◎化学工学

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小島 紀徳 講師 2 3 第2学期隔週
1
2

授業の目的・内容

化学工学は反応、熱供給・除去、分離精製といった様々な操作をトータルシステムとして組み立て、化学プラントや、広い意味でのプロセス産業、例えば火力発電所、半導体プロセス、金属精錬、医薬品、食品、化粧品工業などを構築するための「工学」である。本講義では化学工学的手法を第1-2週(1-4回目)に学ぶ。3週目以降(5-8回目)は、その応用としての公害防止、環境保全の面での化学工学の役割を概観する。5週目以降は、特に地球環境・エネルギー・CO2問題について、化学工学の視点を取り入れながら、真の環境工学を考える。

授業計画

化学工学の概念と装置設計
物質・エネルギー収支
移動速度論と応用
様々な化学プロセス
公害の歴史と化学工学の寄与
化学工学とリサイクル、ごみ問題
地球の有限性と地球温暖化問題
原因物質と地球の炭素収支
二酸化炭素問題とエネルギー
10 エネルギー利用の現状
11 新エネルギーと資源
12 二酸化炭素問題対策の整理と評価
13 砂漠化と植林、CO2問題
14 自ら課題を申請し、調査結果を発表
15
1回に2コマずつ7回程度を全授業期間内に実施。なお授業開始を第2週目以降とする場合は休講掲示を行う(休講掲示に注意。掲示がない限り、授業開始後最初の月曜1・2限(予定)から行う)。その後の予定は第一回受講者のみに伝えるが、やむを得ず欠席の場合には、kojima@st.seikei.ac.jpに連絡のこと。

授業方法

教室での講義を主体とする。提示カメラ・PCを活用する。教科書は一読しておくこと。第一回目も含め無断欠席は単位不要と見なす。やむを得ない場合には事後でもkojima@st.seikei.ac.jpに連絡のこと。

成績評価の方法

発表・受講態度等から総合判断

教科書

小島紀徳エネルギー・風と太陽へのソフトランディング』(シリーズ・地球と人間の環境を考える第1版、日本評論社2003

参考文献

小島紀徳二酸化炭素問題ウソとホントアグネ承風社1994
小島紀徳他環境プロセスエンジニアリング丸善2006

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

化学工学に関する基礎と環境及びエネルギーに関する基本的な考え方(化学工学的思考法)、俯瞰的視点を身につけたい方を対象とします。装置設計に関する詳細な計算方法などを学びたい場合には、別途個別に相談に乗ります。連絡先:kojima@st.seikei.ac.jp