによりもまず好奇心と意欲。心って不思議だな、おもしろいな、と思う素朴な心を大切にしてください。
・記憶や言語、思考といった認知心理学的な話題は、日常経験とからめやすいし、教育、発達、社会、臨床等々、他の心理学領域とも深い関連をもっています。「すべての道は認知に通ず」とすら言えます。
・授業には、適度な難しさ、適度な大変さ、というのがあると思います。みなさんの学習活動、学習投資から得られるものが多いことを願っています。
・演習に積極的に参加しましょう。それが自分自身のためにもなりますし、周囲のためにもなります。
・メール連絡先:hisano@hc.uec.ac.jp